江戸川乱歩好きなんで似た作風の後継者的な作家の
作品探してるのですが何がいいですかね?
中井の「虚無への供物」、栗本の「天狼星」なんかはもう読みました。
あ、ちなみに乱歩は好きだけどなぜか横溝は苦手です。
そんなもんはおらん。乱歩はone and onlyじゃ。
(乱歩自身は清張を自分の後継者と考えていたようだがちと違うよな・・・)
>2
乱歩の「孤島の鬼」に匹敵する小説ってないですかね?
私は幻想的な作品が好きなんですが・・・
京極夏彦あたりでも読んでみるかな・・・
評判いいみたいだし。
竹本健治『狂い壁 狂い窓』『将棋殺人事件』
なんてのはどうかな。
ダイソーミステリの作者の中に玉川散歩って奴がいた。
>>7 名前は分かったから作品内容をレポートしてくれ。
ひたすら玉川べりを散歩してるうちに小説が終わる。
>>1 後継者といいますか、江戸川乱歩と同時代の探偵小説家を
読んでみてはどうでしょうか?
結構似たようなテイストの作家がいると思います。
11 :
名無しのオプ:01/10/12 23:51
>6
蘭光生を忘れちゃ困るがな
実用させていただきましたがな
12 :
名無しのオプ:01/10/14 22:22
乱歩の後継者といえば島田荘司先生をおいて他はいません!
あの本格にかける情熱、後輩育成の熱心は他に誰が匹敵するでしょう!
13 :
名無しのオプ:01/10/14 23:37
貴志祐介シェンシェイをおいてほかにない。
俺の中では乱歩の後継者は貴志祐介シェンシェイで決定!
14 :
名無しのオプ:01/10/14 23:37
江戸川小乱歩
15 :
名無しのオプ:01/10/14 23:47
あえてあげるとすれば高木彬光は駄目?
16 :
名無しのオプ:01/10/15 00:09
乱歩の後継者=乱歩ではないので、誰でも良い。
17 :
名無しのオプ:01/10/20 14:00
18 :
名無しのオプ:01/10/20 18:03
僕が読みたいのは乱歩で、乱歩を受け継ぐと称する亜流作家を読みたいわけではないということです。
19 :
名無しのオプ:01/10/20 18:24
>>15 そうしたら高木翁の後釜を見つけねばなるまい。
翁って云い方は変かもしれんけど。
20 :
名無しのオプ:01/10/20 20:45
高木彬光では役不足だと思われ。
>>15 後釜って言ったら島田荘司になっちゃうのかな?
>>20 だから<あえてあげるとすれば>って事で・・・。
23 :
名無しのオプ:01/10/20 22:25
>1
京極夏彦は京極道シリーズの最初の方だけ面白いよ。
後継者と言えるほどの文才力はないと思うけど。
24 :
名無しのオプ:01/10/21 21:37
大槻ケンヂ
25 :
名無しのオプ:01/10/21 23:12
中井英夫。短編作家としてのスピリットを継いでいる。
>>20 乱歩の後継者という地位が高木にとって役不足だと?
27 :
名無しのオプ:01/10/22 11:47
鮎川哲也の短編にも意外と乱歩テイストがある。
創元推理文庫「五つの時計」の巻末の北村薫・山口雅也・有栖川有栖の対談参照。
28 :
名無しのオプ:01/11/04 13:43
乱歩の小説みたいなの、いま書こうと思っても
規制が多くてむりなんじゃない。
29 :
名無しのオプ:01/11/04 15:23
てゆうかさー、みんなホントにそうまでして乱歩読みたいの?
