イラネ〜
前があがってるので、こっちをあげときます。
乙。
向こうがある程度埋まるまではsageでも良いんじゃない?
スレの即死チェックは無くなったのかな?
落ちてもらっても困るけど。
書き込み続けてるウチは落ちないって聞いたけど?
ともかく乙一、じゃなくて乙彼>1
(^^)
保守age
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
11 :
名無しのオプ:03/04/21 00:59
「街の灯」読んだ。
やっぱり北村薫好きだわと再確認。
ベッキーさんイイ!続編きぼんぬ。
12 :
名無しのオプ:03/04/21 01:34
このサイトは色んな方々に楽しんでもらいたくて、立ち上げました。
内容も随時更新していくので、お友達なんかにも紹介してくれれば幸いです。
カキコしてくれた方々にできるだけ早くリプライしていく方針なので
、しばらくしてから、また覗きにきてください。
これからも末永く宜しくお願い申し上げます。
http://www.shinjukucactus.com
\ 毛 /
腿 \_ | _/
彡彡彡
ミミミミ クリトリス
ミミミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ 13▼σ・ェ・▼σゲッツ!!!!!
ノ σ ヽ 尿道
/ / ゚ヽ ̄ ̄ ̄ ̄
大陰唇 / //\\ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ( ( 膣 ) ── 小陰唇
\ \\// /
` \/ '
\ *──アナル
\_____/\_____/
14 :
名無しのオプ:03/04/24 10:23
ふう。
16 :
名無しのオプ:03/04/25 16:41
こういうのって、行くとガッカリして帰ること多いんだよなあ。
>>15-16 トークはとてもおもしろかったですよ。
しかし10席くらいしかないブースは開始一時間前に(当然ながら)
埋ってしまい、後は全員立ち見。読売の人の話では全部で150人
集まったそうです。おかげでブース内の北村薫の本も完売。
サインの方も、混乱が予想されたわりに指示がしっかりしてて
テキパキと進んでいきました。もっとも流れが作業的になって
しまったのが残念だったけど。
18 :
名無しのオプ:03/05/01 12:48
関西では・・・無理か。
19 :
名無しのオプ:03/05/06 07:17
つーか面白いですか?このひと。なんか嫌いだなー。
20 :
名無しのオプ:03/05/06 11:21
ウチの近くでもサイン会やらんかなあ。
21 :
名無しのオプ:03/05/09 10:42
06/26 新潮文庫 リセット 北村薫 590円
>11
『街の灯』のシリーズは是非とも続きを書いて欲しいですねー^^
ラストの、本のタイトルにもなった作品で、久々に北村氏の描く残酷さに
打ちのめされました(でも、それが結構快感^^;;)。
『空飛ぶ馬』収録の『赤頭巾』を読んだときの衝撃が再びって感じっス。
『街の灯』は、一話と最終話が微妙にリンクしてるので、3度も読み返して
しまいました^^
冬のオペラの続編キボンヌ
名探偵の死を早く見てみたい。。。
覆面作家シリーズを、高野文子のイラスト目当てで購入。
もちろん読んでません。
26 :
名無しのオプ:03/05/16 13:28
泣くな!笑え!
28 :
名無しのオプ:03/05/23 12:54
保守っとくか。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
30 :
名無しのオプ:03/05/31 11:17
ふう
31 :
名無しのオプ:03/05/31 12:57
北村を「キモイ」とかいってたたくやつらの気持ちがわからん。
私シリーズを読んで妄想してたのは自分だろ。
「空飛ぶ馬」収録の「赤頭巾」「砂糖合戦」、「夜の蝉」収録の「六月の雨」(だっけ?)、
「秋の花」を読んで、定評どおりいい作家さんだなと思った。筋と関係ない文学論は
飛ばし読みしてるし、作品世界にツッコミたいところは多々あるけど。
「六月の雨」。大学生の男女が部屋でナニしてようが、そんなに後ろめたいか?
「秋の花」。北村氏は高校の先生だったらしいけど、作中に出てくるいじめに関して
「先生に知られる前に片付きました」って、まるでそれがよかったみたく書いてある。
実は無責任で冷たい人なんじゃないかって思ってしまった。
>>32 >「六月の雨」。大学生の男女が部屋でナニしてようが、そんなに後ろめたいか?
この作品における江美の心情は、
ナニしてたことの後ろめたさではないと思う。
あと、タイトルは「六月の花嫁」です。
>35
ご指摘&レスありがとうございます。
「花嫁」か……微妙にネタバレのような。
そうですね、ナニしてた後ろめたさっていうのは違うかもしれない。ただ、
ほかの作家さんに比べてシモ関係に潔癖だなーとは感じた、これ読んで。
大学生2人が部屋でそういうことしてた、それだけのことを素材(?)に、
きれいにミステリーの「謎」を作ってしまうんだから。
この話、ジャムがものすごく美味そうだったのが印象に残ってる。
そういうことをしていたのを素材にしたのではなく、
そのことを友人に話さなかったことの後ろめたさ(とは言い過ぎか)を
素材にしてるんでは?
微妙にネタバレかもしれんが、
別に何でもないことなんだけど、言うチャンスを逃したために、
あんな探偵ごっこになってしまったわけだし。
38 :
名無しのオプ:03/06/01 15:17
ひ弱そう=キモイ、って事では?
この考え方自体に、言う奴のコンプレックスが透けて見えるが。
「六月の花嫁」における江美の心情は、
消灯してしばらくしてそっと"私"にささやいた、
「......ごめんね。」に集約されてますね。
北村作品の中で、最も好きなシーンの一つです。
謎が明かされてから読み直すと、涙出ます。
>>32 >作中に出てくるいじめに関して
>「先生に知られる前に片付きました」って、まるでそれがよかったみたく
まず、「作中人物の発言=作者の考え」というのはあまりに短絡的では。
「わたし、その子がいやだろうというより、それを見ているのが、
とってもいやでした。でも一人では何も出来ませんでした。」
という小学6年生の女の子の視点、そして、かってそうだった高校3年
の女の子の視点に立って「先生に知られる前に片付きました」という
言葉を考えてみると、ごく自然に納得・・・というよりも、
実感できる言葉ではないかと思います。
次に、これ、小学校6年のクラスでのいじめなんですよね。
それくらいの年の子供の間の問題が、先生(または親)にいいつける、
あるいは先生や親が感づいて、ぐっと介入して止めさせる。
そうなると、大抵の場合、どんな事態になるのか。
小説を読むことから離れて、仮に教師の視点でその問題を見たとしても、
「教師はクラスのことをできるだけ把握しているべき」
ということより、子供たちの世界のことが、子供たち自身の手で
解決されるというのはずっと望ましいことなのでは、と思います。
さんせー。
でもいじめとかって、他人の目にさらされる事で
その醜悪さに気付くこともあるから。
いちがいに
先生に言わない=良かった
とは思えんが、
解決したなのなら、当事者達がそれを回避する能力を手に入れたのではないか、
と考えると、長い目で見れば良い事かもって
自分で何書いてんのかわからんくなってきた。
円紫シリーズは好きだけど、他の作品は凡庸に感じる。
>>42 言いたくないことではあるけれども、同感。
円紫シリーズの突出ぶりと比べると、他作品はどうしても小粒に感じたり
他の作家でも書けそうな味わいの薄いものに感じてしまう部分があります。
短編集とかになると、かなりつらい。
少しづつ登場人物の人格を掘り下げていく作家なので、
何の愛着もわかないうちに話が終わるから。
円紫シリーズも、二冊目までは凄く好きだが最近は段々楽しめなくなってきた。
好きなんだがナア。
円紫シリーズ初めあたりは面白かったけど
最近どれもこれも面白くねーな、と思ってた時に
六の宮がやっと文庫になった。
めちゃくちゃ泣いた。
六の宮って、泣くような話だったろうか・・・
ジーンと沁みてくる良い話だとは思ったけれども、泣きはしなかったです。
私は秋の花の方が泣けました。
感じ方は人それぞれ。
>>44 わたしも最初の2冊が好きです。
後になるほど印象に残らなくなってしまって。
「六の宮」は、謎が提示された時点で、読者が登場人物と同じ道筋をたどって
回答を出せるかもしれないという点で、新鮮でしたけど。
「六の宮」は自分の中で別格なので。
私が生まれてはじめて読んだミステリ。
食わず嫌いだったのです。
今はミステリ好きだと周りに認識されてるけど。
二大すこしの話が何気にお気に入りだったりします。
50 :
名無しのオプ:03/06/08 21:22
私も「すこし」の話すき。
今さらですが、
ヨミウリのミステリー紹介、けっこう好き。
お子様向けなんだけど、ついつい引き込まれる。
51 :
名無しのオプ:03/06/09 01:11
『スキップ』を読んだが、キモかった。
北村節はやはりミステリの調味料としてなら許せるものだったのだ。
ミステリでない、たんなる北村節小説はきしょいだけ。
『水に眠る』もきしょかったが。・・・
52 :
名無しのオプ:03/06/09 01:28
>>51 えー。
私は「スキップ」好きですが。
最近のどろどろした小説にないさわやかさがあるし。
なんといわれようと、私は綺麗事が好きですからね。
53 :
名無しのオプ:03/06/09 21:38
鬱陶しい物は現実だけで十分だ。
きれい事も俺には時々必要。
「スキップ」はそこそこ良い話だった。
「ターン」はも一つだったが。
「水に眠る」はサッパリだったが。
「水に眠る」別に嫌いじゃないけどな。
中では「植物採集」「くらげ」「矢が三つ」「はるか」が印象に残ってる。
「矢が三つ」のキャピキャピ女子中学生の一人称は、さすがにどうかと思うが。
好き嫌いは人それぞれだから良いとして。
まるで評論家を気取った発言は如何なものか。
>評論家を気取った発言は如何なものか
どの辺が評論家気取りですか?
>>56 >北村節はやはりミステリの調味料としてなら許せるものだったのだ。
この辺じゃないの?
私もそう思うし。
何か感じ悪いもん。
そんな部分なのか。俺にはただの感想としか読めないけど。
>>51程度の無内容のレスが、評論に読めるとはちょっと神経過敏すぎるんじゃない?
私は北村マンセーなので、円紫シリーズも
覆面作家も水に眠るも時シリーズも大好きなんだが、
キショイっていってる人って主に男性なのかな。
友人もキショくて読む気がしないと言っていた。
まぁ別に好みの合わない人の意見なぞどうでも良いのだが。
『きしょい』だってさw
覆面作家シリーズだけは読む気がしない。
「キモイ」って言ってるのって、北村デビューをリアルタイムで経験して
女だと思って萌えてた香具師ジャネーノ?
64 :
名無しのオプ:03/06/10 18:29
>63
男としってから読んだがきもかった
>>63 ただ北村が合わない奴が批判したいだけだろ。
ほっとけ。
まあキショイと言う奴の言い分もわからんではない。
どのへんがキショイのか分からない。
68 :
名無しのオプ:03/06/13 12:58
「夜の蝉」で姉の用意したタンクトップを着るシーンで泣けるのは
漏れだけ?
69 :
名無しのオプ:03/06/13 13:58
オレは有栖川とか森がきしょいし
べつに誰がどう思おうといいじゃん
そりゃそうだ。
だけどそれをわざわざ作家スレに来て書き込む神経がわからん。
まあ釣りだろうが。
ファンサイトじゃあるまいし、気持ち悪いというのが正直な感想ならしょうがないとも思う。
作家スレは作品について良かれ悪しかれ語るスレだと思うし、むしろ作家スレ以外に書く所が無い。
駄作を読んだ時、何かを言いたくなる気持ちもわかるしな。
72 :
名無しのオプ:03/06/13 20:10
存在であり意思の名探偵巫弓彦最高
きしょいけどそこが好き。
ほらヅカがきしょい世界だけど面白い様なもん。
ヅカと一緒にすんなやー。
ちょっとでも批判的なことを書いたら荒らし扱いにする人の気持ちも
分からんではない。
荒らしだなんて誰も書いてない罠。
77 :
名無しのオプ:03/06/16 16:52
冬のオペラ。名探偵のその後が知りたい。それからベッキーもその後が知りたい。やっぱ戦後あのお嬢様一家は没落して
パンパンになって...という展開に期待。
同じく冬のオペラ続編きぼん。
北村薫を語るとき、まず円紫シリーズが代表作に挙げられるけれど
短編の出来はこちらも良い。
もっと本格書いてほしいよ。
79 :
名無しのオプ:03/06/16 19:10
円紫シリーズもずっと出てないな
私もそろそろ嫁ぐ頃か?
今日あったことなんだけど……
俺今度の教員採用受けるのね。埼玉県の。
んで正直今の時期遅いんだけど、埼玉県の小全科と教教の過去問欲しくて
神保町の三省堂の4階の教採コーナー行ったんだわ。
で、埼玉の小学校全科は無かったんで、教教だけ持ったのね。
んで中見るじゃん?したら違うんだこれが。静岡県の家庭科かなんかなのよ。
表紙が埼玉県で中身が静岡県になってんの。
近くにある静岡県家庭科を手にとって見るとあらびっくり。
島根県の音楽科かなんかだったんさ。表紙静岡中島根。
そっから調べたらもう2冊くらい違うん出てきてさ。
実際見ると不思議だったわい。
そんだけ。じゃ。
>80
あなたと2人きりで同じエレベーターに
乗り合わせてしまったらどうしようw
今宵は朧月すら見えない雨模様ですね。
散りゆく桜が川面に浮かぶ情景は素敵ですが、
採用試験ではどうか桜が咲きますように。
>>81 いやほんとなあ。
書き忘れたけど、そこのコーナーには島根のやつって
たぶんなかったように思うんだわ。不思議だなや。
店員に伝えてお仕舞いにしたけんど、はてさて
きたむーのフアンなのかいのう……と思ったや。
>>80様。
当然、何冊かの本は棚に上下逆で収められていましたね?
84 :
名無しのオプ:03/06/17 23:36
98年の時点では、冬のオペラの続編についてのおおまかなこと
を、雑誌のインタビュー記事の中で述べていらっしゃるようだが。。
>>79 朝霧でのハイペースな人生を考えれば、
次の本ではプロポーズ→結婚→出産くらいの進行があってもおかしくないね。
>85
えーとだれに嫁ぐんだ?
小紫?
>>87 いやいや、朝霧に出ていた結婚式のスピーチをした青年です。
>>87 誰にレスしてんのよ(w
あれでしょ、チケットを譲ってもらって行ったコンサートで隣に座ってた人でしょ。
円紫師匠を略奪します
90 :
名無しのオプ:03/06/19 10:57
>>88 寿司屋の旦那だよ。
「俺そういうの好きなんだ」は
遠回しで不器用な告白。
隣の男の子ってのは?
>>91様。
小町さんちのトコちゃんですな。確か《私》が二十歳の
ときにトコちゃんは五歳くらいでしたっけ? ううむ、
ちょっと年の差カップルですね。
93 :
名無しのオプ:03/06/19 20:25
アンドーさんという手もある。
やっぱり、「私」は、あまりにも美人の姉のせいで、
女としての自分に自信が持てずにいたのだろう。
正ちゃんは、「私」のその自信の無さに気付いて、
「私が男なら放っとかない」などと励ましたのだろう。
しかし、「私」ときたら、あいかわらず落語などにうつつを
抜かす日々、しかし、姉との旅行で、姉の用意したタンクトップを
着た自分の姿に、女としての価値を認識する。
結局、自信喪失の原因だった姉に与えられた機会により、
新しい自分(本来の自分?)に生まれ変る「私」。
姉は、妹の自信の無さが、自分のせいだと気付いていたんだね。。
結局、「夜の蝉」の一件以来、誰よりも「私」をよく知り、
大切に見守っていてくれていたのは姉だった。。。
あの旅行先でのラストシーンは、そんな姉の姿に気付いた「私」の
「ありがとう」という気持ちでいっぱいだったのではないだろうか。
私も、2人姉妹なので、その話はすごく感動しました。
うちは、殺し合いすらやりかねないほど、憎み合っている兄弟
なので、姉妹だと、こんなにも深い絆で結ばれるものかと感動
した。正直、涙が止まらんかった。
うちは、殺し合いすらやりかねないほど(実際流血沙汰も多数)、
いがみ合っている姉妹だったので、正直アホかと。
姉妹ってのはな、もっとこう殺伐としてるもんなんだよ、おめでてーな
と、思いました。姉は某ビルで笑顔の素敵な受付嬢ですが。
おいおい、仲良くしろよw
…俺も妹とここ数年喧嘩中だがな。
年上の人間にせめてひとかけらの敬意を!
ただ年を取っているだけで敬意を払えと強要する奴多いよなぁ。
まあ、長幼の序ってゆう文化があるしね。
礼儀のひとつだよ。
海外で育った方なんかには違和感あるかもね。
>>97 姉の居場所が分かっているのに、即、殺しにいこうとしないんだから、
まだまだマシだね。
>>100 >まあ、長幼の序ってゆう文化があるしね。
こんな言葉使いをしている人に言われても説得力のかけらも無いな。
姉妹との仲もしかり、
キレイ事で作品全体を包んでいるからこそ、
切り取った一片の悪意が、効果を出しているのではないかえ?
キレイ事、結構。
脳内ヒロイン、結構。
それが、この作家の持ち味かと。
姉妹の仲、あんなもんだと思うけど。
>>102 藻前を説得するつもりなどさらさらないがな。。
俺んちは男女混合兄弟だがみんな仲いいぞ。
上二人は親父が違うがな。
それでも別に、家族ギクシャクしてないし。
兄弟は独立して半分以上家出てるがな。
反抗期の二三年はどこでも一触即発だろうが。
高校の時に、とある全国模試で「夜の蝉」の一節が長文問題に使われました。
こういう国語の問題がきっかけで読んだ本はこれと「至高聖所」だけです。
どんな問題だったかはもう思い出せませんが、一つだけはっきりとしているのは
最後の「お姉ちゃん」の台詞を空欄にして、入るべき言葉を書かせる問題でした。
ああ、俺もその試験受けたな。
問題文読まずに解けて楽だった。
109 :
名無しのオプ:03/06/26 10:54
いいなあ。俺もその試験受けたいよ(ワラ
くうちゃんのパパです。
盤上の敵では、ワンちゃんがやられるところで泣きました。
語呂あわせならタッキーという猫でもいいだろうが…
『リセット』文庫刊行.
文庫判の三部作の表紙絵,縦に並べると……
ニッポン硬貨の感想まだ〜?
>>113 むしろあれはクイーンの作品だからな。
北村氏は英語もすごいねってとこでしょうか。
朧夜の 底を行くなり 雁の声
北村薫のような作風の英語版日常ミステリはないですかね。
「黒後家蜘蛛の会」がやや近いけど雰囲気が違う。
砂糖のやつみたいなのが読たいなぁ
アシモフか。SFさんだな。
日常ミステリ。
「ストリートキッズ」?・・・違うな。
まあ北村薫みたいなのは、外国語に訳されにくいだろうし。
文化に密着しすぎて。日本人でも判らないところ多いのに。
118 :
名無しのオプ:03/07/02 12:17
119 :
名無しのオプ:03/07/02 15:26
>>118 今我が家の書棚を調べてみたところ、
『謎のギャラリー』シリーズ単行本の装画を
千明初美さんがなさっているようです。
何と言うか、ショックです。
ニュー速+見てたら千明さんかどうかはっきりしていない
(むしろ違う様子)みたいですね。
ともかく亡くなった方ももちろん、その方のお嬢さんも不憫な・・・
いやな事件ですね。
119さん
私の勘違いだったようですね。
あまりにもショックな事件だったので先走ってしまいました。
皆様、間違った情報でお騒がせしてすみませんでした。
122 :
名無しのオプ:03/07/04 15:22
リセット読了age。
時と人の三部作は質がなだらかに低下している気が・・・、いや、面白かったけど。
>>122 そう?
個人的にはスキップ≧リセット>ターンな感じ。
いや、全部好きだけど強いて順番をつけるならね。
スキップ>>ターン≧リセットって感じなんだよな・・・。
ま、感じ方は人それぞれだからね。
アンソロジストとしての功績を語る人が少ないな。
「ケーキ箱」や「遊びの時間は終わらない」を読んで感激してしまったんだが。
127 :
名無しのオプ:03/07/06 18:18
>>126 うんうん、アンソロジストとしての北村薫は、かなりイイ。
乙一の作品読むようになったのも、アンソロジーの中の「夏と花火と....」
を読んでからだな。
「遊びの時間...」は確かに面白かったね、ついでに映画版も見たり。
あと、「なにもないねこ」「歌の作りかた」「親指魚」も好き。
128 :
名無しのオプ:03/07/07 21:28
まじめなおじさん。
「リセット」を文庫で読んだら「唯一度だけ」がどうしても聞きたくなって、
「会議は踊る」をレンタルで借り…そして、そっちにハマった。
>>127 「遊びの時間は終わらない」の映画版を見たのか。羨ましいな。
俺も探そうと思うけど、タイトルは原作と同じなの?
131 :
名無しのオプ:03/07/09 21:27
>>130 タイトルは同じ。
普通にレンタルビデオ店に置いてあるはず。
>>130 アンソロジーにもあった通り、映画版は「終わる」ところが嫌だけどな。
「リセット」文庫で読了。
主人公2人のそれぞれの話が、私小説風に淡々と語られるので、
最初は本当にどこが絡んでるのか、全然検討がつかなかった。つながった時は、
少々唐突過ぎじゃないかな?、と最初は思ったけど、まぁこれはこれで。
2番目につながった時は、(メール欄)なんて、牧歌的だなぁとうれしくなった。
獅子座流星群で始まって、獅子座流星群で終わるのも、良い展開だと思う。
リセットはハードカバーで初めて読んだ時はそれなりだった。
だけど、文庫で読み直してみたら凄く良かった。
他の二作に比べてイマイチだと感じた人は、時間を置いてもう一度読み直して欲しい。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
138 :
名無しのオプ:03/07/17 22:25
リセット読了。
フツーにいい。
太田君気に入った。
139 :
名無しのオプ:03/07/20 23:36
太田出番少ないじゃん。
おい、ハードカバー買った2日後に文庫出るなよ!<リセット
よく調べろよ
新田君。。。。漏れ自身に重なって見えた。。。。
143 :
名無しのオプ:03/07/21 08:53
新田って誰?
スキップでしょ。きっと。
145 :
名無しのオプ:03/07/22 17:45
リセット、2章に入ってどう話が繋がるか、冷や冷やした。
あぼーん
147 :
www.get-dvd.com:03/07/22 21:50
148 :
名無しのオプ:03/07/23 00:41
全部読んでみて、
フーン、修一と真澄ってそんなに好きあってたんだ、と思ったね。
149 :
無料動画直リン:03/07/23 00:43
>>146 ミステリ板のルールを守ってくださいね。
これからネタバレしますって書いとけばイイんじゃないの?
>>152 ミステリ板のルールを把握してくださいね。
高校入試の国語の問題で北村薫の「夜の蝉」が出た
>>156 「夜の蝉」には、大学入試の模試でなら、出会ったことがあるが、高校入試は初耳。
て優香、その模試での出会いが北村薫作品との出会いであった。。。
>157
正しい日本語を使おうね。
某通信教育の添削問題で、「謎物語」が出題されたことが。
そのときはまだ、北村さんを知らなかったんですけど。(ミステリを読んだことがなかったので)
後に謎物語の冒頭を読んで、ものすごく驚きました。
私が探していた文章だったので。
記憶には面白かったって言うのがあったんだけど、
作者と出典を調べずに解答号をしまっちゃったので、あきらめてたのに、
そんな風に再び巡り合えるなんて思いもしませんでした。
(^^)
161 :
名無しのオプ:03/08/05 17:35
円紫さんシリーズって映像化されないんでしょうか?覆面作家もイメージ違ったし難しいかなあ?
現在発売中のスポーツ雑誌「Number」に、北村薫のエッセイが載ってました。
不意をつかれる格好になって、3回くらい名前を見直したですよ。
163 :
名無しのオプ:03/08/08 12:50
そらまた意外な。
読んでみよ。
>>162 なんでスポーツ雑誌、しかも、もう既に
写真以外取り柄がなくなったゾンビ雑誌に・・・。
あ、阪神関連か?
>156
私も思わず3回くらい著者名を確認してしまった「新本格猛虎会の冒険」。
>164
ご名答。阪神関連です。
エッセイを読んで、北村薫は寝食忘れてのめりこむ熱狂的阪神ファンというよりも
1歩引いた生温かい視線で見守る人なのかなという印象を受けました。
167 :
名無しのオプ:03/08/09 10:07
「虎キチ」まで行くとさすがに大阪人にまで引かれちゃうからね。
そんなことで仕事貰って嬉しいのかね、こいつは
169 :
名無しのオプ:03/08/11 11:15
なにゆってんのお前。
うわっ…。
煽りは放置が鉄則だろうに。
スキップだったか忘れたけど、一作目の奴。
あれって記憶喪失の女の話じゃないのか?解釈がよくわかんねーや
ワロタ。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
174 :
名無しのオプ:03/08/18 19:58
つい先日空飛ぶ馬を読みました
こんなミステリーがあったのかと感動してしまいました
しかも知ったきっかけは折原一の『ファンレター』だったので、なおさらです
175 :
名無しのオプ:03/08/18 21:46
つい先刻『空飛ぶ馬』読みました。
世の中にはこんなミステリがあったのかとゲンナリしました。
炭酸の抜けきったコーラというか、那須正幹の子供向けミステリみたいな内容だった。
176 :
名無しのオプ:03/08/19 00:18
>>171 たしかにそんなことを匂わす記述があったはず。
しかしそんな読み方しちゃ夢も希望もないでしょ、と。
客観的には記憶喪失の中年女性の話が
本人の主観ではああいう物語になる
ってことだろ
無理に現実に即して解釈しようとすると、ターンなんて読めないと思うけど。
解釈なんて人それぞれ。
人に聞かないと分からない奴が本を読んでも意味がない。
人それぞれだからこそ、お互いの解釈の話をするのが楽しいんだが。
矛盾や、気付かなかった事を言われたらハッとさせられるし。
自分の解釈を持った上で話すことを否定してるわけじゃないと思われ。
182 :
名無しのオプ:03/08/20 10:25
よーするに、「スキップ」を中年女性の記憶喪失話なんて言われると、
ファンとしては憤然としてしまう人が多いって事だよね。
>>171は釣り師として、なかなかの手際だったと褒めてあげたい。
反応する北村ファンがこれだけいるというのを確認できただけでも収穫だったよ(w
別に憤然とはせんが、作者の意図を読めない奴だなあとは思うな。
北村薫読んでキモイって言ってる人ってキャラ読みの人なの?
