6日までオランダで開催の『第40回ロッテルダム国際映画祭』に出品された日本のドキュメンタリー映画『ピュ〜ぴる』(松永大司監督、
3月26日公開)が、現地で話題になっている。
同作は、コンテンポラリーアーティスト“ピュ〜ぴる”が、性同一障害を乗り越え、“彼”から“彼女”へ変わっていく8年間を
記録したドキュメンタリー。
700本以上の上映作品の中から一般の観客が選ぶ観客賞ベスト10の9位にランキングされたほか、映画祭の機関誌
『DAIRY TIGER』の表紙を飾るなど、ちょっとしたブームを巻き起こしている。
男性として生を受けた“ピュ〜ぴる”。成長とともに自分の体に違和感を覚え、自ら制作した奇抜なコスチュームを身にまとい
クラブ通いすることで、その違和感を解消していた。やがてそのコスチュームが注目を集め、アーティストとして作品を発表するようになる。
パフォーマーとして横浜トリエンナーレに参加したり、米ニューヨークのカルチャー誌『ペーパー・マガジン』やイタリア版『VOGUE』に作品が
掲載されたり、オランダのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館には作品が展示されている。
ソース
http://www.oricon.co.jp/news/movie/84695/full/