名前は知っていたけど、本格的に読み始めたのは「バジリスク」がきっかけ。
ご多分にもれずズルズルと引き込まれ、しばらく行っていなかった図書館通いを再開する始末w
本棚も山風ばかりでつ
>>939 八犬伝をモチーフにした敵キャラの名前に、忍法八犬伝の忍者の名前を使ってたねw
しかも、例の珠「悦」「惑」「盗」「狂」「淫」「乱」「弄」「戯」も登場。
これをモチーフにしたと取るか、パクリと取るか、微妙なところ。
40代です。
ホームズのパロディ・パスティッシュをいろいろ集めていて、「黄色い下宿人」が入っている教養文庫版を取り寄せて読んで。もちろんその後教養文庫版の選集はそろえた。
だから風太郎にはまったのはミステリーから。
富士見時代小説文庫で出たときから読み始めました。
「魔界転生」だけは本棚にあったけど深作版を見ていたので手をつけないでいた。
なるほどー、やっぱ皆さんそれぞれの偶然や運命があるんですね。面白いなぁ。
っつうか、月水面! 旦那様にも是非何か忍法で返していただきたい。w
>>926 「人間臨終図巻」の吉川英治の項で書いてることを
言ってるとしたら、「新書太閤記」ではなく「私本太平記」では?
吉川英治の事は高く評価してただけあって、あの項は力が入ってた。
臨終図巻の乱歩と正史の項は山風の2人に対する尊敬と親愛の感情が
感じられてちょっと泣ける。
そろそろ新スレの時期ですねぇ。
どうでもいいですが、近場のブクオフは山風の在庫が全然ない!
元々ないのか、誰かが買い占めているのだろーか……。
>>946 普通に人気がある。
持っている人が手放そうとしない。
絶版が比較的多い。
といった理由かと。
自分は、古書店で山風を見かけたら、すかさず買っています。
柳生だけは近所のブクオフに常に置いてあるな。甲賀伊賀はなくても柳生はある。
この前久しぶりに某大手古本屋チェーン店に行ったら甲賀忍法帖くらいしか置いてなかった
山風の棚が一気に増えていた。在庫整理でもしたんだろうか?と思いつつ買い占めた。
佐伯俊男画の角川文庫が結構手に入って嬉しい。
950 :
名無しのオプ:04/01/09 19:31
今日図書館で山風のガイド本みたいなの探したけどなかった。これだけの
作家なのに書誌評論がないなんておかしい
ところでいま警視庁草子を読もうと思ってるんですが、誰かさわりだけでも教えてもらえませんか
それから山風でお勧めのミステリーは? にんぽうちょうばかりしか読んでなくて
正月の退屈を紛らわそうかと思ってようせつ太閤記買ったらすげえ面白くて・・・
ところで卍と月影だったらブックオフで売ってるのでは・・・
確かにこの作品が絶版っておかしいよね。講談社の文庫では無かった
あと信玄忍法帖が読みたい。誰か情報くれ!
>>950さん
「結局何が言いたいの?」とかよく言われませんか?
>950
もちつけw
おまえさんのレスを見て山風と出会ったばかりの頃の
自分を思いだしちまったよ(´д`)
うちの方のブクオフも柳生と魔界転生しかない。
車で5店回って全てだ。
ガス代考えたら普通に本屋で買った方がいいことに気づいた。
書誌評論で思い出したが、志村有弘氏の「山田風太郎 幻妖のロマン」読んだ人いませんか?
よろしかったら、感想を聞かせていただきたいんですが。
>>950 お勧めのミステリーと言われても、幅が広すぎるんで難しいですが、
とりあえず光文社文庫の傑作選1・2巻を読んでみるのがいいのではないかと。
>928
唐沢俊一氏の日記で知った「バジリスク」から入って、構成の良さに骨抜きになりました。
続き読みたいけど、読みたくないけど、目の前にあったら絶対買うという状態で
その翌週、免許の更新で帰郷しましたら、小さな古本屋の店先に黄ばんだ「甲賀」をみつけてしまいまして、
以後、怒濤のようにむさぼり読んでおります。
近年、視力の低下もあり、活字離れが激しかった自分が、このスピードで本が読めることに驚愕。
古本屋巡りの成果も多いのに、まだまだ未読の本があるのが嬉しい。
今は廣済堂文庫「売色使徒行伝」読み終わって「はぁ〜たまらん」状態です。
長文スマン。
955 :
名無しのオプ:04/01/09 23:03
Xシネで甲賀忍法帖映像化されてたっけ?