185 :
名無しのオプ:03/08/20 15:17
北村が絶賛してる乱歩賞のやつ買った?
>>184 北村の顔見てキモイと思ったんだろ
薫って面かよ、あれが。
"薫"仲間ではかなりいい方。
>>187 キテレツ大百科のブタゴリラも薫であることを考えれば別に問題ない。
190 :
名無しのオプ:03/08/20 21:59
庄司薫も、作中主人公は高校生だったけど、作者はいい年したおっさんだったぞ。
191 :
名無しのオプ:03/08/20 22:39
森が萌絵みたいなの書いてる方がキモイ
ていうか、顔で本読むわけじゃないからな。
どうでもいいよ顔なんて。
作者の顔が云々言ってる奴は
嶽本野ばらの追っかけやってる痛い読者と同類。
あと栗本薫が・・・。
というか、テレビや本ではモデルや芸能人ばかり見てるから、普通の人が出てくるとたいてい不細工に見える。
でも、そこで不満ぶつけられても、それは作家のせいじゃなくて読む人間が未熟なんだろうとしかおもえん。
15年前オイラの担任だったよ。落研の顧問してた。イメージが…。
197 :
名無しのオプ:03/08/28 18:57
我慢汁出しながら執筆してそうだよな・・・
おめでとう>196
「ターン」の作者の写真みて、電話したら本人だったのでビックリしたな。
ご本人はいたって、心優しき平凡人って感じ。
当時、愛娘がかわいくてしかたない様子だった記憶がある。
作品読んでも普通の人って感じですよね。
人がばたばた死ぬようなタイプじゃないし。
イメージとしては、読書量が凄そう。
北村薫
高村薫
栗本薫
>>182 俺171だが、真面目に考えて記憶喪失って解釈でいいのか?
一部分の記憶欠落でもいいが。
>>202 それで良いと思うなら良い。
解釈など人それぞれ。
>>202 物語の内容の、現実的な解釈としてはそれで間違いではないと思う。
ただ、作家にとっては丸々一冊書き下ろしてまで書きたかった・伝えたいと思った
事柄がそれだと云われたら、ちょっと淋しいんじゃないかなって気がしなくもない。
現実的というか科学的というか。
ダ・ヴィンチ最新号の最後のページに北村さん出てる。
「夜の蝉」のあの美しいラストシーンは。。。。。。!
先日の雨のそぼ降る深夜、何げなく窓から向かいの駐車場に
視線を移すと、赤いカッパを着た子供のような影が街路灯の
下にたたずんでいるのが見えたのです。
「おいおい、何だよ、あれ。ま、まさか、『赤頭巾』?」と
恐る恐る眼鏡をかけて見直してみましたら、何のことはない
ただの赤い駐車用コーンだったのには、一人苦笑い。
……正体がわかるまで、少し怖かったお話でした。
>>A.M.タン
そこまで目が悪いのなら、眼鏡はかけっぱなしにしなさいw
えっと。一応スレ内容に沿った事書いておかんといかんか。
読書家にもかかわらず、「私」って目がいいよね。
作者も写真で見る限りは眼鏡をかけてないけど、やっぱり目はいいのかな。
コンタクトかもしれないけど、あの年代の人だと、
近視だったら素直に眼鏡かけそうな気がするし(偏見か?)。
だとするとはうらやましい話だ。
(乱視と近視で視力0.01の漏れ・・・。この板にはそういう人間も多いと思うが)
>>207 オマエ、迷惑だから眼鏡かけろ!
勝手に突っ込まれたり、轢かれたりしたらたまったもんじゃない。
こういう自覚の無い奴が大事な人を簡単に傷つけているんだ。
飲酒運転の人殺しダンプ運転手と同類だな。
事故をおこす前か後かの違いだけだ。
>>209様。
いえあの、それは全くの誤解です(涙目)。
私が
>>207で書いた「窓」というのは、運転中の自動車の
窓ではなく、自宅の窓ですよ。夜も更けたので、そろそろ
寝ようと思いつつ、ふと家の窓から向かいの駐車場の方を
見たら……というエピソードのつもりで書いたのです。
なるほど、確かに
>>207は、私が眼鏡をかけずに自動車を
運転していたときウィンドウから子供らしき姿を見かけて
あわてて眼鏡をかけた、とも読めてしまいますね。これは
とんだ叙述トリックになってしまいました。誤解を与えて
しまったようで申し訳ないです。
《ほくろさん》のように事故を起こすのはいやですから、
私は運転するときにはきちんと眼鏡をかけますし、それは
もう、江美ちゃんのように安全運転を心がけていますので
念のため。
オレは正ちゃんタイプのドライバーだな。ぴゅん。
212 :
名無しのオプ:03/09/09 14:13
スキップターンリバースとどれも楽しく読めた僕に北村作品でお勧めをお願いします。
小さな図書館で借りるので希望の小説が無い可能性があるので複数教えてもらえるとと嬉しいです。
>>212 『リバース』って、あなたw
“時と人”三部作は積読なのでアレが好きな人が気に入るかどうかわからんけど、
やっぱり《私と円紫さん》ものあたりを嫁。一作目は『空飛ぶ馬』ね。
リバースは文庫化まで待ってようやくゲット
しかし、中途半端に読みたくないんで
まだつんどく状態。
リバースねぇ。。。
216 :
212です:03/09/10 16:44
_| ̄|〇<リセットでした…
218 :
名無しのオプ:03/09/18 15:06
俺は両目とも1.0以上だが、カラーコーンを撒いたり集めたりしていた事があるぞ(?)
本よりPCの方が目に悪いと思う。
小沼丹の『黒いハンカチ』が出てたことに今頃気付いた私はタコですか ?
やっぱコレいいわ。
220 :
名無しのオプ:03/09/23 15:09
文学好きではなくただの読書好きでやってきたから
六の宮は適当に流して朝霧逝きます
とりあえずこれを機に芥川に手を伸ばして普通に楽しめてるが
登場する本全部読むのもアレなんでひとまず横に置いとく
221 :
名無しのオプ:03/09/24 15:53
あれは薫ちゃんのオナニーだから。
漏れも六の宮は雰囲気だけ味わってまつ
スキップは記憶喪失の話だったのか
美也子がそんな事もあるのかもしれないって言ってたからそんなもんかな、と思って考えなんだ
17歳が42歳に行ったって事は42歳は17歳の方に行ってる筈だから
また17歳からやり直して42歳になったらまた17歳に戻るから
美味しいなとか思ってたよ
224 :
名無しのオプ:03/09/27 23:13
>また17歳からやり直して42歳になったらまた17歳に戻る
ある意味、ターンだな(w
『リプレイ』を知らないのか?
>223
冷静に考えるとその無限ループはとても美味しいとは思えん……
>>204 作者は何をどう感じてほしかったか教えてくれ
>>227 そんなものは作者に聞かなければ分からないし、作者に教えて貰った答えと
自分のそれとが違っていたからどうってこたーない。
「評論家が解釈という名の引き算を行って、残りがゼロになってしまうような舞台は
そもそもそこに当てる光熱費の無駄遣いだ」っていうセリフもある北村作品だし、
読んだ結果生じた、自分なりの結論を大事にするって事で良いんじゃない?
作家と読者が別人格であり、それぞれが持つ資質や性格が違う以上は違う結論が
出たとしてもそれはそれでしょうがないと思う。円紫さんと「私」みたいに、
答えが一つになった方が気持が良いし、読書をする際の「歓び」って云うのは
そういう部分に宿っているんだって気はするけれどもね。
「盤上の敵」面白くなかった。
事件の推移に興味を持たせるような設定なのに、昔の話ばかりだし。
敵役も、退治されるために出てくる水戸黄門の悪代官みたいな感じ。
現実にもそういう存在は居るだろうけど、それを小説に出すのは
内容を安っぽくするだけと言うか。
そりゃ題名見ても分かる通りチェスですから。
つまりゲーム。
そして本格ミステリ。
安っぽく見えてしまうのは、仕様です。
本格ミステリとしても、大したどんでん返しがあるわけじゃないし。
本格ミステリ=大どんでん返しってわけじゃないし。
話が安っぽい上に驚けるようなトリックや仕掛けがなかったら、まさに駄作だと思うけど
235 :
名無しのオプ:03/10/14 21:36
北村薫って男なんですか?
男ですよ。
あのトリックどんでん返しと感じるかどうかは個人差だろう。
自分は傑作とは言わないまでも水準作だと思う。
北村薫がアレを書いたってのがひとつのサプライズなわけだし。
「夜の蝉」に店載るよ
>>234 基本的に本格ミステリ好きってのは「驚けるようなトリック」よりは
「謎と整合性のある解答」ってのに惹かれるものじゃないのか?
>>240 個人的には、謎が魅力的じゃないとなあ。
ありがちな謎に、ありがちな解答だったら、整合性があっても全然惹かれないと思う。
解決できないような不可解な謎に、実は整合的な答えが……という点で、驚きは重要じゃないかな。
>>234の言う「仕掛け」も単純なトリックじゃなく、そんな「物語としての仕掛け」じゃなかろうかと。
242 :
名無しのオプ:03/10/15 08:47
ちょっと話を戻させて貰いますけど、
>>230 「盤上の敵」での敵役が書き割りじみていたり、登場人物の昔の話ばっかりが
語られてるってのは、意図的にそうされているんだと思います。
ノベルス版の前書きでも書かれてるけど、この作品はこの作者のモノとしては
珍しくあるタイプの感受性を持った読者には「痛い・辛い」と感じられる題材を
取り入れたものになってしまったので、あえて普段心がけている人物の感情の
機微やなんかを掘り下げるのを抑えながら書こうとしているんだと感じました。
読者への配慮というのと同時に、作者本人にとってもきっと辛い作業だったん
だろうと思います。話を盛り上げるためにあれこれと手を広げたりするより前に
そのしんどさをなんとかやり過ごすために、あるいはまた逆にそのしんどさから
逃げないためにも、ああした「謎と整合性のある回答」と「書き割りのような
敵役」を丹念に作り上げる作業を行なっていったんじゃないでしょうか。
243 :
名無しのオプ:03/10/15 13:25
244 :
名無しのオプ:03/10/15 16:46
>>236 名前も内容も女だと思っていたよ。
あれをおっさんが書いているとしたら嫌だな…
作者は関係ない。面白ければ読むだけだ。
作者の性別を気にする人って本当にいるんだな。
周りにそんな人間いないからビックリした。
女性作家=萌えで買ってるんだろうか…?
願望みたいなものだろ……
>>246 ハードカバー版空飛ぶ馬の解説が作者の性別・年齢当てだったし。
しかも思いっきり外してたw
まあ理屈じゃ作者と作品は別ってのが正しいんだろうけどそうやって
割り切れないこともあると思うよ。
>>243 批判=白痴って思考はやめとけ
>>246 > しかも思いっきり外してたw
あれ、正体知っていながら、わざといい加減な推理を書いたそうです。。
>>249 それはマジでか?冷静に考えると出版社側があれでOK出すとは思わないけど。
> 後年、わたしが覆面作家としてデビューした時、正体はご存知なのに
> 楽しげに煙幕を張ってくださいました。
北村薫「鮎川先生訪問記」より。
もっとも、『空飛ぶ馬』の解説を書いたとき、すでに正体を知っていた
という直接の証拠にはなりませんが。
創元の戸川氏などと協議のうえで、あの解説を書いたのでは
と、勝手に思っています。
鮎川哲也が自分のことを書くとき、三枚目を演じるのは良くあることだし。
ヘェ〜
>>251 そうなのか。なかなか粋なはからいをするな。
鮎川哲也は小説は好きなんだが鉄鼠の檻の推薦文を読んで以来どうもイメージが・・・
254 :
名無しのオプ:03/10/27 03:11
リプレイの存在を知れただけでも
ある程度この作家を追った価値があった。
おもろかったわ〜
255 :
名無しのオプ:03/11/04 00:57
最近になってスキップ読んだんだけど、主人公が親友に渡すはずだった紙切れは
どうして、主人公の本に挟まったままだったんですか?
主人公の主観では、時間を飛び越えたわけだから当然、紙切れは親友に渡していない
訳だけど、他の人たちの正常な時間の流れは連続しているのだから、紙切れは
親友の手に渡っていておかしくないのではないかと思って……。
私、何か読み落としていますか?
本はもう、貸してくれた人に返しちゃったからわからないんで、誰か教えて!
>255
もうちょっと気を使って書いてくれない?
親友に渡す予定なんてあったっけ?
>>256 いちいち人の書き方にケチつけることねーのに。
スルーすればいいだけじゃん。
259 :
名無しのオプ:03/11/04 09:43
池ちゃんが書いた紙切れをもらった真理子が、家に帰って文庫に挟んだんだよ
>258
ネタバレすんな!ってのを丁寧に書いてあんだよ。
そのくらい気づけよ。
>251
北村薫はデビュー以前に本名で鮎川の短編集の解説を
何冊か書いてるので、当然、正体は知っていたと思われ…
あぶねー今スキップ読んでるんだよ。
横目で見ただけで助かった・・・
読んでる途中に関連スレなんて見に来るもんじゃないな。
今までも短編とかちょこちょこ読んでたんだけど
面白かったら全部読んでみるつもり。
女流作家の柔らかい文章けっこう好きなので、漏れにはあってるかも。
(北村薫が男だと言うことは当然知ってます)
264 :
名無しのオプ:03/11/18 04:01
夜の蝉ただいま読み終わりましたー!
初めての北村作品。ささやかに感動しました。
男性だなんて信じられませんね。
この人、本格推理小説に向いているとは思わない。
語ってほしくもない。
普通の小説だけ書いて欲しい。
266 :
名無しのオプ:03/11/19 03:25
>>265 本格推理なんて書いてないだろ。
語ってほしくないってのはよくわからないが。
知識や見識は一流と言える人だと思うぞ。
ほっときなさい。
綾辻とか読んで感心しちゃった人なんだよきっと。
赤川次郎が日本を代表する文学者と思ってるんだってさ。
>>267 そういう煽りって
>>265以上に醜いと思うが。
北村を持ち上げるのにいちいち綾辻とか赤川次郎を貶めること無いだろ。
その話題はそこで終了だ
新作の音沙汰はありませんか?
272 :
名無しのオプ:03/11/24 16:22
すごい亀レスで申し訳ないが、
>80と>81の元ネタは何だっけ?
わかるんだけど、本の題名が出てこない……
>>273 サンクス。今度、本屋で見かけたら買うよ。
「私」シリーズの円紫の印象が「ラングリッサーW」のウィラー提督とかぶって
仕方が無いのは俺だけなのだろうか…。
つか、読むときに普通にウィラーの顔になっているんだが。声も野島健児さんで。
朝霧、はやく文庫化してくれ。
277 :
名無しのオプ:03/12/15 00:59
馬 1989→1994
蝉 1990→1996
花 1991→1997
姫 1992→1999
霧 1998→????
5年、6年、6年、7年ときたから…
2006年あたりか…。
車が空を飛ばないうちに文庫化されてほしいもんだ。
>>278 げっ、漏れ「蝉」大好きなんだけど、
単行本の初版が90年すか。。。
そのころ厨房だ。。。。。
リアルタイムで出会っていれば、
また違った感動を味わえたんだろうな。。。。。
282 :
名無しのオプ :03/12/17 20:12
創元って文庫化遅いよね。
六の宮・朝霧は、待ちきれなくてハードカバーで買っちまった。
これが、講談社とか新潮社だったら、文庫化を待つんだけどな・・・。
リアル国文学科の俺は主人公に感情移入しまくり。
「六飲み屋の姫君」は卒論書く話だったよね?
大学1年の時に読んだからとくに何も感じなかったけど、4年の
今読んだらいたたまれないだろうな。
主人公の「わたし」のようなウブな乙女は国文科に確かに少数存在する。
「わたし」っていいよな。
実際、繊細ぶって痛い言動する女は結構いるんだが、本当に内側に繊細な感性を持った娘って少ないんだよな。
あー、ちゃんと漢字で「私」と書かんといかんよ、諸君。
ひらがなで「わたし」は、円紫師匠シリーズではなく
ベッキーさんシリーズに登場する英子嬢の方ですね。
287 :
◆xAG4.Wd6wQ :03/12/18 22:59
>>278 馬、蝉、花、姫と毎年刊行されてたのか。
何か凄いな。
あとは『冬のオペラ』のあゆみタソも“わたし”ね。
――ということに改めて思い至ったのは、著者インタビューの
「わたしの書くものの中で、彼女だけが漢字の《私》を与えられています。
他の登場人物は《わたし》です。初期の表記には不統一もありました。
例外があったら、誤植と考えてください。」
ってのを読んでからだけど。
スレチガイだがコマコも"わたし"だっけ
『覆面作家』シリーズのワトスン役の岡部良介も一人称は
「わたし」ですね……って、そんなわけないって。
『覆面作家』シリーズは、良介の一人称を一度も使わずに
書かれている、という話を聞いたことがあります。
でもそれが真実なのか意識して読み返したことがない……
>>291 式貴士の「窓鴉」を読んで以来、語り手の代名詞が登場しない作品に敏感になっちまって、
これも注意しながら読んだけど、
リョースケが自分を呼ぶ代名詞は出てこなかった気がするなあ。
馬が出た頃俺は8歳か・・・
読んだのが18だったんだけど数年前位にデビューした人だと思ってた。
馬が出た頃俺は18歳だったよ……_| ̄|○
あ、『空飛ぶ馬』が出た頃、私も8歳でした(←違うだろ)。
「けいさん、できないの?」(『夜の蝉』のトコちゃん)
うーん。
北村薫って少女漫画とか読んでそうだな。
297 :
名無しのオプ:03/12/25 09:00
読んでるんじゃないの?
298 :
名無しのオプ:03/12/25 21:27
冬のオペラ楽しく読めました。続編期待。
299 :
名無しのオプ:03/12/25 22:30
>>296-297 「'99本格ミステリ・ベスト10」(東京創元社、'99.3.30刊)の「近況」に
以下のコメントが載ってました。
「あるところに、わたしのことを《少女漫画のファンでもある》と
書かれていましたが(どうしてだろう?)、実はわたしは、少女漫画は
ほとんど読んでおりません。で、漫画といいますと、今年は、
有栖川有栖氏ご推薦の『カイジ』を読み、次に『アカギ』と進みました。
現在は『金と銀』。これの麻雀編は大傑作だと思いました。
ご都合主義そのものの展開なのですが、巧みな作り物という点で、
本格に通じると思います。」
>>299 登場人物の女の子がちょっと前の少女漫画的な感じがするからだろうな。
個人的には父親のエゴが前面に出てるって感じがするけど。
今の少女漫画は、性的なことに関しては少年漫画より過激だとTVでやっていた。
高校生の恋愛物ならセックスは普通にあるし、ものによっては妊娠とか強姦とかもあるとか。
そんなのばかりじゃないだろうけど、「少女漫画的」というのは「男性が想像する少女漫画的」
なのかなぁ、と見ていて感じた。
302 :
名無しのオプ:03/12/26 12:10
>>301 というか
・「著者は男」
+「でも作品には女性の一人称が多い」
+「人間を書けていると評判」
=「少女漫画で勉強したのか?」
てな感じだろう。
あのね。君たち勘違いしてるよ。
男の方が、いや、オッサンの方がロマンティックで乙女心を持っているもんなのよ。
女なんかにあんな小説かけますかいな。
304 :
名無しのオプ:03/12/27 00:00
男の方が恋に恋する乙女心を持っているというのには同意だが、
多分このスレで言われてる「女性の書き方がうまい」てのとは違う意味な気するYO!!
305 :
名無しのオプ:03/12/27 05:34
>>303 そういう女には無理とか男だからとかって分け方は馬鹿のすること
307 :
名無しのオプ:03/12/27 23:14
>>306 とはいうものの、女性漫画家の描く「男の友情」に妙に801臭いものが
多かったり、男の描く少女像が「現実には有り得ない女」だったり…。
異性の心理描写が異性から見ても巧いってのは珍しいんだろうな…。
308 :
名無しのオプ:03/12/29 11:27
309 :
名無しのオプ:04/01/01 21:08
水に眠るってどうよ。
311 :
名無しのオプ:04/01/06 22:40
>>309「水に眠る」について、他のサイトに書いた感想文をコピペ。
ミステリではないですよね。恋愛物、及び、普通小説の短編集。
普通小説は、北杜夫を連想した。(北杜夫を読み込んでいる訳ではないが)
恋愛物では「植物採集」が一番良かったかな。からっとした性格の主人公が、
ラスト一行で切ない主人公になる、ここまでの持って行き方が上手いなと思う。
この主人公、いいなあ(吐息・笑) 細かい話題だが、僕も高野山に行った時、
「白蟻よ、安らかに眠れ」という墓碑を見たことあり、知った所が作中に出て何かうれしくなった。
他に印象に残っているのは、
「水に眠る」都会的雰囲気(バーにウイスキー、カクテル)が良い。
「くらげ」僕らのいる世界から少し逸脱した現実、しかし、
いつそうなってもおかしくないと考えさせる展開が怖い。
「矢が三つ」北村先生、キャピキャピ(死語)女子中学生の一人称は、無理があるんじゃ…。
これもまた、少し逸脱した現実で、何となく居心地悪い話。
ただ、逆の立場ならどう思っただろう? 逆の立場の物語なら、女の人はどう読むだろう?
「はるか」良いヒロインですね。店主の方が主人公だから、
はるかが徹頭徹尾客観視されてるのが良かったのかもしれない。
はるかちゃんの描かれていない部分に、僕の理想などが入り込んでしまうのだろう。
はるかの心情というのは、果たしてどんなものだったろう?
まるで、小・中学校の時の国語の授業のようだ。
>>311 北杜夫ではない。けっしてない。一緒にしないでほしい。
北村薫は好きだが北杜夫とは全然違う。
杜夫にはもっと深いペーソスが満ちている。
とすれ違いはここまでにして
水に眠るは認めない派です、私は。
六の宮も認めてないので、
この二作品の評価は(非ミステリに近いという意味で)重なるような気がしますが
いかがでしょうか?
『水に眠る』のなかでは「ものがたり」が好きな漏れ。
それはさておき、“通販生活”の2004年新年号で、北村薫がコーヒーメーカーのこと
喋ってました(宣伝用のインタビュー記事)。
ひとまずこの号は保存しておこう。
>>312 『六の宮』はOKだけど、『水に眠る』は《うう〜ん》と困った口です。
困りながらも読み進めるうちに、「ものがたり」にあたって、ちょっと安心したんだけどね。
漏れは惚れ込んだ作者の信者になってしまうタイプなので、“認める/認めない”って感じじゃなくて
単に“好き/あんまり好きじゃない”になるだけなんだけど……。
(逆に信者状態から改宗すると、それまでの反動で友人に「あの人は終わってる」とか言っちまう)。
直接のレス内容にならなくてスマソ。
315 :
名無しのオプ:04/01/08 20:40
最初の頃、作者が女だと思ってた人って
やっぱり多かったの?
読んだら、最初からなんだか
うのうこういちろうとかいう有名な女一人称で書くポルノ作家の文の臭いを
感じたけど、みんなはそんなことなかった? ところで、うのだっけ。
>>315 最初は女だとおもってたよ。
ポルノ小説読んだこと無いので、
考えもしなかかった。
317 :
名無しのオプ:04/01/08 23:19
あたし、びっくりしちゃったんです。
そしたらそのもの、
ピクン、
と跳ねて。
あーっ
覆面時代、漏れには男か女か判りませんでした。
男だったら、「男と付き合ったことがなく、文学部で読書家の女子大生」なんて人物を描く勇気がある人は
いないんじゃねーか、と考えたので。
「リアリティに欠ける」と突っ込まれるのが怖くて、そんなキャラを語り手にはできんだろう、と。
(被害者とか脇役ならさておき、主役であの設定は勇気あるなって感じたんだよね)
赤川次郎や岡嶋二人に出てくるような、“元気な女の子”は良く見かけたから、一層そう感じたのかも。
>>315 「うの」でつ。
>>317 ……w
320 :
名無しのオプ:04/01/12 18:31
北村薫は自分で「少女漫画は読まない」って言ってたけど、少女向けラノベは
凄く読んでそうだな。コバルト文庫(だっけ?)とか。
894 891 New! 04/01/12 18:37 ID:boEejxUG
昨日に引き続き3・4・5・6レンタル。昨日と違う店員ぢゃなくて一安心。
てか、はぢめて綾波が話してるの見たんでつがイメージと声が
マッチしててとってもイィ!でつ。カワイィィイイィーー(*´∀`*)
アスカ・・・最初はまぢウザ(゚∀。)とかおもったんでつが
ほんまカワイィなぁ〜と思うょうになりました。キイロのワンピがグッ!!!
