【In Early Summer】佐野元春 #57【ON THE ROAD】

このエントリーをはてなブックマークに追加
77NO MUSIC NO NAME
 佐野元春は吉本隆明を読んでいただろう。と書いたが、確信はなかった。ところがgoogleで
「吉本隆明 佐野元春」で検索したところ、吉本逝去後の3/17の朝に佐野がface book
に、詩「俺のキャビアとキャピタリズムー故・吉本隆明氏に捧げる」を書いていることが分かった
。資本主義のもたらす精神的・生活的貧困、の暗い風景を数百の詩篇に書き続け、また労働者のた
めと称してもうひとつの同調圧力や排他性を作り出す前衛や市民運動団体を撃ったのが吉本だ
ったが、佐野はその生涯に捧げる詩を、いわばpopな情況詩というべきだろううが、それを書いた
ようだ。