されてないよね。なんででしょ
あとバジリスクばっか話題になってるけど、もう一つのほうは無視?
朧はこっちのほうが好きなんだけど・・・
くノ一忍法帖のサブタイトルにするには重過ぎるから
>>955 ・展開が呆れるほど遅いため語るにはネタがすぐ尽きる。
・編集が伊賀甲賀20人の忍法をバラしやがった。
・デザインが悪い意味で畸形すぎる。
・二番煎じのイメージ定着。
以上の点でバジリスクではない方は甲賀不快と呼ばれ散々な評価をうけてる。
キャラデザは新鮮といえば新鮮なんだが相手が悪すぎる。
バジリスクのキャラデザやアレンジは原作からさらにプラス方向に補完する離れ技だからなあ。
>955
個性的なデザインなのに誰が誰だか全然覚えられない処がまたスゴイ・・・。
原作読んでなかったら尚更わけわかんないだろうなぁ。
っていうか、あの人漫画下手ですわ。
Vシネといえば、くノ一忍法帖DVD BOX(全2巻)がでるよー。
柳生外伝は大好きなので、もう買っちゃってるよ・・・
961 :
名無しのオプ:04/01/10 02:34
魔群の通過。山風初読み。
意外にシリアスなんだな。読んだ作品がそうなのかもしれんが。
天狗党はうっすらと知っていたが,いや面白い。一寸船戸の匂いがした。
原田が陣屋を燃やしたという記述があったけど,これを元にして作ったのが
笠原和夫のシナリオ「いれずみ決死隊」なんだろうなー。
セックルしたまんまくっついた男女が出てきたりするようで,いやこれも楽しみ。
>>961 喇嘛仏かな?
ちょっと話がずれるが、風太郎が武蔵にやらせたことの一覧をつくったら、えらいことになりそう。
>962
ザッと記憶をたどって…吹いた。
山風は日本史と世界史突き合わせて、「出会ったかも知れない人」や
「関連があったかも知れない出来事」の対照年表みたいなのを
独自に作ってたらしいけど、「山風が歴史上の人物にやらせたこと一覧」
を作ったら凄いことになりそうだ。
とりあえず、柳生十兵衛と信長と秀吉とか。
思想や分量が偏った文科省推奨の教科書よりも、
「嘘」で教える山風作品の方がよほど血や肉となる。
中高の授業で「室町」を詳しく教えてくれる教師なんて皆無だしなあ。
965 :
名無しのオプ:04/01/10 17:30
えーローカルな話だが
ブクオフ船橋競馬場駅前店には講談社の新書版が結構あるよ。
あと書評じゃないけど関川夏男の「戦中派天才老人-」はよいです。
甲賀忍法帖・改とか柳生十兵衛死す(石川賢)とか
読んだ人の話だけ聞いてると、あえて読みたくなる
>967
漫画サロンのバジリスクスレ前スレで、こんなやりとりがあった
(原作モノを石川賢が漫画化すると…という話)。
939 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 01:21 ID:???
石川はスキー板にロケットエンジンつけて下から上に向かって滑走
→そのままスタート地点を越えて大空に旅立ったんだよ
941 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 01:56 ID:???
むしろ下駄か何か履いて
あれ?滑らないぞ?って突っ立ってる感じだと思う
942 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 03:03 ID:???
でも石川賢って結構昔から似たようなとこ滑ってるのにな。
柳生疾風剣蓮也とか。
943 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 03:15 ID:???
スキーに例えるなら滑り方が並じゃないんだよ
実際にはおめにかかったことのない雪だるま滑りみたいな感じか。
944 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 03:48 ID:???