相変わらずオープニングカッチョイィ。センスイィなぁ〜と・・・
もぉ神かと。おもいました。
自分的にはなんかヘタレながらも頑張ってるシンジにハァハァ(*´Д`)
カワイィー子だな。今の所
シンジ≒レイ>アスカ>>>碇指令>>>>>ミサト
でつ。ファンの方スマソ。蛆虫の意見でつ。
322 :
名無しのオプ:04/01/12 20:35
>>318 主人公がお風呂に入ってて、
ピンクの肌がつややかぽっちゃりで、つい自分でもうっとり
みたいな描写がさりげなく混ぜてある初期短編があったと思う。
自らが女性ならああいう書き方はまずしない。作者がレズビアンであったとしてもだ。
長年書いてて読者サービスを覚えた老獪な女流なら、
もしかしたらありえなくもないかもしれないが、
それでも矢張りもう少し無理をした感じになるだろう。
そこらだな。男の騙りだと思った切っ掛けは。
まあ、別に騙ってる訳ではないのだが。
323 :
名無しのオプ:04/01/15 13:44
新作まだ?
324 :
名無しのオプ:04/01/15 16:47
とっつきにくさを乗り越えて
ターンを読み終えたので、スキップを買おうと思ってるところですが
映画の「ターン」は見る価値あり?
関係ないけど「青の炎」みたくなってたらやだなと思って
邦画にはなかなか手が出せません。
DVD出てるんで迷ってます、誰か背中の一押しをw
325 :
名無しのオプ:04/01/15 20:36
スキップの方が第一作目だったと思うが。
時三部作のなかじゃ、スキップが一番人気のはず。
初めて読んだ時は、泣いた。
冬のオペラと街の灯の続編キボン。。。
327 :
名無しのオプ:04/01/17 22:21
>>320 >少女向けラノベは凄く読んでそう
こないだコバルトで「マリア様がみてる」ってのを読んだんだけど、
微妙に北村薫と似てるような気も。いや、文体とかね。
一脈通じるものはあるかもしれないね。
>326
街の灯、は続編あるよね。きっと。
でも冬のオペラ・・・待っている人多いと思うけど、どうなんだろ。
すごく読みたいけど。
北村作品って昔の少女漫画を思い出すのだが。
「りぼん」の陸奥A子とか。
329 :
名無しのオプ:04/01/18 20:02
>>327 どっちかというと今野緒雪が北村薫の影響受けた感があるけど
北村薫もそういうの読むかな。・・・あー、読むかもw
>>328 >でも冬のオペラ・・・待っている人多いと思うけど、どうなんだろ。
>すごく読みたいけど
同意。すごく読みたい。
北村が「腹黒い」っていうのはどういうことなの?
あんまり興味ないかもしれませんが、「盤上の敵」がバレエ(?)になります。
>>331 ググってみたら本当みたいだね。
何か、不思議な感じ。
「ミステリは万華鏡」が古本屋で20円で売ってた…。
しかも美品で、ブックオフあたりなら250円くらいにするようなやつ。
どういう理由で安いのかは知らないけど、嬉しいなあ。
334 :
名無しのオプ:04/01/23 20:37
>>333 本当でつか。
20円という価格設定自体あまり目にしない値段だと思いますが。
もしかしたら、その裏には
何か日常に潜む複雑な謎があるのかもしれません。
円紫さんに解いてもらったら?
>>334本当でつ。
20円という価格の真相ですが、
「5冊で100円」のコーナーに置かれてたんですよ。
でも、目ぼしいのが4冊しかなくて、
「4冊でもいいですか?」って聞くと、
「じゃあ、1冊20円でどうです」と。
汚れも焼けもなかったし、カバーの痛みも少なくて、本当に運が良かったです。
他の3冊は
西村京太郎「殺しの双曲線」
恩田陸「月の裏側」
宮部みゆき「淋しい狩人」
いずれも美品。
>>328 北村さん、前にどこかで
「冬のオペラはいつか続編を書きます」
とか書いてた記憶が。
確か「探偵は死にます」みたいな話してたと思ったんだけど…。
337 :
名無しのオプ:04/01/24 16:01
>>335 「真相」てゆうか「状況」だね。
しかし「5冊セットで100円から」という形とはいえ、20円は凄いですね。
そういえば、こないだ、カミュを買おうかと思って古本屋に行ったんですよ。
すると、新潮文庫の「異邦人」が3冊並んでいる。一冊ずつ手にとって、見てみると、
そのうち二冊は定価(古本としての価格じゃなくて、新品状態における定価です)が
「400円」なんですけど、残りの一冊は「280円」となってるんですね。
ページをめくってみると、版が違っていて、間に10年くらいある。
本の価格一つとってみても、時代の流れを感じますね。
>>20円という価格の真相ですが
は
>>何か日常に潜む複雑な謎があるのかもしれません。
を受けての発言だから、「真相」でいいんじゃない?
339 :
名無しのオプ:04/01/25 11:41
>>338 そう受け取っても、もちろんいいと思うんですよ。
ただ、それは「333氏は何故20円で美品を購入できたか」という謎の真相ですよね。
「5冊セットで100円のところを、お店の人を口説いて一冊20円にしてもらった」という。
すると、根本的な不思議だけが残るわけじゃないですか。すなわち、
何故、ブックオフあたりなら250円くらいにするような美品の本が、
5冊セット100円のコーナーで叩き売られていたのか
という不思議です。「こいつは本格だ!」と思いませんかw
実は、私も『ミステリは万華鏡』を持っているんですけど、定価は「514円+税」となっています。
それで「ブックオフあたりなら250円くらい」ということは、染みや焼けはなく、
当然大きな汚れもなく、せいぜいカバーが少し痛んでいる程度だと考えられます。
それなら「美品」という感想が出てもおかしくないですよね。
個人的には「定価の半額よりも少し下」か「250円以下」が古本の値段の相場なので、
それに見合わせてもお買い得です。
脱線しましたが、どちらにせよ「20円」は破格中の破格ですねw
ああ、全然分かりませんな。
円紫さん、助けてw
閉店前の古本屋で10冊100円とかあったなあ。
個人経営の古本屋なら、同じ本の在庫が大量にあって、書庫も一杯だから
どうしても売りたいって事もあるんじゃない?
ああ、なるほど。
たしかに「なぜ本は叩き売られていたのか」の真相ではないっすねえ。
おそらくただの在庫処分だとは思いますけど、
有栖川有栖の『蕩尽に関する一考察』みたいに
背後には何かミステリーが…とか考えてみると楽しいですね。
ターンの後で
かなり期待してスキップを読んでるんだが
なんかダラダラしてて評判程じゃないね・・
文体のせいかもしれないけど
とりあえずあと3分の1頑張って読んでみますです。
スキップは「スキップ」した後の日常がメインだから、
まあ、そんなに劇的な山場とかはないからね。
ただ、あれはああいうふうに淡々と綴られるからこそ
切ないのだと私は思うが。
「スキップ」読んだとき・・・
なんで北村さんはこんなに女性の気持ちが分かるのか、
って不思議だった。
大抵の女性にとって・・・一番楽しい時期をスキップしちゃうわけでしょ。
つらいし、くやしいよ。気づけば、中年のおばさんだなんて。
それよりもツライことがあるのだけれど。
やっぱり、スキップは特別な作品だなぁ。
スキップは終わりかたも好き。
>評判程じゃないね・・
ここは撤回します
好みは人それぞれだから、合わない人がいるのも当然。
>>114 亀レスだが、誰もツッコミ入れてないので。
『ニッポン硬貨の謎』は、東京創元社から出てる『50円玉20枚の謎』
と同じテーマを扱った“エラリー・クイーンが書いた態の”作品。
なので、あれは北村さんが作者。
あの注釈とか読むと、知ってても勘違いしそうになるけど。
>>344 >大抵の女性にとって・・・一番楽しい時期をスキップしちゃうわけでしょ。
リアルじゃ(笑
俺は男だけど、やっぱスキップは感動した。
「昨日という日があったらしい…」ってところ。
自分の生をまるごと肯定してる。清々しかった。
「スキップ」「リセット」はいちおう
直木賞候補にもなったし、世間的な評価は高いんだよね。
でも北村薫の認知度ってどれくらいなんだろう。
本が好きな人は知ってて当然だけど。
そういえば今年はデビュー15周年だね。
これからも楽しみにしてます。
>>349 漏れの周りには、知ってるヤシいなかった。。
何か、本なんか読まんヤシらばっかりしかいないからかな。。
世間一般には、もう少し認知度高いと願いたい。
>349
映画化された、ミステリ専業作家を卒業したって点で他の新本格系作家よりは知名度高いと思う。
新本格系の作家の知名度ランキングをつくったら、直木賞を取った宮部、京極は別格として、
東野圭吾の次くらいに北村薫が来るような気がする。
>351
意外と北村作品ってメディア化されているんだよね。
「スキップ」「リセット」「覆面作家」他にもあるのかな?
私の感覚では、東野圭吾・恩田陸・北村薫ぐらいかな。そうであってほしい。
「リセット」じゃなくて「ターン」だよ。スミマセン。
354 :
名無しのオプ:04/02/10 21:49
>351-352
なにげに、北村薫のファンで東野圭吾も読んでるって人の割合って多いのか?
私は両方とも大ファンなんだけど、作風とかかなり違うんで、
自分でかなり特異な部類の読み手なんだと思ってたが・・・
>>354 どうなんだろうね。
東野は殆ど読んだことないけど、
とりあえず、「秘密」と「白夜行」は読んだ。
「秘密」は激泣けた。。。
でも、あんまり北村薫のファンには、
東野作品向かないような。。
でも、北村薫作品のファンの漏れは、
森博嗣作品のファンだったりするわけで。。。
意外と、東野、北村の読者はかぶっているのかも。。
356 :
名無しのオプ:04/02/14 05:47
>>354 作風というか作家としてのポジションが近いと思う。
357 :
名無しのオプ:04/02/18 15:46
ミステリ初心者なので、角川文庫・新潮文庫から出ているアンソロジー、勉強になります。
今日古本屋でターンがあったから買ったんだけど
スキップはまだ未読
スキップを先に読んだほうがいいですか?
話に繋がりや関連はまったく無いので、どちらが先でも良いです。
>352
スキップは、前にNHKの衛星でドラマ化された。
地上波でも放映されたし、見た人も多いと思う。
メジャーかどうか、力量はさておき、出してる冊数とか
手に入りやすさ、は東野の方が上っぽいですね。
女性エッセイのコーナーに陳列されとった…。
女流作家のコーナーに北村薫が、
その横の男性作家のコーナーに高村薫と栗本薫が
並んでいるのを見たことがある。
女性作家コーナーの北村薫、男性作家コーナーの高村薫は見たことあるけど
栗本はないなー。たしかに体重は男だろうけど。
366 :
名無しのオプ:04/03/01 20:10
新潮社 4月刊行予定
「語り女たち」
ターン読んだ。
主人公が胸をもまれたのがショックだった。
メフィストで「盤上の敵」を読んだとき
北村薫を騙った、違う作家の作品だと思い込もうとした・・・。
胸もまれた位は衝撃のうちに入らない・・・。
で、面白かったの?
他の作品と比べてどれが衝撃的かを語るのは
きりのないことで無意味だと思うが。
物語の進行上必要なのかどうか疑問だが、
その例の場面が良くも悪くも印象に残ってしまった。
でもってその後の展開が、そのシーンを
ごまかすかのようにスピーディな感じがした。
話としては面白かった。
確かに、あのシーンは北村薫なりの「一線を越えた」シーンだったと思う。
私もあの場面の後は、動揺してしまったせいか落ち着いて読めなかった
ような記憶がある。
「盤上の敵」を書けたのも、このシーンで一歩を踏み出すことができたが
故のことだったような気もするな。
371 :
名無しのオプ:04/03/09 20:22
東京創元社 創元推理文庫 『朝霧』北村薫
価格未定 4月上旬 ISBN:4488413056
本やタウンの新刊情報より
372 :
名無しのオプ:04/03/09 23:31
いよっ、待ってました!!
何年待ったかなあ…
北村薫は親本で集めてるから、文庫化だとショボーン(´・ω・`)なんだけど、
文庫で揃えている人もいるだろうし、創元にしては珍しく、ちゃんと文庫
出してくれるのが嬉しいな。
ひとまず、「語り女たち」待ち。
>>366タン、thx。
374 :
名無しのオプ:04/03/11 10:51
スキップは展開が上手く行きすぎで
苦悩とかが足りない気がしたが、ファンタジー小説としては
良いと思った
苦悩をだらだらやられてもウザイから
オチでは真理子を帰らせてあげたかったな
>374
記憶喪失になった原因とか全くないのが不満だ。
我慢して最後まで読んで「アレ?」
これでいいのか…??
あと、周りに内緒にしてまで無理して先生をするのも疑問。
おもしろい設定だとは思うが、ちとリアル感がない。
病院行くんじゃないのか普通。
他の2作はおもしろいんだが。
ターン>リセット>>>>>>>>スキップ
個人的には「スキップ>リセット>>ターン」だな。
記憶喪失になった原因、ね…。
本当に読んだ上での感想なのか疑問。
ま、感じ方は人それぞれだけど。
病院に行くという行為は、自分が記憶喪失であると認めるという事。
彼女の気持ちとしては無理でしょう。
そもそも「時と人」のシリーズは「現実的でないから有り得ない・駄目」とか言ってたら
読めないような気がする。(スキップは他2作よりは、よっぽどリアルだと思うけど)
個人的には「実は記憶喪失」という方が好きなんだけど。
>378
>「現実的でないから有り得ない・駄目」とか言ってたら
>読めないような気がする。
そういうこと言ってるんじゃないんだ。
だったら大半の小説が読めなくなる。
ターンは交通事故で植物人間になった話だし、
リセットは死んだけど記憶を持って生まれ変わったという設定上で
納得しつつ読める話だ。その上でストーリーもテーマも成立している。
設定が「いかにも」リアルにしてある。
そのためにできすぎた話でも一応納得しながら読める。
一方、スキップは何故主人公が時間をすっとばしたのかが
全く書かれていない。主人公は原因を解明しようともしない。
描写は確かにリアルだが、登場人物たちの行動原理が非現実的。
努力を簡単に書きすぎてるし、うまくいきすぎ、開き直りすぎ。
「今」の大切さを伝えるというテーマなのはわかるし、
「スキップ」したことが問題なのではなく、
その後どう生きていくかが問題だというのもわかる。
だがそれはスキップしたことを解明してはじめて納得するものではないのか。
起承転結の転がないことは物語としてはどうか。
大事なテーマも安っぽくなってしまった。
380 :
名無しのオプ:04/03/12 14:28
氏ね
>>379 それは単に登場人物と自分の性格や考え方が違うってだけで、
非現実的というのは乱暴すぎる。
過去から意識が飛んできたなんて事を内緒にするのは普通だと思うし、
真理子のような人なら先生やると言い出すのも不自然じゃない。
何故やろうと思ったかとか、それについての家族の反応もちゃんと描かれてるし。
原因の解明をしようとするかについても人それぞれ。
自分だったら、当時に何か大きな事故でもあったのかくらいは調べるだろうけど、
その程度かも。
真理子ほど前向きにはなれないかもしれないけど。
>379
>一方、スキップは何故主人公が時間をすっとばしたのかが
>全く書かれていない。
記憶喪失だった場合。理由は書きやすいが、記憶喪失であると作者が『断定』してしまうと、
最後の最後その時点で、それこそ全てが安っぽい話となる。
記憶喪失でなかった場合。理由を書くことで時間を超えた方法まで書くことになり、
それはもはや北村ミステリではなくSFの世界になる。
>主人公は原因を解明しようともしない。
>描写は確かにリアルだが、登場人物たちの行動原理が非現実的。
>努力を簡単に書きすぎてるし、うまくいきすぎ、開き直りすぎ。
皆が皆、あなたと同じ価値観ではない。
故に、その時の行動・考え方も皆があなたと同じなわけではない。
>381
丁寧なレスありがとう。
>皆が皆、あなたと同じ価値観ではない。
>故に、その時の行動・考え方も皆があなたと同じなわけではない。
要はこれに尽きるとは確かに思う。
主人公・他の登場人物たちに少しでも共感できるかどうかで
感想も変わってくるだろうし、リアルに感じることもできただろう。
そこに共感できなかった私は、
記憶喪失なのかどうか、なぜ主人公の意識が飛ばねばならなかったのかが
この小説において気になる点となった。
>>382で記憶喪失だった場合とそうでない場合を書いて頂いたが、
このどちらでもいいから明確なオチが欲しかった。
安っぽくなるかSFっぽくなるか以外の、
素晴らしいトリックを見せて欲しかったと思うのは私だけだろうか。
>>383 ほんのりと同意。
私も最後まで読んで、ちょっと主人公の考え方や感じ方に納得がいかずに
すっきりしない気分で本を閉じた記憶がある。
作中での主人公の苦悩や葛藤、周囲の人々とのあれこれなんかに関しては
たしかに説得力があったし読んでて納得することもできたんだけど、
最後に彼女が「もう帰れない」という結論を受け入れて自分の身に起こったことを
引き受けることを選ぶという展開には正直ついていけなかった。
感じ方はもちろん人それぞれなんだろうけど、私にはあんな境遇におかれて
あんな結論を選択する主人公の心情が理解できなかった。
たとえそれまでの作中で描かれた様々なドラマのことを考慮に入れたとしても、
それでも私には理解の範疇外だった。
>>375 俺は
>>375の言いたい事判るけどな
あのラストは真理子にとって残酷だし。
安っぽくなろうが、新田と不倫でもしてくれた方が
良かった…。
ところで今日初めてターンを読み終えたが
スキップの数倍素晴らしいね!特にラストが良かった!
雨のしずくがは視界に散らばり、それぞれが、小さくとも立体であることを
誇示するように微かな光を内に含み、幼子のようにあどけなく、
ふるふると震えていた。
あなたが、息を呑むのが分かった。←ココ!
わずかに瞳を動かすと、あなたは、顔を目の前に持って来てくれた。
わたしは、いった。
霧雨のように、そっと。←ココ!
「・・・・・・ただいま」
ココって書いたところの文章が素晴らしいと思いました。
作者が男なんて信じらんね。
>>385 >安っぽくなろうが、新田と不倫でもしてくれた方が
>良かった…。
安っぽ杉
>384
自分は逆にああいったラストだったから、
「スキップ」が特別な作品になっている。
『自分の決めたその人に近づいていく』って箇所がいい。
「今の真理子」が現状を受け入れ、生きていくことを決断するのは
たしかに残酷なことだし、容易くないよ。
だからこそ、そういった道を選択できた真理子が眩しくみえる。
直前に、池ちゃんに話せたことが大きいと思う。
>>383 >このどちらでもいいから明確なオチが欲しかった。
>安っぽくなるかSFっぽくなるか以外の、
>素晴らしいトリックを見せて欲しかったと思うのは私だけだろうか。
北村薫本人は、大沢在昌との対談の中で、あえてそのあたりを切ったと言っているけどね。
人によって許容できない範囲って違うよな。
こういう話は聞いていて面白い。
私はターンの、文庫版あとがきにあった問題の方が気になった。
ストーリー展開のために作者が自分で決めたルールを破ったとしか思えなくて
作品自体に良い感情が持てなくなった。
つーか、ネタバレ続出な気がするのだが。
391 :
名無しのオプ:04/03/12 22:28
読んでない奴に合わせて語ってもしょうがない
>391
ルールを守るのが当然。
その考え方はおかしい。
>390
どの辺がネタバレ?
たしかにネタばれだ、申し訳ない。
大好きな作品だからか、熱くなってしまった。
392タン、気にせず読んでくれ…っていっても無理か。
まぁほんとに知りたくなかったらスレ覗かないと思うけど
2ch信用するもんじゃないからね
>>387と同じように思った。
昨日までの自分との連続性がない、というスキップのシチュエーションだては
特殊ではあるけれど、普遍的なテーマにもなり得る、と思う。
自分にとって受け入れがたい世界であっても、そこで今の
自分を抱えて現実とすりあわせて毎日を生きるしかない、という状況はあり得ると思う。
(たとえば、事故でけがをしてある日突然手足を失った・・・とかな)
自分に関することであっても、事実関係が明らかにならず、
すべての状況を自分で把握し得ない、というシチュエーションもまた。
自分は、真理子の選択そのものは(先生を続けるとか)どうかと思うが、
そうやって受け入れて進もうとすることは、勇気だと思った。
学生時代に読んだときは、正直
>>384みたいに思ったが、ある程度人生経験を経て
数年後読んだときは、違った見方になっていて、共感できた。
高村薫は男 北村薫は女性だとばかり 思ってそれぞれ何冊か読みました スキップ私も
あれで終わるの そんなあーと言う思いです
盤上の敵がバレエ化されるらしいけど・・・
円紫さんってモデルの方とかいるのかな。
落語に手を出してみようかと思うんだけど誰が誰だかさっぱり。
今日の今日まで「冬のオペラ」が韓国でドラマ化されて大人気なんだと
勘違いしてたわ・・・。
>>400 爆
そんなあなたはチャップリンのあれも
403 :
名無しのオプ:04/03/24 14:07
スキップってラストが変。(結局元にもどれないし何にも解決してない)
途中でどうでもいいような話を入れて、水増ししているようなところもあるし。
そもそも、子供の脳でどうやって教師をするんだ?
いくら予習したからといってあんな最初っから違和感なくできるわけねーよ。
春ですね
そうですね。
恋をしてみませんか。
いや、
>>403に近いことは俺も思った。
予習がどうこうってことでなく、あのストーリーの流れの中、
授業の場面になったら急に、主人公がいっぱしの
ベテラン教師みたいになる(人生訓を述べるようなとこなかったっけ、
まるで、現実の作者=教師の如く)とこがすごく不自然で不満だった。
記憶喪失の話と考えれば、喪失以前の日常のルーティンワークが潜在意識下に
残ってた=体が覚えてた ってことでなんとか説明がつくのだが・・・。
>>408 うん、俺もね、授業で”大人びた演説”させたのは、むしろ、
「ホントーは彼女は、実年齢どおりの大人なんだ」ってことの
”アリバイ”(←ちょっと変な用法だけど)として、(北村が)
ワザとやらせたんじゃないか?と想像したこともあった。
でもやっぱりあれは、「若さの大切さ(この作品のテーマの
ひとつでもある)」を北村薫が言いたかっただけ
(彼女の口から語らせる必要はない)、のように思えるし。
いずれにしても、あそこはあまりうまくないなぁと。
どう思うかではなく、文体が「春」を象徴していると思われ。
いずれにしろ個人的な感想を絶対化しないほうがいいよ。
それを2chで表明するのは勝手だけど。
ん?
>>411は俺宛のレスなのかな?
ま、いいや、一応書いときますけど、
俺のレスは俺の個人的感想であって
なおかつ個人的解釈を含むものですよ。
突飛な思考をしているとも思わないが、
万人がそう感ずるべきとも、自分の解釈が
唯一絶対の正解だとも言うつもりはないですよ。
おっしゃっている「個人的な感想の絶対化」が
そういう意味でしたらね。
>>411 じゃあ何を語れと?
読後の個人個人の感想を提示して
ああでもないこうでもないやるのはいいことだと思うがな。
書き込みも増えるし。
盤上の敵がバレエ化されることでも語ればいいのか?
>ああでもないこうでもないやるのはいいことだと思うがな。
激しく同意。
厨な文体でさえなければな。
415 :
名無しのオプ:04/03/26 20:09
掲示板とはそういうこと(411以外の意見)をやるためにあるようなもんだしね。
そもそも407は感想を絶対化させてないと思うが。
ただの感想だろ。
411は何を掲示板で語りたいんだ?
411叩きは放っておいて。
大人びた演説云々は、オレは別に不自然に感じなかったが。
子供ったって高校生だし、高校生に「教師役になって授業をやれ」と
言ったらあれぐらいのことをする奴もいるだろう。
それと、何故主人公が時間をすっとばしたのかが最後まで分からない〜は、
「スキップ」をリドルストーリーとして捉えれば、別に問題ないと思うぞ。
417 :
名無しのオプ:04/03/26 22:28
教育実習の学生だって、結構やらせてみたらできるもんだし。
さらに、真理子には付きっきりで指導教官がいたわけだし。
そんなに不自然だとは思わなかった。
大抵のことなら天性の才能で片が付く
人間には得手不得手があるのだから
みなさん、レスをどうも。
またまた誤解されてたら困るのですが、自分は
この作品、そこそこは好きなのです。
設定も、こういうのはむしろ大好きな部類なのです。
そーなんですが、上にあげた箇所で感じた違和感のため、
どこか冷めてしまったとこがありまして。
この作品を、ストーリーの流れにのり、存分に
楽しむことができた方は、ある意味うらやましいです。
これホント。
イヤミにしか聞こえない。
引っ込んでろ。タコ。
>>420 > イヤミにしか聞こえない。
> 引っ込んでろ。タコ。
イヤミ?どこがです?
別に嫌いでも良いんじゃない?
感じ方なんて人それぞれだし。
正直他人がどう思おうと興味ない。
うん、別に嫌いな人がいてもいいんじゃない?
俺自身は、北村薫好きだし、スキップのこともそこそこ好きなんだけどね。
>>419にも書いてるように。
で、いきなり難癖つけてきた
>>420のタコ君(タコ嬢ちゃんかな?)の
レスポンスはまだかね?
で、まあそんなことと関係なく亀レスですが、
>>399 俺も落語を本格的に聴いたのは、”円紫さん”シリーズ読んでからなんだけど、
とりあえず、あのシリーズに出てくる演目を聴いてみるのがいいんじゃないでしょうか。
「たちぎれ線香」の桂米朝とか。
落語はいろんな人のCD出てるし、図書館によってはCD置いてるとこもあります。
ちなみに落語界の”神”の方々といえば、古今亭志ん生、三遊亭円生、桂文楽とか。
みんな、鬼籍に入られてるけどね。
「ドグラマグラ」にも出た桂枝雀も面白いかも。
現役で油がのってる人なら、柳家小三治を個人的に推します。
もっと年が若いとこでは(といっても1955生まれの)春風亭小朝は、
京極の「嗤う伊右衛門」を落語にしたりしてる。
立川志らくはもっと実験的な落語をやってる1963年生まれの人気者。
といったところです。
>>422 >正直他人がどう思おうと興味ない。
じゃあ、なぜこんなスレ読んでるん?