30 :
名無しのオプ:01/11/04 15:52
>14
江戸屋猫八って書きコモと思ったのに先手&上手が
ネタな上つまらないのでサゲ。乱歩は禿げ。
>29
少なくともワシは読みたい。
>1
今は後継者はいないと思われ。いや、いないでほしいという願望じゃな。
素直にいけば、横溝正史がかなり近い雰囲気のものもありますよ。
『真珠郎』とか『蔵の中』とか・・・。
京極夏彦はまったく違うテイストだと思う。彼は現在のオタクミステリ
って感じで、乱歩のような独特な美学は感じられない。話は面白いけど。
昔の探偵小説を読み漁って、自分好みを見つけるのが一番です。
私は乱歩ファンですが、そんな私が好きなのは、横溝、高木、夢野久作、
久生十蘭、木々高太郎などです。
ああ、誰かが書いていた大槻ケンヂは賛同。彼には現在の乱歩的センス
はあると思う。あくまでも現在だが・・・。『ぐるぐる使い』『新興宗教
オモイデ教』あたりを軽い気持ちで読むなら薦めます。
33 :
名無しのオプ:01/11/15 20:08
エロゲの「雫」でもやったらどうだ
34 :
名無しのオプ:02/02/19 00:57
私も1さんと同じで、乱歩のような作家を探し続けてます。
京極夏彦をすすめられて読んだんだけど、
あの人はわたしはダメだった。
文章の書き方が嫌いで、でも我慢して読んでたけど、
結局最後まで読まなかったよ。
わたしがおすすめなのは、鮎川哲也です。
35 :
名無しのオプ:02/02/19 01:14
そうねえ、竹本健治は『狂い壁狂い窓』だけだし...
戸川昌子『大いなる幻影』には押入れが登場するよ。
36 :
名無しのオプ:02/02/19 01:19
だから、似た作風の作家は乱歩の後継者じゃなくって、乱歩のマネにすぎないわけよ。
コピーがオリジナルを越えるわけないの。
37 :
名無しのオプ:02/02/19 02:42
作風とか道具だてが似ているとかじゃなく、乱歩の要素をムリヤリ三つに分けてみる
@ミステリーへの愛情(研究と普及に献身)
Aとにかくメチャクチャに面白い語り口(蜘蛛男とかの通俗もの)
B読者のフェチ心に触れる変な発想(屋根裏とか人間椅子とか、少年もので人間がポストや百科事典に化けたりする)
それぞれ誰か当てはまるのがいるだろーか
38 :
名無しのオプ:02/02/19 07:39
大槻ケンヂに同意。
歌詞カード眺めてると乱歩の世界と同調してしまう。
歌詞カードもOKなら人間椅子の和嶋さんも
ベストアルバム「ペテン師と空気男」の文章がきっちり乱歩な文体でワラターヨ。
鼬害に付sage
40 :
名無しのオプ:02/02/20 11:34
わたしは
>>37の(3)がツボなので
現在の作家でそういうのでやられた!ってものが読みたい。
誰だろう?
41 :
名無しのオプ:02/05/18 21:58
結局誰が後継者なの?
42 :
名無しのオプ:02/05/18 22:06
>37
そういう点ではやっぱり3つとも網羅してる島田荘司かな・・・。
43 :
名無しのオプ:02/05/18 22:23
島田は少なくとも@Aには当てはまるね。
島田ほどミステリの将来を真剣に案じてる人は現在他にいないと思うし、
あのぐいぐい読ませる文章、それにストーリーテリングは抜群。
島田の「暗闇坂の人食いの木」の(メール欄)なんか、乱歩好きの琴線に響いた
45 :
名無しのオプ:02/05/19 18:22
>>43 某サイトの信者ですか?
今現在の島田掃除は同人女やイエスマンに取り囲まれて
へらへらしているただの電波作家に過ぎない
大乱歩の後継者だんなんておこがましい
46 :
名無しのオプ:02/05/19 19:02
殊能でいいんでないの
47 :
名無しのオプ:02/05/19 19:18
>>45 少なくとも『眩暈』までは認めても良いでしょう。
あの頃の島荘はどこまでも突っ走ってくれると思ってたYO
今はある意味迷走しながら突っ走ってるけど。
48 :
名無しのオプ:02/05/19 19:52
結局、島荘かなとも思うんだけど・・・最近を見ると・・・
島荘でしょう。最近の作品だって全盛期には及ばないけど
持ち堪えてる方だと思う。相変わらず新人発掘も熱心だしね。
同人活動だけは正直やめてほしいけど・・・
ミステリー界のロマン派という意味でも島田荘司以外はみあたらない
これが悲しい現実さ
51 :
名無しのオプ:02/05/29 00:09
>49
島荘の同人活動を評価する人っていないのかな?
