「死の蔵書」、「深夜特別放送」など、稀少本と古きよき時代のラジオに関する
薀蓄なら誰にも負けない(はずの)そんなジョン・ダニングをめぐるスレです。
本読まんからよくわからんわ
↓が3げとしますた。
4ゲット
「死の蔵書」だけ読みました。
紀田順一郎のような本マニア系のミステリーかと思ったら
熱いハードボイルドだったので意外でした。
「死の蔵書」で、あのスコットランド娘が(メール欄)になってしまったのが、すごく鬱だった。
孤児で、夢を追いかけて大西洋を渡って、最後の最後にやさしい雇い主を見つけられたと思ったのに…
健気で、利口で、やさしくって、いい娘だったよー。それなのにあの熱血馬鹿本屋は変な馬鹿緑豆女と
いいなかになるし…。最高級にイヤーな感じだった。
んで、小説自体は最後の詰めの部分がちょっと短すぎたと思う。もっと引っ張ってヨシ!
なんかびっくりしなかったんだよね…あの落ちを予測できなかったのも恥ずかしいけど、
とにかく予測できなかったわけで、んでテンポがたんたんとしすぎだったんだと思う。
あの娘、といえばそれで通じる。
ミステリー史上に残るすてきな娘だった。
他がどんなにおもしろくてもダメ。
思い出してしまうから、もうダニング読めないよ。
>6-7
なんかダニングは女嫌いなんじゃねーかなあ。
『深夜特別放送』のヒロインもかなりエライ目に合ってた。
ただ、まあ
こっちはラストが一種のリドルストーリー仕立てなので、
そのための趣向なのかもしれんけど。
そういう意味では『死の蔵書』の反省(笑)のある
『幻の特装本』が一番ヒロインの扱いがやさしい。
しかし、この三作品以外の初期作品論じたいひとはいるのかな?
関係ないけど死の蔵書とストリートキッズはどんな小さな古本屋でも
必ず置いてあるね。