【汗を流せよ】矢沢永吉Part91【２ちゃんねらー】

矢沢永吉公式サイト｜YAZAWA'S DOOR
http://www.yazawa.ne.jp/

ROCK'N'ROLL IN TOKYO DOME特設サイト
http://www.eikichiyazawa.com/rocknroll2009/

前スレ

矢沢永吉Part90
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1244040667/

http://bbs.mobile.yahoo.co.jp/p/bbs/msg/list?cid=1835316&tid=lpbt1j5ha4acbg9a5a4ad2q&ySiD=OQsySjbBKWdDrEz3mmD4&guid=ON



ＰＭ9 ＳＨＩＺＵＯＫＡ


さっさとファンやめろよ おっさんｗ
ようつべｗ

なんでスレが二つあんの？

オナリザル

おなりざる

>>3
このスレは、
ＭＡＫＯＴＯをはじめとしたキチガイどもが立てたからですwww

っと思いました



てゆうか夏だから普通に汗かくっしょww




優等生ぶるな!!ひねくれ者！

優等生ぶってもメッタひねくれてるよ文章がww

H G 2009 で　スタイナー〜逃亡者　はある？

矢沢沢永吉ｐａｒｔ９１ニューアルバム発売
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1245721435/l50

矢沢の作った歌詞は主語が定まってないな
自分を他人のように歌ったり、幽体離脱しているようだ。
これも自分のアイディンテテイに悩んだ三●人の家系のためか？

おまいら日本を守ろう！！

「危機をチャンスに変えろ」（前編）〜G20サミットの 舞台裏
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6782142
「危機をチャンスに変えろ」（後編）〜G20サミットの 舞台裏
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6965824

【TOKYO 自民党BBS】
http://www.tokyo-jimin.jp/bbs/forum.php?proc=ThreadView&thread_no=83&pointer=1&log=present&cnt_flag=true

オカリナで犯しな

★永ちゃんヒストリー１♪

２０歳になり酒煙草もガンガンやりだしたんだけど　セックスだけはまだだった　オナニーは毎日してたんだけどね　
お金がないなか平凡パンチを買った　五月みどりがお気に入りで１年くらい同じ写真でズリセンやったかな
そんな俺もやっとチャンスがきたんだ　「ねえ　今晩は」なんか軽そうな女に声をかけた
「は？何？」振り向くとすげえブスだった「いや　俺帰りなんだけど　時間ある？」このさいブスでもよかった
「時間ね〜ないこともないけどあなたなに？」えらそうに答えやがった　目が爪楊枝くらい細くて唇はタラコを重ねたような顔
「俺はバンドやってってさ　今もコンサートの帰りなわけよ」女の細い目が少しおおきくなった「そうなの　音楽好きよアタイ」
「そうなんだ俺は今度デビューするんだけど　結構ロックとか好き？」脈があるなと思った俺は得意のハッタリをかました
「好きよ　ジュリーとかショーケンも好き」ジュリーか　かっこいいもんねと思いながら「ジュリーとは何度か会ったよ　俺の音楽が好きらしくてね」
このさい嘘も方便「本当？すごいのね　アンタ　ジュリーに会いたな　アタイも」このさいなんでもいいや
「家来る？ジュリーから今日電話があるんだよ」女ははしゃぎながら「行く行く〜」だってさ　

でようやく家に連れてきたわけよ　　（つづく）　

オナリザルと同じように

最近着うたサイトの着うた・動画の音質が悪すぎる

★矢沢Ｂ吉　物語（１）

諸君、この世にはもうひとつ同じ世界があって、そこにはもうひとりの自分が生きているという事実を、ご存知であろうか？
次元の裂け目にその世界は存在するのであるが、いわゆるパラレルワールドという世界が、それにあたるのだ
そんな馬鹿なと、三次元世界であくせく生きているアナタは笑うであろうが、四次元世界の存在も、じょじょに科学で解明されかけている
今日この頃なのだ　そこには、もうひとりのアナタが生きている　そっちの世界のアナタは、スーパースターとなって、大成功しているか
もしれない　逆にこっちの世界で成功しているあなたは、むこうの世界では、ただの無名の凡人なのかもしれない
賢明なる読者諸君はもうお気づきだろうと思うが、さよう、もうひとつむこうの世界では、ビートルズを夢見て上京するも、
成功できなかったもうひとりのエーちゃんが、存在しているのだ　仮にそっちで無名に生きているエーちゃんを、矢沢Ｂ吉と名づけよう
これは彼の物語なのだ　彼も今年60才になろうとしている　無名のままの一生だったが、彼のこれまでの一生も、紆余曲折のある
それはそれで、それなりに味のある59年だったともいえるだろう　しかし彼はふと寝る前なんかに考えることがある
もうひとつの世界の俺は、きっとスーパースターとなって大成功していて、今年は還暦60才祝いの東京ドーム公演なんかが、予定されてる
はずなんだがなぁとー　しかしこの物語は、成功してないで60才をむかえようとしている、Ｂ吉の物語なのだ
では彼のこれまでの一生を語ることにしょうか　これは大河物語になるかもしれない
彼も、高校を卒業すると、何もかも捨てて、ボストンバックひとつをもって、ビートルズを夢見て、夜行列車に飛びのったのだ　
そして一路、広島から東京へー　　（つづく）　　