みんな批判的だけど。
俺もあまりいいとは思わんが、別に目くじらたてるほどでもない気も。
本題とあまり関係なくて申し訳ないが。
52 :
名無しのオプ:02/05/29 00:23
江戸川乱歩の御父兄さん。
>>51 公式サイトの同人連中の書き込み、それに対する本人の反応。
過去ログ全て読んでみれば批判される理由が分かるのでは。
島田の本を読んでなかなかいいこと書いてるなと感じた部分が全くない。
逆に本の中で散々嫌気がさしたと書いている日本人の部分が一杯。
同人を書いてる人間達の内輪での絶賛しあいを読んでみなよ。
完全に自分たちは選ばれた人間達だとでも勘違いしているやつがいる。
昔、我孫子らが島田にくってかかったことがあったが、あれより酷い。
54 :
名無しのオプ:02/05/29 00:32
寺山修司・・・性癖だけですが
>>51 島田は本気なのかもしれんが、あれに書いてる連中は
遊び半分ってことだろーな。
>>55 だな。島田の活動理念自体は全然間違ってない。
散々既出の意見だが、麻耶雄嵩を発掘しただけでもとてつもない評価に値する。
だが、単なる同人連中は島田のやろうとしていることの困難さが全く理解できてない。
ファンサイトは軒並み駄目だ。まるで父親参観日の小学生のような書き込みの多さに呆れる。
あれはパロディとして程度が低すぎるよ。
パロディならもっとこう凝りまくったやつが読みたいのに、
毒や批評精神が皆無。
あの狭い世界でじゃれあってるような有り様が
皆に嫌悪感を抱かせるんじゃないかな。
58 :
名無しのオプ:02/05/30 03:19
乱歩の後継者はエストシーモア
>>56 結局、マンガや同人に関しては門外漢の島田が、同人ファンに対して
おもっくそ的外れな考えも持っているのが問題なんじゃないかなー。
同人なんて、要は○○好き同士が自己満足に浸るだけの世界なのに
(本人達がそれを弁えている限り否定するつもりはないが)
「彼女達は私の作品に込められた志を理解し、漫画を通じてミステリの
可能性を広めようとしている。よし、ミステリ界の将来のため、
かつての新本格派のように、彼女達を支援しよう!」
みたいな、まさにドン・キホーテ的な勘違いをしているというか。
話がスレ違いになってスマソ。
大体同人本に本家が介入してどうする。
同人野郎なら、むしろ本家の介入なんぞこっちから
お断りするくらいの誇りがほしいわな。
62 :
名無しのオプ:02/10/03 23:53
それにしても、
かつて、当代風に時代設定を改めたテレビシリーズや映画が
なんと多かったことだろう。
横溝文学では、復員兵などが登場するから
あのような時代設定の改変はあり得ないことなのに。
江戸川文学も、二銭銅貨以来、昭和初期のレトロ調の雰囲気が
ストーリーの基調および根幹を成しているのに、
安易な当代風アレンジは、本来の魅力を損ない過ぎる。
63 :
名無しのオプ:03/01/08 07:57
おれだ
(^^)
65 :
名無しのオプ:03/03/01 20:34
後継者は歌野晶午
66 :
名無しのオプ:03/04/16 00:50
小酒井不木博士あっての乱歩
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
70 :
名無しのオプ:03/05/17 01:54
島田荘司に一票
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
73 :
名無しのオプ:03/05/28 12:44
乱歩の後継者?
二階堂以外にいないだろ。
通俗もの得意だし、古本マニアだし、新人も発掘してるし、禿だし。
74 :
名無しのオプ:03/06/05 01:38
>>73 賛成。特に「地獄の奇術師」なんかの雰囲気は乱歩のような感じがする。
なんで後継者が必要なの?
76 :
名無しのオプ:03/06/05 17:54
77 :
名無しのオプ:03/06/05 18:07
京極先生だろうな。
作家としての創作力といい、世界の確立性といい、他のジャンルへの影響力といい。
(パクってるだけで開拓力ゼロの作家なんて後継者とは言えない。ただのコピー崩れ)
乱歩の後継者はヤパーリハゲじゃないとなーw
80 :
名無しのオプ:03/06/05 21:25
乱歩の後継者に必須の条件とは?
