【In Early Summer】佐野元春 #57【ON THE ROAD】
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NO MUSIC NO NAME:
wikipediaの佐野元春のを見たのはアルバム発表年を知りたいときだけだったな。自分であれ
これ想像する方が楽しいしね。『フルーツ』の「太陽だけが見えてる」てあるけど、《境界線がぼけて
く/太陽だけが見えてる》てリフレインは子供が起こす凶悪犯罪を予見してるようなところがあ
る。世間が不吉さばかりを強調する光景を思い浮かべながら聴くと凄く面白い。何故なら「子供た
ちはもう駄目だ」と普通は歌うところで、「子供たちは大丈夫」ていう副題がついてるわけで。佐野
の狂気でも、はみ出してる部分でもあると思うが、こちらは具体的に少年凶悪犯罪を歌う、
Mr.Childrenの「タガタメ」て『シフクノオト』にあるが、こっちは少年凶悪犯罪は不幸で、そうい
子供がいたら僕は抱き締めるしかない、ていうスタンス。対照的なんだけど、一般受けするのは
Mr.Childrenの視点だと思うが、俺はどっかであのスタンスには限界が来ると思う。子供の人
間性を予め限定しちゃってるからだ。そこでヒューマニズムじゃなくクールなDance musicに
してしまう佐野の方法の洗練さー狂気でもあるがーを今は感じる。