【ジャニーズ・書籍】肉体献上は悪魔の契約…元ジュニアが明かす「ジャニーズのすべて 少年愛の館」[12/5]

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1読者の声
――芸能界を牛耳る巨大アイドル帝国・ジャニーズ事務所。ジャニー喜多川社長率いる、
この帝国からは数々のスターが誕生した。郷ひろみ、近藤真彦、田原俊 彦、少年隊、
光GENJI、SMAP、そして嵐――。しかし、この帝国の内政が語られることは決してない。
鉄のベールに包まれた帝国の光と闇を、数々のジャニーズ非公式本から探っていく。

「オレ様がスーパーカルチャースタァだ!」

 という"押尾語録"も真っ青のタイトルをつけたブログを公開しているのは、1996年に
『ジャニーズのすべて 少年愛の館』(鹿砦社)を出版した、元ジャニーズJr.の平本淳也氏。

 同ブログによると、平本氏は現在、実業家、企業家、投資家、作家、プロデューサー、
カウンセラーetc...... と、各方面でご活躍のよう。競馬の予想家としても、多くのファンの
支持を得ており、最近は、音楽配信事業にも力を入れている様子。ジャニーズを辞め、
19歳で起業し、数百を越える事業を取り扱ってきた実績があるというから、まさしく
"ハイパーメディアクリエイター"じゃなかった(!)、"スーパーカルチャースタァ"なのだろう。

 さて本の内容だが、いわゆるジャニーズ暴露本とは、良くも悪くも毛色の違う一冊といえるだろう。
ジャニーズ入りの経緯や、合宿所でのこと、そしてジャニー氏のホモセクハラ体験と、いわゆる
"ジャニーズ暴露本"のパターンはしっかりと押さえている。

 当時、ともに過ごしたという、少年隊の植草克秀のヤンチャなエピソードが多く語られている
ことから、平本氏がまさしく当事者であったことがよく分かる。しかし、全体的に一歩引いた
視点からの、実に冷静で客観的、説明的な描写となっている点において、ほかの暴露本に比べ、
圧倒的に迫力不足なのである。

(続きは>>2-3あたり)

ソース http://www.cyzowoman.com/2010/12/post_2698.html
画像 http://www.cyzowoman.com/images/hiramatu.jpg (書籍の表紙)
2読者の声:2010/12/05(日) 21:50:53 ID:Sj7A1HMi
>>1
 もっとも顕著なのは、いよいよジャニー氏の"魔の手"が平本氏に迫ったときのことである。

| この状況からいかに逃げ出すかひたすら考えた。やはり「トイレに行きたい作戦・
| 我慢できないスペシャル」ととっさに頭に浮かんだ戦略により、脱出を試みた

 と、なんなら面白エピソードのように語られているのだ。平本氏がトイレから戻ると、
ジャニー氏は隣で寝ていた忍者の正木慎也を新たなターゲットとし、欲望の限りを
尽くしていたと言うのだが、平本氏は、この項をこんな一文で結んでいる。

| それにしてもジャニーさんは植草といい私といい正木といい全くタイプの違う人間を
| 誰でも可愛がってくれる、広い趣味の持ち主であることだけは確かだった

 軽い、軽過ぎるのだ。

 むしろ、ジャニーズ入りする前に所属していた"高いお金をとる劇団"への怒りの方が感情が
ストレートに伝わってくるほどだ。これは、やはり平本氏が、ジャニー氏からのホモセクハラの
"最後の一線"を、「トイレに行きたい作戦」によって寸前で回避し、結局、ジャニーズを辞める
まで未経験であったからではないだろうか。

(続きは>>3あたり)
3読者の声
>>1-2
 オーディション一回で数千万円もの儲けを出す詐欺まがいの"高いお金をとる劇団"より、
ジャニー氏のおめがねにさえ適えば、すべて無料でレッスンが受けられ、夢の芸能界への道を
拓いてくれるジャニーズ事務所では、後者の方が遙かに良心的であると平本氏は思っているのだろう。

 確かに、そこだけ見れば良心的ではあるが、その背後にあるのは"肉体献上"である。つまり
"すべて無料"は、少年たちやその両親の目をくらませるための"見せかけの良心"であり、他の
暴露本の著者たちはその卑劣を告発している。そして、背負わされた大きなトラウマが、のちの
人生においても大きな影を落とし、彼らの多くはいまも苦悩し続けているのである。

 一方の平本氏は、ジャニー氏の要求を突っぱねる強い自我とプライドを、Jr.時代にすでに
持っていたのだろう。そのため、強烈なトラウマを背負うことなかったし、その後の人生でも
成功を収めることができたのだ。だからこの本には、暗くて重いドロドロとした感情が感じられ
ないのではないだろうか。ジャニー氏への私怨の深さが、他の暴露本著者とはまったく違うのだ。

 しかし、ジャニーズJr.のリーダー格にまでなった平本氏が、少年隊や光GENJIのようなスター
(スタァ)になることなく、レコードデビューを果たさぬままジャニーズを去ることとなっている
という事実は実に興味深い。華々しいデビューを手にするには、やはりジャニー氏への肉体献上
という "悪魔の契約"が必要であることを、本書は示しているとも言えるからだ。

 それこそが、タイトルにもなっている「ジャニーズのすべて」だと、平本氏は言いたかったのか――。

<以上>