【パクリ】存在自体がミステリー藤木稟【上等】

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牧野修(以下「牧」) 『お邪魔します』
藤生ライカ(以下「ラ」) 『!!』
藤木稟(以下「藤」) 『いらっしゃいませー』
ラ 『こんbなんわ』 『うあ・・・』
牧 『どもです』 『こんbって』
ラ 『えーと・・・・・・』
牧 『で、何の話をすれば良かったのでしょうか』
ラ 『今日は「作家の健康管理について」というテーマでお話しいただこうかと思います』
牧 『で、何の話をすれば良かったのでしょうか』 『すまん、しくじった』
藤 『健康管理ねえ』
牧 『煙草やめたんですよ』
藤 『危険ですねえ! 煙草やめると神経病みませんか?』
牧 『病みます』
ラ 『(笑』
牧 『山ほど買い物したり』 『太るし』
ラ 『買い物というのは、何を買い込まれるので?』
牧 『DVDと本です』 『DVDはBOXに限りますし』 『だいたいネットショッピングってよくないですよね』
藤 『よくないーー』
牧 『ネットで買い物とかします?』
藤 『はい。見当違いのものを買ってしまったり、ついつい値段を忘れたりしますねー』
牧 『手当たり次第に買い物かごへ』
ラ 『うは!』
牧 『なんか従者つきで買い物してるおばさまみたいな気持ちになりますから』
ラ 『「外出せずにお買い物」という時点で、何か問題がありそう!』
牧 『内弁慶ですから(ちょっと違う?)』
藤 『太りますね……』
牧 『ぶくぶくと太ります』 『一年で十キロ太りました』
藤 『私も閉じこもり気味ですからねえー。肥満注意ですよね!』
牧 『肥満は限度を超すとちょっと楽しくなりますね』
藤 『やはり。作家の健康管理の敵といえば、肥満ですね』
牧 『一緒に太ってみませんか』
藤 『うはははっ』
牧 『最近はチュッパチャップスが最高』
藤 『ご丁重にお断りしたいところです! 今ダイエッターですから!』
牧 『ええっ、どうやってダイエットを』 『何か秘密の方法でも』
藤 『「ひたすら物を食わないこと」です。作家にスポーツや激しい運動は無理ですから!』
牧 『それって不健康なだけでは』
藤 『そうとも言いますが。ひどく肥満してるより健康的といえるのでは?』
牧 『どっこいどっこいかもよ』 『どちらも身体を改造する楽しみですよね』
藤 『(同格なら、やはり痩せている方を選びたい)』
ラ 『改造マニアですか?』
牧 『痛くないなら改造したい』
藤 『お。どのへんを改造なさりたいですか!?』
牧 『刺青とか、身体の中に金属片とか埋め込んだりとか』 『サイボーグ願望』
藤 『いいご趣味ですね!!』
牧 『だいたい健康的な作家っているんですか』
藤 『私はタトゥーしてます』
牧 『おおっ、カッコイイ』 『どこに?』
藤 『胸。あとで聞いたら、一番痛い箇所だったそうで。ほんとに痛かった』
牧 『きゃー、素敵!』 『文字?』 『サザエ命、とか』
藤 『違います!フェニックスです』
ラ 『「ふぇにっくす」って入ってるらしいです』
藤 『違います!』
牧 『アメリカ人って間抜けなタトゥーしますよね』 『ピカチューとか』 『ああいう一生台無しな刺青もいいな』
藤 『してますねえー! しかもあちこちに統一性のない刺青を』 『ぜひ入れてください。背中や足は痛くないそうですよ』
牧 『足は痛くないの?』
藤 『腕、足は痛くないそうですよー』
牧 『腕か……』 『右手に右手てt刺青は』
ラ 『目につくところですし、台無しぶりが際立ってステキ!』
牧 『時々区別がつかなくなるから』
藤 『右腕に「左」ってのはどうです?』
牧 『どうして自分を迷わせるようなことを』 『で、×して右って書き直したりして』
藤 『うわー。馬鹿っぽくてすばらしいですね!』
牧 『ピアスはされてます?』
藤 『昔5個あけましたが、今はふさがっちゃいました』
