[映画]
オーストラリアで行われていた著作権を争う裁判で、大手映画スタジオ側が敗訴していたことがわかった。
訴えを起こしていたのはディズニー、パラマウント、ワーナー・ブラザーズ、20世紀フォックスなど
ハリウッドの大手映画会社を含む複数のスタジオ。
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訴えられていたのは、インターネットサービスプロバイダのiiNet。訴訟団に属する映画会社Village Roadshow
(ヴィレッジ・ロードショー)は、同プロバイダのユーザーがBitTorrent(ビットトレント)と呼ばれる転送用ソフトウェアを利用して
違法に映画をダウンロードしていることを知りながら黙認していると主張。
しかし、オーストラリア連邦裁判所は、iiNetに責任の所在はないとする下級裁判所の判決を支持、その訴えを退けた。
判事は「ユーザーの一部が著作権を侵害していることについて、プロバイダであるiiNetがそれを認可していたとはいえない」との
見解を示している。スタジオ側は28日以内であれば、最高裁判所に控訴することが可能。
http://www.hollywood-ch.com/news/11022513.html?cut_page=1