古本屋にターンはどこいっても置いてあるのにスキップとリセットは置いてない
>426
映画にもなったし、数出てるのでは。
つられてなんとなく原作読んですぐ売る人も多そうだ。
428 :
名無しのオプ:04/03/31 18:44
>>426 おれは時三部作全部100円で入手したが。
リセットはあまり見ないが、スキップはすぐ手に入ると思う。
429 :
名無しのオプ:04/03/31 19:41
>>426 藻前ら教えれ
漏れはスキップとターンとリセットとどれかふたつは読んだはずなんだがどれだ?
ターン:リプレイ
スキップ:秘密
14日発売の「語り女たち」ってミステリ?
リセット:ライオンハート
433 :
名無しのオプ:04/04/04 19:46
>>431 新潮社の新刊案内によると、
語り出されるのは、幻想的な――そして日常的な――「謎」のものがたり
とあるのでミステリではないかと。
それと、発売日は16日らしい。
朝霧の文庫売ってないねー。
HPでは今日発売になってるんだけどねー。
>>434 9日に買えたヨー。
もう随分前、社会人になって自分でお金を稼ぎ、
友達から薦められていた円紫さんシリーズを文庫で買って読んだ。
あるとき電車に乗って隣の人の読んでるハードカバーをちら見した。
今思えば、それは朝霧で山眠るだった。
文体で「あっ円紫さんだ!」とわかった。
文庫で読み始めた私と、ハードカバーで読んでるその人が
隣り合っているのがなんだか面白くて、早く私も読みたかった。
そんな思い出のある朝霧で、隣り合った人の読んでた本のこと
に触れられていて、不思議な感じ。
あの頃の空気とか色々なことを思い出した。もう6年か…。
あのシリーズは「朝霧」で完結なの?
うおー、朝霧買ったよ!
初めて北村さんの本(空飛ぶ馬)を買ってから何年経ったことか…。
文庫で揃えちゃったんで、なんとなく新書は
買わずに今日まで我慢していました。
裏表紙に
「次作への橋を懸けずにはいない」(←「いられない」だと思うが?)
…これは期待しちゃってもいいのかなー。
もったいないから寝る前にちょっとづつ読もう…。
ハァハァ。
朝霧買ってきたのは良いが、勿体なくて読めずにいる。
次作を文庫で読めるのが何年先になるか分からないし・・・
都内東部では今日「語り女たち」が平積みになってました。
でも財布を見ると450円しかなかったので買えなかった(涙
改めて文庫で読み直してみると、
「朝霧」で完結でもそんなにおかしくない気がした。
次作を読みたいのはもちろんだけれども。
442 :
名無しのオプ:04/04/17 13:52
朝霧ハードカバーが出た直後に、講演会聞いてるんだけど、
その時は質問コーナーで完結ですかって聞かれて、
「違います」と答えてたわな。
あまりにも時間経ってるから気が変わったのかもしれないが。
高村と北村を混同してますた
ノ
良く聞くネタだね
445 :
名無しのオプ:04/04/17 14:26
おれは光太郎と混同してたよ
おれは鴻と混同
447 :
名無しのオプ:04/04/17 19:30
伊勢丹新宿店化粧品売り場の桑子夏枝さん、かわいい
朝霧読んじゃったよ。
明日から俺はどうすればいいのだろう…
それはさておき、次の作品は書けない気がする。
「わたし」の成長譚を北村はとても丁寧に優しく描いてきた。
でも次からは性的なものを避けずに書けないでしょ。
ただの綺麗な恋愛話ならともかく、
わたしシリーズは人心の深奥に迫ろうとする趣があるので
性的な描写を避けたらそりゃ紛い物。
でも性ってストレートに描いても綺麗に描いても嘘くさくなっちゃうでしょ。
難しいんじゃないかな。
449 :
名無しのオプ:04/04/18 23:00
「わたし」をいきなりお母さんにしてしまえばいいんだよ。
「おまえは私の若い頃にそっくりだ。落語家がすきなんだろう?」
と言わせればいい。
450 :
名無しのオプ:04/04/19 00:18
「私」が結婚するんですか!
私に彼氏がいないことが唯一の救いだったのに…
これだからシリーズものは嫌だ
>450
どこをどう読んだらそんな勘違いができるんだ…
私も勿体なくて読めない。
読んじゃうと、寂しい期間が来る…
453 :
名無しのオプ:04/04/19 05:25
伊勢丹新宿本店ハンドバック売り場の厚目加緒留さん、かわいい
>448
最後に百人一首の札を渡してエンド、とかw
今日から「空飛ぶ馬」読み返してる
今、「秋の花」まで読み終えた。
若い頃と違って、読んだ後のストーリーは忘れていることが多いので、
すごく楽しめる。まあ切ない話だったよ。
「語り女たち」読んだ人いませんか?
バイト代でるまでお金ないので購入するかどうか悩み中
感想教えてください〜
「私」の大学は明治ですか?
なんで明治だとおもったん?
東京の風景の描写はわからないけど、単純に考えたら作者の母校である
早稲田だと思うんだけどなあ。
>>460 円紫さんが中野で電車一本…あ、東西線があるか。
政経とか言ってたから早稲田だな。
いや、主人公がよく神田とか御茶ノ水から歩いて秋葉原まで行って
電車乗って帰るというそれだけの理由ですわ。
463 :
名無しのオプ:04/04/20 19:54
北村ってトリックの解答の説明とか下手糞だな。
>>460 作者の母校という根拠しかないより、
>>461のほうがよっぽどいい。
ま、早稲田だろうけど。
465 :
名無しのオプ:04/04/21 04:30
日本大学歯学部付属歯科病院の榎本深雪さん、かわいい
神田・お茶の水から歩いて秋葉原へ行っているという時点で、明治ではないと思います。
学生が毎日通っているとしたら秋葉原からお茶の水までのJR線の定期も持っているはずです。
でなければ北千住で東武線から日比谷線に入らず、千代田線に乗って新御茶ノ水駅を
利用する方が自然です。
>>466 分かったよ。そんなに意固地になることもあるまい。
「私」が親に定期は秋葉原まででいい、と言ってるかもしれないじゃん。
倹約家だし、バイトもしてなかったし。
新御茶ノ水でも秋葉原でもそう明大まで距離変わらんだろ。
ましてや、「私」は秋葉原まで日比谷線の定期持ってるんだから。
で、早稲田でしょうね、と
>>461が言ってるんだからさ。
別に意固地になってるつもりも無いのですが。
あくまで作品中の描写から読みとれる中での反証を挙げてみようとしただけです。
お茶の水界隈での描写が多いから明治あたりのあの辺の大学なのでは? という見解に対して、
「作者の母校が早稲田だから早稲田だろう」というのでは反論として根拠が弱いと思ったので
お茶の水界隈ではないと思われる理由を挙げたのです。
三省堂のトークショー&サイン会、行った人いる?
どんな話してた?
>468
>「私」の大学は明治ですか?
に対して、「作者の母校が早稲田だから早稲田だろう」以外に何を言えばいいのやら。
元が論になってないんだから、反論の根拠もクソもない。
ええと、確か「私」と同じ大学の《あんどー》さんは
露文専攻でしたよね。明治大学に露文科はあります?
>>471 だからもう早稲田でいいんだろ。
>>470 東京の地理を知らない+作者の出身校というだけで、早稲田だ、という
のもおかしすぎ。そのでんで言えば、海外ミステリなんかでその地域の
ことを詳しく知らなければ、主人公はみんな作者の出身校と同じ学校を
出てるとでも言うのか。
まあまあ、そうケンカ腰にならなくてもいいじゃん。
シャーロキアンじゃないけど、作品の中に出てくる
いろんな記述とかから、あれこれと想像したり推理
したりする楽しみだってあると思うよ。
解説で、「北村薫に間に合った」という文があったように思うのですが、
どの本が御存じの方いらっしゃいますか?
それとも、私の思い違いだったのかしら。
>472
何の根拠もなく「明治ですか」と言うような素っ頓狂な人が何を言いますか。
妄想で「明治」と決めつけるより、「作者の出身校」という傍証がある
ほうが1000倍マシ。
「作者の出身校」が根拠になる理由の方がわからない。
>>475 根拠と言うほど強いほどではないが、作中から読めるようなことが
>>461に書いてあるわな。
で、主人公の「私」の大学が、なんで作者と同じというのが傍証になるのかが
よく分からないな。
作品をよく読めば、明治よりは早稲田だろうというふうには思えるけど。
「朧夜の底」に、「翌日また神田に出かけたのは−−」という表現がある。
学校が神田近辺ならこれは不自然。
また、あんどーさんと本のやりとりをしたのは2度とも高田馬場。
まあ、早稲田でしょうな。
神田近辺の描写が多いのはただ「私」が本好きで神保町によく行くからでしょ。
姉は超強力美人のようだが、女優に例えれば誰だろう?
あと、「私」も。
正ちゃんと江美ちゃんは、同名で性格もやや似たような友人がいるので
イメージには困らないのだが、あの姉妹がイメージ付かないんだよな。
ところで「語り女たち」はもう読まれましたか?
なあ、素直に最初の最初、「織部の霊」初めあたりの学校風景と、
早稲田の文学部のキャンパスの様子を実際に行って比べて見れ。
上の方のレスでもいろいろ出てるが、これだけ材料があれば、
もうそんなん、想像とか推理とかじゃない、単なる事実だ。
おお,暫くぶりに覗いたら,こんなことで盛り上がっていたのか.
あくまでもフィクションなんだから,そんなに熱くなることもないと思うけれど,
私,高校も大学(学部まで)も北村薫氏の後輩なので,
「ああ,あれね,あそこね」とうなずくことしきり.
ちなみに,『スキップ』の舞台になっている高校の設定は
男女共学であることは除いて,母校にそっくりです.
>>480 読んだよ。帯にもあるように「物語の原点」に戻ろうとした作品・・・なんだが、
北村薫はやはり北村薫だから、求めるところには辿りつけず、"理"や"知"が出てきてしまう。
『水に眠る』(特に表題作)の延長線上にある作品だけれど、
正直に言って、質は落ちると思う。
少なくとも、「ものがたり」に匹敵するような大傑作は無かった。
北村薫は一方では「本格原理主義者」と綽名されるほど、純粋な理知に憧れ、
一方では、知や理に侵食されない「物語の原点」に憧れる。
そして、そのどちらにも辿り付けず、だが、
憧れ続けるのを止めない、止められないのが北村薫という作家。
そういう意味で、正に北村薫らしい作品ではあると思う。
>>481 なんでわざわざ早稲田まで行かなきゃなんねんだよ。
大体、東京に大学がいくつあるのかしらねえけど、「織部の霊」見て、
早稲田に似てるからちょっと見てきてみようと思うヤツなんて関係者だけじゃねえかよ。
小学生みたいな言い争いしかできない人たちはお尻ペンペンなわけですよ
上に乗られて人生観変わる必要のある奴が多すぎるスレだな。
>>484 作中の描写と著者の経歴から、もう十分すぎるほど十分に早稲田大学文学部だと特定できる。
で、おまけに、それでもまだ疑問が残るか、現物をみて確認したいんだったら、
話の最初の最初の方で大学の描写があるから、それを現物を比べてみりゃあいい。
「確認したけりゃ確認できるぞ」ってだけの話だ。アホが。
そう……三省堂のトークショーに行ったひと、いないのねん……。
キャラメルボックスの冬公演に「スキップ」をやるそうですね。
11月 神戸オリエンタル劇場
11〜12月 サンシャイン劇場
漏れは年間チケットを買ったので、行きます。
>>487 作中の描写は分かるが、経歴なんか関係ないだろうに。
>>488 ファンサイトにでも行けば、レポートが出てるんでないの?
>>490 この作品と主人公が、作者にとってどんな存在かを考えりゃ、
関係あるに決まってるんだがな。
「作品と作者は別」なんてとことを金科玉条として
ガチガチに決め付けてんなら、そりゃー馬鹿だ。
>>491 別なんて言ってないだろ。「関係ない」だ。
人をバカ呼ばわりするほどあんたは偉いのかよ。
で、「私」の大学が早稲田だったり明治だったりすると何か良いことでもあるのか?
作中の大学の特定なんてそんな下らないことに一生懸命なってどうするんだ?
何も架空世界を無理やり現実に当てはめなくても。。。
「明治」って言いだしたヤツは東西線が中央線に乗り入れてることその他を
忘れていて、すぐ早稲田だなと納得している。
で、そのあとの数レスで、概ね早稲田だろうということも確定している。
(ほんとはバカ田大学かもしれんのだがな)
あとは、言葉尻を取り合うののしり合い。スルーだな。
>>483さん
遅くなりましたが
ありがとうございました
やれやれ。
ようやく落ち着いたか…。
498 :
名無しのオプ:04/05/01 23:11
今日横浜の近代文学館で講演見てきました。
芥川の展示期間なので、講演に呼ばれたらしいです。
内容は自分の本とどのようにして芥川の小説と出会ったか
結構年いってそうで、しかもおっさんらしい声でびびった
今年55歳だし。
500
503 :
名無しのオプ:04/05/05 18:13
さんずいに鳥って何ですか?
ネタばれになるかもしれませんので、
メール欄でヒントだけでも教えてください。
あぼーん
>>493>>494 架空のストーリーなんだから架空のまま放置するのも勿論よいけど、
それをあえて推理→特定してみる楽しみもあるってことですよ。
BBSの性質上、ちょっとしたことでムキになる人が多く
嫌な雰囲気になったのは残念ですけどね。
>503
メル欄
>>505 必死になることはないって話ですよ。
当てはめるにしても相手に意見を押し付ける必要はないですしね。
あの師匠と私ってシリーズはもう終わってしまったのですか。
>>506 なるほど、そういう趣旨でしたか。
有難うございます。
>>503 正直言って、それがそういう趣旨以外に有り得ないということを読み取れないくらいだと、
他の作品もろくに読めてるとは思えないんだが…。
漱石とか芥川とか、膨大な解説・評論の類がある作家を読んで、
一度根本的に、「物語を読む」回路を作った方がいいぞ。ホント。
ようするに、中学・高校あたりの「国語」「現代文」で習うべきことが
身についていないと思う…。
本はミステリしか読まないような奴が、「文学」を読めるわけないだろうが。
大学の話もそうだったが、ミステリ読みの本の読み方はあまりにも異質。
すべてのものに「答え」を求め、作中に見あたらなければ「推理」と称した
妄想を垂れ流し。
読み返してみましたが、確かに当然それ以外ありえませんね。
そういう趣旨である可能性が高いのは分かっていましたが、
某所に「徐福の本で見たことがある」というような記述がありましたので、
もしかしたら、と尋ねた次第です。
>>512 「徐福」って、アンタ…。
「徐福の本で見た」ってそりゃー、からかわれたんとちゃうか?
「ああ、その子供なら、見たよ。確かネバーランドにいた」というのと似たようなもんか?
>>512 仮に、現実にはその字が古代中国あたりに存在してしまったとしても、
物語世界では「決して存在しない」のが必然。
それをわかった上で調べているなら、それはそれで面白いかもね。
516 :
名無しのオプ:04/05/09 23:43
さんずいに、酉年の「酉」で…
ごめんなさい、ごめんなさい
517 :
名無しのオプ:04/05/11 00:21
新作良かった。
ミステリではないかなっと思った。
水…は後味が悪かったので、こちらが好き
あの短さだと、
ついついショートショートのようなオチを期待してしまって、
やや肩透かし気味だった。
519 :
名無しのオプ:04/05/17 15:16 ID:TRfR9tcu
北村薫から芥川を好きになった。
520 :
名無しのオプ:04/05/20 01:37 ID:GTcfnghz
新作でたのに書き込み少ない。さみしい・あげ
やっと朝霧が文庫になって読めて嬉しい。
けど、あんな女子大生ひく。
昔は平気だったのになんでだろ?と思ったら
自分が主人公と同い歳だからか…な…orz
でもマジであんな女子大生いねーよ!
いても自分の心の中とか家族の前とか同好の趣の前ではともかく、
学校の友達や他人の前でためらいもなく出さねーよ!
「私」はちょっといない位良い子だな。道徳の指針となるくらいw
この人の主人公は殆どそうかな。
「六の宮の姫君」で、魂のデートのくだりにはカナーリひいたが。
あんな女性イヤだorz 自覚しつつ妄想してるのもコワイ。
おくての女の子って恋愛には屈折してるのかね。と思わせる。
現実にいそうな女性しか描いてはいけない訳でもあるまい。
524 :
名無しのオプ:04/05/20 22:21 ID:kcvIf1YH
>>523 誰も「私」のリアリティの無さに文句を言っているわけではないと思うが?
>524
そうか。失敬。
527 :
名無しのオプ:04/05/21 00:02 ID:jwkxqKZS
「正ちゃん」が、一番普通っぽい女の子かなあ、とおもうが、
彼女もやっぱ文学部なんだよなあ。文学部ってあんなんなんだろうか。俺理系なんで分からん。
「お姉ちゃん」のほうが、普通かな。
女子大時代の国文科の友人に「江美ちゃん」そのものとしか言いようがないような子がいました。
やっぱり早々に結婚してしまったし。わたしにとっては、江美ちゃんはものすごくリアルです。
「私」のためらいの無さがなんか怖いんだよなあ。
高校生の頃はともかく、大学生から社会人になろうとしてるトシの女としては。
正ちゃんや江美ちゃんの他にも友達いる可能性はあるけど
作中からは全然伺えない。
そもそも他愛無い話する「フツー」の友達必要としてなさそうだし。
で、円紫さん相手はともかくとしてもいくら小説家や編集者とはいえ
会話の探りや様子見を一切せずにそんなディープな話し出すなよと。
で、おまいの聞きたい事や話したい事だけやりとりして満足すんなよと。
このシリーズにかったるいリアルさは期待してない(むしろいらない)けど、
朝霧は「私」のそういうとこがどうにもひっかかって
今までみたいに微笑ましくもゆったりした世界を楽しめもしなかった。
ミステリとはいえど空気感がキモなシリーズだと思ってたんだけどなあ…。
自分がただ単に年食っちゃったんで「私」の屈託なさを羨ましく思ってしまうだけの
俗世の垢が付いてしまったのかもしれないが。
>>529 もっと歳を食うと「私」のそのストレートというか
ある意味鈍感ともいえる行動が若さとして微笑ましく読めるようになるよ
朝霧の最初に収録された話からして、9年前に書かれた物だしなあ。
『盤上の敵』がバレエになるそうですが。既出?
このスレを「バレエ」で検索してみて。
話は聞いてるけど話題にはなっていないという状況かな。
「私」は結構甘え上手な気がするwただし無自覚に。
つくづく年配の男性に可愛がられてますね。
>529さんが多分引っかかってるだろう部分にも、自分は「あー、甘えてるよ(ニヤ」と思った。
実際男性はどう思うんだろうな〜。こんな女の子に
「満身創痍の女子大生なんです」って頼ってこられたら。
>>529 >会話の探りや様子見を一切せずにそんなディープな話し出すなよと。
それはまあ、その通りで、いきなり深く突っ込んで、「受け止めて!!」と言わんばかりの
飛び込み方をするのは、正に《若さ》。
>>530,
>>534 でも書かれている通り、甘えとも言える。
でも、そうなるまでの過程、相手に信頼を抱くまでは、とても丁寧にうまく描かれている。
また、それを甘えだと言うとしても、実に一生懸命に、何かに追い立てられるような
必死さでそれをやる。その姿勢は《若さ》にとてもよく似合うし、その真剣さの中から必ず
---例え未熟だとしても---新鮮な見方を出して、相手を「おっ」と思わせてみせる。
そうくれば、相手も受け止めるよね。
《私》とそうした人との出会いから、そうした姿勢で接するようになる流れは、とても自然だと思う。
もっとも、《私》が正にあるべきタイミングで、自分を
受け止めてくれることのできる相手と出会い、また、正に《私》が受け止められるように
なったときに、受け止められる重さの事件が起きるのは、それこそ、
作者が《私》というキャラクターを愛で、慈しんでいることの現れで、「こうあるべき」という話。
これが「自然である」とは言わないし、言えない。
でも、それは現実に抗して揺るぐことのない強さとしなやかさ、緻密さを持った「こうあるべき」。
そこに、北村薫の意志があり、力量がある。
改めて読むと、《私》の描き方は、本当に上手い。
例えば、『空飛ぶ馬』の《私》は、あくまで《19歳》として描かれていることに気付かされる。
わざと、"気付かせていない"点が見えてくる。
具体的に言えば、『夢の酒』と『樟脳玉』を巡る会話や、オペラ『マクベス』への感想などに。
そして、それが物語が進み、《私》が成長すると共に、《私》の読みも深くなっていく。
ホント、読めば読むほど面白くなる作品だと思う。
536 :
名無しのオプ:04/05/21 21:55 ID:e3Loso+4
でもなあ、俺は『私』シリーズはもう出ないと思うよ。
>>535 おまい、いいこと言うなあ。
なんていうか、ありがとう。
私シリーズ、もうこの先は出なくていい、と思う。
これから「私」はどんな女性になっていくのかな・・・
と明るい想像で終わらせてほしい。
もう彼女のまっすぐさ・無自覚な脇の甘さを「若さ」で
くくることができない年齢(社会的立場)になっているはずで、
あのままでは、無自覚に周囲の人を振り回して迷惑をかけることが
ありそうで怖い。「学生なら許されたこと」が通用しなくなる。
かわいくて大事にしたい子だけど、危うくて見ていられない、って気分かな。
次に出てくるなら、朝霧に出ていたあの男性との話なんだろうけど、
いくら運命の出会いでも、「私」の恋愛を読みたくないなあ。
ライオンの話がよくわかんなかった…
何がカワイイのか何がヒドイのかどうしてコレしかないのか…
島荘のメマイのオチ以来のわかんなさだ…
読解力なさすぎかも…
540 :
名無しのオプ:04/05/22 12:07 ID:GlF6JkTM
そうだよなあ。もう天城さんや田崎先生のように、仕事・人生の後背をじっくりと育てる
ような時代じゃないし、これ以上書くとどうしても「私」の女としての一面を描いていかない
といけないけど、それとあの文学的な部分が併記されると本気で怖い女かイタイ女にしか
見えない可能性もあるし。まあ、そのへん作者の力量で巧いことごまかせるのかも
しれんけど、やっぱそういう怖さが現れてくるのは間違いない。
541 :
535:04/05/22 13:22 ID:WcErfZJ2
>>536,538,540
《私》シリーズは、後一巻だけ出る筈。
ただ、「恋愛が描かれる」とは行っても、その最高の一瞬が描かれる時点で終わるから、
ドロドロとしたものにはならないと思う。
「覆面作家」シリーズが、二人の千秋さんが一人になって終わったのと、
とても良く似た感じになると思うな。
北村薫の描く物語は謎物語。
その必然として、物語はその最大の謎が解かれると共に終わる。
そして、《私》の物語の最大の謎といえば、言うまでもなく、《私》の名前。
だから、その物語は、《私》の名前が呼ばれ、《私》がそれに応えることで、幕を閉じる。
…あと、北村薫の描く「恋愛」というのは、いつだって、
ある意味、普通の意味での恋愛とは別のものだからね。
自分が好きだと思うものを好きだと思うような人が、自分のことを全肯定してくれる。
そして、自分もそれに応える。
---それで初めて、「ただ一度」の自分の人生を全肯定できる。
それは北村薫のほぼ全ての作品に言えることだけれど、
中でも『水に眠る』の「恋愛小説」、その発展形の『ターン』をそういう視点で見れば、
すごく腑に落ちるんじゃないかな。
また、『詩歌の待ち伏せ(上)』の最初の回でアンドラージ『集団』を取り上げているのも、
《そんな北村薫だからこそ》の思いを汲み取れると、更に興味深く読める筈。
そして、《全肯定》を妨げてしまうのは《知》であり、《知》から滲み、湧き出してくるのが《嫉妬》。
「ただ一度の人生の全肯定」という主題に、それに深く関連する《知》と《嫉妬》という
切り口を加えると、それはそのまま、北村薫の作品世界の核心となるんだろうね。
>535
おまい、たちまち調子に乗ったなあ。
なんていうか、あいたたた。
>>540 >「覆面作家」シリーズが、二人の千秋さんが一人になって終わったのと、
>とても良く似た感じになると思うな。
言うなよ・・・
546 :
名無しのオプ:04/05/22 22:21 ID:YqvucpEn
「お姉ちゃん…」
547 :
名無しのオプ:04/05/22 22:47 ID:GlF6JkTM
>>546 それだけ書かれると呪いの言葉みたいだな。
街の灯以降に小説出た?
「語り女たち」新潮社
ありがとう。
探してみます。
今度の日曜、NHK−BSの「週間ブックレビュー」に北村先生が出演します。
既出ですが。
『別冊宝島 静かなる謎 北村薫』
買って来たよ
あ、短編が載ってるんだ。買おうかな。流石にコレは単行本には載らないだろうし。
556 :
名無しのオプ:04/05/26 13:20 ID:U4e0+MeL
というか、その特集本の表紙の「私」って新刊のカバーイラスト?