パラレルワールドとは？
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2331182/2487789

★矢沢Ｂ吉　物語（２）

高校を卒業してすぐに上京するも横浜で下車し、さまざまなアマチュアバンドを結成しては解散、メキメキと腕をあげては、やがて
相沢、木原とヤマトを結成したこちらの世界のエーちゃんと同様、あちらのパラレルワールドのＢ吉も、やがて相沢、木原とめぐり会い
ヤマトを結成して、ぶいぶいいわせることになるが、こちらの世界のエーちゃんと同様、Ｂ吉もやがて相沢と木原に、サヨナラをいわれる
立場になるのだ　「もう大学も卒業だし、いつまでもこんなことやってらんないよ」というのが、彼らのいいぶんだった
車の運転の仕方を教えてやるから、もう少し一緒にやろうよというＢ吉の願いもむなしく、木原は背中を向けて去っていった
Ｂ吉は、当時にしては長身の180センチ近い体を猫背にして、とぼとぼと彼女と同棲している安アパートに帰るしかなかった
��これで何もかも終わりだ、いったい今までの俺の努力はなんだったんだろう？　音楽やめるしかないのかな・・・��
Ｂ吉は、安アパートのドアをあけると、もう何もかもおしまいだというように、ドサリと６畳のタタミの上に横になった
彼女のエミ子はまだ、仕事から帰らないらしい　そう、パラレルワールドのほうのＢ吉は、こちらの世界のすみ子さんとは別の
エミ子さんという女性とめぐり会って、同棲していたのだ　横になったＢ吉の頭の横には、上京してからＢ吉が買った２枚のＬＰ
井上陽水の「断絶」と、ビートルズの「ラバーソウル」が、無雑作に置かれていた　そして安物の小さなポータブル蓄音機
いつかエミ子が、Ｂ吉にこういったことがある　「あなたのつくる曲は最高だけど、あなたＬＰレコード２枚しかもってないのね
感心しちゃうわ、私」　そんなことを思い出してはＢ吉は、今日すべてが終わったなと、深く目を閉じるのだった　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（３）

「ただいま〜」　同棲しているエミ子が笑顔で帰宅すると、Ｂ吉はポータブル蓄音機の前で、膝をかかえてうなだれていた
蓄音機から流れ出ているのは、井上陽水のアルバム「断絶」のラストソング��傘がない�≠ｾ　「どうしたのアンタ、そんな暗い歌なんか
聴いちゃってさ　いつものアンタらしくないじゃん　でもその歌今はやってんだよね　うふふ」　エミ子は根が明るい女なので、
Ｂ吉がうなだれていて元気がないと見るや、ハッパでもかけるように、うしろからＢ吉を抱きしめたのだ　「ねえ、どうしたのよ、アンタ？」
Ｂ吉はゆっくりという　「エミ子、今日ですべてが終わっちまったよ　ヤマトが解散だ　せっかくいいところまでいってたのにな
俺もやっと、苦もなくベース弾きながら歌えるようになったというのによ　なんてこったい　まいったよ、ホント　かばちたれだ」
そういうとＢ吉は膝に顔をうずめて、イヤイヤでもするように首を横にふった　井上陽水の��傘が無い�≠ｪ終わり、ポータブル蓄音機の針が
ＬＰの真ん中のみぞのところで、プチプチいっている　「ところでアンタ、ごはん食べたの？」　Ｂ吉は首を横にふる
「メシなんかいいよ」　エミ子もこんなに落ちこんでいるＢ吉を見るのは、初めてのことだ　いつもは自信満々で、それこそ自信が服を着て
歩いてるようなこの人が、ここまで落ちこんでいる　なんとかしてあげなくっちゃと、思うのであった　そこでない頭をしぼって出てきたのが
次のひとこと　「もう一度、やってみればいいじゃん」「えっ？」「もう一度はじめからメンバー募集して、やってみればいいじゃん」
「もういいよ」Ｂ吉はうなだれたままだ　エミ子はつづける　「私アンタがつくる曲、メロディー　いつ聴いてもいいと思うよ　いつか
アンタは世の中に出ていく人だと思ってる　そして、たくさんの人がアンタの曲に感動したり、励まされたりすると思う　やめるのは
いつでもやめられるじゃん　Ｂ吉、もう一度やってみなさい　アンタ、ほんとにもったいないよ」
ますますうなだれるばかりの、Ｂ吉であった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（４）

