和歌山市の不二家の店舗から「ペコちゃん人形」を盗んだとして暴力団幹部が逮捕された事件で、和歌山東署が窃盗の共犯の疑いで知人の男(37)を指名手配していたことが2日、同署への取材で分かった。
同署は男の行方を追うとともに、暴力団幹部稲葉洋容疑者(42)との役割分担や事件の経緯を捜査する。稲葉容疑者は「相方がやった」と一部否認しているという。
2人の容疑はことし2月12日午後3時半ごろ、同市有本の不二家有本店に侵入。店員のすきを狙って店内のペコちゃん人形を抱きかかえて持ち出し、盗んだ疑い。車で逃走した。
同署によると、車のナンバーや防犯カメラの映像から容疑者を特定。稲葉容疑者も指名手配し、1日午後、大阪府大東市の路上で張り込み中の捜査員が発見、逮捕した。
(共同)