チェルノブイリ原子炉の200m手前で写真を撮った人は
世界的にもほとんどいない。日本人では彼一人
http://www.aopo.net/tyeruno/506/506.htm ○今だにそういう場所である4号炉の手前まで行ったと言うのは驚きですね。
●写真(表紙)で見ると4号炉は少し遠くにあるように見えますが、カメラは広角レンズですからこの写真のように写ります。
しかし、この場所での放射線量は計測器で測定したところ290マイクロレントゲン(29マイクロシーベルト)を記録していました。
○朝日新聞の一面トップ記事の危険数値だと言われた30マイクロシーベルトに近値していますね。
●ええ、近いですね。しかし、4号炉周辺では場所によって500から3000マイクロレントゲン
(50〜300マイクロシーベルト)の数値だと言われています。
放射能汚染されていない場所では一般に1から2マイクロレントゲン程度です。
ですから4号炉周辺は今でも非常に放射能で汚染されている地域だといえます。
幸いに我々一行団は雪のおかげで、つまり積雪によって土壌の放射能塵が
風によって拡散されない状況だったから、まだこの様な低い数値で済んだと思います。
しかし、それにしても30マイクロシーベルトの放射線量となると、
やはり人体に危険ですから、のんびりといろんな場所を撮影したり
記念ポーズを撮ったりする余裕は全くなかったのです。
居れば居るほど、分単位で放射能をどんどん浴びるわけですから。