【音楽業界】CHEMISTRYはマフラータオル付6,800円・・・CDセールスの不振でベスト盤が高額化[3/5]

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 こうした男性デュオの不振の背景には、個々の事情に加えて、「タイアップ曲がヒットに
つながらない」というJポップ界全体の現状もあるようだ。

「今はタイアップを取ったからといって売れる時代じゃありません。AKB48やジャニーズのように、
いかに魅力的な物語を提供できるかがヒットのカギで、その点では男性デュオは人数の問題も
あって弱い。いくら良いバラードを歌っても、リスナーには十分にとどかない時代ですからね。
これは女性シンガーのCDセールスが頭打ちになっている理由でもあるでしょう」(音楽雑誌編集者)

 CDがダメなら音楽配信で売れるかと言えばそうでもない。日本レコード協会が先月25日に
発表した調査報告によると、有料の音楽配信販売額が前年度比で5%減。そうした現状を受けて、
各レコード会社は「CDにDVDや写真集、ブックレットなどを加えて、1枚あたりの付加価値を
上げる戦略を取っている」(前出の編集者)と言い、大ヒットを飛ばすことよりも目下の利益固めを
優先している模様だ。CHEMISTRYのベスト盤も、CDにDVDやマフラータオルなどを加えた
初回限定盤を6,800円(税込)で販売しており、その一例と言える。

 ゼロ年代のJポップシーンをけん引した男性デュオ。逆風に負けず、もうひと花咲かせて
ほしいものだが......。

<以上>