ロシア・バレエとオペラの殿堂として世界的に知られるモスクワのボリショイ劇場本館が
ホールの修復工事のため7月1日から閉鎖されることが決まった。老朽化した設備の
更新と音響効果の改善などが目的で、再開は2008年春の見込み。ロシアを訪れる
バレエファンらにはちょっぴり寂しい時期が続きそうだ。
現在のボリショイ劇場本館は1856年完成。客席数2150でロシア最大級の劇場だが、
老朽化が目立ち、火災発生時の危険性や、一部崩落の可能性なども指摘されてきた。
修復費用は10億ドル(約1090億円)。本館の閉鎖中、劇場のバレエ、オペラ団は
2002年に完成した隣接の小ホール(約1000席)で公演を続けるが、舞台が狭いため、
同劇場が誇るオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」、バレエ「スパルタクス」などの大作の上演は不可能という。
<ソース>
http://www.sankei.co.jp/news/050410/bun030.htm