いんゃ、『空飛ぶ馬』の。
558 :
名無しのオプ:04/05/27 20:02 ID:e+v2Vlgn
ベッキーさんシリーズなんてあったんだ…。
街の灯買ってないから存在さえしらなかったよ。
明治〜昭和初期までの懐古浪漫好きな俺としては是非買わねば。
559 :
A.M.:04/05/27 22:15 ID:eel7GXhU
ちょうど今、『街の灯』を読んでいるところです。
ベッキーさんの姿や顔が高野文子のイラストで頭の
中に浮かんでくる私って……(苦笑
560 :
A.M.:04/05/27 22:31 ID:eel7GXhU
ちょうど今、『街の灯』を読んでいるところです。
ベッキーさんの姿や顔が高野文子のイラストで頭の
中に浮かんできてしまう私って……(苦笑
561 :
A.M.:04/05/27 22:21 ID:eel7GXhU
ちょうど今、『街の灯』を読んでいるところです。
ベッキーさんの姿や顔が高野文子のイラストで頭の
中に浮かんできてしまう私って……(苦笑
私も買ってきた。
ぱらぱらとしか見てないけど、スキップのところのイラスト
内側にいる女性の足があまりにもO脚というかガニ股なので唖然とした…
>560-561
すごいね。十分にもわたる時間逆転は初めて見たよ。
円紫師匠なら思いもかけない解明をしてくれるだろうか。
たぶん今2ch全体が激重だから、A.M.さんは自分のレスが反映しないのをみて
何度もレス付けたのかと…
その結果の三重カキコ、レス時間逆転じゃないかな。
ちなみに★事務連絡です★
移管作業に伴い2ちゃんに2〜3日の間アクセスできなくなる可能性が高いとの情報
ソース元は運営情報板です
ただし、ISPによっては期間が長くなる可能性もある模様
しかし、29日になるまではどうなるかわかりません
とりあえず今は鯖への負荷を回避するために書き込みを自粛してください
記念カキコなどもお控えください
また、今現在書き込めないのはこの影響ではありません
落ち着くように、まてば直るから
とりあえず書き込みの自粛を
運営板にはなるべく集まらないように
まとめサイトはここを
http://dempa.gozans.com/prj/page/browser/ikan.html とりあえず、まとめサイトに目を通しておいてくださいな。
>>564 そのテンプレ、俺も運用情報板で見たが、悪文だよな。
要は、@29日以降2、3日2ちゃんにアクセスできなくなるかもしれない。
A@とは「一応」別の問題として現在鯖が不安定になっているので書き込みを自粛してくれ。
てことでしょ?まとめサイトと運用情報板のスレッドの情報をうのみにすれば。
@の問題については解消されたって書き込みも見たけどどうなんかな?
Aの要請も正直なんかなぁと思うけど
(「自粛」って?しかもそんなの管理人が要請すべきでないのか?)。
あ、これは
>>564氏に文句言ってるんじゃないからね。
スレ違い、板違い失礼。一応向こうでも文句言ったんだが。
智子タンと付き合いたい。
てゆうかケコーンしたい。
智子タン(;´Д`)はぁはぁ。
誰?
>566
某雑誌のミステリ特集の、猫と一緒の家族写真でも見たのか?
しかし…普通に気持ち悪いから、ネタでもやめれ。
ってか、そういうのネタにすんな。
569 :
名無しのオプ:04/05/31 23:55 ID:2X2gUX0S
>今年は一月一日から出来るだけ一日一冊、本を読むことにしている。もっとも
>『アンナ・カレーニナ』(この二月に一週間がかりで読んだ)でも《一冊》という
>計算だから、なかなか目標達成は難しい。―(中略)―勢い、ペースが落ちて
>来ると薄い本をまとめて読むようなこともあった。
この部分でふと思ったんだけど、「私」の「一日一冊、本を読む」って目標、
《一冊》ってどういうカウントなんだろう? 「私」の好きな芥川龍之介を例に出すと、
『河童・或阿呆の一生(新潮文庫)』は、
1、大導寺信輔の半生
2、玄鶴山房
3、蜃気楼
4、河童
5、或阿呆の一生
6、歯車
の6篇が一冊に収められてる訳だけど、1日に6篇全部を読んで《一冊》なのかな?
それとも、一遍の小説を読んだら《一冊》とカウントするんだろうか。
ここで参考にしたいのは、『アンナ・カレーニナ』に関して言ってる部分なんだけど、
『アンナ・カレーニナ』は大体の場合、上・中・下の3冊に分けて売られてるんだよね。
参照→
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-8214453-1282605 これを「私」が《一冊》とカウントしているということは、「一遍で一冊」ということになる。
すると、前記の『河童・或阿呆の一生(新潮文庫)』の場合は6篇が収録されているわけだから、
「《六冊》読んだ」ということになりそうなもんだけど…。ちょっとそれはずるいような気が…w
まあ、『アンナ・カレーニナ』の部分については、ただ単に
「誰かのエッセイ集でも、文豪の超大作でも同じ《一冊》なんです」
と言っているだけなのかもしれないし、あの「私」のことだから「世界文学全集第○巻」か何かで、
一冊丸々『アンナ・カレーニナ』一遍だけが収められている分厚い本を読んだのかもしれないけど。
みなさん、どう思う?
『アンナ・カレーニナ』で一冊
『河童・或阿呆の一生(新潮文庫)』で一冊
文学全集で読んでいたとか?
572 :
566:04/06/01 01:42 ID:4x6xr5He
>>568 >某雑誌のミステリ特集の、猫と一緒の家族写真でもみたのか?
うん。ていうか書き込み見直したら、思った以上に
変態っぽくなってて、自分でもひいた。
写真もよく見たら、親父そっくりでちょっとアレだしな。
智子たんって猫だったのか
そういうことにしておいてください
>>569 570に書かれた通り。
『河童・或阿呆の一生(新潮文庫)』などでは、
その6編を一冊に収めているところに、その6編を選んだ選者の意図がある。
だから、一冊とカウントされる。
『アンナ・カレーニナ』をどんな形で読んだかはわからないが、
岩波文庫か新潮文庫での上・中・下の三分冊で読んだとしても、
それは分量の問題で便宜的にわけられたもの。
よって、こちらも一冊とカウントされる。
《一冊の本》というのは、
「どの作品が採られているか」「作品がどう並べられているか」「どんな装丁か」
「(主に文庫の場合)どんな解説がつくか」
といった諸々のことを含めて、《一冊の本》ということ。
>すると、前記の『河童・或阿呆の一生(新潮文庫)』の場合は6篇が収録されているわけだから、
>「《六冊》読んだ」ということになりそうなもんだけど…。
なんてことは、断じて、絶対に、有り得ない。
576 :
名無しのオプ:04/06/01 15:38 ID:t3qqOOgw
つーか「私」って結構速読だよな。
『アンナ・カレーニナ』一週間ですか…。
577 :
A.M.:04/06/01 19:14 ID:ESnVORgM
> 559-561
重複レスになってしまい、申し訳ありませんでした。
お前は壊れたレコードか。さらに時をスキップしてるし。
>>576様。
実は《私》は最近流行りの『あらすじで読む世界の名作』
とかで『アンナ・カレーニナ』を読んでいたり……
なんてことは、断じて、絶対に、有り得ないですね。
もし《私》が文学少女じゃなくて、SFやミステリやラノベ読みだったら。
……「こんな《私》はイヤだ!」か。
あの3人組がすでにラノベっつうか、少女マンガみてえ
引っ込み思案の主人公
ボーイッシュなワキ役その1
おっとりしたワキ役その2
『朝霧』のライオンの話に出てくるカレーの話がよくわからなかった。なぜ、レトルトでなく、
ルーを買ってきたからといって、惚れたんだろう。
風邪引いているときにそんなことされたら、マジギレしそうなんだが。
まあ、理由は「走り来るもの」本文に書いてあるのがすべてで、
蛇足を言えば、“恋は盲目”ってやつですな。
>>580 ああ、想像力が無いんだな…。
思い浮かべてみろ。
多分四十代くらい(一回りくらい年が離れているんだろう、たぶん)の男。
いかにも「やり手」という感じに、高い背広をかっちり着込んだビジネスマン。
それが、夕方、主婦だのなんだので込み合うスーパーの中にいる。
内心の焦りを押し殺しつつ、棚から電話で聞いた商品を必死に探している。
本人的には落ち着き払った態度を保っているつもりなんだろうが、
周りからみれば動揺が丸わかりだ。
で、その挙句、それがレトルトではなくルーであることも気付かず、
見舞いに行き、仏頂面して買ってきたものを手渡す…。
…これでわかるか?
可愛いよな
>>582 この程度の解釈を得意気に披露するお前にこそ
母性本能を感じてしまうな。
まぁオレは男なわけだけれども。
オヤジのファンタジーだな。
女って男らしい人にほれるじゃない?
で、レトルトと間違えてルー買ってくるなんてかなり男らしいじゃない。
だから惚れたんじゃない。
カレールーは抜かれていた。
むしろ間抜けなところに惚れたんだろ。
この人、台所に入ったこと無いんだなぁ。
わたしが面倒見てあげないと・・・・
みたいな感じですか。
走り来るものはそこに限らず
訳わからん文ばっかりだ!
ほう
>>590 そんなとこあったっけ?
もう記憶があいまい。
>539
どうして誰も「朝霧」の中の一番目の話に言及しないのか不思議なんだが、
おじいさんがエロ本買いまくる話だ。
あれはつまりどういう真相なんだ?
おじいさんがエロ目的じゃなくて、有害指定図書を買いまくることで、子供の目に触れさせないように、
という意図まではわかった。
でもなんかヤンキーみたいな奴も出てきたし、すべてをあかさないで終わる形を取ってるし。
ちなみに、同級生に電話するところで、
燃やす前にはやっぱりエロ本見たんだろうなってところで私がキれるところがちょっとワロタ。
>594
もう一度読み直した方が良いですよ(´・ω・`)
>595
読み直せばわかるもんなの?
それとも、オレの根本的な理解が間違っている?
>>594 そっか。「ちょっとワロタ」のか。
…根本的に、作家と読者の相性が悪いんだろうね。
>>597に賛同。
>>594は「山眠る」と相性悪かったんだと思う。
リドルストーリーじゃないんで、最初に読んだときに594的解釈をしたとすると、
読み返してもおもしろくはならないんじゃないかな。
や、どっか肝心なところを読み落としてるんじゃないかな?
もいちど読んでみたほうがいいよ。
>597,>598,>599
ん?ページ一つくらいとばしてたかな?
しかし、なんとなく分かってきたような気がするぞ。
>597が何か示唆してくれたような気がする。
もう一度読み返してみるとしよう。
どうもありがとね。
ちなみにオレは覆面作家シリーズと私シリーズと
水に眠る、盤上の敵は読了済み。
朝霧のほのに相見し人ゆゑに命死ぬべく恋ひわたるかな
>>594 その「意図」は嘘。
私と円紫さんの会話と、その後で私が本屋の同級生に電話で確認した事だけでも
読みかえしてみて。
「語り女たち」ものすごく面白かったと思うんだけど
このスレではあまり話題になってないね…
604 :
594:04/06/16 17:43 ID:GvpzXXOG
読み直したけど、メル欄ということでいいか?
605 :
A.M.:04/06/16 18:20 ID:ZIGlJvm3
604=594様。
それでよろしいのではないかと思います。
私は『朝霧』より先に『覆面作家と夢の家』の方を
読了していたため、「朝霧」に暗号が出てきたとき、
もうこれで《私》シリーズが終わってしまいそうな
予感がして、(一人勝手に)哀しくなったものです。
覆面作家シリーズも、暗号がテーマの「夢の家」で
完結していましたからね。
>>603 んじゃ、まず、「どこが面白かったのか」を書いてみれば、
話題になるきっかけになるんでないの?
個人的には『水に眠る』と同系列で、かつ、それより劣ると思うから、
特には話題にしないけれど。
607 :
603:04/06/17 00:21 ID:IeNiQ15m
>>606 『語り女たち』において自分が面白いと思ったのは、「聞き手」の存在です。
聞き手は女たちの物語に直接的な影響は与えませんが、
読者には一つの視点を提供しているのだと思うのです。
つまり、ダイレクトに物語を楽しむだけでなく、「聞き手」と「語り手」が
対峙しているその空間・時間そのものを遠くから眺めているような視点。
女たちの語る物語じたいは”なあんだ、よくある話だよね”と思えるストーリーも
多いと思うのですが、「聞き手」の存在がある意味幻想を生み出す装置として
作動することにより近視の人がメガネなしで世界を見たときのような
何か霞のかかったような不思議な感覚をもたらしてくれる気がするのです。
むしろ、物語があまり完成されすぎていないほうが不思議な感じを強く味わえるかと。
読後感はバリー・ユアグローの諸作品や夏目漱石の『夢十夜』に似ていると
個人的には思います。
眠る前に1編ずつ読んで、読み終わったらすぐ電気を消して眠りにつく、
そんな読み方が合うかな…
長文ですみません
「笑顔」が好きだ。>「語り女たち」
もう、ああなるしかないような話だけど。「朝飯前」という発想がいい。
頭の悪そうな感想でスマン。
609 :
606:04/06/19 02:48 ID:dpyi5/QE
>607
まず、606でのレス、斜に構えた言い方ですみませんでした。
改めて、607の書き込みについてレスします。
>聞き手は女たちの物語に直接的な影響は与えませんが、
>読者には一つの視点を提供しているのだと思うのです。
そうですね。「聞き手」の存在は、大きなポイントだと思います。
そして、その存在の効果については、こんな風に思います。
『水に眠る』の表題作で、
「「---信じていただけますか? こんな話」
心外だった。
「信じる、信じない、という問題じゃありませんよね」」
という印象的な問答がありますが、『語り女たち』の「彼」は、「女たち」とその会話に似たものを繰りかえしているように思えます。
「彼」は「女たち」が語る《虚》と《現実》の狭間を取り持ち、接続します。
「辞書は見なかったのですか」(「文字」)
「瞳の中に見えた人形とは、あなた自身が映っていたのではありませんか」(「わたしではない」)
「実際のところは、---誰かが、凝った悪戯をしたのでしょうね」(「闇缶詰」)
「《ツー君は猫でしょう?》」(「体」)
「---風邪でも、ひいてはいませんか」(「Ambarvalia」)
「では、彼の話というのも、あなたと親しくなるための、導入というか---風変わりな雰囲気を作るためのお遊びだったのかな」(「水虎」
あえて「彼」が出すつまらない常識的な《理》を「女たち」が見事に否定する。
それが『語り女たち』という作品の中の、一つの型になっている。
それは、『スキップ』の「エピローグ」でも使われた手法でもあります。
610 :
606:04/06/19 02:51 ID:dpyi5/QE
《ものがたり》に対して《知》が現われてそれを壊そうとし、しかし、
それは更に《だって、そうでしょう。そういうことって、あるでしょう》
という《真実》にかき消される---正に、北村薫です。
……でも、それは、「物語の原点」に憧れつつ、戻れていないという
ことでもありはしないでしょうか。
また、『語り女たち』の中のもう一つの型として、最初の「緑の虫」や、
「海の上のボサノヴァ」のように、逆に「彼」が《虚》の側でぐっと
「女たち」の話した物語を支えることもあります。
しかし、そちらに属する話は全体的にやや「弱い」ように思えます。
ことに、『水に眠る』に入っていた幾つかの作品たちの、
真っ直ぐに「だって、そうでしょう」をぶつけてきた力と比べるとき
---「ものがたり」「恋愛小説」なんて、題名からしてなんて凄い---
そう思ってしまいます。
ただ、『語り女たち』の中で、「ラスク様」というのは、
一頭抜きん出た力を持った作品だと思います。名作です。
「渇いた人」と「水」という表現は、「地団駄を踏みたいような思い」と同様、
他の人が使えばごく普通の言葉かもしれませんが、北村薫という作家が
それを使う時は特別のものになります。
そして、それに相応しいところでなければ、決して使われない。
「ラスク様」のあの場面は、正にその「相応しいところ」であったと思います。
…大変長くなりましたが、こんなところです。
盤上の敵を読んだ。
謎が謎を引っ張ってきて、なかなかスリリングに読めたが
最後の章の意味が何度読み返してもわからない…。
結局どうなったんだろう。
>>611 「どこがわからないのか」ということの説明から、
ネタバレになりそうだな。
613 :
611:04/06/22 19:34 ID:5ce8FjhS
そうなんですよねー<ネタバレになる
判らないというか、すっきりしないというか。
正味のところ、[メル欄]がわかればスッキリするんだけど…。
最終章で示唆されてるのかと思ったけど、なんだかモヤッとするばかり。
だからその章はなにか意味があるのか?あったとしてもわからない、ということです。
そういう小説だ、ということなら、それも良いんだけど
気分的に読後の着地点をはかりかねてます。それを除いても面白かったですが。
>>613 えーと……期待している答えでは無いような気がするけど、こんなの、どうだろう?
読み終えた後でハードカバー版(文庫版は手元にないのでよくわからない)の装丁を、
観て、触って、そして考えてみる。
それで何かがわからなければ、もう一度、読み返してみる。
あえて言うなら、第八章の二つの植物の話。
《チェス》と《しりとり》の違い。
そんなところに注目して読み返すと、いいかもしれない。
わかりにくいレスで悪いが、はっきり「最終章にはこんな意味がある」なんて書くべき
話ではないように思うので…。
なんで北村のようなやつが山本周五郎賞の選考やってるんだよ。
こいつの本軽いのばっかりで、全然凄い作品ないのに。
一人だけ選考委員の中で実力(悪い意味で)浮いてるよ。
>>615 ハァ?
むしろ、北村薫並に相応しい選考委員がいるとしたら、
宮部みゆきくらいだろう。
ただ、この賞の場合、名前を冠されている山本周五郎が生きていたら、
《自分の名前をついた賞が作られる》ということ自体をどう考えただろうか、
というのは大問題ではあるが。
>>616 北村と宮部を並べるのはどう考えてもおかしい。
この二人の仲がいいというだけで並べてないか?
全然作品のレベルも違うし。(当然宮部が上)
瀬戸川猛資編集『BOOKMAN』全30巻揃いを見つけた…。
しかし、価格が6万強。うぅ、買うべきか、買わざるべきか…。
高っ!
作品云々は100%読者の好みの問題でしょう。
むしろどちらが読み巧者かということで比べれば、
北村薫に勝る人はなかなかいないかと。
「街の灯」をブクオフで900円にてゲトー。新品でも良かったんだけど、どこの本屋に行っても
カバーが汚れてたりしてて買いたくなかったんだよね。美品ゲトでうれすいです。
何かちょっと感じが違うね、「街の灯」。
舞台になる時代が昭和初期だから、それに合わせて文体変えてる感じ。
最初はしっくりこなかったよ。本当に北村薫の本か、これ?とか思った。
>>621 確かに随分感じは違うが、
最後の上映会と、その主催者(?)の台詞は、正に北村薫。
「街の灯」の次作はまだかいな。
624 :
名無しのオプ:04/07/07 03:16 ID:b6Fg9uex
巷で話題のコンクリ事件読むと盤上の敵がぬるく思えてしまう。
現実の日本のほうがすさんでるとは…
「ごきげんよう」の挨拶はトレンドなのか!?
別冊宝島1023
「静かなる謎 北村薫」を買った。
北村ファンなら買うよな?
628 :
名無しのオプ:04/07/08 12:50 ID:SblDGDuK
「語り女たち」 直木賞ノミネートage
629 :
名無しのオプ:04/07/08 17:10 ID:gYK8aPUw
ターンで落ちちゃったし今回も無理ぽ?
つうかもう審査員達より偉い位置にいないかい
さすがに、直木賞の選考委員達より格上って事はないでしょう。
前回の選考委員はこの10人。
阿刀田高・五木寛之・井上ひさし・北方謙三・田辺聖子
津本陽・林真理子・平岩弓枝・宮城谷昌光・渡辺淳一
それと、直木賞にノミネートされる作家が、山本周五郎賞の選考委員なのには、
やっぱり違和感ありますね。
631 :
名無しのオプ:04/07/08 19:05 ID:e+sDsG9j
ちゅうか、京極さんより後ってのがイヤ
直木賞だけ通常の時空間と無関係と考えれば問題なし
宮部みゆき『火車』を落とす糞選考をやった上に、『理由』で賞を出す暴挙。
『半落ち』事件の恥さらし。
宮部みゆき同様に「は?今さら?しかも、その作品で?」の京極・江國の受賞。
ここしばらくの直木賞選考は凄まじいまでの失敗を繰り返してきてるからなぁ。
今回もまた、やってくれるんじゃないかな?
118回で『ターン』を、114回ではあろうことか、『スキップ』を落としておいて、
『語り女たち』で賞を出す・・・そんなことになったら、もう、馬鹿か、アホかと。
なんつーかな、林真理子&渡辺淳一の二大馬鹿を取り除くだけでも、
随分変わるんじゃないかと思うんだが。なんであんなのが選考やってんだ?
634 :
名無しのオプ:04/07/08 21:28 ID:c1uTAQU9
>633
全てに禿しく同意。
あんな審査員が仕切ってる賞イラネ…っていうのは嘘ですごめんなさい。
でもさあ、なんかこれで取っても納得いかないし
賞取れなくても北村薫の評価下がんないし。
菊池寛をドラゴンボールで甦らせて選考してもらうしかないな。
>>633 つーか今の日本の文芸賞選考っておおむね意味不明だよな。
作品の質よりも文壇と出版業界の政治的理由で賞とらせてるだけみたいな印象があるよ。
>>633 林真理子と渡辺淳一のニ大馬鹿
直木賞と芥川賞選考委員は基本的に本人が退く以外は死ぬまでです。
そして馬鹿に限って一度掴んだ権威を手放すことなどないのです。
…もうさあ今回はランディでいいよ。
そんで新たなる盗作が発見されて賞の選考自体を見直すことになればいいじゃないか。
>>636 >作品の質よりも文壇と出版業界の政治的理由で
まあ、直木賞・芥川賞は元々、その賞を与えることで、
その作家が巻き起こしている/つつある、あるいは象徴している何らかの動きを
後押しするという性格が強い賞だ。特に芥川賞。
作品そのものの絶対的な出来だけでなく、その作品が呼ぶであろう反響を考慮するのは、
むしろ賞の創設者(賞に名前が冠された菊池寛の二人の親友が彼岸でどう思うかはともあれ)の意図に忠実な話だ。
だから、少なくとも芥川賞の選考はあれでいいし、ああいう賞であるわけだ。
……で、一方、そう考えると、直木賞の選考はますます許し難いわけだ。
そういう直木賞だからこそ、正に『火車』、『スキップ』、『秘密』、『OUT』
(それと多分『嗤う伊右衛門 』にも)のような作品にこそ、賞を出さなくてはいけなかったのに。
ホント、困ったもんだよな。
林真理子、渡辺淳一は議論の余地なく問題外として、井上ひさしなんかもピントがあえば
今でも相変わらず凄いが年々趣味が偏狭になってきている気配がある。
北方謙三・津本陽・平岩弓枝・宮城谷昌光というラインナップはそれぞれ一人一人ならともかく、
選考委員がカバーできるジャンルの広さを考えたときは、あまりにバランス悪いだろ。
特に、北方・津本はどちらか外さないと…。
五木寛之は、いいからもう、全国を説法行脚でもするか、ありがたい癒しエッセイでも
書いて他のところからはとっとと引退するべきだろう。
田辺聖子…別に致命的に悪くは無いかもしれんが、決して優れた読み手とはいえないんじゃ…?
阿刀田高…選考委員に一人くらい、年輪を重ねた老趣味人がいるのはいいことなんじゃないだろうか。
……つーかさ、むしろ、北村薫は候補より選考委員になるべきだよな。
それだったら、直木賞もこんな無様なことになんなかっただろうに、、、
まぁなんだかんだで北村さんがとれるといいなーと思ってるけどね俺は。
名前と作品が売れてる順にもちまわり。
>…もうさあ今回はランディでいいよ。
>そんで新たなる盗作が発見されて賞の選考自体を見直すことになればいいじゃないか。
それいいね、溜飲が下がる人が各方面にいそう。
勢いとしては伊坂か奥田が妥当かな。
でも今回は北村薫・東野圭吾→やがて数年の後、
「なんでこの作品で?」と思われるタイミングで
前述の二人が受賞、というのが直木賞らしい展開だな。
語り女はダメだろ。
候補作の中でも、この作品レベルは下の方の気がする。
作品だけ見ると伊坂、奥田あたりだろ。
北村の作品の中で見ても、落選したスキップ以上とは思えないし。
>643
いや、直木賞って作品見ないじゃん。作家しか見てない。
俺も本だけ読むと空中ブランコが一番面白かった。
でも奥田が取るってありえるの?って思ってしまう。
北村薫の方がそろそろ取りそう。
逆に選考委員になる水準の人に、与えとかないとまずいという判断が働いたんじゃないか。
今回、あまりめだたない作品で候補に入ってるじゃない。
ということは、「与えるために選んだ」とも推測できるわけだ。
伊坂はまだ若いし、あと1〜2年でヘタる危険性もないとはいえないので、もうちょい様子見してもいい。
それに、題材やうんちくの選び方がまだ若くて浅い。
北村薫は、ここで取らないとあとがない気がする。
東野圭吾も取って当然の人なんで、北村&東野で今回は取るとみた。
次あたりで、真保裕一が取って、一応「直木賞取るべき人」総ざらえできれいに整理が済むんじゃないか。
読んだことのない作家の本を一冊選んで読もうとする時、
受賞作だからという理由で選んじゃいけない事が良く分かる。
>>644 > いや、直木賞って作品見ないじゃん。作家しか見てない。
それってここ6、7年の話で、もうすぐ元に戻ってくれるんじゃないかと
期待してるんだけどね。
宮部、京極、北村、東野、真保あたりの力量のある作家が
ミステリ的な手法を取り入れた良作を書いたんだけど、
直木賞の選考委員たちは、ああ良く出来た作り話ね、みたいに
認めなかったんだよな。
だけど、こういったタイプの作品がエンタメの本道になったもんだから、
慌てて後追いで受賞させようとして、今のみっともない状況になったと。
と書いてみて、やっぱり選考委員変えないと駄目かな・・・。
どうせここまで来てしまったのなら、《私》シリーズの最終巻か、
『街の灯』あるいは『冬のオペラ』の続篇を待って、それに出して欲しいもんだけどな。
古い例だが、『戻り川心中』を落としたのは言語道断、
『紅き唇』にも出さなかったのは愚劣だったが、
(「紅き唇」を含む)『恋文』で連城三樹彦に賞を出した
第91回の選考は、それ単体で見ても、当然そうあるべきものだったわけだ。
>>648 私シリーズの続編は「今は何故か書きたくない」って言ってるようだし、
「冬のオペラ」の続編に到っては含み笑いだったからなあw
一番可能性が高いのは「街の灯」の続編かな。これは書くって言ってるし。
ああ、そろそろ北村分が不足してきた。
結局落選か。
熊谷との対談をキボンw
652 :
名無しのオプ:04/07/16 23:55 ID:4HFe2Afb
>644
何を言ってるんだこの馬鹿が。
街の灯がどうしても昭和版マリ見てに思えてしまう…。
マリ見てってあんな話なのか。
655 :
名無しのオプ:04/07/18 01:10 ID:nTq5G768
山本賞選ぶ人北村VS選ばれた人熊谷
↓
直木賞×北村○熊谷
北村ってさ、最高作品であるスキップですら大したことないのに
なに偉そうに選考委員やったり、編集しまくった本を出したりしてるんだ?