>>78 なんで後継者を考えるの?
という疑問をきいてみたんだけど。
なんかいやなことでもあったのか?
朝山蜻一はどうよ?
83 :
名無しのオプ:03/06/07 10:41
本格推理路線なのか幻想怪奇路線なのかで違うと思うが・・・
前者の話が多いけど、後者で言えば大槻ケンヂに同意。
『押し絵』や『パノラマ島』や『蟲』が好きな人はオススメ。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
おれ!
89 :
名無しのオプ:03/10/28 18:09
乱歩の後継者は、清張以外にいない。
前者は探偵小説ジャンルの確立者であり、
後者はそれを社会派推理というジャンルに進化発展させた。
探偵小説から社会派への移行は、昭和初期の厭世観から戦後の経済至上主義への
移行であり、社会背景の中での「リアリズム」の継承である。
現代の乱歩賞が社会派中心であるのもそのため。
そして乱歩、清張作品の強みは、狭隘なジャンル小説を超えたところにあり、
いわば「国民の大衆文学」たりえたところにある。乱歩自身、探偵小説に文学性は必要か、
というテーマにおいて、そのミッシングリンクとも言える作品も発表している。
こうした意味において、残念ながら新本格・ノベルスグループは、
あくまでマニアックなジャンル小説の書き手たちであり、大衆文学たりえない。
乱歩の一部分を継承しているとは、もちろん言えるのだが。
さらに乱歩の推薦で見いだされた筒井も、その一部を継承しているだろう。
でもなあ、理屈はともかく、ちょっと想うことがある。
乱歩の後継者はホラー小説の書き手の中から出てくるのではないか。
たとえば「リング」。
文章も文学性も深みも全く比較にはならないけど、あの「大衆性」は、
なんか凄いんではないかと想う。「大衆性」と言っても女子供限定だし、
一発屋であとが続かないからダメなんだけどね。
乱歩の少年物に出てくる意味なしトリックがあるじゃん?
ああいうトリックを二階堂が素で使ってんだけど。
(奇術師の消失トリックとか、悪霊の甲冑トリックとか)
清張は勘弁、社会派を否定はしないがやはり基本は探偵小説でしょ。
ジャンル違うけど見た目がめっちゃ将棋の故大山先生にそっくりなんです。
生き別れの兄弟ですか?
それとも単にハゲで黒ぶちめがねだからだろうか・・・謎
93 :
名無しのオプ:03/11/22 15:05
>>77 京極先生の筆力は認めるが・・・、他のジャンルの影響力なんてあるの?
それこそテーマは二階堂のパクリじゃないの?
「東ケイ異聞」はアホかという感じでした。
あえて…あえて名前を挙げれば
若桜木虔くらいなものか・・・
映画だし外人だけどデビット・リンチの「ブルーベルベット」と
ティム・バートンの「バットマンリターンズ」には乱歩スピリットを感じた。
97 :
名無しのオプ:04/01/12 07:04
>>89 >似た作風の後継者的な作家の
似た作風という指定なのだから、清張は全くあてはまらない。
>>89は「清張が乱歩並に推理小説文壇に影響を与えた」という
意味での後継者という風にくみ取れる。ということは君の指摘は
少々的はずれだと言わざるを得ないのだよ、関口君。
99 :
名無しのオプ:04/01/12 11:12
乱歩Rで盛り上がってきたので、あげておこう。
>似た作風の後継者的な作家の
怪奇、幻想物、本格探偵物、少年探偵物等々、
さまざまだから一概には言えないのだよ、中尊寺君。
乱歩は系統樹の大きな幹だから、枝分かれした作家は多いし、
乱歩自身が推した作家たちは一ジャンルの一時代を築くほどの力があるから、
ちょっとした印象では、乱歩の何を継いでいるのか見抜くのが困難なのだよ。
しかし乱歩は本格よりも怪奇幻想、少年探偵団を良く書いていたはず。
そういう意味でいけば、怪奇幻想なら京極夏彦、少年探偵団なら二階堂
黎人らへんが一番近いんじゃないかな?でも二階堂はちょっとなぁ……
かといってライトノベル系の少年探偵団というのもちょっと違う気が
する。
101 :
名無しのオプ:04/01/12 14:23
102 :
名無しのオプ:04/01/12 15:22
乱歩Rって何なんですか?ドラマ?
