詩人の谷川俊太郎さんが北京で29日、中国内外の文学作品を対象とした
「二十一世紀鼎鈞双年文学賞」を外国人として初受賞した。
受賞作品は、谷川俊太郎さんの詩集を中国語に翻訳した
「谷川俊太郎詩選」(中国河北教育出版社)で、谷川さんがこれまでに発表した
代表的な詩を、中国の詩人の田原さんが選び、翻訳した。
選考委員会は、授賞理由について「人の生死、出会いと別れといったテーマを
独特の手法で描いており、平易な表現の中に込められた思想は深い」と説明。
谷川さんは「海外の作家や詩人も対象とされていることに、文化大革命後の開かれた中国の姿勢を感じた」と
喜びを表した。
2年に1回の同賞は2003年に新設され、今回が2回目。
国内の文学者や評論家が選考委員を務めている。
<ソース>
http://www.sankei.co.jp/news/050329/bun135.htm