次の日の朝起きると、Ｂ吉はさっそく小さなちゃぶ台の上で、何かゴソゴソと書きはじめた　その気配で目をさましたエミ子は、Ｂ吉にきく
「アンタ、こんな朝早く、何書いてんのよ」　Ｂ吉がボソッと答える　「メンバー募集の貼り紙の、文面を考えてんだよ」「どれどれ」
エミ子がのぞくと、ちゃぶ台の上の新聞チラシの裏側にはこう書かれていた　「当方広島からプロを目指して上京してきたバンドマンです　
ベースギターとボーカルをやります　日本のビートルズを目指します　少し前までヤマトというバンドにいたものです　事情があって解散
してしまったので、新メンバーを募集します　よろしく」　エミ子はう〜んとうなると、こういった　「そんなにごちゃごちゃ書かないで、
もっと単純なほうがいいんじゃない？」　Ｂ吉は顔をしかめる「単純ってどんなの？」「そうね、う〜ん、ビートルズとロックンロール
好きな奴求ム、とかよ」「そんなに単純にして、いいのかね？」「女の感よ、うふ」　Ｂ吉は素直にしたがうことにした　新しい新聞チラシ
の裏に、太マジックで書いてみる　「ビートルズとロックンロールの好きな奴　求ム」　この頃Ｂ吉は、チリ紙と新聞の交換アルバイトで
生計を立てていたので、綺麗な新聞チラシを何枚ももっていたのだ　それをメンバー募集の貼り紙として、有効活用しているのだ
洗顔をすませたエミ子がそれを見て、「そうよ、なかなかいいじゃない　それぐらい単純なほうが、骨太なロックンローラーが来ると思うわ
ところでアンタ、電話の連絡先はどうすんの？　うちら電話ないじゃん」　そうだよなとつぶやいて、Ｂ吉しばし沈思黙考　そしてひらめく
「そうだ　当分、木原んちの電話番号かしてもらうわ　そして毎日夜、俺のほうから木原んちに電話いれればＯＫだよな　今日メンボの
電話はあったかい、とかね」「木原さんの家族に迷惑じゃない？　大丈夫かしら」「なんとか頼んでみるよ　そのぐらいは協力してくれるだろ
バンドはやめたとしてもあいつ、俺の才能は認めてくれてんだからな」　そういうとＢ吉はさみしく笑った　「いい人から連絡くればいいわね」
まったくそうだよなと、Ｂ吉は思う　そして、心の中でエミ子にも感謝したのだ　俺この女がいなかったら、昨日の時点で
音楽あきらめてたよなっと・・・　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（５）

その日の午前中、Ｂ吉はチリ紙交換の車をゆっくりと運転しながらも、いやがおうでも上京してからのこの４年間を、かえりみずには
いられなかった　Ｂ吉が広島を捨てて上京したのは1968年の４月のことである　ビートルズもまだ現役で、解散してはいなかった
今は1972年の５月だ　４年という月日が走馬燈のように、消費されてしまっている　18才だったＢ吉も今や22才だ　青春の、人生の、
一番みずみずしく輝かしい18才から22才までという４年間が、過ぎさってしまっているという事実が、Ｂ吉の背中に重くのしかかっていた
上京してからのこの４年間、俺はいったい何をしてきたのだろう？　どシロウトのメンバーとバンドを組んだことからはじめ、
それが何度も解散したり結成したりをくり返し、やがてはそれがザ・ベースというバンドになり、イーセットというバンドになり、
ヤマトというバンドに変遷していった　進化してきたといってもいいだろう　その間Ｂ吉はさまざまな職業を転々としてきた　
飲食業のタコ部屋生活から始まり、音楽喫茶のドアボーイ、配達運送業、旋盤工、エトセトラエトセトラ　　その間何度も恋もしたし、
失恋もしてきた　やがてエミ子とめぐり会い、同棲生活のスタート　エミ子とめぐり会ったのも、ライブハウス内の出来事だ
昨日のことのように覚えてる　「へー、さっきの歌、アナタのオリジナル曲なんですか？　私てっきり外国の知らない人の
有名な曲だと思ってました」と語った時のエミ子の、キラキラした瞳の輝きをＢ吉は忘れない　その笑顔と瞳にほれたといってもいいだろう
出会って一週間後に、二人はもう同棲生活をはじめていた　すべてはそう、ヤマトというバンドが軌道にのりだして、
うまくいっていたから、いきはじめていたから、このバンドで俺は世の中に出ていくんだという希望と確信があったから、
昨日までＢ吉は全力で走りつづけてこれたのだ　この４年間の間に、Ｂ吉の心のよりどころであるビートルズも解散してしまったし、
Ｂ吉自身は、ボーカリストのみでならず、いつしかベーシスト兼ボーカリストへと、変貌していった
ヤマト以上のバンドが、ふたたび作れるのであろうかと、Ｂ吉は考えるのであった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（６）

