今年のレコード大賞で、3年連続の大賞受賞が確実視されるEXILE。同賞に強い影響力を持つ
バーニングプロダクションの周防社長の意向とも伝えられるが、その背景について音楽関係者の
一人が語る。
「今年は3枚のシングルを出したものの、それぞれ20万枚程度のセールスに終わったEXILEの
大賞受賞はいかにも不自然で、これはバーニングのエイベックスに対する"プレッシャー"と
考えるべきでしょうね。長らく蜜月と言われてきた両者ですが、このところのCDセールス低迷で、
原盤ビジネスを生業とするバーニング側のうまみが少なくなっている。周防社長としては、
EXILEに限らず『もっとCDを売ってくれ』との思いがあるんでしょう」
浜崎あゆみや大塚愛など、かつてのドル箱シンガーの低迷が続く中、いまや上場企業エイベックスの
屋台骨となっているEXILE。最近では、大規模なオーディションを実施して新人ボーカリストを発掘し
「3代目J Soul Brothers」の一員として売り出すなど、EXILEビジネスの多角化も進んでいる。
「エイベックスの松浦社長は、EXILEの弟分的なグループを次々と誕生させ、それぞれにファンを
付けていくという"ヤンキー版ジャニーズ構想"を持っているようです。実際『3代目J Soul Brothers』の
ボーカルに抜擢されたのも、工事現場から出てきたようなガテン系イケメンでした」(マネジメント関係者)
もっとも、EXILEの増員に続く急ピッチの多角化に、現場が追い付いていない面もあるようだ。
「3代目〜」のデビュー曲はもともとEXILEのボーカルATSUSHIの持ち歌で、オーディションの課題曲。
デビュー企画ばかりが先行し、楽曲の制作が追い付いていない様子もうかがえる。
(続きは
>>2あたり)
ソース
http://www.cyzo.com/2010/11/post_5957.html >>1 「松浦社長をはじめとする制作側は、昨年のEXILE増員が一定の成功を収めていることに自信を
深めています。CDの売り上げは横ばいであるものの、ファンクラブの会員数やライブの動員は
増えていますから。ただし、ガテン系イケメンの売り出し方に、どの程度のバリエーションが
あり得るのかは未知数です。EXILEが得意とするような歌謡R&Bを歌わせる以外に方法論があるかどうか、
現場担当者のプレッシャーは相当なものでしょう」(前出のマネジメント編集者)
日増しに高まる、EXILEビジネスへの期待。その結果、Jポップチャートが日焼けした強面男たちに
よって占拠されるのか――。
<以上>