★☆長渕剛 No.181☆★

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468NO MUSIC NO NAME
ターザン山本のコラム(元週刊プロレス編集長)

私は長渕剛の詩“復興”を支持する。別になんの問題もない

偉いよな。さっそく長渕剛の詩「復興」を全文、ケイタイのメールで私に送ってくれた友人がいる。
ありがとう。すぐに目を通したが全然、賛否両論になるような内容ではない。
むしろ長渕さんの今の思いがストレートに詩に出ていて好感を持った。
いかにも彼らしいといえる。彼は自然が憎い。海が憎いといっているのだ。
それは同時に「優しく大きく父のような海だったのに・・・」と書いているように愛情の裏返しでもある。
彼の中で海への思いがいかに強いかがすぐにわかるではないか。
要は「なぜ海よあなたは私たちを壊す? なぜ何もかも奪い去る? なぜこんなにひどい事をする? 私たちが何をした?」とも言っているのだ。
ただ「地球よ貴様が狂っている」「海よ貴様はどう答えてくれる?」「私たちは貴様から決して逃げはしない」
と地球と海を貴様呼ばわりしているところが、もしかすると人々の反感を買ったのかも。
しかし長渕という人が“貴様”という言い方をした時、それは否定語ではない。ののしり言語ではない。
親しみの感情がそこに含まれている。体育会系言語と考えるべきだ。言葉には必ず含みがある。あるいは反語だったりする。
二重言語としての意味合いもある。それを表面上の言葉尻をとらえて相手を攻撃するのはよくない。
彼の性格、キャラを考えたらわかることじゃないか。あの詩は全然“あり”だよ。