【池 尻】 ♪国立音楽院♪ 【KMA】

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872金正日の死後
韓国の危惧する所の一つは、 北が、中国の配下に収まってしまい、
統一など、夢の又夢、といった事態に陥ってしまう事です。
北での事業に関与し続ける事は、北が総崩れになってゆく
諸段階において、単に同民族である、という理由だけでなく、
具体的に関わっている事業絡みの正当な権益を保護する、
という名目で、より介入し易い状況を形作ってゆく上で、有効な
布石に成り得るからでもあり、 北の具体的な国内事情を把握、
分析してゆく上でも、現地での活動が一定の範囲内で許される
状況は、他の諸方面からの情報と現地で得られる人的パイプと
の絡み如何で、極めて貴重なものに成り得るからです。 韓国
の中にも、北からの移住の制限等を実施し、南北の生活格差を
急激に埋めようとはせずに、むしろ北の安い人件費を巧みに活用
して、統一後の経済発展に資する事ができる、といった様に
構想している方達が居るかと思いますが、多数においては、
ドイツの実例等からの知見で、統一後の経済の悪化を予想し、
統一時期を早める動きへの危惧の念の方を比ぶる大きく思い
構えているのだろう、とは思います。 しかし、その一方で
は、一旦、北で、動乱めいた事態が発生すると、中国は、
「北における自国の既得利権および、その関連施設の保護と、
難民の流出を防止する為の治安維持」等を名目として、
北へ進駐し、社会秩序の再建と称して、北が中国の一部とし
てしか立ち行かない様に諸工作を展開してゆくもの、と思われ
、そういった危惧からか、韓国も、いかに批判されようとも、
北の内部事業から手を引く事なく、一層の関与をはかっている、
というのが、現状である様です。 他方、米露中には、
共通の利として、「日本の核武装化の封じ込め」があり、
中国の動向を見定めた上で、一部報道にあった通り、米国によ
る北核施設への攻撃が本当にある、とすれば、それは、
一挙両得的に「中国による北の接収」と「日本の核武装化」
の双方を極力牽制するものとなります。