原寮や逢坂剛あたりがお気に入りなんですが
他にお勧めがあれば教えてください。
できれば和物で。
チャンドラーが元祖なので、まずそれを読んでみたら。
日本人でのお薦めはありませんか?
人は強くなければ生きていけない
でもやさしくなければ生きている資格がない
“でも”って入ってたか?
女というものはだれだって忠告されることを好みません。
自分から忠告を求める場合でもすでにこうすると自分では決めていて
それに賛成してもらいたいだけなのです。
なめくじ長屋。
文句の付けようのない和物だが、
たぶん1の求めてるものとは違うんだろうな。
絶版だけど、矢作俊彦のマンハッタン・オプ・シリーズ
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「ずいぶんお安いのね」
パーク・アベニューから来た女は、すみれ色の目の端でこっそり笑った。
「一日、二百ドル? それで全部?」
もちろん、ベベ・クロコのハンドバッグから出された小切手帳に、二百ドルが高いわけはない。彼女は、それを、つまらない講義のノートをとる女学生みたいに開き、私の事務机に乗せ、銀製のボールペンの尻で折り目をしごいた。
「他に必要経費」と、私はつとめて平静に言った。
「アルコールとバァテンダーへのチップが、それに含まれることもある」
「それだけ?」
「拳銃の要らない仕事ならね」
彼女の眸が、やっと真直ぐ私をとらえた。
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長く引用しちゃったけど、好きなのよ(^^)
文庫だから古本屋でゲットできると思う
11 :
(^‐^)V:01/10/04 00:55
>>9 いいねぇー。
その手の台詞なら米国産ハードボイルドにゴマンとあるぜよ。
12 :
名無しのオプ:01/10/04 01:43
結城昌治「白昼堂々」
現金強奪計画を話してる際の会話
「ひとごとだと思って簡単に言うわね」
「ひとごとではない。おまえはおれの女房じゃないか。いつだっておまえだけが頼りだ」
銀三は口にしたことのない殺し文句を、辛うじて言ってのけた。
ハードボイルド系の会話って渋いとは思うが、粋ってわけでもないんだよね。
「白昼堂々」なんて粋な会話だらけ。
なにをもって粋とするか、なんだよね。
ハアハア・・・
セリフがイキ(息)なミステリィ。
アー―ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
14 :
名無しのオプ:01/10/12 17:04
・・・正直な男が続く者に言った
『君はどこに行っていたんだい?』
『僕は、ここに。そして、あそこに。
或いは、その狭間にかな・・・』
15 :
名無しのオプ:01/10/12 17:14
私はファンなので森雅裕をダンゼンお勧めしますが
いろいろ一般の人にはきついところもあるかもしれないので
気をつけて図書館などで見ていただけたらと思います。
おすすめは「ビタミンcブルース」「歩くと星が壊れる」以外です。
以外なのでよろしく。
16 :
名無しのオプ:01/10/13 22:48
東直己。
ハヤカワから出てる、
「探偵はバーにいる」からはじまる探偵シリーズがまずおすすめ。
17 :
名無しのオプ:01/10/14 02:08
モノスゴク古いけど、仁木悦子『冷えきった街』なんてのはど?
まだ手に入るのかなあ、多分講談社だけど。
この作者唯一のハァドボイルドじゃないかな。
ほかの作品も好きだが、科白のこっ恥ずかしさは随一。
でも全体に暖かいよ。後味はいまいちだが。
「ねえさん粋だねえ!」
「あたしゃ、帰りだよ。」
19 :
名無しのオプ:01/10/14 03:41
「いつも黒ずくめだね」
「脱いだときに効果があるからよ」
レイモンド・チャンドラー『かわいい女』
>19感心
成る程ねぇぇ!!!!
21 :
名無しのオプ:02/03/07 12:32
ウォーレン マーフィの
チコとトレースシリーズ
訳でもおもろい
22 :
名無しのオプ:02/06/04 10:25
まさしく。
ペリー・メイスンとデラ・ストリート、ポール・ドレイク、トラッグ警部の会話。ダシール・ハメットのも良い。両方とも古いLAの空気が伝わってくる。でも日本語にするとかなり薄れるのが残念。
「じっちゃんの名に賭けてぇ」
このシーンで漏れ毎回泣くよ。
じっちゃん思いのいい孫なんだなぁって。
漏れも将来あんな孫が欲しいなぁって。