二階堂に決まってるだろ
104 :
名無しのオプ:04/01/12 21:09
105 :
名無しのオプ:04/01/12 21:10
乱歩 R第一話の犯人わかっちゃったんですけど。
106 :
名無しのオプ:04/01/19 12:54
107 :
名無しのオプ:04/01/20 02:36
後継者っつーのとは話が違うけど
乱歩と肩を並べられるのは結局は正史と清張の2人だけかと。
井上雅彦なんてどーかな
竹馬男ってのが結構好きなんだが。
109 :
名無しのオプ:04/01/20 13:36
>>32 横溝は乱歩と並び称されるミステリ界の二大巨頭なんだから、
彼を乱歩の後継者とするのは適切ではないような気がするなぁ。
横溝の戦前作が、乱歩の怪奇幻想文学に似た雰囲気があるのは認めるけど。
乱歩はミステリ風味の怪奇幻想文学、横溝は怪奇幻想風味のミステリ文学って感じがする。
横溝正史は明らかに乱歩とは一線を画していると思う。
乱歩が一時理想とし、断念した「本格」というもの
を、横溝は戦前から乱歩などが書いていた怪奇幻想的
な雰囲気を、構築的な本格ミステリと融合させ、『本陣殺人事件』
を書いたわけだ。横溝は明らかに乱歩とは違った独特のオリジナリティを
備えているよ。それは主に「本格」という違いだな。
111 :
名無しのオプ:04/01/20 19:54
>>107 清張は乱歩や正史とは対極の巨匠って感じするけどな。
「清張さんは本当に小説も文章も上手くていつも感心する。
でも時代に密着した作品なので、後世になって読まれるかどうかはわからない。
乱歩さんや横溝さんは時代とズレたところがあって、
それが逆に長い間愛読される理由になってるのだと思う。」
山田風太郎が大体こんな風なことを言ってた。
ていうかその山風はどうなの?
怪奇、幻想、猟奇、変態、活劇に広い読者層に支持される圧倒的な娯楽精神。
乱歩と同じものを持った作家じゃない?
ミステリー以外の小説が作品の多くを占めてるのは難点だが・・・
>>112 漏れもそう思った。
ミステリとしての後継者というよりも、怪奇幻想的な雰囲気と
文章のうまさは乱歩にひけをとらないと思う。
114 :
名無しのオプ:04/01/26 14:30
115 :
名無しのオプ:04/01/26 18:57
116 :
名無しのオプ:04/02/15 20:09
中井英夫
117 :
名無しのオプ:04/02/15 22:58
落語界で例えると
乱歩=圓朝
正史=志ん生 鮎川=文楽 清張=圓生
てなところか。
118 :
名無しのオプ:04/02/18 15:39
ひとりの芭蕉を待つ。
蘇部=林家三平
120 :
名無しのオプ:04/03/15 19:45
121 :
名無しのオプ:04/03/31 19:51
121
122 :
名無しのオプ:04/03/31 20:19
>>1似た作風の後継者的な作家の
作品探してるのですが
似た作風って後継者というより、単なるパクリのような。
123 :
名無しのオプ:04/05/19 23:59 ID:UN+JzBIS
久世光彦の「1934 乱歩」はどうよ?