牧 『そうか、塞がるんだ』 『それは耳ですか』
藤 『耳です』
牧 『額とかに鋲を入れるのってかっこいいっすよね』
ラ 『牧野先生はどこにピアスされてるんですか?』
牧 『痛いのは嫌い(きっぱり)』
ラ 『やってみれば痛くないかも!』
藤 『そうそう。あっという間ですよ!』
牧 『無痛ピアス』 『嘘くさい!』 『週刊誌の広告みたい』
藤 『今はピアスでも麻酔するそうですよ』
牧 『えっ、そうなんですか』 『痛みは男の勲章だぜ、とかじゃないのね』 『なんか健康とはほど遠い話になってますけど』
ラ 『お気になさらずw』
牧 『さっきの話しに戻りますけど、健康を管理できる作家なんているんですか』
藤 『さきほどの話に戻りますが、作家に健康などありえませんよね』
ラ 『はもった!』
牧 『そんなことができる人間なら別の方法で生きていくような気が』
藤 『確かに、そのとおり』
牧 『自己管理できる作家をみたことがない』 『とかいうと我孫子さんはできるとかいいそうだけど』
藤 『あは。仰られそうー』 『私なんてうつ病ですからね・・・』 『自己管理なんてとてもとても』
牧 『おっ、うつ話。教えて?』 『うつは作家の敵ですからね』
藤 『ひどい時は気力が失せ果てて、寝たきり老人状態でした』 『創作意欲なんてどこにもなくなるし』
牧 『何をする気もなくなるらしいですね』
藤 『死にたくても死ぬことを実行する気力もなくなるんですよ』
牧 『なるほど、凄まじいですね』 『今はもうお元気なんですか』
藤 『暗黒状態からは脱出しましたけどね』
牧 『最近は投薬でずいぶん楽になると聞いておりますけど』
藤 『薬次第で、良くなったり悪くなったりですね』
牧 『じゃあ、今も薬を使われているんですか』
藤 『先日は「自称名医」の先生が「三年間かかって開発した薬の組み合わせ」というのを調合してくれたんですが、悪化しましたね』
牧 『ええっ!』
藤 『「一週間ためしてみなさい!」って言われて、その一週間、死にたくなりましたもん!!』
牧 『ひえ〜〜!』
藤 『で、元の薬にもどしたら、まあ、普通に戻りましたよー』
牧 『医者もひどいのがいますよね』
藤 『なんというか、相性なんですよね』
牧 『なるほど。医者を選ぶのってたいへんですよね』 『最近は名医よりいい人が基準です』
ラ 『牧野先生はお医者さんにかかったりは、されてないんですか? 通院とか投薬とかは』
牧 『親切とかね』 『今はないですよ』
ラ 『煙草もやらない、お酒も飲まれない、で、医者にもかかっておられない。もしかして健康なのでは?』
牧 『うん、すごく健康。デブだし』 『でも作家って健康じゃ駄目みたいな感覚ってないですか』
ラ 『肥満といっても、血液検査でひっかかるほどではないのですね?』
牧 『コレステロール値が高いっていわれてます』
ラ 『なるほど^ ^』
牧 『でも医者に行くほどではないような』 『だからやっぱり健康ですね』
藤 『健康が一番ですよー!』 『健康壊すと、かけなくなりますもん』
牧 『作家で健康でデブってイメージ悪くないですか』 『肺病でごほごほ、みたいな』 『望まれる作家像としては』
藤 『うーん……わ、悪くはないですけど、ちょっと「くすっ」って感じはあるかも……』
牧 『そうかそうか、やっぱりくすくす笑われていたんだ』 『まえまえから声は聞こえてたんだけどね』 『やっぱりそうだったのか』
藤 『望まれる作家像としては「頭いっちゃって、幻聴がきこえたり」とかもありますよね』
牧 『オレは笑いものだったのか!』 『あっ、すみません。』 『チャットって初めてなもんで、間の取り方がわからなくって』 『後で読むとおかしなテンポだろうなあ』
ラ 『そこがまた、面白いんですよw』
藤 『しかし、人は作家に何を求めてるんでしょうねえ?』
牧 『藤木さんは幻聴方面はどうですか』
