探偵のバイオレンス巨編+「雫」…
つまり雫とは探偵の大暴れによって出る血のことだったんだ!
探偵の強さへの恐怖からくる失禁か。
京極慣れしてる人は十中八九ネタを当てたと思うが、
当てられなかった人の感想も聞いてみたい。
このスレ覗いてる人の中にはそんな人はいないかな。
いないと思う。
犯人当て云々を全く考えずに読んで、それで分かる。
そういう小説だと思う。
ずっと「ドンデン返しがあるんだ」と思って読みつづけて、
ようやく最後に「邪魅かよ!?」というドンデン返しを見つけた。
このトリックにはビックリさせられたね。
そろそろ西洋妖怪編が欲しい。
まずはバックベアードだ。
呉智英
いきなりバックベアードかよ。
西洋妖怪の総大将じゃないか。
いやー、普通に詰まらなくて驚いたよ
魍魎と厚さがほとんど同じなことに驚いた。
ウブメくらいの厚さでこれならまだ…でも5年…
あんなに楽しみにしてたのに…折角買ったのに…
何故か気分が乗らなくて放置してます…読みたいのに…読めない…
たんなる呟き。失礼しました。
導入部分が長すぎる
憑物落しするくだんになって残頁数が気になった
>>802 すると突然、肥満気味の小説家は
人身事故を起こした電車に乗る脱糞限界寸前男の如き真っ青な面相を上げ云った。
「この世には──詰まらない本など無いのだよ」
唇が戦慄(わなな)いて居る。
しかも、涙目だ。
「だからぼぼぼ僕の書いた作品だって詰まらなくなんて無い!!」
必死である。
しかし、彼が激すれば激する程に私の心は醒めて行き、
ただ──此奴もおっさんに成ったな、とだけ考えて居た。
805 :
名無しのオプ:03/08/10 23:21
ガイシュツだったらスマソ。榎さんって礼次郎?礼二郎?まだ冒頭なんだけど、どっちの表記も出て来るもんで…
なんか、肥満ネタって定期的に出てくるけど、どれも同じようなのばっか・・・
宴の対になるのは海外のドラキュラとかフランケンシュタイン
との妖怪大戦争
>>805 後半で双子が入れ替わり立ち替わり、出て来ている事が判明します。
ということだったら面白かったかもしれない。
809 :
名無しのオプ:03/08/10 23:41
ノベルスは500円の小型全国時刻表のサイズ、紙質にしてくれれば、京極本も軽くて読み
やすいと思うんだが。どうだろう。
>809
めくりにくくて、下のが文字が透けて読みにくそう。。
でも、今の半分以下にはなるわな
邪魅
「魑魅(ちみ)の類にして妖邪の悪気を代表する怪物」
続百明 国書版P156 「邪魅は魑魅の類なり。妖邪の悪気なるべし。」
ということは堂島軍団復活なのか?
813 :
名無しのオプ:03/08/11 00:03
次作が出るのはいつか予想してみるかね。
また5年で2008年8月。
これより早くなるかどうか。
京極のDTP遊びで、文庫版、ハードカバー版の発行で時間が取られるだろうが。
814 :
名無しのオプ:03/08/11 00:19
最近、貫井徳郎の「慟哭」を読んだ。
すぐに犯人は分かったが、それでも面白かった。
オンモラキも同様。悪くはない。
そうか。
典型的叙述落ちの『慟哭』に比べれば、
まだ『陰魔羅鬼』の方が楽しめたかも。
ってゆーか「邪魅の雫」って京極道シリーズなの?
あーおんもらーの話題で盛り上がってるとこ申し訳ない。
巷説シリーズって今、連載中?
818 :
名無しのオプ:03/08/11 00:37
>>816 ○○の○
なので、そうかと。
ちなみに、道→堂と無粋な突っ込みも入れておく。
>>817 今発売中の怪vol.15で後巷説は連載分終了
あとそろそろ続巷説のノベルス版が出る
次の宗教ネタはなんだ?
やっぱイスラムか。
>>819 ありがとう。
後巷説か。
楽しみだ。
漏れは京極堂より巷説のほうが好きじゃけー
今回は関口先生の作中作を読めただけで満足。
トリック云々は・・まあ京極小説をミステリーとは読んでいないからなあ・・
関口よりに読んでいると探偵に腹が立って困った。
「さっさと僕に依頼しておけばこんなことにはならなかった」
とかって、それどうなの・・
あと膨大な書物の中に性行為の記述が無いわけが無い。
>>822 性教育の本はなかったんだろうし、鶴のアレも信じてたんだから
(人の)性行為=生殖活動が結びつかなかったんだろう。
水増し感アリアリ、薄め過ぎてちっとも酔えない水割りみたいだ。
読後感さっぱりしたって人は水飲んでたような感覚だったのかも。
>822
ついさっき陰摩羅鬼読了。脇役の柴や大鷹が気になったよw
中盤の伯爵視点と関口視点の披露宴が無駄に感じたな〜。
セリフコピペ萎え。意味も余り無いのに長かった。
関口が最後に雪絵さんと買い物に行くのが
なんだかとても気になった。
30代鬱病小説家の心の成長記か・・・?
でも前半部では、雪ちゃんが不憫で不憫でたまらなかったよ・゚・(つД`)・゚・
関口に殺意すら芽生えました。宴であんなに耐えていた妻に感謝のひとつもないんか、と。
最後の「買い物」は復調のきざし、ってことでいいんだよね?
今鬱を患ってるから関口のモノローグに共感しながら読んだ
だから楽しめなかったのかなぁ・・・
>>828 関口本人が作品中で98ページで自己嫌悪してるではないか
>>828 でもその前半の描写があるからこそ最後の「雪ちゃんと一緒に買い物」
が生きてくるわけで。
最後にひたすら救われた私。
832 :
名無しのオプ:03/08/11 01:52
京極サイン会の招待状は無記名なんだろうか。
無記名だったら、当たった場合に売ってしまうが。
833 :
名無しのオプ:03/08/11 01:54
関口が安定したまま終わってくれると非常に安心する。
だから瑕は好しとしておこうと決めた夏の夜。
834 :
名無しのオプ:03/08/11 01:56
確かにあっさりしすぎ。
でも犯人に共感して泣いてしまった…(つд`)
そして『死の本』の存在をはじめて知りました。
835 :
名無しのオプ:03/08/11 01:59
最後、京極堂が袖車で犯人を落としたのには興奮した。
関口と伯爵は会話は死を境界とした二つの世界が表現されてたんだと思う。
ミステリーとしてはあれだけど、物語としては面白かったよ。
ところで次のスレタイって狂骨? それとも火車?
大鷹は、ちょっと前、短編で主役になったヤツだよな
そういえば、今回の巷説に由良伯爵と南方一族出てたなぁ・・・
839 :
名無しのオプ:03/08/11 04:25
記念カキコです。
5年ぶりに幸せになりました。ワーイ!
840 :
名無しのオプ:03/08/11 04:33
私は、何だか酷く……
829が羨ましくなってしまった。
(了)
関口が最後に快復していたっぽいってゆう
もうそれだけでモラキ買った価値があったってもんです。
よかったね関口夫妻!