「ビートルズとロックンロールの好きな奴　求ム」というメンバー募集の貼り紙をはってから、ちょうど一週間が過ぎた　横浜中の目ぼしい
楽器屋、ライブハウス、若者が集まる喫茶店なんかを精力的に回って、Ｂ吉は貼り紙を貼ってくれるよう、店主にお願いしたのだ
気楽にいいよといってＯＫしてくれる店もあれば、けんもほろろにダメですと断られる店もあった　とにかく貼ってくれるお店には全部
はったよなという自負が、Ｂ吉にはあった　あとは野となれ山となれだ　運を天にまかせるしかない　その日チリ紙交換の仕事を終えたＢ吉は
疲れた体を休ませるためと、めげてる気分を変えるため、近くの商店街にある喫茶店に入った　コーヒーを頼んでタバコに火をつけ
一服ふかして落ち着くと、そろそろ木原の家に電話でもしてみようかと考える　時は1972年の５月のことだ　　喫茶店の有線放送からは
よしだたくろうの「結婚しようよ」、青い三角定規の「太陽がくれた季節」、遠藤賢司の「カレーライス」、もとまろの「サルビアの花」
なんかが連続して流れ、次に今爆発的にヒットチャートをかけあがっている、あがた森魚の「赤色エレジー」が流れはじめた
時代はフォーク全盛時代が、これから始まろうとしているところなのである　井上陽水のデビューアルバム「断絶」が発売されたのも
今月だ　日本の音楽界にロックンロールの入りこめる余地など、はたしてあるのだろうか？　Ｂ吉は「赤色エレジー」を聴きながら
くそったれと思い、思いきりタバコの吸殻を、灰皿に押しつけて消した　　さて木原んちに電話してみるか・・・
喫茶店のレジの脇にあるピンクの公衆電話から、Ｂ吉は電話をかけた　通話音が鳴ってしばらくすると、出てきたのは木原のお母さんだった
お母さんは、木原は今不在ですといったあと、用件はうかがっていますからといって、３人の人間からメンバー募集の電話が
ありましたよと、Ｂ吉につたえた　Ｂ吉は３名の名前と連絡先電話番号をきいて、それを丁重にメモ書きすると、ありがとう
ございますといって、電話を切った　メモ帳に一番はじめに記した男の名前は、川崎に住む小倉洋一という名前だった　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（７）