ずばり乱歩を主人公にした小説
しかも乱歩の新作「梔子姫」も読める
125 :
名無しのオプ:04/05/20 01:04 ID:MbKrXtwo
>>123 ユースケはユースケでも山田とは大違いだなw
126 :
名無しのオプ:04/09/05 11:03 ID:qozbn4tV
嗚呼、江戸川乱歩並の猟奇、伝奇、冒険、推理を兼ね備えた
作家は、もう現れないのだろうかあげ。
127 :
名無しのオプ:04/09/05 14:31 ID:Q79ysXQL
乱歩好きな私が最近の作品でハマったのは、
小説なら「高野和明著・グレイブディッガー」
映画なら仏映画で「ピトフ監督・ヴィドック」かな。
どちらも「謎の怪人」が登場した。
伊藤潤二
ほす
130 :
名無しのオプ:2005/06/25(土) 07:30:45 ID:JkR25slA
内田康夫が名乗りを上げたら激しく笑うんだが、、、
131 :
名無しのオプ:2005/06/27(月) 12:09:06 ID:m2vizZon
三津田信三かな。
ホラーとミステリ両方の要素が絶妙にバランスしている。
元・編集者だし、ホラー映画の蘊蓄もすごい。
なにより作中で度々乱歩への言及があるが、その知識・見識はハンパじゃなかった。
乱歩研究家としても通用しそう。
132 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 11:34:23 ID:c4FdWa/7
8
133 :
名無しのオプ:2005/08/31(水) 01:26:47 ID:OQJNXWQP
134 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 01:24:43 ID:+Wyd81Pc
神様
135 :
覗き趣味:2005/09/03(土) 09:05:47 ID:JYYN/Uth
ロアルド・ダールなんていかが?
「わが妻よ、わが鳩よ」なんて、(メル欄)と言う観点から見ると、「屋根裏の散歩者」にも通じるところがあるかと
136 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/19(月) 13:05:47 ID:aDeuJ+4i
読んでないな
137 :
無名草子さん:2005/10/13(木) 11:42:47 ID:/YvoVkQM
恩知らず
138 :
名無しのオプ:2005/10/13(木) 18:54:44 ID:69osGcva
コナン・ドイルはどうなの?
139 :
名無しのオプ:2005/10/14(金) 02:07:33 ID:Io1w5qLV
乱歩は意外とスーパーナチュラルな世界はほとんど描いていない。
正史もそうだ。かなり頑固な論理の人。
その意味ではやっぱり京極夏彦かなあ。でもこの人の端整さは乱歩より正史のほうだろう。
ただ、現代はホラー全盛だから、歪んだカメラアイで奇形・キッチュ・残虐を爆裂させながらオチは論理的謎解き、というのを書くのは難しい。
二階堂黎人は内容とは裏腹に視作者自身のアブノーマルさが感じられず全然違う(それだけにかえって異常ともいえるが)。
140 :
名無しのオプ:2005/10/14(金) 02:18:11 ID:XYIaMvm9
江戸川乱歩はぜんぜん面白いと思わない。
宮部みゆきといい勝負だね。
何であんなやつの名前を冠した賞が日本最大の新人賞になってるのかがわからん。単に第一人者というだけか。昔の作家は駄作でも売れたからいいよな。
本が少なかったし、ゲームもDVDも何もなかったもんな。
141 :
名無しのオプ:2005/10/14(金) 13:09:37 ID:Io1w5qLV
世間で高い評価を得ているからとか長く売れ続けているからとか気にせずに自分が面白いと思った作家を読めばいいと思うよ。
142 :
名無しのオプ:2005/10/17(月) 01:25:22 ID:Vxx3qBQR
確かに作家としちゃ余り大きい仕事はしてないが、評論で大きい仕事をしたと思われ
143 :
名無しのオプ:2005/10/31(月) 18:27:33 ID:YsAp52B7
おいおい少年探偵団シリーズは小さい仕事かよ
144 :
名無しのオプ:2006/02/17(金) 22:29:11 ID:tPSRndLO
推理作家としてより、幻想というか、『押絵と旅する男』みたいなのは類例がないと思う。
145 :
名無しのオプ:2006/02/24(金) 22:15:11 ID:3HZKKbzQ
エドガー・アラン・ポー
146 :
名無しのオプ:2006/03/18(土) 21:24:12 ID:kVPXuLPR
147 :
名無しのオプ:2006/04/23(日) 21:59:20 ID:P7CSH+SD
大槻ケンヂだろ?
