小沢健二 101

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7NO MUSIC NO NAME
今まで、「闇」というテーマの劇を

延々と何万年も続けてきた「劇団 人類」という集団がありました。

毎回毎回、同じ「辛く悲しい、重苦しい」劇を続けてきました

そんな劇団・人類です


この劇団・人類の劇、「闇」はこんな内容です

ある家族がいました。

その中のお父さんは乱暴者で、

2人の子供達を働かせて

その稼ぎを全て奪い、自分だけ美味しいものを食べて

余ったものを子供たちに渡して、

子供たちはをそれを奪い合いました

お母さんは「お父さんには逆らえないから」と見て見ぬふりをします

そんな毎日が延々と続く劇。 それが劇団・人類の「闇」という作品です。


いい加減、観客も劇団員も同じつまらない劇を何万回も

何万年も繰り返すのが嫌になってきました

飽きてきたのです。


そして今度、

劇団人類がいつも使っていた「シアター地球」という劇場が閉鎖してしまうことになりました。

なので劇団員はこれから先、どうするか話し合われています。


劇団のある人は、近所の劇場で「愛」をテーマにした

とても楽しい演劇をやっていると聞いたので

そちらの劇団に移籍しようとしています。


そして、一緒に移籍する仲間を誘ってみました。

ある人は一緒にその愛の劇に参加することに同意しました。

ある人は、一緒には行けない、他の劇団に行く、と言いました

ある人は、この劇団人類で闇の劇をこれからも続けていきたいし、

そんな愛なんていう劇が存在するわけがないと決めつけるので

こことは別の劇場を探して、これからも闇という劇を続けると言っています。