山本賞選考委員が山本賞受賞者に負けるって、選考委員やってて恥ずかしくないのだろうか?
もっと、良い作品を書いてから選考委員やれよ。
他の山本賞選考委員は篠田とか浅田とか重松とかちゃんとした素晴らしい作品を書いてるやつばかりじゃないか。
いや、微塵もあんな話じゃないけど。
「ごきげんよう」が出た時点で、服装がマリ見ての学園の制服に変換されてしまった。
まあ、セーラーだしいいんだけど。
657 :
名無しのオプ:04/07/18 12:22 ID:0UMt8MsG
>>655 読み巧者ってやつですかね。
しかしこの人、なんでも面白がりすぎだと思う。
この人がほめてた作品を読んでがっかりさせられたことが何度もあった。
>>657 なんでも面白がりすぎなのを読み巧者って言うのだろうか?
読み巧者なら北上次郎でも選考委員にしたほうが良いんじゃないか?
「読者」としてならいろいろ面白がれるほうがお得だろう。
「評論家」としてはどうだか知らないけど。
660 :
名無しのオプ:04/07/18 22:51 ID:xvRMOtgp
>>658 新刊読むたびに本年度最高峰と銘打つヤツが読み巧者?
>>660 「いつでも今日が、いちばん楽しい日」なんだよ。
ミステリを読める幸せを噛み締める北村薫。
>>660 北上次郎のアレは、「 芸 風 」だからいいんだよ。
くだらん「辛口」評論家がプロでもアマチュアでも腐るほどのさばっている中、
あの芸風はとてもとても貴重。
ちなみに、北村薫は《親と子》(特に子を思う父)が重要なテーマに含まれる作品については、
例外的に相当甘くなる傾向がある。
また、《ただ一度》とか、《求めて手に入らないもの》といったテーマには
並々ならぬこだわりがみられるので、そうしたこだわりに共感できない人には、
感覚に合わないところが出てきそうではある。
しかし、その他の評価は大変信頼できる。
・・・ただ、北村薫は時折、読者にもそれなりの読むための力や努力を求めることがあるので、
そうしたものを軽く読もうとすると、苦しいかもしれない。
例えば、『ミステリは万華鏡』で触れた、夢野久作『瓶詰地獄』、久生十蘭『湖畔』など。
勿論、読めばもう、無条件に面白いものも多いけど。
読み手としての北村さんは
根っから小説が好きな人だし、なんていうか「作家性善説」というか
「作家というのは書き飛ばしたり金目的で書くことは、絶対ないんだよ」
(うまく表現できなくてスマソ)
っていう考えが根底にあるように思う。
だからどんな小説でも頭から否定することはしないし、欠点と思われる部分や
稚拙な表現を欠点と指摘するのではなく、
わざと深読みしてみたりする。
そんなところが「なんでもかんでも誉める」と思われる要因じゃないかな。
でも山本賞の選評を立ち読みしたけど、ある意味見事な書評になっていて
候補作を読んでみたいと思わせるものだったけどな。
まあある意味北村さんの書評・選評は、読み手に読解力を
要求するのかもしれん。微妙な表現から「ああこれは誉めてるようで
実は誉めてないんだな」とか。
北村の覆面作家はなんとかっていうやつ
読んだんだが、けっこう舌足らずな文章があった気がする。
急に話が飛んだり、どの人の会話なのかわかりにくかったり。
他の作家の本ではあまりそういうことないので
読解力どうこうの問題ではないと思う。
それは、き(ry
謎のギャラリーを読む限りでは、
その作品の「何が面白いのか」を的確に表現することについては信頼していいと思う。
自分が好きか嫌いかはおいといて、
「ああ、北村薫はここを面白いと思ったんだなあ」というところが良く分かる。
書評家としては基本とも言えることだけど、
その基本をきっちり押さえた書評家は意外と少ない。
>664みたいなのは問題外として…
>>663 そうか?
ダメ出しするときは、サラッと一言、とりつくしまもない論評が出てきてないか?
ただ単に、自分の何かに対するネガティブな評価を滔々と語る趣味がないだけで、
《それが必要な場合》にはビシっとストレートに言ってて、はっきりいって滅茶苦茶怖いぞ…。
例えば、《必要な場合》の代表例が、『日本探偵小説全集11 名作集1』の解説。
『江戸川乱歩集』についてのところで、
「『D坂』は、それほどのものとは思えなかったから入っていない」。
次に、木々高太郎について触れて、
「わたしには、発表当時ならともかく、今、『人生の阿呆』を採ることは、
木々高太郎にとっても、読者にとっても、不幸なこととしか思えない」。
それに続けていつもの通りに、
「しかし、一方で《そんな馬鹿な》という人が、いるかもしれない。
アンソロジイとは結局のところ、読者一人一人が自分の内に編むものだ。
この全集が、そのための材料---よき材料となることをこそ願う」
と書いているわけだが…こう書かれると、よっぽどの無神経でもない限り、
生半可な覚悟でそれらの作品を擁護することは出来ないわけで。
つまるところ、北村薫が何かの作品について語る場合、
その評には評者自身の何かが賭けられている。
だからこそ、褒めるにせよ、そうでないにしろ、北村薫の文章には重みがある。
それに尽きる。
そうして書かれた評が、ある程度以上の智恵と知識と努力に支えられていた場合、
もう、それはその読みが正しいとか正しくないとかいう問題じゃなくなる。
ネガティブな評をあまり出さないのもそれで、つまるところ、
自分が好きでもない、興味も無い、脅かされもしない作品について、
自分自身の何がしかを賭けることなんてするわけがない。
それだけの話。
でも、だからこそ、北村薫があえてネガティブな評価を公に出すときは、
とんでもない切れ味がある。
斬り付け返したり、傷口を縫いとめるのは極めて難しい。
それにしても北村が直木とらなくて良かった。
北村の小説の主人公って、なんで女ばかりなの?
キモッ
女ばかりなのもそうだけど、女の性格がまたきもいね。
落語家のシリーズの"私"とか
こんな明らかな釣りにもきっと釣られるんだろうな…。
まあまあ、またーり行こうぜ。
北村の作品が女ばかりなのは、男がやるともっときもいからだよ。
作者も語っているよw。女性なら話になるが、男性でやったならば・・・。
円紫さんと私シリーズの「私」
今まで一回も恋愛経験がなかったわけだが、
どうやって、気になるあの人に近づくんだろ。
どうにも今後の展開が想像つかない。
同僚に「紹介してください!」ってダイレクトに切り込むのか?
まぁ、何もアピールしなくても引き合わせてもらうことになりそうだけど。
それで内心「よっしゃぁッ」とか「これも不思議な御縁だ」とかなるのかな、
ちょと嫌だなw
こいつの書く話ってなんかリアリティがない。
そりゃ、小説だからっていえばそれまでだが、
例えばスキップで、主人公が授業をすらすらできる場面とかマジありえん。
円紫シリーズの「私」は処女なのか。
それなら、もっとそのことについて思い悩む描写があったほうが
リアルでいいと思うのだが。
あれは女性というより、「作者の中にある女性性」を描いた、といった方が
しっくりくる気がする。作者が性倒錯とかそんな意味ではなく。
だから「私」シリーズにしても時間シリーズにしても綺麗に恋愛のドロドロの
シーンは抜けてるし。逆に「私」シリーズが止まってるのはこの先を書くと
必然的にドロドロに突入しちゃうからではないかなどと邪推。
>>677 つーかもういい加減に北村にリアリズムを求めるのはやめれ。
ある種の筋違い。
>>677 まじありえんと断言している所に人生経験の少なさを感じるがw。
現役教師としていわせてもらうなら、いるぞ現実に。
教育実習を試しでやらせてみたら、3年くらいは教壇に立って教えていたのか
という貫禄みせる人間もいる。教師のしゃべりなんて条件反射的に話すこと
も多いから、記憶していなくても無意識のうちに経験としてあれば可能。
伝統ある大学の文学系の学生なら、祖父もこの大学を卒業していて、
小さいころから家にある古典や本ばかり読んでいましたなんて人間もいる。
リアリズムは小説ではどうでもいいが、「現実にはいない」というほど
「いない」わけでもない。円紫シリーズの「私」みたいな型は人間付合い
あまりしないから、ゼミ以外のつきあいとかになるとほとんど会ったこと
ないけどね。
「私」がレイプされる、みたいな衝撃的な事件を書いたら、
盤上の敵を越えるね。
円紫シリーズは本格ミステリだし、スキップのシリーズはほぼSFだろう。
舞台を日常的にしてあるだけで、リアリズムを求める奴が多いのが
ちょっと笑える。
北村薫の作品って色んな書評サイトを見ても
それほどいい評価ってあんま見かけない。
満点が★五つだとすると大体★四つぐらいと中途半端。
みんなが★五つつけるような作品を書いてほしい。
肝心なのは自分の評価では。
書評サイトが万点で大絶賛するような作品でも、
自分にとって駄作だったら喜べない。
色んな書評サイトだけではなく、自分の評価でも、
それほど高得点をあげられないんだが。
別に悪いとは言わないが傑作というものがない。
知名度あるし、選考委員もやってるほどの作家なんだから、
ほとんどの人が(全員は不可能)認めるような作品を書いてほしいということ。
東野の秘密や宮部の火車、最近で言うと奥田の空中ブランコのような。
別に選考委員は立候補制じゃないんだから、
業界では、北村の(選考者としての)才能が認められている、
というだけの話だろ。
北村の作品と選考委員やってることをしつこく結びつけようと
してる人は、評論家の存在とか認めない人なんだろうか??
北村の作品は、よいのだけど全体的に地味というのもあるのじゃないか?
どの作品も基本的な舞台は日常。
何かの社会問題をとりあげるというほどではないし、派手な展開でエンタメと
しての面白さがあるわけじゃない。そのあたりの原因があるのじゃないか?
純文学系なら、架空の日常とか現実の生々しさがないと評価しそうだし
若者なら派手な面白さがないと評価しそうだけど?
上で、いじめの問題をとりあげていた人がいたが、北村作品での対応は
現実に近いたんたんとした対応。必死で立ち向かっていくほどの熱さとか
があるわけではないから。
とりあえず、少年を主人公にして一本書いてもらいたい
>>685 基本的には同意。
でも、細かいことだけど、例を挙げるなら東野は秘密じゃなくて白夜行だと思う。
秘密程度で良ければスキップでいいじゃん。
とりあえず、何でもいいから小説を書いてもらいたい
『六の宮の姫君』で賞が取れなかったのが不思議だ。
文学にはまるで縁がないが、あんなに読んでいてわくわくした本はなかった。
ラストもとても印象的。
個人的に好きなのは『秋の花』だが、一般性にはやや欠ける。
>691
その二つなら『秋の花』のほうが一般的じゃ?
693 :
名無しのオプ:04/08/11 10:28 ID:2+Seijey
ターンで、くるりんの直後に受話器を早くあげとかないと
通話が切れてしまう、というのがわけ分からん。
くるりんで、受話器がおりてしまうから、もうつながらないんじゃ・・・
>>693 黒電話なら、一瞬のフックは切れないんですよ。
うちのがそうだから分かる。
>>694 黒電話じゃなくても、一瞬なら回線は維持されるよ。
>>697のオフィ、ストーリーへ行くとネタバレしているので未読者は注意
誰か、今号のメフィスト読んだ人いる?
ああいうもの書かせると、本当に上手いね。
今後の出版スケジュールをお話ししますと、まず、もうすぐ『詩歌の待ち伏せ』の
3冊目が出ます。他では、東京創元社の「ミステリーズ」という雑誌に「ニッポン硬貨
の謎──エラリー・クイーン最後の事件」というのを書いているので、完結すれば
それをまとめる、というふたつが目下進行中です。文庫化では、中公文庫に入っている
『謎物語』が、秋頃、角川文庫として出る予定です。あと、私のシリーズ物のなかで
「ベッキーさん」の出てくるシリーズは、何とか続編を書かなければならないと思っています。
>>699 読んだ。
んで、別冊宝石46「世界探偵小説全集12」を手に入れた♪やっほぅ!!
北村薫って最初のペンネームが覆面作家だったの?
>>703 『夜の蝉』で協会賞取るまでは、北村薫は覆面作家だった。
小説家デビューする前は、本名で解説書いたりしていたけど。
705 :
名無しのオプ:04/08/20 11:25 ID:o0vgOIBz
つい先程、母親から借りて北村さんの著書に初めて出会いました。ターンです。本当に感動しました。
幸運ながら家にスキップもあるということなので幸せいっぱいで今から取り掛かろうと思います。幸せです。
スキップはイマイチだよ
まぁ読んだ直後は、良かったって感じだが
時間がたつと、なんじゃあの糞話はぁ!ってなる
>>706 ああ、ひょっとして、あれか?
17歳から時を越えてきてしまった真理子が周囲にみるみるうちに受け入れられる一方で、
「いなくなった42歳の真理子は一体どうなるんだ!」
「特に家族の反応はひどい。この作品は、人間が書けていない!!」
とかいうヤツか?
たまに、そういう根本的に作品を読み間違えている馬鹿がいるみたいだが…。
>>707 そういう風に多くの人に読み間違えられるような文章を書く北村にも問題がある。
それでも、作家にとって作品とは「作者の内的なこう書かなければならないという
必然に突き動かされて紡がれるモノであり、ただの一語、句点一つをとっても
動かしがたいモノなのだ」というような趣旨の発言をしているのを見た事がある。
多少大げさだなとは思いつつ、そういう生真面目さがいかにも北村薫らしいとも感じたし、
本来モノを書く事を生業とする者の心得としてはそうあるべきだろうなとも思うので、
>709みたいな批判は、作者にとってはたぶん気にならない事なんだろう。
たとえ読者の多くを誤読させてしまうような書き方・語り方になってしまおうと
それが作者にとって「ゆるがせに出来ない必然」であるのならばそれで良い。
小説ってのは本来そうしたモノだからね。
>>710 俺は北村が気にしてないとか小説の本来がどうこうってことについて言ったわけじゃなく、
707の「根本的に作品を読み間違えている馬鹿」という発言に対し、
何人もの人が読み間違えをしたってことは北村にも問題があるってことを言っただけ。
まぁそもそも根本的に作品を読み間違えているかどうかということ自体疑わしいが。
707が出している例は読み間違えの例としてはおかしい。
おまいら必死になりすぎ。
感じ方は人それぞれ。
言い争うお前らを、天国から津田真理子が笑いながら見下ろしています。
スキップよりターンの方が面白かった私って少数派なのかな?
少数派かもしれないし多数派かもしれない。
ある人はスキップの方が好きだけど貴女はターンの方が好き。
ただそれだけ。
自分はスキップは記憶喪失者の話として
読んだから面白かったけどな
>>717 エピローグの前半は何が書いてあるのかというと、はっきりきっぱり、
「そういう風にだけは読んでくれるな」
と言っている、念を押している、叫んでいるということんだけどな。
ま、それで面白かったんなら、いいんじゃないの?
ひどい読みだとは思うが。
だからといって、記憶喪失者の話と考えなければ、
結局は、メチャクチャな話(子供、かつ最初の授業なのに自然な授業をやってたり等)になる。
記憶喪失と考えればラストも含め全ての辻褄が合う。
そういう風に読んでくれるなと言っているんだとしても、そういう風にとられる内容にした北村が悪いわけだが。
もうその議論はお腹いっぱいです。
アンチと信者。
どっちもどっち。
激しくどうでも良い。
言い争うお前らを、天国から津田真理子が笑いながら見下ろしています。
実際にどうかなんて分からないように書いてあるんだろ。
分からないけれど、記憶を完全に失ったという前提で、主人公や
周囲がどう反応するかを描いた話なんじゃないの?
>>718のシーンだって、
「実際にどうかなんて関係ない、だけどそれが記憶を失った人にとって
どういう事なのか」
を言いたいんだと思うけど。
ウザイ
北村薫インタビュー。
http://book.asahi.com/authors/ 「私」の名前はシリーズ最終作のラストで明かされるのがいいだろうな、と、第1作を
書いていた頃は思っていました。結末のところで、彼女がその名を恋人か誰かに
呼ばれて終わる形が綺麗だろうな、と考えていたんです。 当初は、その名前を「薫」に
しようと思っていたのですが、(ry
そんな馬鹿な
薫age
728 :
名無しのオプ:04/09/05 14:38 ID:WSa82A3d
ageて無かったorz
書院が製造終了したらしいぞ。
薫!?ヒィイ!!!
覆面作家の内に書き終えてたらそうしてたんだろうね
「私」の名前を「薫」と書いたあとで、覆面を脱いでたら
エラいことになってただろうな。
>>715 俺もターンの方が面白かったよ
スキップって、途中で待ったく別の話になるのが辛い
なんか、テーマを離れて学園物語になちゃってて、バランス悪い感じ。
ターンは、辛い描写があるけど、終わり方が綺麗でイイ!
しかし、あのあとがきの苦しさにはショボーンだよな。
もともと不思議な話なんだから、そういうこともありえるんだ的な無理やりさが泣ける。
今、リセット読んでるが、構成はだるいが、リセットも面白いな。
734 :
名無しのオプ:04/09/11 07:20:57 ID:X2M/6NT3
盤上の敵徹夜で読んだ。
円紫さんと私シリーズや時と人三部作の話題が多いようだけど、俺は盤上の敵もかなりの傑作だと思ったよ。
作者が冒頭に癒し等を求めるなら読まないほうがいいって書いてて、実際その通りだと思ったが、読後の満足度はかなりのものだった。
それと、文庫版の解説はよかった。
で、他に読んだ人どうだった?
スキップとターンのハードカバーが105円だった
9年・7年前の作品だし、そんなもんでしょ
あぼーん
時をテーマにしたお伽話三部作
として捉えると、ターンやリセットのように、
明らかに「普通はありえない」設定のほうが
物語の構造がすっきりしていい、という側面はあるね。
一般小説として読むとスキップのほうが評価高くなるのは分かる気がするけど、
個人的にはあくまでも「お伽話」であるターンのほうが好きだ。
わかる気がする。
主人公がパニックに陥らないパニックもの、というか。
俺は「スキップ」が一番好き。
つーか、あのバレーボールのシーンでいつも涙腺緩んじゃうんで、
無条件でマンセーしたくなっちゃうんだ。
こうなると個人の感性としか言えないんだけど、こういった作品に
出会えたのは幸せだと思う。
>>737 おいおい、さらっとラストのネタバレすんなよ
俺の場合、読んでる途中は最後どうなるかが一番気にかかったから、
読んでない人がそれを見ると、楽しみ一つ奪われるぞ
言い争うお前らを、天国から津田真理子が笑いながら見下ろしています。
お伽話・・・か。
きっと
相撲とろうぜ。
シクトキシン、シクチン。
クンニ様であるぞーっ!
737 :715 :04/09/12 22:59:32 ID:eI35PsF4
>>733 そうなんですよね。スキップは中盤から時のテーマから離れていくような感じがしました。
それは何故かというとあまりにも主人公が完璧過ぎたっていうのかなー・・・17歳が先生になって
年上相手にいきなし弁を取れるというのも少し不自然に感じたし。
(一文削除)
あまり清清しいハッピーエンドでは無かった。私の中では。
それに比べてターンは本当に切ないし、最初から最後のハッピーエンドまで飽きませんでした。
強引な部分もあるけど私はそんなに気にならなかったなぁ。
水に眠るって、ほとんど意味わからないんだけど、作者は、全部意味持たせてるのかな?
くらげが一番うまいと想った。
恋愛小説には、意味があるんでしょうか?
誰かメル欄で教えてください。意味分からないッ酢。
とりあえず、うちの市外局番は048だが、私鉄は無い
この人の書く私鉄は東武線
水に眠るは、
植物採集とものがたりが好きだ。
弟と微かに痛い、も結構繰り替えし読んでる。
「水に眠る」はさぁ、小説とSFが、ごっちゃになってるから
読んでる読者が混乱するんだよな。
「恋愛小説」は、SFだから落ちなんて無いんだろうけど、
前半に事細かに説明していたタラちゃんや保険の仕事のディティールが
まったく意味が無いんで浮いてる。そこらへんが違和感あるんだよなぁ。
星新一なら、短編の無駄なデティールは、そぎ落とすんだが。
逆に、デティールに凝るなら、落ちに生かすんだよなぁ。
くらげや、矢が三つあたりは、SFとしてイケテルのに恋愛小説はいまいち。
「恋愛小説」の核心は、「二十八歳」の、そして、
「それが自分にとっていかに辛かろうと、一歩もひかず、自己分析の出来る冷静さ」
を持つ主人公が、《電話》を聴くようになってから、それと共に《一年》という時を
重ねるところにある。
「一年が経ち、再び春が---」の前の「*」の中に、どれだけのものを読み取れるかが鍵。
その、《あえて書かれていない時間》が感じられないと、この小説を読んでも
全く意味がないだろう。
>>753 まず、保険の仕事の作中での意味---二つある---は文中ではっきり書かれている。
《主人公にとって、《電話》というのが日常の中でどういう存在であるか》ということと、
《「保険」とは不安から逃れ、落ち着かせるものだ》ということ。
「一つの出来事が無数の人に抱かせる不安。美也子は、その不安からわずかでも逃れたい、
保険をかけて落ち着きたい、という電話を受けてはそれに応対するのだ」
755 :
754:04/09/18 19:46:06 ID:9024kMit
次に、「タラちゃん」のエピソードについて。
若くて子供のようにしか思えない新入社員が、それでも段々と仕事のやり方を身に付けてくる。
時間の中で成長していく。
二十八歳の主人公に、入社二年目(二十三歳前後?)の彼は、
ごく自然に年上の相手に甘えるような態度も取る。
かつ、その彼は大学以来の付き合いの彼女と人目もはばからない交際をしている。
そんな彼の存在は、主人公に嫌でも、その《若さ》と自分とを対比させるし、
今も正に、《時》が流れ、進み続けていることも強く感じさせる。
(一方、対照的な存在として、ヒステリーを起こしてしまった和服の中年女性客が
登場する。そちらは、《このまま何も掴めず《時》を重ねていってしまったなら、
そんな風に自分もなってしまうのだろうか?》というような想いを、主人公に
感じさせたことだろう)。
で。ここで最初の話に戻るが、こうした《時》の流れと《不安》の淡々とした描写が
あってこそ、その中での《一年》の重みがひしひしと感じられるわけだ。
…さて。一体どこが「無駄」なんだ?
>>749-750 そんなもん主人公の独白で、「このまま老いていってしまうのかしら?」の一言で
片付けられると想う。
まぁ違和感を感じるのは、自分が筒井や星の小説を読みまくったせいだろうけど、
恋愛小説をSFとして書くなら、主人公が突然、相手の電話番号を知ってる
異常さや、突然会いに行く異常さに重点を置いて書くべき。
そこら編がバランスが悪い。
>>756 >愛小説をSFとして書くなら
短慮な。小説というのは、何も白黒つけて完全に配置される必要はないだろう。
北村作品は、わたしにとっては「目にはさやかにみえねども」の小説だと
感じているよ。言葉はたんなる説明のためにあるわけじゃない。
言葉をつらねることによって生み出される雰囲気というのもあるでしょう。
たとえば、「あやし」という言葉で、なにかを表現できるにしても、言葉という
限定によって、体で感じる「あやし」というものを表現できていないかもしれない。
スキップで、記憶喪失の作品として読まれたくないというのも、そのあたりでは
ないの?単なる記憶喪失ではなく、どちらともいえない説明がつかない境界の
曖昧さを「感じる」ことが大事でないの?
>>752 まぁ許容範囲が違うんだろう。
俺も北村薫は好きだけど、「水に眠る」の「恋愛小説」は、不親切に感じた。
その理由を言っただけ。
スキップのような長編はテーマが明確だけど、短編だと、何が言いたいのか
分からないという印象を持たせるのは不親切だ。
テーマが曖昧なのは許せるが、ジャンルが曖昧なのは俺には許せないってだけ。
759 :
754:04/09/20 16:29:18 ID:1/WnLsm8
>>756 >そんなもん主人公の独白で、「このまま老いていってしまうのかしら?」の一言で
片付けられると想う。
それで済むと本気で思うんだったら、北村薫の小説を読んでも全く面白くないんじゃないか?