川崎に住む小倉洋一、横須賀に住む新垣一郎、関内に住む尾形啓介　
この３名の連絡先電話番号が今、Ｂ吉の手元にある　　コーヒーをひとくち飲み、
新しいタバコに火をつけると、Ｂ吉は考えた　今さっそくこの３人に電話しても大丈夫だろうか？　電話をしてみたところで、本人が留守だったり
したらガッカリだ　でもちょうど今日は金曜日で、あさっては日曜日だから、本人が電話に出たとして、会えるとしたらあさっての日曜に会えるはず
有線放送では井上陽水の「人生が二度あれば」が流れてきた　くそっ、何が人生が二度だ、かばちたれめ！　この一回目の人生でさえ、こんなにも
うんざりするほど、面白くないことばかりなのに！　そう思うといてもたってもいられなくなり、Ｂ吉はレジ脇のビンクの公衆電話の前にたった
まずは関内の尾形啓介、留守だった　次に横須賀の新垣一郎、ギターをやっていて日曜の午後に会う約束をとりつけた　そして、川崎の小倉洋一、
通話音が途切れてしばらくすると、本人が出てきた　「ひょっとして、あのヤマトでベース・ボーカルやってたＢ吉さんですか？」　相手は
どうやら、Ｂ吉を知っているようだ　「俺ジュリアってバンドでサイドギター・ボーカルやってたものなんすけど」　Ｂ吉しばし沈思黙考
ジュリアジュリアとつぶやいてみる　そして思い出した　「真ん中分けの長髪で、ジョンレノンみたいな丸メガネかけてた人だったっけ？　
ヤマトと対バンしたこともあったよね？　思い出したよ、俺あんたが歌うプリーズミスターポストマンに、聞きほれた記憶があるよ」
「思い出してくれましたか？　俺のほうはね、Ｂ吉さんてやけに背が高い人だなぁって記憶があるなぁ〜」　電話をしながらＢ吉は、
この小倉洋一という男は、声も素晴らしかったが、サイドギターのカッティングの方も、素晴らしいものがあったよなと思い出したのだ
そして、ここに何か、運命的なものを感じたのだ　「俺、ジュリアってバンド、けっこう好きだったよ」　小倉もいう「俺もヤマトは
なかなかいいなぁなんて、思ってましたよ」　Ｂ吉のポルテージは、いっきに上がる　もうあさっての日曜なんて、まどろっこしいことは
いっていられない　「明日の土曜、夜、会えませんかね？」　「いいですよ」
そして二人は、明日の夜七時、川崎の駅前にある喫茶店「ビーム」で、会う約束を交わしたのだ　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（８）

次の日の夜七時にＢ吉が川崎駅前の喫茶店「ビーム」におもむき店内を見回すとまだ小倉洋一は来ていないようだった　確か長髪で丸メガネだった
よなと、Ｂ吉は店内を一周してみる　その時、窓側にひとりで座っていた、オールバックでリーゼントの青年が「メンバー募集のＢ吉さんですか？」と
Ｂ吉に声をかけてきた　Ｂ吉は青年を見る　青年はポマードでべとついた髪に手をやって「小倉洋一です、どうも・・・」と自己紹介した
「こ、小倉さん？　ど、どーしたの、その頭？　たしか真ん中ワケの長髪だったんじゃない？」　Ｂ吉は小倉の対面に着席し、コーヒーを注文した
仕事帰りで、気軽なジーンズとポロシャツ姿という格好のＢ吉と、上下白のスーツ姿でリーゼントヘアの小倉洋一の組み合わせは、どこかちぐはぐに
見えた　上下白のスーツなどは、今はやりの東映ヤクザ映画の、ファンででもあるのだろうか？と、一瞬Ｂ吉は考えたが、まあいいやと思い、さっそく
本題に入る　「で、ジュリアのほうも解散しちゃったの？　俺のほうはもうキミの実力も知ってるし、ぜひ一緒にやっていけたらいいなという
気分なんだけど」　どこかその表情の奥に、一筋ではいかない神経質さを秘めたような微笑を浮かべた小倉は、コクリとうなずくと視線を下にして、
「ぜひ俺も、Ｂ吉さんとやれたらいいなとは思ってんですけど・・・」と、いうのだった　なんでこいつは、俺と視線を合わせようとしないんだろうと
一瞬Ｂ吉は思う　そして話は決まったなと、話題を変える　「でも長髪やめちゃったの？　ビートルズはやっぱしマッシュルームカットじゃん、ハハ」
笑顔でＢ吉は声かけた　しかし、小倉という青年はなんというか、下を向いたままなのだ　しばらくの間沈黙の時間が過ぎたあと、小倉はぼそっと
こういった　「Ｂ吉さん、ホントに御免　俺、自分でいうのもなんなんだけど、躁（そう）と鬱（うつ）の状態が激しくてさ　昨日Ｂ吉さんと
電話で話してた時は躁で調子良かったんだけど、さっきこの店についてこの席に座ったとたん、鬱状態になっちゃってさ　俺この状態に
なっちゃったら、一週間ぐらい元に戻れないんだよな、ああ・・・」　そしてさみしく笑う　初対面の席でこいつはいきなり何をいい出すんだと
Ｂ吉はいぶかしむ　しかしこの小倉はいい声と、腕をもっているのだ　Ｂ吉は笑顔でいう　「俺、そんなの気にしない人だからさ　ハハ」
Ｂ吉はタバコに火をつけると、一服深く煙を吸いこんでは、吐きだした　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（９）

