566 :
名無しのオプ:
夜間戦闘機 月光〜北野左近さん、快足デビュー
「美人棋士・桜宮優子旅情ミステリーシリーズ」の番外編を執筆中の 北野左近さんが2003年2月、
待望のデビュー作を出版された。いわゆる「架空戦記」というジャンルだ。
なんたってタイトルがいい。私が最も好きなベートーヴェンのピアノ・ソナタと同じだ。タイトル
だけではない。執筆中に何度か原稿を読ませていただいたが、激しい中にも、切なさすら感じる悲
愴感が漂う作品で、まさに「月光」そのもの。全国の書店、キオスクに並ぶので、ぜひ手に取って
みてほしい。
では、北野さんに直撃インタビュー!
「デビューおめでとうございます。まさに月光≠サのものの世界で一気に読ませてもらいました。
月光というのは表紙イラストにある飛行機のことね?」
「褒めすぎです。月光は、太平洋戦争時に活躍した陸軍の戦略偵察機を改造して造られた実在の戦闘
機です」
「作品の中では、ある出来事≠ェきっかけで、史実より早く登場するよね。私はこのある出来事
の部分が好きだな」
「ありがとうございます。それがきっかけで、日本が戦争の主導権を握っていく、という話なんですよ」
567 :
名無しのオプ:03/02/26 15:25
「北野さんは、もともと戦争に対する知識が豊富だったの?」
「ゼンゼン弱いです。(笑)何でも書きます、書かせてくださいと吠えていたら、
この話を頂いたんですが、実は、太平洋戦争のことなんか何にも知らなかったから、
焦りまくりました。ただ、月光の存在は知ってた(笑)。なぜかというと、『こち亀』
という漫画に月光刑事≠ニいうのが出てきて、月光に乗って登場するんですよ」
「知ってる! セーラー服着たおじさん刑事が、『月光刑事参上』と言ってポーズと
るよね?」
「そうです、そうです。その印象が強くて、太平洋戦争といえば、「月光」しか連想で
きなかったんです」
「ふむふむ。でも、そこから、この爽快かつ切な系の話を書き上げるんだから、タダ者
ではないね。『月光』の次も決まっているんでしょ? 今度も飛行機?」
「次刊は潜水艦が暴れます! まだ公表できませんが、とある兵器でアメリカの空母・
戦艦を撃沈しまくる話です。2003年夏に発売予定ですので、よろしくお願いします!」
ところで、北野さんは、小学校のセンセの免許を持っているが、今は速読のセンセ。
とにかく、本を読むのが、めちゃ速い。速読を習得するのに使った本が『大空のサムライ』
だというのだから、「戦争は苦手」と言い切るのは謙遜だろう。
さて、冒頭で紹介したように、北野さんは架空戦記以外にも、桜宮優子シリーズの番外編
を執筆中。
「主人公のお色気棋士は、桜宮優子のライバルの一人です。優子よりも若いけど、格上。
デビューして、一気に頂点に上り詰めた、天才棋士です。でも、秘密があって、かな〜り
エッチなんです。ゆりこさんの『松山城・雪の殺人事件』に負けない面白い作品にしますので、
ご期待ください」
「まだ駆け出しですけど、買ってくれたひとに、少しでもよかったと思ってもらえる作品を
残していきたいです。HPに来てくださった皆様、『月光』のご意見等、ゆりこさん経由で
お知らせください」