148 :
名無しのオプ:2006/06/24(土) 11:00:56 ID:J1O4jyhJ
そういえばロックバンドに「人間椅子」とういうのがあったな。
149 :
名無しのオプ:2006/07/07(金) 21:24:49 ID:aYZmeQ0Z
江戸川乱歩の後継者なんて、いるわけない
150 :
名無しのオプ:2006/08/05(土) 12:34:32 ID:1hN0/nrZ
朱川湊人の短編集読んだけど、かなり乱歩を意識した作風だったよ。
乱歩と言っても、「押絵」だとか「目羅」あたりの路線だけど。
孫の平井龍太郎氏
152 :
名無しのオプ:2006/11/27(月) 00:16:56 ID:zMYFwCb4
ここまで読んだ、と。
3年近く前のカキコに乱歩・横溝の対比議論があったけど
皆さんほど多くを読破していない中途半端な自分としては
乱歩・・・親から仕送りもらって都会でヒッキーしてる香具師が偶然ヘンな
事件に巻き込まれ、すべてが終わった後も訳わからずポカーン
横溝・・・田舎の人間関係のしがらみで起こった、切ない悲しい事件
という分類が、心の中にできあがってしまってる。
乱歩センセはお涙頂戴を拒絶していたようだし、いっぽう横溝氏が
都会のしゃれた探偵事務所を描いたのを読んだような覚えがあるけど
なんかしっくりこなかったです。あくまで俺の偏ったイメージだけどね。
153 :
名無しのオプ:2006/12/09(土) 02:11:20 ID:isqFwthS
>>140 駄作でも売れる作家は今でも死ぬほどいるだろ。昔だって本が少なかったわけじゃない。
評価されたものだけが残ってるから昔のものが少ないように錯覚されるだけ。
154 :
名無しのオプ:2006/12/13(水) 01:17:24 ID:KR4mjrIX
マンガとか絵画分野とかにゃフォロアー沢山いそうだけどな、塚本晋也とか山本タカトとかさ
乱歩だけでなく文学全般に言えることだが
155 :
名無しのオプ:2007/05/12(土) 02:31:53 ID:zM65UI/W
二階堂黎人先生だよ
156 :
名無しのオプ:2007/07/18(水) 03:00:16 ID:ZKeXLdK1
山田風太郎
157 :
名無しのオプ:2007/07/18(水) 03:42:17 ID:4NNACUOz
怪奇・幻想・猟奇程度なら皆川博子で。
変態や活劇はチト足りない。
あ、同性愛風味が「変態」というなら変態もある。
158 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 10:34:23 ID:55AOzzrs
綾辻はハゲたから無理だな
159 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 14:55:36 ID:JAOXXCB5
>>158 いや、かろうじてハゲという一点で綾辻は乱歩と共通項があるのではないか
160 :
名無しのオプ:2008/03/20(木) 16:47:17 ID:DCkYplSH
>>159 二階堂もハゲだぞ。
「人間豹」のような怪奇冒険探偵小説、ってふれこみの「双面獣事件」は
はっきり言ってウンコだった。大乱歩には一生かかっても遠く及ばない。
161 :
伊藤伊織:2008/05/05(月) 15:55:56 ID:mSqAu4AF
8 2 7 0 4 0 2 3 5 4
0 5 2 7 7 8 7 5 6 3
2 0 3 7 6 8 8 8 7 3
4 3 7 0 3 3 3 4 3 2
1 5 3 6 2 8 4 4 8 4
162 :
名無しのオプ:2008/05/05(月) 22:57:36 ID:wfGOd3DI
質問!乱歩賞の審査員長に大沢在昌が最近当たり前みたいに
居座ってる件なんですけど。彼,乱歩賞の受賞者でもないのに
なんであんなに態度でかいの?作品も乱歩とは程遠いし安っぽい
ハードボイルド書いてるオッサンに乱歩賞が乗っ取られている様で
江戸川乱歩の名が安ぽくなる様で本当うんざりする。
163 :
名無しのオプ:2008/05/06(火) 01:05:27 ID:Ro4HA+LL
安っぽい作品しか書けないという点では
東野をはじめ乱歩賞受賞者もどっこいどっこい
164 :
名無しのオプ:2008/05/06(火) 02:57:19 ID:3coJtG/8
乱歩の安っぽさにはコクがある。
そのコクが他の追随を許さないのだ。
165 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 08:42:00 ID:DaUOMftF