「俺以外の人と、会いましたか？」　自らを鬱状態だと告げた小倉は、そうきいた　Ｂ吉は答える「うん、今んところ小倉さんも含めて、３人から
連絡があってさ　明日の日曜に横須賀のギターの人と会う予定なんだけど、彼がリードギターやりたいっていってたから、小倉さんがサイドギター兼
ボーカルってことで、たぶんもう３人はそろったようなもんなんだけどね　ハハ」　Ｂ吉はなんとかこの場を明るくしようと、努める　下を向いたまま
「そうなんだ・・・」と小倉はつぶやいて、ゴホンゴホンと咳をした　こいつ、あぶない薬でもやってんのかと、Ｂ吉は危惧するが、とにかく
前向きで建設的な話題にもっていこうと「小倉さんは、詞なんか、書ける人なのかな？　ゆくゆくはレノン・マッカートニーみたいに、俺が曲を
書いて、小倉さんが詞を書くって感じにして、オリジナルソングで、勝負していきたいと、思ってんだけどね　」と、話しかけてみた
「オリジナルですか・・・」とつぶやいて、小倉は何やら白スーツの右ポケットから、ゴソゴソとよれよれの紙きれを取り出して、こういった
「こんな詞なら、書いてますけど」　そしてＢ吉のテーブルの前に、その紙きれを無雑作に置くのだ　その紙きれには、大きく『私は孤独』という
タイトルがなぐり書きされていて、全文はこうだった　��　ああ、ああ　私は孤独　　恋は嘘つき　すべては消えた　一度燃やせば　燃えつきるまで
ああ、ああ　私は孤独　　明日になれば　鳥も歌うよ　涙忘れて　生きる私さ　�＝@一読して、Ｂ吉は「なかなかロマンチックな詞を書くじゃ
ないですか　この詞、俺にあずけてくれていい？　今度、小倉さんと会う時までに、これにいいメロディーつけて、歌えるようにしときますよ」と
いってのけた　小倉はいう「Ｂ吉さんは、オリジナル曲、たくさんもってんですか？」「うん、まあね　でも最初はロックンロールのコピーから、
やっていきたいと思ってるんだ　オリジナルをやるのは、まあ、そのあとっていうか、バンドが固まってからなんだけどね　ハハ」
「そうですか」といって小倉はふたたびゴホンゴホンと、咳をする　そして立ち上がると、こういった　「Ｂ吉さん、今日は俺がこんな状態で
たいへん申し訳ない　リードギターの人が決まったら、一週間後にまた連絡ください　ドラムは俺のほうに知り合いがいますから、なんとか
します　では、失礼しました！」　そしてコーヒー代をテーブルに置くや、小倉洋一はさっさと店を出ていってしまった
そのうしろ姿と、手元にある詞の紙きれを見つめ、「ずいぶん変わった奴だな」と、Ｂ吉はつぶやくのだった　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（10）

次の日の日曜の午後二時、横須賀駅の改札口前で、Ｂ吉はベースギターケースを片手にぶらさげ、ぼんやりと立っていた　
そろそろ二時五分になろうかとする頃、「すいません、矢沢Ｂ吉さんですか？」と声をかけてきたのが、リードギター志望だという
新垣一郎だった　「はじめまして」と、Ｂ吉は頭をさげる　パッとひと目見て、この男ルックスはダメだなと、Ｂ吉は思った　
過去にヤマトの木原と初めて対面した時もそう思ったものだが、それに輪をかけて、この新垣という男は、ドンくさいなと思ったのである
しかしよく見ると、背が165センチぐらいの新垣のうしろに、背が175センチぐらいのイイ男が、こちらを向いて立っているのだ
Ｂ吉はきく　「あの、そちらさんは？」「あ、こいつは俺の友だちで、内山利勝っていうの　偶然さっきそこで出会ったの
午前中だけのアルバイトが終わって、あとはヒマだからってんで、俺がこれこれしかじかこれからＢ吉さんと会うんだっつったら、
俺もつきあうよって感じで、ここにいるわけ　ちなみにこいつもギター弾くのね　俺よりもうまいかもな、ハハハ　」と
内山青年を紹介したのだ　内山青年「どうも」と、はにかむように会釈した　当然Ｂ吉は、一緒にやるなら、この内山という
男のほうがいいじゃんと思ったが、そんなことはおくびにも出さず「じゃあ、さっそく　新垣さんちにいって、音でも
出してみましょうか」と、二人をうながした　昨日会った小倉洋一という男が万が一ダメになったとしたら、この二人と一緒に
やるのもいいかもしれないなと、直感的に考えるＢ吉であった　バスに乗りついで、６個目ぐらいの停車場で降り、
三四分歩いたところに、新垣一郎の家はあった　両親同居の一軒家である　新垣、内山、Ｂ吉の順で、「お邪魔します」と
三人は２階の新垣の部屋にあがる　母親が三人分のカルピスをもってきて、もてなしてくれた　さっそくＢ吉はケースから
ベースギターを取り出し、チューニングをはじめる　そしてステレオセットの脇に置いてある小さなアンプを指差し、「これ
借りていいですか？」というのだった　その様子を、内山青年は興味津々に見ている　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（11）