石川賢はよく見るとローラースケートでスキー場を滑っている感じ
945 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 04:32 ID:???
ケン石川はゲレンデをバイクで滑り降りるエクストリーム野郎
946 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/12/10 07:00 ID:???
ただし、絶対に普通には止まれず、大転倒。
なるほどよく理解できたよ(石川賢の体のしくみが)
だが「柳生疾風剣蓮也」は野口賢だね 烈風剣だし
原作とぜんぜん違うけど
石川賢の魔界転生は好きだな
>>957へ俺なりに補足
「バジリスク」は独自の展開、解釈にも、原作への愛着、敬意が感じられる。
何より、十分にストーリーを展開させた上でのものなので、そういったところを、
ゆとりを持って楽しめる。
「甲賀不快」は、大してストーリーが進んでいないにもかかわらず、要らん所に筆を費やしているうえに、
それが作品をよりよくする方向に作用していない。
っつうか、石川賢の漫画は原作付きだろうが何だろうが
石川賢が描いた時点で石川賢の作品になっちゃう訳だよ。
分ってやれ、そこんとこ(w
漏れはそんなケン石川が大好き(w
TUTAYAで、渡辺裕之が十兵衛、田口トモロヲが由比正雪(ラスボス)やってる
魔界天生のビデオ発見、早速鑑賞させていただいた。
登場する魔界衆は四郎(副将格)、武蔵、殷舜、又右衛門、十兵衛パパ、坊太郎、春日局(オリキャラ)
2巻合わせて約3時間になる長編で、かなり原作に忠実。魔界衆が勢揃いするシーンもある。
最初は全く期待せず、あくまでネタとして見るつもりだったけど、なかなかの良作でした。
妖説太閤記読了。
……なんだ、この寒気がするような無残さと言うか……言葉がない。
とにかく、凄かったとしか言い様が……。
975 :
名無しのオプ:04/01/12 00:13
俺は魔界転生、石川版よりとみ新造版のほうが好きだ。
魔界転生を忠実に再現しようとしている。
ちょっとバタ臭い絵だが、意外にいいぞ1
――生ヲ隔テテ死ヲ描ク
人間臨終図鑑を読むと言い様も無い哀しみに満ちる気がします。
>>975 とみ新蔵版は、十兵衛VS又右衛門の内容変更が成功してると思う。
978 :
名無しのオプ:04/01/13 15:29
去年・一昨年とNHKの大河ドラマ見るたびに、
風太郎さんの作品のあーんな事する秀吉や
こーんな事をさせられている武蔵を思い出して、
一人でへらへらしていたが、
今年、思い出すことがなかったんで気が付いた。
何で風太郎さんは新撰組ネタをほとんど書いてないんだろう。
(自分が知らんだけかもしれないけどね。)
山風ビギナーはまず何から読めばいいでしょうか?
「○○傑作選」とかはかぶる可能性があってちょっと怖いんです。
乙
>>978 芹澤鴨を題材にした短編があったよね。
↑ひょっとしてネタバレだったかしら?
というか「新選組の道化師」と書けばいいっしょ
>>978 「警視庁草紙」に某隊士が登場していた。
あと、「おれは不知火」でも、少しだけ舞台になっていた。
まあ、あれは佐久間象山と河上彦斎が主人公のようなものだけど。
「飛騨(軍艦)忍法帖」では主役が(メール欄)してましたな。
軍艦ってずっと後期の作品だと思ってたら忍法帖三作目なんすね・・・
テイストが同時期のヤツと違う気がする。
988 :
名無しのオプ:04/01/13 21:50
図書館が飛騨とジライヤ買ってくれたんで正月かけて読了。
・・・なんかジライヤいまいち。食い合わせも悪かったかも?
>>988 俺も初めて自来也読んだときはいまいちと思ったが、
後で、自来也の正体が誰かというミステリーを読んだのだと
考えたときに、きっちりミスリードされてた自分に気がついて
結構満足できた。
自来也のさわやかな余韻は結構好きだけどなあ。
風太郎本人の評価が低いのが納得いかん。