というか、何か全く別のものを読んでいるんだろうよ。
>恋愛小説をSFとして書くなら、主人公が突然、相手の電話番号を知ってる
>異常さや、突然会いに行く異常さに重点を置いて書くべき。
「恋愛小説をSFとして」書く(しかも、その「SF」の定義もひどく個性的に狭く捉えているみたいだが)、
云々っていう捉え方自体、大きく的を外していると思うが。
その現象の不思議さ、非現実さは《あえて》説明されないのだし、されるべきではない。
《《落ち》をつけて何かのテーマや視点を浮き彫りにして、現代社会の常識や倫理に批判的な光を当てる》
なんて類の小説じゃないんだよ。
どうせ、そんな見方しか出来ないんなら、星新一「処刑」「月の光」なんかについても、
ろくでもない読み方をしてるんだろうな。
>>754 だから許容範囲の差だって言ってるだろ
必死になってんじゃねーよ
>>760 自分の読みの浅さをジャンル的な許容範囲だの、説明が不親切だのと、
何かの概念や作者に転嫁するな、ボケ。
自分の好みとは違う構造で作品が出来ているのを、
その構成を読めた上で「でも、こういう部分は嫌だ」ってなら、
そりゃあ好みの問題だ。
それを、どうみたって書く側が重点を置いていないどころか、
あえて意図的に避けている部分を「説明が足りない」、
そこに力を入れて書いている部分を「無駄」だとか
頓珍漢なことをぬかすのは、趣味嗜好以前の問題。
作品に難癖つける前に、まずはお前の足りない頭を少しは謙虚に振返ってみろや。
762 :
名無しのオプ:04/09/23 00:49:16 ID:bS2Ka/u3
>>752=
>>756なのか?
別人なのか?まぁどうでもいいけど。
謙虚うんぬん言う前に自分のレス読み返せ。
763 :
名無しのオプ:04/09/28 21:45:22 ID:OS+KSvWW
「スキップ」が舞台になるって聞いたので調べたら、キャラメルボックスかあー
上川隆也が所属してるとこだよね。HPで役者の1人が作者の教師時代の教え子
だったとか、脚本家と大学・学部が一緒とかって書いたあったので。
あまり酷い舞台にはならないと思うけど、でも舞台にするなら、
「ターン」か「リセット」の方がいいような気がするな。
764 :
名無しのオプ:04/09/29 10:28:20 ID:ObuOPWWm
河出の『凶鳥の黒影』でエッセイを書いている。中井英夫へのオマージュ。
766 :
名無しのオプ:04/09/30 22:35:46 ID:mnC4b3x8
>>764キャラメルだめ?なんで最悪?
見に行こうと思ってるんだけど・・・
767 :
名無しのオプ:04/10/01 21:58:22 ID:/eCjRgEX
おれこの人の母校の高校に通ってるけど、なんか質問とかある?
769 :
sage:04/10/07 11:01:50 ID:JIuFuLX+
エー42歳です。(男)
同い年の女性で、全く北村さんを知らない人に北村さんをごそっと貸しました。
(入院するのでその間の時間にちょうどいいので)
女性から見ると、キャラクターに嫌悪感を感じる方が多いとのことでしたけど、
あくまで彼女の場合、静謐で透明感の中に潤いのある文章や、「私」「真理子さん」
にも共感するところ、過去を回想して、泣けてしまったこと・・・・
そういうことを話してくれました。(ちなみに彼女は元先生で、ご主人も教師です)
ま、そういう女性もいるということで。
嫌悪感ではないとおも。
文学女子中学生だった頃を思い出してほんわかとした気分になりつつも、
会話のノリが知り合いのオタク軍団のそれと一緒なんだよ・・・。
まあ小説だからアリかな。
「私」たちは多少、文学オタクっぽい会話かも。
共通の詳しい知識を持たない者同士だと、もうちょっと軽いというか
細かい例を挙げたりしない浅いものになるだろうし。
随分昔に書かれた作品の場合は、普通の会話のノリも今とは違うし。
北村世界のリアリティ、なんて批判を聞くとぎょっとしてしまう。
きいちのぬりえを「写実的でない」と批判するのと同レベルな気がするんだな。
あれは「そういう世界」ってお約束を踏まえた上で楽しまなきゃ。
「マリアさまがみてる」ってなんとなく北村世界と通じるところがあると思うなぁ。
774 :
名無しのオプ:04/10/09 12:16:38 ID:1Ai/tFhK
覆面作家は二人いるが一番よかったなぁ、次は円紫さんと私シリーズかにゃ
>>769 個人レベルで、そうじゃない人がいるって言いだしたらきりがないですよ。
「で?」って感じになってしまいますが・・・。
人それぞれ、好みも自分の人生経験に重ねた感情移入の度合いもさまざまなんだから・・・
>>775 >人それぞれ、好みも自分の人生経験に重ねた感情移入の度合いもさまざまなんだから・・・
ってことを
>>769は言ってるんだと思うんですけど。
haiyo 777
ミステリーズで連作ですが「私」(シリーズ)が載ってたので読む。
…なんだかなぁ。ここまで「私」マンセーされると正直ヒく。
あとこの連作自体内輪ウケっぽいし。
読んだ人いる?いたら感想きぼんぬ。
779 :
名無しのオプ:04/10/14 19:51:12 ID:SzQaDZVi
朝霧読了。ああ、あと何年したら次巻が読めるんだろ・・・。
それにしても作中の時の経ち方は恐ろしいくらいのハイペースだな。
>>773 >「マリアさまがみてる」ってなんとなく北村世界と通じるところがあると思うなぁ。
そうだよなw
「街の灯」なんてかなり近い印象がある。
781 :
吾輩は名無しである:04/10/17 16:27:19 ID:rENDKE9w
最近『六の宮の姫君』読んで、はまりました。
私自身は男性ですが、大学時代は文学部だったり、
三崎町にあった出版社でバイトしたりしたこともあったので、
半ば自分の体験を再現されているような感覚で読めて、
とても楽しめました。
一つの芥川論として読んでも『六の宮』は出色の出来だと思うし、
北村さんは、本当に文学が好きな人なんだろうな、
というのが伝わってきて、心地よかったです。
『六の宮』が発表されたのは十年近く前ですが、
その時点で主人公に『真珠夫人』を読ませたり、
メロドラマの原作として最適と言わせたりしていて、
最近の菊池寛再評価ブームを、さり気なく予言しているような点も、
興味深かったです。
芥川と菊地を対比させることで、北村さん自身の文学観を語ってもいますね。
人それぞれの許せないことが小説を書かせる。
芥川は五位の入道の死体の口に白蓮華を咲かせ、
菊地は首縊り上人の無様な死体の上に紫雲をたなびかせた。
そして、北村さん自身の白蓮華は、
このシリーズの主人公の「わたし」というキャラクターそのものでしょうか。
彼女自身、自分の物の考え方を「綺麗事」と言っています。
しかし、北村さんは、やはりこういう女性に存在して欲しいのだと思います。
だから、彼はこのシリーズを書き続けた。
しかし、『白線流し』が社会人編になって行き詰まっているように、
この手の主人公を描いた物語は、大学時代くらいまでが、リアリティを保つ限界かも知れません。
私としては、ここまで来たら「綺麗事」に徹して欲しいな、と思います。
782 :
781:04/10/17 16:58:27 ID:rENDKE9w
×菊地
〇菊池
×このシリーズの主人公の「わたし」というキャラクターそのものでしょうか。
〇このシリーズの主人公の「私」というキャラクターそのものでしょうか。
でした。
>780
前にもそういうレスあったなあ。
「マリみて」買ってみようかな、面白い?
784 :
吾輩は名無しである:04/10/18 19:43:13 ID:HCOU7ma5
「私」にリアリティがない、あるいは嫌悪感を覚える、という人たちは、
たとえばどんなキャラクターにリアリティや好感を抱くのでしょう?
江國香織の小説に出てくるような女の子とか?
785 :
マジレス:04/10/18 21:17:35 ID:BnTrkhQA
ミステリで言うなら我孫子の人形シリーズの睦月は女が書いたかと思うぐらい
うまく書けてると思う。かまいたちの真理や速水警部補の妹も女性からの好感度は高いと思う。
できれば相手から告白してほしい、とか
ちょっと気が強いけど相手の前ではかわいく見せたい、とか
さじ加減が絶妙。
島田はむかつくけどリアリティーのある女を書くのがうまい。
極端な女性像だと、若竹七海の描くキャラクターがかなり個性強いけど
「私」嫌いな人にはちょうどいいかも。
「私」とメルカトル鮎が同じくらいのリアリティー。
嫌悪感は別にどっちにもない。
嫌悪感ではないけど居心地の悪さというか座りの悪さというか。
現実感のある、地に足の着いた世界観に見えて
その実すっごいファンタジー世界。パラレルワールド。
そこじゃないかね。むずむずするのは。
788 :
781:04/10/19 02:52:08 ID:R2xRb5XC
「胡桃の中の鳥」、今日読んだんですけど、
これはもうミステリというより、普通に純文学と言ってもいいのでは?
一度読み終えて、冒頭を読み返すと、感銘倍増。
メディア受けする「今時」の女子大生らしくはないけど、
「私」といい、正ちゃんといい、江美ちゃんといい、
いつの時代にもいそうな女性像をうまく書けていると思いました。
あるいは、「私」、正ちゃん、江美ちゃん、ゆきちゃん、「お姉さん」……と、
いつの時代にも男性が女性に期待するいくつかの典型を、
見事に物語の中に配しつつ描いている、と言った方がいいのかも知れません。
オッサンの妄想でキモイと言われるかも知れないけど、
「胡桃の中の鳥」で描かれる女性群像、就中、ラストで描かれる聖母子像は、
北村氏なりの女性讃歌……として敬意を持って受け取らせて貰いたく思いました。
そして「胡桃の中の鳥」で捧げられた“女性性”への敬意は、
後の『六の宮の姫君』への伏線にもなっているように思いました。
物語の最後に円紫師匠がゆきちゃんへ贈る言葉は、
そのまま六の宮の姫君へ贈られた言葉として受け取ることも出来るでしょう。
ゆきちゃんと六の宮の姫君を重ね合わせながら読むと、
『六の宮』の味わいも倍増すると思います。
789 :
781:04/10/19 03:01:17 ID:R2xRb5XC
それと、北村氏の女性観には、ドストエフスキーに通じるものを感じますね。
ドストエフスキーってあのアメリカ人の?
>これはもうミステリというより、普通に純文学と言ってもいいのでは?
北村氏が聞いたら泣くな。
792 :
名無しのオプ:04/10/20 01:39:22 ID:XxRiovyK
加納朋子に似ている
>>792 釣りですか?
じゃぁ、一応釣られておこう。
加納朋子は、第一作「ななつのこ」を、北村薫へのファンレターとして書いたといっている。
以上。
794 :
名無しのオプ:04/10/22 22:34:10 ID:gSPJUpM7
『ミステリ十二か月』刊行あげ
795 :
名無しのオプ:04/10/22 23:49:58 ID:UP8otMno
北村編集「謎のギャラリー」に収録されてる
「やさしいお願い」がすごかった。
>778
立ち読みでざっと読んでみた。
……あれってパラレルワールドだと解釈していいかな。
あれを「私」シリーズの一部とは見とめたくないんだが。
誰かやっぱり教えてよー。
もう20回くらい読んだけどやっぱり
「走りくるもの」の「私」の解答が
どうして「可愛い」のかわからんよー。
798 :
名無しのオプ:04/10/28 18:24:51 ID:en1F4ru8
「わたし」をマリアンがまだ愛しているという形のハッピーエンドを望んだから。
「少女趣味的」「世間知らずの子供っぽい」というからかい調子。
>799
あ、そこは後のライオン話の作者の実体験談とは
切り離して読んでいいのか。
ライオン=メル欄
マリア=上司
だとなんか対応しないなあ…と思って首かしげてたんだよね。
ミステリ読み始めたばっかで「北村薫」「高村薫」「栗本薫」の区別がつかず
『マークスの山』とか織田信長が主人公のエログロ小説を書く人が
「私」シリーズみたいな作品も書くんだ・・・と本気で感心していた今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
>>801 高村女史はともかく温帯と区別つかないのは失礼すぎ(w
>>801 昨日書店を三軒ほど廻ったのに、『ミステリ十二か月』がどこにも無くて、
いらいらした日々を送ってますよ。amazonで買うかな。
という話はさておき、
>>802に禿胴なのだが、
レス番が801で温帯の名が出てきたことに、
なにかしらのアンゴウを感じずにいられないw
いや、文字絵シリーズ好きなんだが・・・別スレに移るべきなのかねぇ。
>>804 お、おまいさん、スレを間違えておいででないかい
>>788 私といい、正ちゃんといい、江美ちゃんといい、いそうで、いない、虚像的な女性なような・・・。
江美ちゃんの親が、なぜあんな形での学生結婚を許可したのか、わからんなあ。
作中で説明されていたけど、その辺も親父ドリームな気がする。
807 :
吾輩は名無しである:04/11/08 02:31:24 ID:7trYGxaw
>>806 最近は理解のよさをアピールしたがってる親も多いから、
江美ちゃんみたいな学生結婚をする娘も結構いる。
ただ、そういう結婚をする娘は、
江美ちゃんみたいな一見おっとりしているしっかり者ではなく、
一見おっとりしていて本当に何も考えていない女が多いから、
そういう意味で江美ちゃんは、いそうで、いないと思う。
基本的にみんな芯が通ってるしね。この一点だけでも現実的とは言えないのかもしれない。
いそうで、いない、かぁ…。
滅多にいないけど、全然いない訳じゃない。
そういう現実だって、築くことはできる。
そう思うから北村さんは書くんじゃないのかなぁ。
周りを知って、現実を見て。
その上でどういう立場に立つか、どの道を選ぶか。
北村さんが確信犯でやってると嬉しいw
空飛ぶ馬は15年前の本。
作品世界で経過してるのは数年間。
今の感覚で話してもしょうがないだろうに。
あと、
>一見おっとりしていて本当に何も考えていない女が多いから、
>そういう意味で江美ちゃんは、いそうで、いないと思う。
>基本的にみんな芯が通ってるしね。この一点だけでも現実的とは言えないのかもしれない。
こういうのは他人を馬鹿にし過ぎ。
ちゃんと物を考えられる人も、芯が通っている人もいる。
実際の付き合いからではなく、メディアから得られるイメージから出た言葉に思える。
いや、そのとおりです。ほんとに・・。
昨日の同窓会に先生来れなくて残念
しかし、キャラメル・ボックスがスキップを上演するのを知ったので観に行くつもり
今は神戸で公演中、サンシャイン劇場は23日から
813 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 20:19:59 ID:xXmvngj7
>>812ひょっとして高校の同窓会?春日部の方?
ならそのキャラメルボックスで看板役やってる西川浩幸って知ってます?
たぶん貴方と同じ同窓生ですよ。
そのツテもあって今回の上演となったらしい・・
全然原作壊してないので(むしろ台詞はそのまんま)見に行くと面白いかも!!
>>813 yes
西川は同じクラスでしたね
普段演劇は見ないのでキャラメルボックスって知りませんでしたが
815 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 21:32:00 ID:xXmvngj7
>>814そうなんですか!!
私は西川さんの演技が大好きです(彼の奥さんも!!)
12歳のこどもから90歳の老人まで、犬からロボットまで全てを
愛すべきキャラとして演じる人です。
西川さんの高校生時代を知ってる人がいるんですねー
ぜひ!スキップ見にいってあげてください。
学生服の40歳の西川さんに会えますよ(^^)
空飛ぶ馬が出て15年になるのか…
自分も歳をとるわけだわなあ
新潮文庫の「文豪ナビ 夏目漱石」に執筆してたけど、
なんで芥川の方じゃないんだろうね。
北村薫って卒論に芥川選んだくらいでしょ?
818 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/29 13:18:05 ID:h0iQSm+j
「私」シリーズの最新作がどこかの雑誌に掲載されたってマジ?
820 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/09 14:14:58 ID:baq7YqKI
新作待ちage
つかぬことをお伺いいたします。
一般に「時三部作」と言われてるスキップ以降の作品群なんですが、三部作というのは最初から言われていたことなんですか?
>>821 ハードカバー版『スキップ』には、最後にあとがきのような“付記”がある。
> 《時と人》についてのプロットは三つ持っていた。まず書くつもりだったのが
> 『ターン』。次が、このスキップである。実際の取り掛かりは逆になった。(以下略)
三つのプロットがあるといっても、それを作品化するかどうかは作者次第だし、
書いたとしても刊行されるとは限らんしから、
受け止め方は読者によって違ったんじゃないかな。
(まったく根拠ないけど、なんとなく、自分は出ないと思ってた。)
823 :
名無しのオプ:04/12/28 04:46:55 ID:JC6ut2DL
さっき日テレのニュースでやってたけど、今日が誕生日(55歳)なんだってね。
>>823 なんで日テレのニュースでそんなん流してたんだ?
>>824 奈良で、女の子誘拐して、つかまったらしい。
ネタにして良いことと悪いことの区別もつかない馬鹿。
古本屋で「覆面作家は二人いる」のコミックを発見。
ぱらぱらと読んでみて…もっと絵の上手い人を使ってほしかったorz
リョースケはなんだか学生っぽくて、20代後半には見えないし…
「グリーン・レクイエム」も新しいコミック版が出たことだし、
綺麗な女性&アクションの描ける人にリライトしてもらえたらと思った昨日。
>>827 コミック版なら、『蘭と韋駄天』『冬のオペラ』(南天佑・画)お勧め。
829 :
名無しのオプ:05/01/18 21:23:33 ID:S9Fhn563
『盤上の敵』を先週読んだが、小学校、高校、大学と破壊衝動に忠実(かつ、
狡猾に立ち回ることが可能)な人間を三人見てきたため、「顔の真ん中でも
平気で蹴ることができる人間」についての描写が俺にはわりと納得できた。
小倉で一家を監禁、拷問して惨殺したカップルとか、ああいうのは極端な
例だが、個人的な憎悪から強姦や殺人を犯すわけじゃないんだよな。また、
満足感を得るためでもない。破壊衝動が一般人の限界を超えちまってるんだ。
だが一方で(被災地でのボランティアみたいな)「人間的」な活動はできるん
だよね。
830 :
名無しのオプ:05/01/18 23:47:57 ID:otycplqq
>>829 とにかく人間を破壊したいってことなのか…
逆説的だけど、そう考えるとボランティアができるのはわかる気がする。
接するのが「個人」じゃなくて「人間」だからね。
「個人」と見る感覚が持てないってことなのかな。
831 :
名無しのオプ:05/01/19 01:39:14 ID:noIWtcUy
ちょっと失礼
盤上の敵読もうかと思ってるんだけど、どんな話なのでしょうか
ちなみにスキップが好きです
>>831 この作品は「スキップ」のような雰囲気が好きな人だったら、面食らうかもしれません。
基本的には、人質監禁事件ですが・・・
なんとなく、貫井徳郎が得意そうな雰囲気ですね。
あまり予備知識を入れずに読んでほしいのですが、全体の雰囲気は、メール欄の通りです。
冒頭に、北村薫からのことわり書きがあるので、その内容に了解できたら、読んでみてはどうでしょうか。
北村作品をほとんど読みましたが、僕は好きですね。
普段の作風とは全然ちがうけど、いいトリックを思いついたからやむにやまれず
書いてしまった、という感じw >盤上
834 :
831:05/01/20 01:39:28 ID:veP/vt3v
ども
一応ミステリー全般好きなので読んでみます
読んでて「えぇ!?」ってのが大好きなんですよね
「私」シリーズのキャラクターは
現実にはいそうでいないらしいけど、私の周りには何人かいたよ。
「私」みたいな細身で一人でのめり込むものを持っていて、
恋愛体質じゃない人とかね。
ただ、周りからはあんまり歓迎されていなかった気がする。
嘘でも今時の子を演じないと友達はみとめてくれないんだよね。
だからオタクとギャルがお弁当仲間には決してならないみたいな。
マイペースでやっている事に嫉妬していたのかね。
自分語り乙
ここはあなたの日記帳よ
チラシの裏(ry
839 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/03 13:22:09 ID:a6qvlcX0
840 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/14 13:33:35 ID:8vbaO/pO
ih
841 :
吾輩は名無しである:05/02/28 13:10:55 ID:KqDguaf+
oi
843 :
名無しのオプ:05/03/14 22:42:38 ID:x5IXazzp
三省堂のサイン会行きます。
はよベッキーさんの新刊出せや。
「時の人」シリーズを読もうと思ってるんですが、
はじめの「スキップ」から読んだほうがいいんでしょうか?
個人的には「リセット」読みたいと思ってるんですが、
ストーリーが繋がってたりしますか?
繋がっていないから、好きなのからどうぞ
>>845 「時と人」三部作は、それぞれが全く独立しています。
どこかに狂言回しの登場人物がいるとか、設定が同じとか、まったくありません。
唯一共通しているのは「時」と「人」。
まさにそれだけです。
とりあえず、お好きなものをどうぞ。
ちなみに俺は「ターン」→「スキップ」→「リセット」の順に読んだ
848 :
845:05/03/17 16:56:06 ID:0eYyCjNo
>>846-847 ありがとうございます。
よくよく調べたら「リセット」って戦争時代が背景にあるんですね…。
847さんを参考にして、その順番で読んでみます。
ありがとう。
実はそんなに面白くないのでそのつもりで。
>>845 849みたいな「自分の価値観が一番正しい」みたいなお子ちゃまがたまにいるけど、気にしないでくださいね。自分が詰まらないものは、みんんがつまらないと思ってるって、そう信じたいだけだから。
わたしは、847さんが書いた順番にスキでした。
「リセット」はちょっと中だるみした感じがあるけど、最後はさすが北村薫って感じでしたよ。
851 :
845:05/03/18 17:09:31 ID:M5iJsRHF
amazonで「リセット」はあんまり好評じゃなかったので「ターン」を読んでます。
まだ途中ですがなんとなくおもしろいです。
実ははじめて北村薫って読んだんですが、情景がきれいですね。
いろいろお世話になりました。
「時の人」制覇するぞ〜!!
>>851 細かいようですが「時の人」ではなく「時と人」です。
「リセット」は、好みが分かれるでしょうけど、僕は好きです。
たしか、去年「キャラメルボックス」が舞台化しましたね。かなり好評だったようです。
ちなみに「ターン」は、牧瀬里穂主演で映画化されました。
こちらは賛否両論ありますが、僕は好きですね。
あの作品の映像化は大変だったとおもいますよ。
853 :
845:05/03/18 18:22:18 ID:M5iJsRHF
ぐはっ!!最初から間違えてました。すみません。
最後までおせわになりました…。ありがとうございます。
私見では、
スキップ>リセット>リピート>ターン>リプレイ
855 :
名無しのオプ:2005/03/22(火) 15:29:47 ID:oeQSwgAr
スキップが一番よかった
ものすごく感動した
ターンもなかなか面白かった
けど、個人的にリセットはあんま好きじゃないな
たらたら進んで、そのまま終わっちゃった感じ
スキップが良すぎたのかな・・・・w
856 :
名無しのオプ:2005/03/22(火) 18:18:40 ID:dYLh/eSW
読んだ時のコンディションにもよるんだろうけど、
自分はリセット>スキップ>ターン。
これは、主人公と相手役とのつながりが描けてる(と自分に思える)
順かもしれない。
857 :
名無しのオプ:2005/03/22(火) 23:26:35 ID:PB9F/7Al
本屋に行ったら絵本が出てたよ。
いつ出たのかは知らないけど…。
858 :
名無しのオプ:2005/03/23(水) 20:16:38 ID:DlaUsJiu
俺はターン>リセット>スキップ。
個人的にスキップは都合良すぎて萎えた・・・
859 :
名無しのオプ:2005/03/24(木) 13:21:44 ID:fnRci3po
前にやったスキップの舞台、自分は観てないんだけど友達が観たらしく、サントラを貸してくれた。
合唱曲「扉をひらこう」がかなりいい感じに。
ドラマ版も見てないんだけど、そっちではどうなってたんだろう。
860 :
名無しのオプ:2005/03/27(日) 08:32:26 ID:pJyODVWm
“砂糖合戦”は「私」の、自分だけが今の若い子と違って
ものわかりのいい良い子だっていう優等生意識が
如実に表れてる気がした。
861 :
名無しのオプ:2005/03/28(月) 10:08:44 ID:qMLsW6cE
それは、860があのDQN二人に近いだけなのでは?