藤 『んー。私は幻覚方面というか。』
牧 『見えますか?』 『笑っている黒い人とか』 『素早く動く小動物とか』
ラ 『妙に真に迫った例ですね! さては……牧野先生も幻覚派?』
牧 『これは幻覚ではなく実際にいるんですよ。』 『笑ってる黒い人とか、今もそこにいますから』
藤 『こっちにはね、白いひょろっとした人がいますよ』
牧 『おお、もしかしたら黒い人と友達かも』 『勝手に通信してたりして』
藤 『きっとそうですね!』
牧 『ちくってるんですよ』
藤 『嫌な奴らですねー』
牧 『小間使い同士の会話みたいなのをしてるに決まってる』
藤 『相場はだいたいそうですよ』
ラ 『お二方とも、かなり嫌な世界にお住まいのようで……』
牧 『絶対やつら性格が悪いですよね』
ラ 『やはり作家はたいへんですねー』
牧 『テンダーワールドにすんでいる』 『あれって楽しそうな世界だなあ』
藤 『足の長い象がいます。こいつは悪い奴じゃないと思う』
牧 『ははは、そいつ知ってます』
ラ 『!!』
牧 『なんか作家として望まれているのはこういう会話かな』 『違う?』
藤 『ど、どうなんでしょう』
牧 『隣にいたら嫌な人だってことは確かですよね』 『朝会ったら「黒い人がまたきて」とか』
ラ 『応対に困っちゃいますね』
牧 『反対の隣には白くひょろっとした人が来ているとかで』
藤 『で、作家同士で「そうそう」って会話が成立したりして』
牧 『だいたい作家同士ってそんな会話をしていますよね』 『家の中にいる黒い人と白い人の話』
藤 『そうですよねーえ』
牧 『後は手足の長い子供の話とかね』
藤 『みんな自分が一番マトモでマジメだとおもって喋っている。真顔でね』 『押入れに座っているおばあさんとかね』
牧 『そうそう』 『心の中では相手の白い人を否定している』 『それは幻覚だろう、とか』
藤 『わははは』
牧 『でも浴室にいるこびとは本物とか思ってるわけですよ』
藤 『(黒い人は幻覚ですけどね、あきらかに)』 『ふむふむ』
牧 『ん? 何か聞こえたような気が』
藤 『風の音かしら』
牧 『そういえば、藤木さんはオカルトにおくわしいんですよね』 『なにがそういえばかわからないけど』
藤 『お互い様では?>オカルトに詳しい』
牧 『いやあ、わたしはトンデモですけど、藤木さんは本物ですから』
藤 『そこは紙一重かもしれないです』
牧 『実際そういう体験とかします?』 『神秘体験』
藤 『マンションの七階の私の部屋だけがお盆に床上浸水したり』
牧 『わたしはすごく神を信じたい』 『えっ、なんておっしゃりました?』 『七階の部屋だけ床上浸水?』
藤 『神秘体験ではなかったかな……』 『そうなんですよ!』 『床はがして調べてもらっても「原因はわかりません」と言われました』
牧 『局地的な大洪水だったとか』 『階下の人はみんな溺れてたりして』
藤 『あー。なるほど。きっとそうですね。』
牧 『それは幻覚ではなく実際に濡れていたわけですか』
ラ 『溺れていなくなった階下の人のかわりに、宇宙人かなんかがすりかわって……』
藤 『もちろん、実際のことです。大家さんもビックリですよ』
牧 『ん……そういうとき、その原因はなんだと思われます?』 『オカルトな考えって浮かびます?』
藤 『結局「不思議なこともあるもんだねー」ってことになるんですけど。私は、言葉としては「霊現象だな」って思います』 『「お盆だし、そういうこともあるかな」って。』
牧 『たたりだ、って騒ぐよりも淡々と受け入れる?』
藤 『割合、淡々としてます』
牧 『なるほど。わたしはどこかで拒絶してしまいます』 『だから必死になって否定する。』
藤 『「何か理由があるはずだ」という風にですか?』
牧 『合理的な説明を考えますね』 『でもそれはどこかで神秘的なあれこれを信じているからですね』 『いわゆる否定論者ではない』
