宇佐市院内町で2008年まで開かれていたレゲエやスカを楽しむ音楽の野外イベント「ジャマイカ村」が、7月に復活する。
2日間だった日程を1日にするなど規模を縮小。
名称は「リトル・ジャマイカ村」に変えるが、実行委員会は「ファンの熱烈な思いが復活を後押しした。ずっと続けていきたい」と意気込んでいる。
ジャマイカ村は、院内町(当時)の職員2人が、ジャマイカ旅行したのをきっかけに、「カリブ海の島国では、町中に音楽が流れ、
みんなが楽しんでいる。
(山に囲まれた)院内でもそうした雰囲気のイベントをやればインパクトがあり、まちおこしにつながる」と発案。
町の若手職員や知人らが実行委をつくり1997年に始めた。
国内トップレベルのバンドが出演することもあり、観客は年々増え、12回目の08年には2日間で計1400人以上が集まった。
しかし、運営を支えるスタッフが減少し、予算確保も難しくなったことから休止した。
08年秋には別府市で、お別れコンサートも開いたが、実行委がある市院内支所には「院内で唯一の野外イベントがなくなるのはさみしい」
「夏の楽しみだった」など、復活を求めるメールや電話が県内外から約100通も寄せられた。
09年に入り、市職員で実行委員長を務める岩尾政男さん(30)らが復活に向け始動。
10人前後のスタッフを確保できるめどが立ったため、5月に再開を決めた。
出演バンドも2年前の半分の6グループになるが、実行委は500人以上の集客を目指す。
岩尾さんは「ジャマイカと院内は、豊かな自然に恵まれている点は同じ。音楽だけでなく、ジャマイカの食べ物や飲み物も販売するので、
カリブ海の雰囲気を感じてほしい」と話している。
イベントは7月18日午後1時〜9時、平成の森公園で。前売り券1500円(当日券2000円)、小学生以下無料。問い合わせは実行委
(0978・42・5111)へ。
(2010年6月4日 読売新聞)
ソース
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/oita/20100604-OYS1T00223.htm