中町信ってどう？

見事な宝探しでしたね

  没後再評価される作家になるでしょう。

田沢湖殺人事件が手に入った。
ブックオフで105円だった。

あ、それ傑作だから。トリックてんこ盛り。

「田沢湖」読了。

ちょっと人が死にすぎるのが気になるが、面白かった。
個人的には「天啓の殺意」より出来がいいと思う。

ただ気になったのが、この小説の第1章が「湖畔に死す」って言うんだよね。
自分が書いた短編小説のタイトルを、こういう形で使うのはどんなもんでしょう？

しかし、中町作品は手に入らないね。
早く、空白の近景、教習所、奥只見、十和田湖を読みたい！

　教習所、あっちこっちのブックオフ探すがない。
乱歩賞最終候補作なのでぜひ読みたいのだが残念。

遅れてきたファンが入手困難の本を探す
いつの時代も変わらぬ本格ファンの姿ですなあ
幸運を祈ります

俺は創元で復刊された三作と教習所・奥只見・湯煙・下北・津和野を
ブクオフ105円コーナーで見つけた
まだ奥只見と湯煙しか読んでなくて後は全て積読です
なかなか読む時間がなくてね・・・積読が増えていくばかり
田沢湖も入手したいが見つからないなぁ

二つ読んでるんなら十分では
あと何を読んでも基本パターンは同じだしｗ

＞＞３４８
そりゃないだろうよ。
俺はのべ５００件目でやっとこさ見つけたんだから。
幸運を祈る！

「下北の殺人者」が手に入った。

作品の評価はどうであれ、中町信と梶龍雄は見つけたら買っとく。

>>353
　その両者、過小評価されてる感じだよね。

中町信→中期以降、２時間ドラマ的なゆるさに萎える
梶龍雄→後期作品の若者言葉に萎える

といった感じなのかな
どっちも本格ミステリとしては水準をクリアしてると思うんだけどね
（カジタツの方が作品の質が若干勝っている印象）

盟友津村秀介のスレを立てたので宜しくお願いします

『奥利根殺人行』読了。
冒頭に、誰だか分からない「私」視点での犯行場面の抜粋（「……」多用）。
メインの謎は、集合写真の端に赤丸が書かれたダイイング・メッセージ。
あまりお勧めは出来ないような……。
確かに２時間ドラマ向きかも（ただし、探偵のキャラは、要変更）。

「下北の殺人者」読了。

推理が二転三転したりして、まあまあ面白かったですよ。
100点満点で65点といったところでしょうか。
専業作家としての一作目のようで、それなりに気合は入っていたのでしょう。

この人の作品には、よく変わった病名が出てくるけど、
その病気のせいでどうのこうのというのは、推理小説としてアンフェアじゃないのですか？
伏線はあっても、普通の人は病気のことなんか分からないですよねえ。

「阿寒湖殺人事件」読了。

なんか、かったるい展開ですね。
観光地の説明が必要以上に多すぎる。

探偵のキャラクターも駄目だ。
「推理作家の氏家」には個性がないし、面白くない。
旅行客が推理作家を信用して、いろいろなことを話すのも都合がよすぎる。
（定年退職した元刑事とかならわからなくもないけど。）

あと、奥さんがでしゃばりすぎ。

ダイイングメッセージにも脱力。

乳がんの手術痕を「ぺしゃんこの胸」と書くのもいかがなものか。

　クリスティーみたいに、生前書き残していた長編ないのかな？

本になってない中短編が結構あるはずだよね

>>359
じゃあもう中町信は卒業してくれ。
俺が中古店で買う本を残しておいてくれ。

そうだな
相性というのもあるし
貴重な財産食い荒らさず
欲しい人のために残しておいて欲しいよなｗ

「阿寒湖」はつまらなかったけど、
他の作品もつまらないかどうかはわからないから、
これからも見つけたら買います。
申し訳ない。

ただ、中町信の長編は、1987年までの10冊を読んでおけば十分だとも思うなあ。

　西京がトラベル専門になったように、ツアー作家になったのかな。

『老神温泉殺人事件』トクマ・ノベルズ
関係者４組６人がその時同じ温泉に、出来過ぎた偶然だけど、
密室あり、ダイイング・メッセージあり、一番怪しいと思われた容疑者が次々と殺されていく展開ありで飽きさせない。
２時間ドラマなら、充分合格点のレベル。

何とも微妙な評価だな…>>２時間ドラマなら、充分合格点のレベル。

タイトルで損してる作品結構ありそうだな

>>368
　確かに。出版社としては、ツアーミステリ作家の線を狙ったのだろうが。

>>368
　作品自体は本当面白いのだがね。　

天啓の殺意読了
傑作ですね〜注意深く読んでたつもりなんですが完璧にやられました
ネタバレになりそうで感想が書き辛い話でした
あと巻末のあとがきで不覚にも涙が…
もっと評価される日がくるといいですね