藤 『先程「神を信じたい」と仰っておられましたが、それにも合理的な説明が必要でしょうか?』
牧 『すごく納得したいんですよ』 『わたしの信じられる神が欲しい』 『超越的な存在をしんじておられますか』
藤 『なるほど。それは私も欲しいですね』
牧 『どこにもそれがないなら造ってやろうかとか思います』 『小説の中で、ですけどね』 『すごく気持ちよく騙されたいっていう感覚ってないですか』
藤 『確かに。オウム真理教にのめりこめる人は幸せだな、とかはあります』
牧 『そうそう』 『どうしてもちょっと離れたところから見てしまう』
藤 『作家の性癖ですかね』
牧 『かもしれませんね』 『どこかでずっと描写しているじぶんがいたりして』
藤 『そういえば、私は作家になる前は「超次元的な存在」みたいなのを体感したことがありましたが、作家になってからはピタリとなくなりました!』
牧 『それは超越的存在=神を実感したということですか』
藤 『いわばそういう「大きなもの」のようなものです』
牧 『「大きなもの」か。羨ましいなあ』
藤 『抽象的な感じで』 『うらやましいですか?w』
牧 『羨ましいですね』 『わたしは不気味なものとか無意味なものしか体験してないから』
藤 『作家を辞めれば見れるかもしれませんよー』
牧 『でもわたしの作家って癖みたいなもので、煙草以上にやめにくいような気がします』
藤 『そっちの方が、私にはうらやましかったり。』
牧 『そういう抽象的存在を感じたときも、やはり淡々としているんですか』
藤 『その時は一瞬おそろしい感じで。畏怖ですね』
牧 『なるほど』 『そういうのは脳の仕組みから考えれば解決できると考えておられます?』
藤 『かなりできると思いますが、20%ぐらいは解決できないんじゃないでしょうか』
牧 『わたしもそう思ってしまいます。』 『あるいは解決の仕方がすでに奇妙とか』 『えっ、それって結局霊界があるってことじゃん、みたいな科学的解決』 『やっぱりわたしの根っこはSFかも』 『藤木さんは自分をどのジャンルの人間だと思われます?』
藤 『最新の物理学は霊界話に近いですしね』 『うーん。うーん。ジャンルはいまだ不明です』
牧 『本当にあらゆる分野へ進出してますよね』
ラ 『不思議系? とか』
牧 『不思議ちゃんとか呼ばれたりして』 『で、オレが不思議くん』
藤 『呼んで〜〜〜』 『不思議ク〜〜〜ン』
牧 『ふたりそろってNHK教育の子供番組に出ましょう』
藤 『わーい』
ラ 『すばらしい感じで、話がまとまろうとしていますね!』
牧 『おっ、もうまとめていいんですか』
藤 『らいかクン、この企画、売り込んでね!』
牧 『忘れるところだった。一度言いたかったんだよ、ライカ君』 『しまった、かたかなで呼んじゃった』
ラ 『というわけで、そろそろ予定終了時刻ですー!』
牧 『ありがとうございました』
藤 『おつかれさまですー。ありがとうございました』
ラ 『牧野先生、次のゲストの方をご紹介いただけますか?』
牧 『それでは失礼します、どろん』 『しまった、はやまった』
ラ 『あ。お帰りなさいまし!』
牧 『ええと、じゃあ、田中哲弥さんでいかがでしょうか』 『駄目?』
ラ 『うわ……。すごい強引です!』 『うわ……。すごい強引です!』 『ああああああああ! ダメじゃないです! ぜひぜひ!』
牧 『恨みがあるとか』
ラ 『私はないです。』
藤 『私もないですよ!』
牧 『じゃ、ナイスな二枚目田中哲弥先生で決定』
ラ 『それでは次回のゲストは田中哲弥先生ということで、お願いいたします』
牧 『はーい』
藤 『はーい』
ラ 『それでは、不思議ちゃん、不思議クンのチャット対談を終了させていただきます!』
藤 『おつかれさまでしたー』
牧 『よいこのお友達、ばいちゃ〜〜〜』
藤 『ばいちゃ〜〜〜』
ラ 『……(終)』 『ふー。終わったー。お疲れ様でしたっ』 『ヒロさんもお疲れー』