Ｂ吉は、得意な「ゲットバック」と「スロウダウン」を、ベースを弾きながら歌ってみせた　「なかなかやりますね」というとさっそく、新垣一郎も
自分のエレキをアンプにつないで、軽快に「ジョニーＢグッド」の有名なイントロなどを弾き、Ａスケールの速弾きなどをしてみせるのだった
内山利勝青年も、そんな二人を見ながら、ひざをポンポンと手の平でたたいて、リズムをとっている　といっても、３人ともタタミの上でアグラを
かいて座ったままの姿勢で、楽器を弾き、歌っているのである　Ｂ吉は正直、この新垣という男、ルックスはイマイチだが、ギターの腕はまあまあ
ではないかと、思うのだった　しかしルックスのいい内山くんが、どのくらい弾けるのか、すぐに知りたいと思った　「もう一本ギターがあれば、
内山さんにも弾いてもらって、３人でセッションが出来るのにね　ハハ」といってみる　「アコギでいいならありますよ」といって、新垣は押入れ
からアコースチックギターをとりだして、内山青年に渡した　内山くん、さっそうとチューニングをかまして、「俺はロックンロールというよりも
ブルースのほうが主体だからさ、クラプトン系なんだよね」とかなんとか照れくさそうにいうと、アコギで渋いリードのフレーズを、かましてみせた
クラプトンのアンプラグドのようにである　「じゃあ内山さんは、適当に流して合わしてみてよ　Ａのスリーコードで、ジョニーＢグッド、３人で
やってみましょうよ　新垣さん、イントロどうぞ」と、Ｂ吉がしきる　チャラララ、チャラララ・・・　新垣が眉間にしわをよせてイントロを
かなで終わると、Ｂ吉もすかさずＡコードのシンプルな８ビートベースラインですべりこむ　内山くんがアコギでサイドギター、小指でザックザク
きざむことをやりながら、ところどころ渋いオカズを入れたりする　もちろん歌はＢ吉だ　半分デタラメ英語の「ジョニーＢグッド」だ
３人とも、あぐらをかいた姿勢ながらも、ノリノリだ　Ｂ吉は歌いなからも、内山くんの指使いを、チラリチラリと、観察している　なかなか彼も
やるじゃないかというのが、Ｂ吉の感想だった　彼と組めればいいな・・・　歌い終わるとＢ吉は、「いや、なかなかいいよね 　この３人
すぐにでもデビューできそうじゃない？　」などと、笑いをとるのだった　　　　（つづく）　

★矢沢Ｂ吉　物語（12）

３人はそれから少１時間ほど、簡単なジャムセッションもどきをおこなってから、楽器を置いた　「新垣さんも、そちらの内山さんも
なかなかいい感じのギター弾きますよね、即行でそれだけ弾けたらもう、大したもんですよ　ハハ」　それを受けて、リードギター
志望の新垣もいう　「Ｂ吉さんこそ、ベースギター弾きながら、よく歌えますよね　日本じゃあんまり、ベースボーカルっていないじゃ
ないですか　外国でもポールマッカートニーぐらいだし、最近スージークアトロなんてのが、女性で出てきたみたいだけど」
そして新垣は、ピートルズやシンプルなロックンロール以外にも、ピンクフロイドやディープパープルなんかにも興味があるんですよ
といって、そのレコードをかけては、３人で聴いたりしたりしてるうちに、３時間ぐらいが、あっという間に過ぎてしまった
その時、ハンサムな内山くんが「俺、そろそろ失礼するわ」と、腰をあげた　「じゃ、俺も今日はこのへんで、おいとまします」と、
Ｂ吉も立ちあがる　「新垣さん、今度サイドギターの小倉さんと、３人でどこかのスタジオに入ることにしましょう　小倉さんが、ドラム
もつれてくるとかいってたから　４人編成で音が出せると思います　また俺のほうから連絡しますよ」「はい　こちらこそ、よろしく
お願いします」と、新垣は頭をさげた　この時点でＢ吉はまだ、自分はプロ志望だとか、オリジナル曲もたくさんもっていて、
やがてはそれで勝負していきたいんだとかは、ひとことも新垣にはいっていない　　内山くんとＢ吉は、バス停まで送ってくれた新垣と
別れると、バスに乗りこんで着席した　Ｂ吉はベースギターケースを手にしたままだから、ちょっときゅうくつだ
「どこまで帰るの？」「鎌倉のほう」「今日これから時間あいてる？」「どうしてですか？」「いやね、俺内山くんのギターセンスに
ほれちゃったね　さっきは生ギターであれだけ弾けてたでしょ？　内山くんがエレキを弾いたらさ、どうなるのかと思ってさ」
「はは、そんなことですか　生もエレキも変わんないですよ」「家にエレキギターあるんでしょ？」「ええ、クラプトンと
色違いのストラトがありますけどね」「これから内山くんち、俺も一緒にいっていいかな？　今日俺も時間あいてるし
アパート帰っても、何もすることないんだわ　それより内山くんと二人だけで、ジャムってみたいな」「本気ですか？」
「もちろん、あとホンモノのストラトキャスターも、見てみたい」「まいったなぁ」　　　（つづく）