つか7年かけて164レスってのがうけるww2007年なんて3レスしかないのによく落ちないな
166 :
名無しのオプ:2008/09/17(水) 15:00:32 ID:v4nb0p3G
京極夏彦だな
167 :
名無しのオプ:2008/09/18(木) 14:10:27 ID:gzpAicbR
冗談はやめてくれ
168 :
名無しのオプ:2008/09/23(火) 01:20:58 ID:O2XdqOsM
169 :
名無しのオプ:2008/12/09(火) 17:10:36 ID:dnPLejGf
岩田準一の孫の岩田準子の「二青年図」は、自分的にはよかった。
乱歩が実は同性愛者だったという設定の小説。
幻想色が強いけど、もっと騒がれてもいいようなセンセーショナルな内容。
170 :
名無しのオプ:2009/01/19(月) 14:05:50 ID:kXPYaZNz
オーケンは氏の多大な影響を受けているよね。
171 :
名無しのオプ:2009/07/31(金) 12:42:30 ID:WemZrvJG
バーロ
172 :
名無しのオプ:2009/08/14(金) 15:33:55 ID:U3d4UDIS
久保竣公
173 :
名無しのオプ:2009/08/26(水) 02:37:07 ID:fMK6xVew
乱歩の前に乱歩なし 乱歩の後に乱歩なし
174 :
名無しのオプ:2009/08/28(金) 23:51:25 ID:9IUCJmMH
乙一
175 :
名無しのオプ:2009/08/29(土) 11:47:08 ID:pxazrMZ8
乙一とかwwwww
ねーよ
176 :
名無しのオプ:2009/08/29(土) 12:44:51 ID:5HJsU0el
乱歩の後継者なんているわけないだろう。
そして、これからも出てくることはない。断言してもいい。
後継者などということは、乱歩への侮辱であり、冒涜だ。
天才は唯一無二だから、天才たりえる。
ということで、坊やは乙一でも読んでなさい。
177 :
名無しのオプ:2009/09/06(日) 18:36:19 ID:lKolbg42
俺には「天才」というイメージはあまり沸かないな
「異才」「鬼才」とも違うし
昔風に「探偵小説界の怪物(モンスター)」(甲賀三郎)とか「化け物」「巨魁」といった表現の方がしっくりくる
写真などで見る限りは、性狷介な雰囲気はなく柔和な感じだけど
あくまで主観なので、異論は認めます
178 :
名無しのオプ:2009/09/13(日) 12:58:45 ID:qGfPD5Zb
179 :
名無しのオプ:2009/09/13(日) 13:03:50 ID:Au3WS2k3
利根川散歩
180 :
100円!:2009/09/23(水) 05:49:13 ID:jSqt8kyJ
新品の新作「新参者」&遠藤武文「プリズン・トリック」の2冊が100円!
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181 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 21:29:51 ID:x4cVbJyz
182 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 21:34:38 ID:4ZtxUhqY
このスレっていつ立ったの?
183 :
名無しのオプ:2009/10/21(水) 18:17:17 ID:1sPVb992
>>173 > 乱歩の前に乱歩なし 乱歩の後に乱歩なし
乱歩の後に
団鬼六 「縄と肌」など
184 :
注目:2009/10/28(水) 11:00:29 ID:40R3Xwko
185 :
名無しのオプ:2009/10/30(金) 18:54:47 ID:0fQoxYbJ
大槻ケンヂ。
長田ノオト。漫画だけど。
186 :
名無しのオブ:2010/04/08(木) 14:23:52 ID:4fEP+6yF
スレタイからずれますが、
乱歩「幻影城」「続幻影城」「探偵小説四十年」を読むと、
清張「黒い手帖」や島荘「本格ミステリー宣言」なんかと関連する見解がゴロゴロ出てきますね。
乱歩がパクられてるという話ではないですが、
のちの時代に掲げられた「マニフェスト」も、
実はすでに乱歩によって考察されている論点であることが多い。
流行に踊らされる人は大抵歴史を忘却しているわけですが、今後、さも「このミステリは新しい!」とかなんとか言ってチヤホヤされる新傾向が現われたとしても、乱歩に立ち返れば流行に幻惑されなくて済む、といった感あり。
「乱歩は偉大」と言ってるだけですねw失礼しました。
187 :
名無しのオプ:
書斎臭い