やっと「自動車教習所殺人事件」が手に入った。
うれしい。

医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、
罪人を招いて、悔い改めさせるためにきたのです。

　遺作のストックはないのだろうか？

「自動車教習所殺人事件」読了。

中町作品らしくない、ストレートな本格物だけど、これはいい！
謎解きが素直に楽しめた。

なんとなくだけど、鮎川哲也氏の作品を意識して書いてるように思える。
（時刻表が出てくるとかそういう細かいところじゃなくて、全体的な雰囲気が。）
そのせいか少し古臭く、そこが乱歩賞の審査員に嫌われたんじゃないかな。

「１９５７〜１９８７年あたりの本格ミステリ作家達３」スレでは「凡作」と書かれてるけど、
乱歩賞の最終選考まで残った作品に、その言葉は失礼だ。

今、「萩・津和野殺人事件」を読んでるんだけど、
この作品は「津和野の殺人者」と同じ作品なんでしょうか？

>>25のリンク先を見ると、別の作品のようですが、
同じ年に書かれてるし、タイトルも似ているので気になります。

あと、同じく>>25のリンク先を見ると、
「萩・津和野殺人事件」と「新特急「草津」の女」は同じ作品のようですが、
これも間違いないでしょうか？

読み終えたら巻末に、「萩・津和野殺人事件」は、
「新特急「草津」の女」を加筆訂正の上、改題したものだと書いてあったので、
これは同じ作品ですね。

となると、、「萩・津和野殺人事件」と「津和野の殺人者」は違う作品なんですね。
紛らわしいな。

>>375
　当時の選評読むと、乱歩賞受賞してもおかしくはなかったんですよね。

>>375
> 「１９５７〜１９８７年あたりの本格ミステリ作家達３」スレでは「凡作」と書かれてるけど、
> 乱歩賞の最終選考まで残った作品に、その言葉は失礼だ。

乱歩賞なんて単なる新人賞じゃん
受賞作でさえあれなことが多いのに
最終候補レベルでその言い方はないわ

>>378
この作品が乱歩賞を取れなかったのは、海渡英祐の下記の選評に尽きると思う。

「手固くまとめられた本格ものだが、ただそれだけに終っていて、新鮮味に乏しいのが残念」

乱歩賞は新鮮味が重要視されるからなあ。

今読む人にとっては「昔の作品」だから、新鮮味はそんなに気にならないのだけどネエ。

>>379
「自動車教習所殺人事件」のあなたの感想を聞きたい。

「自動車教習所殺人事件」は、乱歩賞候補作ということは抜きにしても、
中町作品の中でも結構上位に来る作品だと思うけど。

新人賞殺人事件
自動車教習所殺人事件
高校野球殺人事件
散歩する死者
田沢湖殺人事件
奥只見温泉郷殺人事件
十和田湖殺人事件（協会賞候補？）

といった辺りが代表的秀作だよね

>>380
　なるほどね。
　この作家性格も良さそうだし苦労人だから、個人的には取ってたらな
とは思う。

　亡くなってもうすぐ１年。ほんと惜しかったな。推理小説家って老齢でも
働く人多いから脳梗塞発症しやすいのかな。

　奥さんに先立たれていたからね。

叙述系のは難しいかもしれないけど
ドラマ化すればもっと人気が出てた気もする
とにかくほとんどの人がこの人のこと知らないんだからｗ
脚本家オリジナルのクソドラマが氾濫している今ならなおさら
もちろん原作に忠実にという条件はあるが

普段あまり小説読まないんだけど、掃除してたら天啓の殺意が出てきた。
懐かしいので検索してみたら亡くなってたのか・・残念。

「奥只見」がようやく手に入った！

徳間文庫版で帯も付いてるきれいな本で、さいたま市の古本屋で270円だった。
ただ、帯の一文がネタばれっぽい・・・

あと、初期の長編で持ってないのは「空白の近景（「心の旅路」連続殺人事件、殺された女）」だけだな。

けっこうファンいるんだね

作風奇天烈だからメジャーになれなかった。

「奥只見温泉郷殺人事件」を読了しました。
非常に面白かった。

細かいところで気になる点はいくつかありますが、
中町信の作品の中では一番まとまってるんじゃないですかね。

中町ミステリーのベスト３に入る作品だと思います。
（残りの2作は、「模倣の殺意」と「自動車教習所殺人事件」。）

「小豆島殺人事件」を読んだ。

専業作家になってからの中町信の作品は、
推理小説としてどうこういう前に、設定等の基本的な部分が、ご都合主義なのが困る。
社員旅行とかツアー旅行とかすごい狭い世界でしか事件が起きないから、話が広がらずチマチマしている。

この小説も、「8月1日から会社一斉の夏休みが始まっていた」とか、
東京の会社のテニスサークルが、小豆島や兵庫県の温泉まで合宿に行く（しかも毎年）とか、
ぜんぜんリアリティーがないから、冒頭から醒めちゃって、小説に熱中できない。

推理小説としても凡作。

エピローグが、何度読んでも理解できないのが困った。

ちょっと前、ブックオフで拾った「推理作家殺人事件」を読んだよ。
……同じ作者と思えないすんげー駄作だった…。
袖に「読みやすいミステリを書くようにつとめている」とあったけど、
絶対方向性がおかしいと思う。点数をつけるなら30点以下の赤点だ。