どうも!実家が布団屋の箱山です!!
864 :
名無しのオプ:03/10/05 22:47
私は(雑誌連載中のものを除いて)東野さんの全作品を読破してるファンだけど、
その私の趣味で言うと、宮部&重松は(安全パイ過ぎるけど)
安心して東野ファンのみなさんに勧められると思うんだ。
でも本当に勧めたいのは天藤真(故人)の創元推理文庫から出てる諸作品。
とりあえず映画化されたこともある「大誘拐」を読んでみて!
宮部みゆきは昔のは安心して読めるけど最近はそうでも…
866 :
名無しのオプ:03/10/06 00:36
>>835 そのやりきれない何とも言えない切なさが「百夜行」の良いところなんだよな。
思えば、この作品が出版されは年は、ミステリー豊作だったな。
今日のアタック25で出題された問題
「ゲームの名は誘拐」「レイクサイド」が映画化されるミステリ作家は誰でしょう?
誰も押さずに時間切れ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
そういう問題は映画が公開されてから出してやらないと回答者もきついかと
一般の人ってミステリをあまり知らないのかもね
アタック25のミステリ関連の問題ってかなり初心者レベルだけど
誰も押さずに時間切れとか、答えるのがかなり遅いとか多かったと思う
クリスティや清張やヒッチコックを答えるのが異様に遅かったり
「樽」の作者クロフツが時間切れだったり
何とクイーンが時間切れには驚いたよ
「半落ち」の作者横山秀夫とか宮部は答えてる人いたと思うけどね
ミステリは、ジャンルについての知識を体系的に吸収することを
自律的に拒む性質があるからだというのはこじつけかな?
予備知識がないと激しく読みづらいハードSFの真逆で
タイトル以上の知識は持たずに読む方が良いというその性質故に
既読の作品についても、情報を整理することで、今後読む作品の
ヒントを得てしまうことのないよう、無意識のうちにバラバラの状態で
放っておいてる感じがする。
そのくせ、読んでる間は他の作品からの情報をフル動員して
推理を働かせようとしてるのだから変な話なのだが。
>>869 児玉清はかなり歯がゆく思っているんだろうな。
この第一スレで割とさわやか系(w)とか言われていた「変身」を読了。
「秘密」のあまりの後味の悪さに、せめて同じ作者で救いのあるものを
読みたいと思ってスレを読み「変身」をチョイスしたのだ。
で、感想だが……
もう、ぜってーこのスレ信用しねー(w
何だよ、あの救いの無い展開。
なんで、あそこまで主人公が堕ちなきゃならないわけ?
んで、ぎりぎりのところで踏みとどまった?
あれもとってつけたような結末としか思えない。
そして、最後のあの一文で救われた気になれるわけ?
おめでてーな(w
いや、この作者と徹底的に相性が悪いってことは判ったよ。
「秘密」はそれでも、何か引っかかるものが有ったけど、
「変身」にいたっては、それも無い。ただ気持ち悪いだけだ。
あと、脳を取り替えてもプログラムが同じならば、同じ人格だってのは
無茶苦茶だな。プログラムを格納してるのが脳だろうに。
∧∧
/⌒ヽ) 「変身」と「殺人の門」の主人公たちって似てると思う
i三 ∪ どちらもお人よしで騙されやすいところとか・・・
〜三 | 残念ながら漏れも同じでつ、読んでて色々勉強になりますた。・゚・(ノД`)・゚・。
(/~∪
三三
三三
三三
>>804に禿同だ。
心の底から禿同だ。
漏れは、メインテーマは男の地獄だと思う。
いや、地獄でもここまで苦しめまい。
これ以上ないくらい残酷な展開のなかで、
何とか心の折り合いをつけたのもつかの間
ラストの全く救いのない絶望的などんでん返しで
読後しばらくEDみたいになった。
主人公、最初から最後までひたすら苦しんでる
ようにしか見えないし、苦しんだお陰で
希望が見えたようにも思えない。
例え、漏れに殺したいほど憎んでる相手が
いたとしても、(メール欄)ほど酷い目に合わせたい
とは思うまい。
罪のない善人ならなおさらだ。
( ゚w゚ )y━・~~~ 「秘密」正直何とも思いませんでしたが・・・
漏れには妻も娘もいないから分からんね
生涯分かることもないだろうね(プププ
>>876 一生素人童貞ハケーン。
>>872 あんたは、ストーリーの組み立てとか流れを楽しむタイプではなく
読んで気持ちの良い物語が好きなようだな。ここのスレの住人は
基本的に悪意のこもった話が好きだから、オススメと一致しないのは
当たり前だね(w
このスレで
>>404で集計された上位作品はほとんど駄目だろう。
そんな貴方にオススメは、「ある閉ざされた雪の山荘で」。
騙されたと思って1回読んでみなはれ。いや、騙されるかも
知れないけど、と牽制してみたり。それが気に入ったら、トキオ、
パラレル、眠りの森と続いて行けば、お気に召すかもしれない。
>>875 よかったよ、そう思うヤシが俺だけじゃなくて。
あれを感動とか割とハッピーエンドとか言える読み方ってのは
直子の選択を是ととる立場からの意見だよな?
