【無視】大阪MF大久保藤原紀香に暴言
前置きが長くなり、失礼致しました。
私は先の第二次世界大戦中、陸軍の兵隊として、外地へ出征致しました。
私の配属された部隊も、様々な艱難辛苦をなめ、多くの戦友達も死んでいってしまいました。
私達ごく小数の者だけが、奇跡的に敵の銃火を免れ、生き延びて日本に帰る事ができました。
私がもう一度、引揚げ船に乗り、本土の土を踏むことができたのは、昭和２１年の１月でした。
私の家は当時、広島にありました。
日本に帰る前から、広島と長崎に、新型の爆弾が投下され、街全体が吹き飛ばされて
しまった事は、聞き及んでおりましたので、家に残してきた妻と、幼い娘の事が
心配で心配でたまらず、毎日が絶望的な気持ちになりかけながら、そのたびに、
「いいや、大丈夫だ、二人はきっと元気に、私の帰りを待っていてくれているんだ」
と、無理やりにでも自分を叱咤激励しておりました。
しまった事は、聞き及んでおりましたので、家に残してきた妻と、幼い娘の事が
心配で心配でたまらず、毎日が絶望的な気持ちになりかけながら、そのたびに、
「いいや、大丈夫だ、二人はきっと元気に、私の帰りを待っていてくれているんだ」
と、無理やりにでも自分を叱咤激励しておりました。
なんとか広島まで帰り着いたものの、その惨状を見て私は、ただ呆然とするしかありませんでした。
本当に何物も残っておりませんでした。
一面が、焼け野原でした。
私の家があった所も、瓦礫の残骸が散らばっているばかりで、あたりには浮浪者や愚連隊がたむろし、私の家族どころか、誰も見知った方にも会う事はできませんでした。
ここらあたりこそ、爆弾の影響を最も強く受けた場所の一つであり、おそらくは爆風や熱風でやられたか、その直後に起こった大火に巻き込まれたか、期待はしない方がいいと、そんな事を言われるばかりでした。
私は立看板を出したり、手当たり次第に行きかう人達に、もしや私の家族の行方を知らないか尋ねてみたり、四方八方に手を尽くしましたが、何も知りうる事はありませんでした。
私がようやく諦めの気持ちを持ち、傷心を抱え、上京いたしましたのは、それから一年も後の事でございましたでしょうか。
後々に、被爆直後の写真や絵画などを見るたび、その地獄絵図の中の、もがき苦しむ人々の姿を見ては、せめて二人には、こんな苦しみを受けることなく、楽に最期を迎えていてくれと、心の中で、何度も何度も手を合わせるばかりでございました。
東京ではなんとか職も見つかり、立身出世とは無縁でございましたが、つつがなく定年まで勤める事ができました。
その間、私に新しい縁談を勧めて下さる、奇特な方も何人かはいらっしゃいましたが、いつも心の片隅に、広島で失った妻と娘がおり、私の我が儘ではありますが、その度にお話しはお断りさせていただきました。
さきほど、心の片隅と申し上げましたが、そう、はっきりと申せば、今日のこの日まで、私が二人を思い出さなかった日
は無いと言っていいかと存じます。
は無いと言っていいかと存じます。
昭和の御代の終わり頃、定年を機に郊外のアパートに引っ越しを致しました。
きれいで清潔な、気持ちのいい住居でした。
そして、それまで孤独で、乾いていた私の生活に、潤いをもたらしてくれたのが、隣に住む一家でした。
その家族は、若い夫婦と幼い娘と、本当はペットは禁止だったのですが、小猫が一匹おりました。
夫君は海外駐在員で、帰ってくるのは年に一回か二回でした.
そして、幼い娘が、なぜか私によくなつき、「となりの爺ちゃん、となりの爺ちゃん
」と遊びに来てくれ、まだ若い奥さんも、何くれとなく私に世話を焼いてくれるよう
になりましたし、猫は広島時代、私の家にもおりました。
」と遊びに来てくれ、まだ若い奥さんも、何くれとなく私に世話を焼いてくれるよう
になりましたし、猫は広島時代、私の家にもおりました。
私もいつか、この二人には隣近所以上の、親愛の情を抱くようになったのでござい
ます。
ます。
しかし、こんな心安まる生活も、突然に終わりがやってきました。
ある夜、このアパートを猛烈な火事が襲ったのです。
それは深夜の事でございました。
私が目覚めた時にはすでに、火と煙の勢いは如何ともしがたく、私はほうほうの体で部屋から出て、外に逃れようとしましたが、隣の部屋から、あの母娘の泣き叫ぶ声が聞こえてまいりました。
私は体ごとドアに突進し、中に入りました。
燃えさかる火の中、煙に包まれながら二人を探しておりますと、
「ミーチャン、ミーチャン」と娘が、すっかり脅えてしまって箪笥の上から
動けなくなった猫を、なんとか助け出そうと手を伸ばしているのですが、背が低いため、届きようがありません。
「ミーチャン、ミーチャン」と娘が、すっかり脅えてしまって箪笥の上から
動けなくなった猫を、なんとか助け出そうと手を伸ばしているのですが、背が低いため、届きようがありません。
母は、その時はもうかなり煙を吸ってしまっていたのでしょう、
立っている事もまともにできず、「はやく、逃げて、、、」と叫びながら、
意識は半ばなくなっているようでした。
立っている事もまともにできず、「はやく、逃げて、、、」と叫びながら、
意識は半ばなくなっているようでした。
の光だけが頼りの、暗がりの中で、そこは私が何十年も前に去り、失ってしまった広島の家になっておりました。
あたりには空襲警報が鳴り響き、その母は、防空頭巾をかぶり、モンペをはいた私の妻になっておりました。
娘のほうも、私に見覚えのある、赤い浴衣を着ており、その顔と体は、間違いなく私自身の娘でした。
私は自分の妻と、娘の名前を叫びました。
「利江、小夜子」二人を助け出そうとしたその時、天井から梁が私の上に落ちてきて、私はその場で昏倒してしまったようでございます。
再び気がついた時は、全身に大火傷を負い、病院のベッドに寝かされていました。
不幸にもあの母娘は、あの小さな命を救おうとしたがために、自らの命まで犠牲にしてしまったのでございます。
私は何十年も気にかけてきた、妻と娘の最期の姿を、あの時に見たのでありましょうか。
そのような事は、いくら考えたところで、私には知る由もございません。
今はこうして、戦争と火事と、二度も死に損なった老人の、自由のきかない体ではありますが、お念仏と、写経三昧で暮らしながら、心静かにお迎えが来てくれてるのを待つ毎日でございます。
感動した
356 ：読者の声：04/12/13 07:40:36 ID:+IlWLVeU
大久保がんがれ
>>355
消えてる
消えてる
359 ：読者の声：04/12/28 17:45:39 ID:pxo/cecB
m
360 ：読者の声：04/12/29 00:16:54 ID:QtK/bs5U
大久保夫人はブサイコ
真・スレッドストッパー。。。(￣ー￣)ﾆﾔﾘｯ