自分は、HM文庫創刊前の創元推理文庫のカー作品はコンプリートしているが、
このレヴェルから言わせてもらうと、
>>637は自己中丸出しという感がある。
「爬虫類館の殺人」は、最大限に評価したとしても、毛色が変った異色作といったあたりが、
識者の間における共通の見解かと思う。
>>637-638は、ロースンを評価しながらもその限界を語ってしまっている点が面白い。
マジシャンという実務家の顔も持ち、ある意味リアリストであるロースンは、
カレッジ中退の書斎派カー(この点では彼も「書斎魔神」である)のような
極端でおよそ実行不可能なネタ、怪談ネタ等を書けないのである。
ロースン版「火刑法廷」「ビロードの悪魔」「魔女が笑う夜」「墓場貸します」等は
到底想像出来ない。