それを男に納得せよというのは無理だろう。
しかし東野の女性観って歪んでるよな〜。
女は結婚直前にホイホイと昔の男と寝たり、(メール欄1)のために
体を投げ出したりするし。
あと、「秘密」「変身」と連続して読んで感じたのは、作者は(メール欄2)
に何か思い入れっつーかこだわりでもあんのかと。
>>877 いや、最大の問題はさわやか系(もう信じないがw)の「同級生」が
キーボードのの右にあることなのだが……
どうしよう。
>女は結婚直前にホイホイと昔の男と寝たり、(メール欄1)のために
体を投げ出したりするし。
そんな作品ありましたっけ。忘れてしまった。
>>879 いや、詳しくは書けないけどw…メール欄がそうでしょ?
>>878 「同級生」は「秘密」や「変身」よりは
読後感というかラストは爽やかだと思うよ。
・・・俺は、あるキャラが報われなさ過ぎて
少し哀しかったけど。
>>878 なんだかんだ言って気に入っているようなので「秘密」好きとして嬉しいですw
ただ
>あれを感動とか割とハッピーエンドとか言える読み方ってのは
感動はともかく、ハッピーエンドという人は滅多にいないのでは。
いるとしたら梅宮アンナみたいなおめでたい女だろう。
>>878 同級生は・・・、微妙だな。
ラストは爽やかだけど、あなたはその前の段階で(ry
個人的に若い年代で同級生を読むと、感情移入しやすいと思う。
あたりまえか。>877にあるのは大体同意。パラレルはどす黒い
感情も描いているので微妙だが、少なくとも救われないラストには
ならないので大丈夫だと思う。笑える名探偵の掟とか、切ない魔球
とかもいいかもしれない。
同級生のラストでずるく使われていてムカついた選択の駆け引きが
秘密のラストでは逆に自分を抑えるために使われていて激しく好感度大。
読み終えてしばらくの間、その余韻に浸れるのが個人的に好みなので
東野作品は好きだ…たとえやるせないラストでも。
886 :
名無しのオプ:03/10/06 20:05
>804
過去に対する後悔があった嫁が機会を得て、努力によって
夢を叶えようとしているわけだから、それを側で見続けていた夫が
それを邪魔したくないと思うことも、自分は共に歩めないと考え
身を引くことを考えるのも当然といえば当然のことでは?
どちらにせよ夫自身は幸福になれないのは自明だったんだから
せめて妻だけでも・・・と考えてああいう結論を出したのは
投げ込まれた手榴弾に被さって他の人間を救う兵士と同じで
極めて合理的な判断だったように思います。
もちろん、そんな結論しか出せない状況に対する憤りには禿同ですが。
以前「パラレル」と「ある閉ざされた〜」どっちから読もうって言ってた者です。
規制されてて書き込めなくていい逃げみたいになっちゃったんですが
(レス下さった方ありがとでした)、結局パラレルから読みました。
結構さわやかだったな。面白かった。うるっと来たのは主人公の友達の(メル欄)。
ある閉ざされた〜も3日目まで読みました。やばい面白いです。
単純に続きが気になる感じですね、今夜読むのが楽しみw
個人的に「宿命」のラストはかなり好きです。
ある閉ざされたが終わったら「秘密」を読むつもりです。
広末が主演した映画の原作ってことで敬遠してたんだけど、何かと話題に上る作品なので。
>>886 >どちらにせよ夫自身は幸福になれないのは自明
なんで?
