>>924 >JETの八つ墓村は本人も書いてるがページ数が足りなくてはしょりすぎの感があった
「八つ墓村」は金田一物だけど、その金田一を立てて漫画なり実写なりの作品として
成立させるのは難しいよな。小説自体は辰也が主人公で、彼の目から見た一人称として
進行している作品だから。他の小説のように金田一の捜査や行動を第三者的描写で追えない分、
金田一の出番が少ない。つーか、辰也の目前に出てこない限りは、なかなか作中に出てこない。
だから名作であり面白いミステリーでもあるが、過去、この映像化作品がそれぞれ
アプローチの仕方が異なった方法になっているのも、脚本家がいかに金田一を立てようかと
考えているかのようで実に興味深い。