【浜田省吾の前座】佐野元春 #60【極東の島国】

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991NO MUSIC NO NAME
ここを懸命に荒らしてる基地外や他の数名の田舎者達もハマショーさんをあまりにもレコメンドしてるんで
25年以上も前に一度聴いたきりでダサいなという印象だけの残ってこれまで聴いてこなかった邦楽地方者ヒーローことハマショーさんの
05年に出たマイファーストラブとかいうアルバムを基地外どもに釣られてはじめて聴いてみたわけだ

で、これがだな悔しいがなかなか良いのよ
時期的に03年の元春のサンとつい比較してしまうんだが
サウンド云々や洋楽云々じゃなく、正直アルバムとしての華の部分と地に足の着いた感のある優れた大衆性庶民性という部分では
ハマショーのこのアルバムにはるかに軍配上がるわけ
まあ元春が失くしてしまった売れるアルバム特有の華が今のハマショーには有る

何よりすでにメガバンドに成っているミスチル桜井のルーツであることもよおく解るようなハマショーのそのベタ感を恥ずかしぐも出し切る楽曲群とボーカルやメロのその仕組み

まあ基がフォークじゃんといえばそうかもしれんが、これは中年以降の爺婆世代だけじゃなく、
家族や恋愛に進路という基本的な人生回路が大きなテーマであるゆとり世代以下も興味示すわけだわな


まあ元春の場合は生活感のないの乾いたスノッブで観念的な抽象性ってのが持ち味で、
にもきわらずサンで柄にもなく生活感あるテーマをやや出したのがちょっと似合ってなくてさ長年続いてる中庸性に拍車かけたというか


ハマショーは元春ファンが苦手な具体性を帯びた生活感を詞の世界の中でバリバリに出すわけだが
昔聴いた時に感じたそのウェッティーな生活感ある部分には昔ほど生理的な嫌悪を感じなかったのは
こちらもそれなりに年をとってしまったせいかもしれないんだぜ

90年代は多くのファンが渋谷系に流れてしまい、もはや00年代には年くった層しかいなかった残りのもっさりした佐野ファンがまんまハマショーに流れていってるのもよく分かるといえる

まあコヨーテは良かったがな