>>887 あ〜わかるわかる。
俺もパラレルでそのメル欄の後の
主人公の気持ちにシンクロして、
すんごいやるせない気持ちになったyo。
そのせいか、ラストも余韻が凄くて
体が震えそうだったw
嫁に嫁でい続けてもらった場合でも、体は自分の娘なワケだから
世の中の歳の差カプールのようにはいかず、成長に伴い溝は深まるばかり。
身が張り裂けんばかりの葛藤の日々は作中にある通り。
逆に、嫁に新たな人生に専念してもらった場合の苦しみはいうまでもない。
この絶望的な孤独感は、ちょっと並ぶ例が思い付かない。
・・・という感じです。
どう転んでも夫は救われない。
これ以上ないぐらい絶望的です。
>>890 あなた女性でしょ。しかも、自分に都合よすぎるよね。
以下は、ネタバレっぽいのを含むので読みたくない人は読まないで下さい。
嫁はああいう方法を取るより、二人で話し合ってお互い好きなように
生きていくという結論を出す事が、二人にとって平等且つ倫理的な
ものであると思う。そうすれば、旦那ももっと若いうちに新しい人生を
歩む事も出来たからだ。旦那は救われないと決め付けるのは、嫁(女)
側の傲慢であり、若い女教師以降にだっていくらでも旦那の意識が向けば
人生を豊かに生きるチャンスはあったはず。確かに、旦那は二人の関係に
対して答えを出しているような発言をしている。しかし、皆が感じるように、また
最期に平介が泣き崩れるように、そして嫁自身がああいう選択をした以上
平介が出した答えは二人の間で、納得するように話し合った上での合意で
はないと言えると思う。そして、平介に幸せで豊かな人生を歩んでもらうよう
考えて行動する事は、愛し合った事のある相手として、それ以前に人間として
するべき最低限の事だと私は思うので、嫁のような発想しか出来ない女性は
個人的に頂けない。
いや、単純に私の考えなだけなんだけどね。ちょっと、言いたかった。
ちなみに、個人的に「秘密」はああいう展開がストーリー上最も優れた
選択だったと思うので、一押しの作品ではある。面白くなければ、意味
がないので。
>>891 作中で嫁が選んだ選択と行動は、色んな意味で最適解だったと思っているんだけど・・・
批判的に見る人が多くってちょっと意外に感じています。
彼女は彼女なりに、旦那の今後の人生の幸福を願ってああした結論に辿り着いたんだろうし、
指輪に関してはその結論を選んだ上でなお彼女にとって譲れない一つの「証」だったんだろう。
確かに全体として平助が気の毒な立場だとは思うけど、それは作品が主題として登場人物に
課せた大きな試練があるが故のことで、嫁さんは彼女なりに最善を尽くしていると思うけどな。
秘密の作者が女流だったら?
ミエミエの願望小説。
恥ずかしくて書けないだろう?
