413 :
名無しのオプ:
問題なのは、犯行時にボートで満ち潮岬に渡ろうとしていた(江神さんの仮定)犯人が
なぜあらかじめ危険を犯してまで昼間のうちに銃を満ち潮岬まで運んだのかということ。
まぁ、なぜと理由を求めてもボートが沈んでいたという結果がある以上、
導きだされる犯行過程=プロセスは「犯人が最初に移動した際の手段は水泳である」
であり、よって「凶器はあらかじめ運ばれていた」となるわけだ。
しかしここで別の可能性も浮上してくる。
それはすなわち「泳いで満ち潮岬に渡った後に魚楽荘の自転車をこっそり拝借して
満ち潮岬側に隠した凶器を取りに戻った」ということである。
和人の捜索でも見つからないところに銃を隠していた犯人だがいざ鎌倉となるに至って
ボートが沈んでいる。それならばとある程度望楼荘から離れた所に銃を置き直し、海を泳いで渡った後に
赤自転車(A)で取りに帰る。
可能性の域を出ていないが同じく江神さんの推理も前文
「最初に移動した際に銃は持っていなかった」とまでは証明したが、やはりその後の
「あれは礼子さんが銃を運ぶ姿だった」は可能性の域を出ていないのではないだろうか?
更に、例え「あれは礼子さんが銃を運ぶ姿だった」としても=平川殺害実行犯には
結び付かない。あくまで銃を移動させた人物を特定させたに過ぎないのである。
アリバイに関してだが望楼荘の自転車(B)のアリバイが証明しているのは
「犯行時にBは使われなかった」ということのみであり
犯人をそのまま特定するには至らない。
と、ここまで考えるとやはり江神さんの推理には穴がある、というか可能性の域を出ていないのだ。
すなわち犯人を特定できない。
それに江神さんの推理では平川殺害犯を特定したにすぎず第一第三の事件の犯人を特定するには至っていない。
単独犯説を完全に立証できてはいないのだ。
複数犯説に無理があるだろうか?可能性にすぎないがないとは証明できないのではないだろうか
417 :
名無しのオプ:03/11/05 17:36
と、ここまで考えて、
やはり本格推理というのはリアリズムではなく完全にデータを提示されたパズルである
とも考えるのだが、やはり立証を行なえていない以上首を傾げてしまう。
と、ここまで疑問をぶちまけておいて漏れはバイトなので去ってしまいます。
11時半に帰ってくるまで漏れの疑問をみごとぶち壊しておいて戴けると嬉しいです。
おながいします。江神さんの推理は正しいということを信じさせてくらはい(ノД`;)