「私」はごくありきたりの、まっとうな神経を持った大学生だと思うが。
862 :
名無しのオプ:2005/03/28(月) 10:21:15 ID:lfH9z712
>>857 昨日週刊ブックレビューの、最後のランキングで見た 3月8日発売だったみたい
「ふしぎな笛ふき猫 〜民話・かげゆどんの猫より〜」 北村薫 山口マオ
863 :
名無しのオプ:2005/03/28(月) 20:57:54 ID:EhFsokrs
>>861 ごくありきたりの子なのに自分は特別だと思ってるところが「私」のいじらしいところ
864 :
名無しのオプ:2005/03/29(火) 18:34:23 ID:VVYng9dR
だって主人公だもの。特別じゃん。
865 :
名無しのオプ:2005/03/29(火) 22:16:39 ID:EF72gaIm
円紫シリーズはどのキャラクターもいろいろ想像がふくらむけど、「私」だけは最後まで
のっぺらぼうのままだったなあ。
主人公をお人形のように完璧な娘にしたのは、ストーリーを円滑に運んで、他の登場人物に
スポットを当てるための作者の意図。
866 :
名無しのオプ:2005/03/29(火) 22:54:31 ID:+D4XyeE5
「夜の蝉」の3作の完成度はただごとではない。
867 :
名無しのオプ:2005/03/31(木) 20:31:31 ID:zBhDe8s7
自分は「山眠る」が最も衝撃を受けた
868 :
名無しのオプ:2005/04/04(月) 11:16:20 ID:6oV/Sush
「わたし」がごくありきたりの子とは思えないが…
20年くらい前のまじめな女子大生って感じ?よくしらんけど。
869 :
名無しのオプ:2005/04/04(月) 14:15:29 ID:wYXOubvj
「ありきたりの」は「神経」にかかってると思うよ。
870 :
名無しのオプ:2005/04/05(火) 21:25:22 ID:ujOBfsp2
>>868 それゆえ今の世の中に対して劣等感と優越感を併せ持ってるよね、「私」は。
871 :
名無しのオプ:2005/04/05(火) 22:25:32 ID:OEIC2arm
872 :
名無しのオプ:2005/04/11(月) 16:16:18 ID:59+IXRyR
友達にいたら本の貸し借りや話聞くのは楽しそうだけど
服の貸し借りや化粧品の話はするむしろ気まずそうなタイプ
873 :
名無しのオプ:2005/04/11(月) 16:16:49 ID:59+IXRyR
する「の」むしろ気まずそうなタイプ
だったごめんよ
874 :
名無しのオプ:2005/04/15(金) 00:37:19 ID:sKkE/3yk
盤上の敵は全然だったんだけど、スキップで泣いた・・・
本で泣いた事は今まで二回しか無かったからびっくりだ。
言われて見れば都合が良すぎるけど(というかそんなこと言われなくても思う)
真理子のキャラクターがとても素晴らしくて、そういう事は気にならなかった。
ただのポジティブシンキングではなくて、今を受け入れることに抵抗がありながらも
必死で“いま”を生きようとする所が気に入った。台詞回しもかなり好き。
このスレをスキップで抽出したら、「記憶喪失でしょ?」って言ってる人が結構いて驚き。
確かにそういう見方もあるか・・・この見方で読んだら三文小説って思ったかもしれない。
俺が上で書いたような真理子像も、「“スキップ”した」ってことを前提にしてるからだしね。
俺の解釈は真理子にとって残酷だと思うけど、その残酷さに抗うんじゃなくて受け入れていく所が
尊いと思ったし、そこに感動したんだよね、俺は。
なんか長レスでお目汚し申し訳ない。
ターンとリセットも読もう。
875 :
名無しのオプ:2005/05/01(日) 19:44:04 ID:q9v1Zg6c
15年前でも、ライナーが取り外せて得だ、って事を
「経済だ」っていう女子大生はいなかった〜〜
876 :
名無しのオプ:2005/05/14(土) 23:33:32 ID:yG7DETQ2
スキップターンリセットは
ファンタジーだからおもしろいんであって、いちいちSF的整合性は必要なし。
877 :
名無しのオプ:2005/05/15(日) 02:04:54 ID:ddygDxVL
自分はターンが一番好き。
構成に無駄がないと思う。
特に「なんで2人称なのか」っていうのがあかされるくだりが秀逸。
それだけに映画はがっくり
「恋愛映画にはしたくなかった」って、その恋愛部分が重要なんだよなあ・・。
878 :
名無しのオプ:2005/05/15(日) 12:34:53 ID:Xe8fJK85
『ニッポン硬貨の謎』完結したけど、単行本になるのはいつかな?
879 :
名無しのオプ:2005/05/15(日) 17:24:02 ID:0klcNt5o
880 :
名無しのオプ:2005/05/15(日) 18:28:06 ID:m31gF9sM
881 :
878:2005/05/16(月) 19:29:08 ID:uchpPrsa
882 :
名無しのオプ:2005/06/01(水) 13:42:07 ID:RYgY3fD8
883 :
名無しのオプ:2005/06/01(水) 14:44:17 ID:PaHzFIP2
884 :
名無しのオプ:2005/06/01(水) 15:06:12 ID:y463zoWH
885 :
名無しのオプ:2005/06/01(水) 16:50:05 ID:FWMJRqIa
>>882 今日は二子山親方の番組になるので放送は来週ですね
886 :
883:2005/06/01(水) 22:08:51 ID:sITr8aLX
>>884 小学生相手じゃなくて、高校生に国語の授業するところを観たい気が。
実際にはどんな授業をしていたかと。
語学春秋社から「北村現代文講義の実況中継」とか出んかな。売れないだろうがw
>>885 このレス見てなかったら、今日ビデオに予約するところだった……。d。
今見たら、NHKのWebサイトも6/8放送って書き換えてあった。
887 :
882:2005/06/02(木) 00:11:33 ID:oPALAjls
すまん、今帰ってきたらこんなことになってた。
ではまた来週。
888 :
名無しのオプ:2005/06/02(木) 00:55:47 ID:TtbMxUuS
高校生の頃に読んだわたしシリーズを再読。
まったく別の作品に見えるほど新しい発見・感動があった。
自分が「わたし」と同じ大学の日文を卒業した、ってのが大きいかな…。
高校生の頃は気にもとめなかった書名にいちいち引っかかりながら読めた。
889 :
名無しのオプ:2005/06/02(木) 01:04:12 ID:MuNuW8+v
関係ないけど二子山親方の追悼番組も
20年ぐらい前に引退したときの特番の再放送で面白かった
890 :
名無しのオプ:2005/06/07(火) 21:55:56 ID:7tZ+ISFW
ニッポン硬貨の謎 著者サイン本申し込みました。
今日メール来ました
当選しました
東京創元社の経過を見ると
6月6日(月)10時25分に案内があり
私は当日20時頃申し込みました
東京創元社のHPでみると、翌7日の8時35分に終了したとのこと。
こんなに北村様の本が人気あるとは思っていませんでした
ちょっと感激
891 :
名無しのオプ:2005/06/07(火) 23:17:37 ID:kE7PiiM2
汚ムラは最低最悪の偽善者 もう本は出さないで欲しい
892 :
名無しのオプ:2005/06/07(火) 23:40:50 ID:fMKPyyOX
893 :
名無しのオプ:2005/06/07(火) 23:51:39 ID:gEvXBSe5
世の中全部、偽善者になればいい
894 :
名無しのオプ:2005/06/08(水) 21:12:09 ID:kp51xHXP
NHKの課外授業、ついさっき新聞見てて気付いた。あぶねー。
895 :
名無しのオプ:2005/06/08(水) 21:50:41 ID:8G4laI1v
北村さん、元教師じゃんかw
896 :
名無しのオプ:2005/06/08(水) 23:25:26 ID:8G4laI1v
/ (___ ___) ヽ
./ ノ 人 ヽ ヽ
__ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\
./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \
/ \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ
..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~
.ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ
く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ
ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
897 :
名無しのオプ:2005/06/08(水) 23:45:33 ID:4hzJS18w
最後でぶっ飛んだ
あれ最高のオチだな
898 :
名無しのオプ:2005/06/08(水) 23:48:51 ID:MrC4NG3y
用事でラスト3分だけ見れなかったんだけど、どんなオチだったの?
子供たちの発表のオチ? それとも番組全体のオチ?
899 :
名無しのオプ:2005/06/09(木) 00:03:32 ID:oRqBRYHJ
>>897 訂正のこと?
あんなマヌケな話は聞いたことがない。
900 :
名無しのオプ:2005/06/09(木) 00:14:48 ID:HQM+d8Cd
卒業した小学校を間違えた理由を想像して、物語を作ってみましょう
901 :
名無しのオプ:2005/06/09(木) 00:16:17 ID:mL/WKjHl
902 :
名無しのオプ:2005/06/09(木) 00:39:14 ID:F4BxnL44
当時とは学校名・学校のあった場所などが変わっていたのでは?
903 :
名無しのオプ:2005/06/09(木) 20:47:21 ID:WdZBcBfG
904 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 19:16:55 ID:RZGa8BgP
ようこそ先輩見損ねた
905 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 20:10:37 ID:pHXq56OX
882みれ。今晩再放送がある
906 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 23:05:07 ID:OKmidP0O
ビデオに撮っておいた「課外授業」、さっき観たよ。
世間的には、本編より荒川ネタで盛り上がっているみたいなのが不憫だw
初めて声を聞いたけど、思っていたより高音だった。
別冊宝島のムックにも載っている写真が出ていたね。
瀬戸川さんと一緒に写っているやつ。
初日は自分のことを「わたしは」と言っていたのに、
二日目は「先生は○○室にいますので……」と、ごく自然に
“先生”と言っていたのが、さすが元教師って感じだった。
(それが嫌な感じをさせない点も人柄なのかな)
907 :
名無しのオプ:2005/06/11(土) 01:57:13 ID:/zDwN1vy
再放送開始age
908 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 15:26:13 ID:4S6QH4me
円紫さんと私シリーズ、続き出ないかなぁ〜
909 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 18:43:32 ID:CzcYuoWR
>>906 (それが嫌な感じをさせない点も人柄なのかな)
そお? 人それぞれだな。
俺はあの人にはむちゃくちゃ嫌悪感覚えるけど。
910 :
名無しのオプ:2005/06/13(月) 02:21:17 ID:cnRYg92R
一見さわやかに見えるがものすごいエゴイストだな、と思うことがたまにある。
この人の小説読んでると。
911 :
名無しのオプ:2005/06/13(月) 19:20:03 ID:dChVg+GA
独善的
912 :
名無しのオプ:2005/06/15(水) 17:14:31 ID:sErbqKPc
「偽善」とか「清濁あわせのむ」とかに反発心の強い人は、
この作者のことが嫌いだろうね。
913 :
名無しのオプ:2005/06/16(木) 11:01:05 ID:jeV3D9lh
他人に自分を良く思わせるためではなく
他人や外の世界のため、
自分の中の良い部分だけを表に出すことすら偽善だと思って嫌悪する人がいるよね
偽善者と言われるのが怖くて、
正しいことを普通にすることにすら抵抗を感じるこういう風潮は嫌い。
とはいえ、北村作品に出てくる悪人はときに
人間らしさを感じられない純粋悪のような存在として描かれるので
>>910-911の気持ちも分かる気がする
読んでて、作者は本当にこういう人(もしくはその悪意)を
心から憎んでるんだなあ、とひしひしと感じられて少し怖い時があるし。
914 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 10:06:45 ID:UPBqqTZ9
偽善というか、自分のことを「ボク」と呼ぶ処女ってどうなのよと思う。
915 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 12:14:35 ID:BjD0KNei
僕女なんてさして珍しかないんだから別にイインジャネ?
916 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 12:33:02 ID:7MppY6Nj
煽りではなく純粋に疑問なんだけど、どこらへんにいるの? >僕女
今まで一度も出会ったこと無いよ。
917 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 12:51:37 ID:vv2jnYP8
そりゃ君の交友範囲が狭いんじゃないの?
という回答が返ってくるだけではないかと。
918 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 13:22:08 ID:7J5Jdap0
いたよ。高校のときに。
919 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 20:09:18 ID:7KR/Zqaj
中学生だと、一クラスに一人くらいはいる。今の中学生でもそう。
高校で三分の一、大学で十分の一くらいに減る。
920 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 20:51:31 ID:HYaxN9Xj
中学の時に居た。
たぶん漫画かなにかの影響だったと思う。
921 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 21:22:08 ID:ukKZ2HMH
一人称が「僕」「俺」の女って50人に1人くらいいるよな。
ヲタ女に多い。
922 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 21:55:36 ID:7MppY6Nj
そうか、けっこういるんだなー。
10年間女子校にいたけどそういう子と同じクラスになったことが一度も無かった。
これはかえって珍しいことなのかもしれないな、と思いました。
どうもすみません。ありがとうございました。
923 :
名無しのオプ:2005/06/19(日) 22:58:46 ID:CRStjxc4
偽善の話題で、ループかも知れんが、前から気になってたことで一つ。
「円紫師匠と私」シリーズとかでよく、主人公の「私」が(ひいては作者が)偽善的だという感想を見る。
別サイトだけど、「砂糖合戦」の魔女達の方がより人間的だという書き込みもあった。
でもこれ、どの辺を指してのことなんだろうか?
とりあえず「砂糖合戦」の話に限って、僕の考えを言うけど、
これって、食べ物屋でああいうちょっと不潔なことでも
ああいう風にちょっと手を抜くのが当たり前で、
それを注意されたらそれに腹を立てるのも当たり前、
仕返しに、店に迷惑をかけるイタズラをするのも当たり前、とでも考えてるか?
そして、そのことに対して不快感を表明する主人公に対して、
ちょっと手を抜いて、注意されたら腹を立て仕返しをするのが、人間として正直な気持ちであるべきなのに、
「私」は世間体を気にしてか、その正直であるべき考えを押さえ込んで、いい子ぶりやがった、
だから「私」は偽善である、とか言うつもりだったりするか?
僕自身は、こんなアホな言い分は無いぞと思うし、実際、偽善て書き込んでる人からも
「違う、そんなことで偽善と言ってんじゃない」って反論が来そうだが、
では本当に、どういう意味での“偽善”なんだろ?
これ解説してくれる人いたら、意見を聞きたい。
924 :
名無しのオプ:2005/06/20(月) 00:15:23 ID:+NckZ0f3
人間ってのはー、ああ正義感ぶって、きれいきれいしてないしー、
実際こうやって2chしてるのが人間。wwww
ってことじゃない
925 :
名無しのオプ:2005/06/20(月) 00:43:05 ID:CQiyUqc6
>>923 大学生にもなって、人間のそういう面について無知であるor目を逸らしているように見えかねないところが
「私」の描写には確かにある。砂糖合戦より赤頭巾のほうが顕著だな。
おそらく作者が意図的にやったのだとは思うが、
結果として「私」というキャラクターがややおとぎ話の主人公チックになってしまった。
そういう、作品構成上での微妙な違和感を「偽善的」と表現することはありえるかもしれない。
偽善というよりは「無邪気に過ぎる」とでも言うべきだろうが。
もっとも、個人的には登場人物の造形も舞台立ても
「謎の解決」を引き立てるための小道具だと思ってるのでさして問題だとは思わない。
926 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 08:20:49 ID:S4mwEblK
個人的に「私」を偽善的だと思ったことはあまりないんだけど
(いかにも苦労や屈折を知らないお嬢ちゃんの「善」だなと思うことはあるが、
本人わりとそれに自覚的だと思うし)、強いて挙げれば、
「父が心からそれを許すまで、私は決して化粧をしない」とかいうのは
かなり気持ち悪かった。
化粧しない大学生ってのは別にかまわないと思うけど、
その理由がお父さんってのはねえ。
927 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 08:36:09 ID:66lKC9J4
>>926 そりゃ中年オヤジである北村薫のファンタジーが投影された結果だから仕方ない。
928 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 13:52:12 ID:v7xxxCab
「わたし」シリーズの詳細な註釈作ってみようかと、今計画中。
膨大な数の人名・書名が出てくるよね、このシリーズ。
929 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 15:46:11 ID:S4mwEblK
>927
そんなことは分かってるが、それを言い出したらキャラクター造型に対する
疑問や違和感のすべてが一言で終わってしまう訳で。
作者論をおいといて、キャラクターとしての「私」について話してる時には、
その手のレスはしまっといてくれないか。
930 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 17:27:27 ID:66lKC9J4
>>929 作者論を絡めて、キャラクターとしての「私」について話しただけだ。
それをおいといてというのなら、軽やかにスルーしてくれればいい。
931 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 22:46:41 ID:CNCCRT5y
街の灯がすごく良かった。シリーズ化しないのかな?
ヴィツキーさんがカッコいい!
932 :
名無しのオプ:2005/06/21(火) 22:47:23 ID:CNCCRT5y
ちがう、ベッキー!ベッキーだった!ごめん!!
933 :
名無しのオプ:2005/06/22(水) 00:42:37 ID:LaT+KVD+
続きも連載中だから、たまれば本になるでしょう。
934 :
名無しのオプ:2005/07/01(金) 21:41:52 ID:I1fOf55L
今日、本屋で「ニッポン硬貨の謎 」と「孤宿の人」を比べて
悩んだ末、「孤宿の人」を買っちゃいました。
「ニッポン硬貨の謎 」を買うつもりだったんだけどなー
935 :
名無しのオプ:2005/07/06(水) 15:51:14 ID:X9BHm8C9
なんか友達が5冊ぐらい貸してくれたんで読んだけど、
えらく鬱属性なのな、この人の作品。
盤上の敵ってやつがあったんだけど、頭の断り書きってネタばれになってません?
936 :
名無しのオプ:2005/07/06(水) 19:57:37 ID:eNDBg7TO
さすがの北村もちょっとキレ気味だったんだと思ふ…。
937 :
名無しのオプ:2005/07/06(水) 21:08:06 ID:vWSK7uEK
>>935 もしかして、盤上〜が初読だったんですか?
悪意の出し方が一番とげとげしいのでちょっと初めてには向かない…
ネタバレに関しては書かれている通りファンレターのことをすごく気にしていたからかと
普段は鬱属性というほどでもありません。
悪い人間は出てくる分中心となる登場人物のほがらかさで救われているので
デビュー作の「空飛ぶ馬」も最初読んでいると違和感があるでしょうが
後々ミステリっぽくなります
938 :
名無しのオプ:2005/07/06(水) 23:56:44 ID:qPccbUsA
覆面作家から入るのが一番いいと思った
ほのぼのしてるから
939 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 01:18:28 ID:uv4Dighe
オレ覆面作家だけはどうしても読めない
940 :
名無しのオプ:2005/07/07(木) 01:53:33 ID:CLXm5rXe
>>937 冬のオペラ(ラストの話で少しへこむ)
盤上の敵(しばし人に会いたくなくなる)
空飛ぶ馬(やや持ち直す)
夜の蝉(だいぶ上向き)
秋の花(年初来安値更新)
そんでもって再び夜の蝉の『夜の蝉』を読んで回復不能になりました。
でも文章や作家の感性は好きな感じでした。
941 :
名無しのオプ:2005/07/08(金) 09:06:06 ID:9e1Wthn/
風邪ひいて少々熱があるとき位がちょうどよい鴨>覆面読むタイミング
942 :
名無しのオプ:2005/07/09(土) 16:17:55 ID:8U75jI7x
文芸関係への興味が少しでもあるなら『六の宮の姫君』を読むのが一番いいかもしれない。
あれは何度読んでも気持ちがいい。
943 :
名無しのオプ:2005/07/09(土) 21:26:11 ID:6MP2qnnN
あれは「少し」じゃなくて「かなり」ないと辛い気がするなあ
944 :
名無しのオプ:2005/07/13(水) 13:15:54 ID:DEHxkw6A
そう?芥川にも菊池にもとくべつ思い入れはなかったけど、すごく面白かったよ。
945 :
名無しのオプ:2005/07/13(水) 14:37:54 ID:eghtXpDt
六の宮の姫君は面白かったね。
つまらない人にとってはつまらない
……これはどんな小説でも同じだけどね(´・ω・`)
946 :
名無しのオプ:2005/07/13(水) 19:08:18 ID:XIkIBIBi
思い入れよりも文学に対する興味の問題じゃないかな。
小説が好きでも文学はさっぱりって人もいるしね。
947 :
名無しのオプ:2005/07/13(水) 19:14:54 ID:dLBQXkTr
文芸方面への適正はともかく、
北村作品が多かれ少なかれ持ちあわせてる、
そこに
>>940が引っかかったであろう「人の嫌らしさ」みたいなものが
一番少ないのが『六の宮の姫君』だと思うわけさ。
948 :
名無しのオプ:2005/07/14(木) 22:00:57 ID:d5vPNTw1
ああ、だから姫君だけ駄目だったのか
北村のダークさがなかったから
949 :
名無しのオプ:2005/07/15(金) 04:25:04 ID:xC2PJ8l3
「語り女たち」読みました
読んだことすら忘れてしまうだろうな
950 :
名無しのオプ:2005/07/15(金) 09:37:39 ID:+WL/ATO1
あれは文学だからな
951 :
名無しのオプ:2005/07/15(金) 19:52:20 ID:C5/wFFus
そういえば読んだな
952 :
名無しのオプ:2005/07/16(土) 01:21:53 ID:H6i8FGAl
どの作品が一番残りますかね?
953 :
名無しのオプ:2005/07/16(土) 19:28:09 ID:KLTht6aR
人による・・・と言ってしまうと身も蓋もないが、そうとしか言えないからなあ。
というわけで個人的には、
・「空飛ぶ馬」(初読時のインパクト)
・「六の宮の姫君」(
>>942=
>>947なので)
当人の作品ではないという点に目をつぶれば、
「謎のギャラリー」こそが北村薫の最大の仕事かな、とも思う。
時の三部作を選ぶか、「私」シリーズを選ぶか、盤上の敵を選ぶかで、
北村薫という作家のどういうところが好きなのかがおぼろげに見えるような気はする。
954 :
名無しのオプ:2005/07/16(土) 21:11:28 ID:Dsz/cuXt
>>953 それは「空飛ぶ馬」という作品集全体に対してでしょうか?
「赤頭巾」が…解決の後にも後味悪くて
955 :
名無しのオプ:2005/07/16(土) 21:54:19 ID:KLTht6aR
>>954 Yes。作品集全体に対して。
赤頭巾の後味の悪さに引っかかりはしたものの
それ以上に謎解きの鮮やかさに圧倒された(初読時のインパクトが強かった)。
原体験という意味でこの作品集は個人的に外せない、と。
どれか一冊というなら「六の宮」のほうだけど。
あと、後味が悪いというか、やりきれなさという点では「秋の花」のほうが印象に強く残っている。
956 :
名無しのオプ:2005/07/16(土) 22:21:40 ID:Cj+OZ9Fu
横からチラシの裏を書くけど。
俺の場合、やりきれなさというか、なんともいえない苦い読後感が残ったのは
『盤上の敵』や「赤頭巾」を差し置いて、『冬のオペラ』所収の「三角の水」だなあ。
ラストで(メル欄)が語り手に電話で言う言葉がさ、なんかやりきれない。
同じ立場だったら、まったく同様の言葉をあゆみに言ってしまいそうで、
それを考えるとさらにヘコむ。
(俺は小心者だから、心の中で思うだけで、作品のように実際に言うことはないだろうけど)
957 :
名無しのオプ:2005/07/17(日) 02:14:32 ID:Fu7+22yZ
つか
>>940に本を貸した奴はわざとなんじゃないかと思うね。
セレクトが。
958 :
名無しのオプ:2005/07/17(日) 07:13:04 ID:y7B83fw8
たまにはチラ裏もいいもんですね
繰り返して読むのは「私」シリーズだぁね
T&Dで落語に興味を持ってからまた読み直してみた
959 :
名無しのオプ:2005/07/18(月) 16:14:07 ID:lZG4KRXN
どーしても「私」シリーズだけ読み終えられない。
「やっぱこのシリーズ読まなきゃはじまんねーだろ」と思いつつ、
読んではやめ、読んではやめ、
もう諦めようと思い違う本に手を出しつつも、再び読み始め、またやめて…
960 :
名無しのオプ:2005/07/18(月) 17:13:04 ID:Ke69H93v
馴染まないって事?
961 :
名無しのオプ:2005/07/18(月) 20:10:33 ID:lZG4KRXN
面白くないってこと。
もうダメなのかな
962 :
名無しのオプ:2005/07/18(月) 20:15:16 ID:UgU2OgnA
そんな無理して読まんでもw
963 :
名無しのオプ:2005/07/18(月) 20:51:55 ID:lZG4KRXN
だって「北村薫」って言ったらコレじゃないですか。
どうせなら全部読んだ後
「この人面白いよ」って言いたいじゃないですか。
964 :
名無しのオプ:2005/07/18(月) 21:27:52 ID:NMiQU/g2
>>963 ちなみに何処で止まっているのでしょうか?
965 :
名無しのオプ:2005/07/19(火) 00:59:31 ID:NbfFcAjJ
『私』シリーズが駄目なら、北村薫の小説に合わないと思うが。
他の作品は読めるってのは不思議だ。
966 :
名無しのオプ:2005/07/19(火) 13:47:40 ID:Ka6ouZM2
どこって言われると困るなー
円紫さんが出てきて長々話し始めるともうやめちゃいます。
でもシリーズ内でもあれ読んだりこれ読んだりとつまみ食いしてるので
どれがどれだかわかんなくなってます。
>>965 やっぱりそういうもんなの?
ダメねーなんでなのかしら
今回の夏休みで読んでみてダメだったら諦めます。
967 :
名無しのオプ:2005/07/22(金) 06:42:14 ID:w4B/Zdfq
>>966 円紫さんが長々がダメなら京極堂を読めw
968 :
名無しのオプ:2005/07/31(日) 13:13:18 ID:2GkCuxGK
969 :
名無しのオプ:2005/08/06(土) 10:13:42 ID:L5vb+A28
保守しとくか…。
「ニッポン硬貨の謎」出てるね。
970 :
ルージュ:2005/08/07(日) 12:46:38 ID:FhCCs56l
ターンが直木賞とれなかった理由と語り女たちが直木賞候補になった理由を教えて
971 :
名無しのオプ:2005/08/09(火) 16:09:29 ID:QqrNKgmf
SFは直木賞取っちゃ駄目だから。
ここいらで直木賞とって、北村ブームを作りたいと思ったから。
972 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 00:04:44 ID:v2nZ/Xy5
973 :
名無しのオプ:2005/08/11(木) 21:27:35 ID:0BQFoCAK
乙!と言いたいが…ちょっと早すぎじゃない?
974 :
名無しのオプ:2005/08/12(金) 21:02:05 ID:Ido7EjtA
とりあえずうめようぜ。
北村薫に関係することについてマジカルバナナ形式で言い合いながらうめようよ。
じゃあはじめに。北村薫といったら、早稲田
975 :
名無しのオプ:2005/08/13(土) 03:30:00 ID:bhI3KVmC
早稲田といったらスーフリ
976 :
名無しのオプ:2005/08/15(月) 17:39:53 ID:mSRWmYgD
連城三紀彦、加納朋子、多島斗志之、折原一、恩田陸の卒業校
977 :
名無しのオプ:
村上春(ry