構造や規模に大きな違い=福島とチェルノブイリ―IAEA
時事通信 4月13日(水)6時21分配信
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は12日、
福島第1原発事故の国際原子力事故評価尺度(INES)の暫定評価が
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ最悪の「レベル7」に引き上げられたのを受け、
ウィーンの本部で記者会見し、二つの事故は「構造や規模の面で全く異なる」と指摘した。
同事務次長は「チェルノブイリ原発では原子炉が爆発したが、
福島第1原発は原子炉が東日本大震災後に自動停止した」と説明。
また、放出された放射性物質の量も、「福島第1原発の37万テラベクレル(テラは1兆)に対し、
チェルノブイリ原発は520万テラベクレルに達した」と規模の違いを強調した。