でも女にはウケるのサ。
ははは。
>>886 んーとですね。
最大の問題は、夫婦間の相互理解が出来てないってことなんですよ。
以下同様にネタバレ気味なので気にする方は飛ばしてください。
作者は、「成長に伴い生理的に父親と距離を置いてしまうのが自然」
という書き方をしていますが、そここそが問題です。
なんで、妻といっしょに成長する努力をしなかったのか、妻はなんで
夫と共に歩もうとしなかったのか。
人間はホルモンに振り回されることもありますが、それは克服できるはずです。
あの夫婦に足りなかったのは、相互理解です。
共通の趣味も無い、いっしょに遊ぶことも無い、ましてやデートもしない。
そういう、「昔のタイプの夫婦」だったからこそ生じた悲劇だと思います。
夫は妻と会話して、生活を楽しんでいれば、あのような疑心暗鬼に満ちた
行動をとることもなかったでしょう。
妻が夫から愛されていると思っていれば、最初から友人に気のあるそぶり
などせずに高校生のアタックなど軽く流せていたでしょう。
sexだけが夫婦の絆じゃありませんよ。私はそれ無しでも妻と共に居たいと思う。
事故でsexできなくなった夫婦などいくらでも居るんですから。
二人が相互理解する努力さえしていれば、あの断絶は決して回避できない
ものではなかったはずです。
「成長に伴い生理的に父親と距離を置いてしまうのが自然」があまりにも
絶対的に書かれているのが「秘密」の弱点だと思います。
>>891 ふむ、そういう考え方もあるか。
私は二人が愛し合ってる以上、その溝をうめようとする
方向で努力すべきだと思ったけどね。
「成長に伴い生理的に父親と距離を置いてしまうのが自然」
が作品中の神の摂理(w)だとすると、嫁がすべきなのは
自分の代わりを見つけるように手助けすることだろうね。
直子の大転換のあと、夫に新しい嫁をさがすのにやっきになった
小姑になる直子っていうシーンがあれば、納得できた罠(w
それでも最後の指輪のシーンがあれば、直子がいじらしくて
かつ、好感度MAXだったな。
でもこれじゃ赤川次郎だ(w
削除依頼出した方がいいのかな…?
どうしましょうか>all
891,895はアウトな気がしますが…
しかし何か所かメール欄に入れてくれれば済むのに、
何でそのまま書くのでしょうねえ。
それほどのネタバレじゃないと思うけどねぇ……
個人によって基準が違うから難しい罠
>>896の注意喚起だけで充分だと思う。
次からは気を付けましょうって事で
自分は男です。
>>891 確かに、もっと早くに話し合って答えを出していたら、
ここまでの悲劇にはならなかったとは思う。
でも、その後の行動から見るに、あの時その割り切りが
できた可能性は、ほとんどないようにも思う。
何もかもが遅すぎたが故の悲劇という事で、
「決断はお早めに」が秘密の裏テーマではないか
と思ったり思わなかったり。
「秘密」って、読んだ人がこういう風に
他の価値観を持っている人と色々語り合うことで
何が大切で何が必要なのかわかりあうように
仕向けるのが隠された主題だったりして。
つまり、作者の真意が「秘密」。
スレ汚しスマソン。
東野の女性観に何かひっかかりを感じつつ読んでる自分には
秘密は受け入れがたかったです。
これ以上やるならネタバレスレ使えよ。これじゃあ荒らしと一緒。
>>900 それまではお互いここまで状況が悪化してることに気づかなかった……
それで「メール欄1」の時点で直美に何ができたか?
ってことですね。
それでも私は0・1の選択では無い、別の道があったと信じますけどね。
そこから、膝突き合わせてお互いの価値観を徹底的に話し合うべきだったと。
夫婦ならそれが出来たはずだと思います。
逆に言えばそれが出来なかったから、メール欄2は決まってしまったのだと思います。
すなわち、もともとその程度の絆だったのではないでしょうか。
白夜行読了。
メール欄についてはみなさんはどう解釈しているのでしょうか?
殺人の門読了
主人公が馬鹿すぎて・・・
>>905 気付く気付かないの問題ではない気が・・・。
あの段階でそんな先のことを考えられる夫婦は、
クール過ぎて逆に嫌です。
もっと単純に、(メール欄)で考えてみれば良いのでは?
ましてこの場合、漠然と時を過ごしたわけではなく
若さにまかせて夢に向かってずっと努力し続けてきた
わけだから、腰を落ち着けて当然の年代と行き違いが
出るのは当然ではないかと。
この年齢差でその辺が合うのは、どちらかが変or無理してる
と言って良いかと。
状況から見て、悲劇自体は防ぎようがなかったかと。
こんな状況設定にした東野圭吾は鬼かと。
「殺人の門」読了
>906
前スレでも話題になったね。
ところで(メール欄)どう思う?