島田荘司(dチキ騎士)スレッドNo.17

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いまさらだけど「異邦の騎士」読み終わった。

読み始めてしばらくして、「あり?これ前に読んだ?」って感じた。
記憶喪失の男が記憶を失う前に住んでいたらしい家に行って、妻と娘が無理心中
したことがわかる。引っ越した先の住所を手にいれて、そこへ行ってみると、改造
散弾銃と妻と自分の日記がみつかる。ここまできてやっと、うん、確かに読んだ。
で、ここまで読んで止めたんだということも思い出した。なんで止めたかというと
妻の日記というのがとてもいやな内容で、自動車の当たり屋にやられて、変態
性愛者の奴隷になっていて、いつ本当に殺されるかわからないというもの。
今回もここで読むのがいやになって、やめようかと思ったけど、ちらちらと後ろを
見てみると、どうも大どんでんがえしがあるらしいので、斜め読みで続けた。

でもまあ、ちょっといくら益子秀司の天才をもってしてもこの犯罪にはちょっと
無理がないかなあ?と思ってしまうが。妹の良子はかわいそうだった。
最後に記憶喪失の男(石川敬介、益子秀司、実は石岡和己)が
「何だ、どこにも悪人はいないじゃないかといことを考えた」
けど、いるじゃないか!井原源一郎(秀司、良子の父)だ。
そりゃあ確かに天下の大悪党というわけではないけど。