日本経済新聞朝刊に連載中の小説「新リア王」を巡り、
「1回分の行数を勝手に短くされるなど著作権を侵害された」として、
作家の高村薫さんが25日、日本経済新聞社に、“改変”された小説を掲載した同紙の
販売差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申請した。
しかし、同社が謝罪したため、高村さんは即日、申請を取り下げた。
申立書によると、高村さんは昨年3月、「新リア王」の連載を開始。今年5月、
同社側の申し入れで連載の中断に合意した。高村さんは同社担当者の了承のうえ、
今月29日付終了予定で原稿を作成したが、同社は次の連載小説開始まで引き延ばすため、
19日付掲載分から原稿を10行程度短くし、31日付で終了するようにした。
また、高村さんは「未完」「この作品は加筆の上、2005年に新潮社から刊行予定です」の
断りを入れることを求めたが、同社は応じなかった。
申請を受け、同社は高村さん側に、31日付紙面で「原稿11回分を、作者の了解を得ずに
13回に分けて掲載しました」との謝罪文を掲載し、刊行予定なども入れると回答したという。
日本経済新聞社社長室は「意思疎通に十分でなかった面があった。
高村氏の意向を尊重し、誠意をもって対応する」としている。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041025-00000314-yom-soci 依頼
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/musicnews/1096826363/33