矢沢Ｂ吉　物語（13）

結局その日Ｂ吉は、ストーカーのようにピッタリと内山くんに密着し、気がつくと二人は鎌倉の内山くんの自宅の前まで来ていた　バスから電車へと
乗りついで、さらに徒歩十五分、ここまでたどりつく道中の間、Ｂ吉はえんえんと一方的に、まるで内山くんを洗脳でもしてしまうかのような迫力で
このように語りつづけた　「俺がなんのために単身広島から東京に出てきたのか、今までにないスーパーバンドをつくるためにだ、俺には
ビートルズと同じぐらいの曲をつくる才能がある、すでに50曲以上もってる、すぐにでもそれをキミに聴かせて感動させてあげたいほどだ、
俺は直感でキミにほれた、キミのギターの腕にもほれた、俺がつくろうとしているスーパーバンドにはぜひキミが必要だ、俺と一緒にやって
くれないか、頼むお願い絶対成功する、今キミは大きな人生の岐路に立たされている、成功が目の前にぶらさがっているのにそれを手にしないなんて
愚か者のすることだ、俺と組もう組んでくれ、俺にはキミが必要だ、キミにとってこんなチャンスは二度とない、今俺と組まないで他に
何をするるというんだ、今日二人が出会ったのは運命そのもの、神サマが導いてくれたのも同じことだ、もう俺とキミはもう一心同体運命共同体
も同じことだ、頼むお願い一緒にやろうやってくれ、お願いしますお願いします」　エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ・・・
そんなＢ吉のことを内山くんは、どこか珍獣でも見るような目で見ている　これまで比較的裕福な環境で育ってきた内山くんの周りには、
Ｂ吉のようなタイプの人間はいなかったので、どう接していいのか分からず、もう笑うしかないのだった　　そして内山くんはいう
「さあ、うちに着きましたよ　そのビートルズと同じぐらいの名曲の数々ってやつを、さっそく聴かせてくださいよ」Ｂ吉は答える「お、おう」
内山くんの家は、美容院とクリーニング店をとなり合わせに営業していて、なるほど裕福な家がまえであった　「では、お邪魔します」
Ｂ吉、内山くんにつづいて、２階の内山くんの部屋にあがった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（14）

Ｂ吉は内山くんのストラトキャスターをかりて、アンプにジャックをさしこみ、小さ目にボリュームボタンを合わせると、軽くリバーブをかけて
「じゃあ一曲目、これが一番レノンマッカートニー調でメロデイアスなやつ、仮のタイトルは��彼女はキミのもの�≠ﾁていうの、いってみるよ」
といって、流麗なメロディを、デタラメ英語で歌いはじめた　マイルームの壁にもたれてリラックスした内山くんは、あぐらをかいて目を閉じ
ながら、それを聴いている　Ｂ吉はといえば、ストラトキャスターのストラップを肩にかけて、タタミの部屋で立ちながら歌っているのだ
背の高いＢ吉の頭が、内山くんの部屋の電球のヒモにあたって、歌いにくそうだ　その歌が終わると、Ｂ吉は自信たっぷりにいう
「どう、いい歌でしょ？　たまんないよね、俺自分でもそう思うもん」　内山くん、クスクスと笑う　「もう一曲メロディアスなの、いこうか」
そういってＢ吉が次に歌ったのは、これまたデタラメ英語の仮タイトル「二人だけさ」だった　そのとろけそうなほど甘いメロディラインに
目をつぶって聴いている内山くんも、首を静かに横にふりながら、のっている　「二人だけさ」が終わると、内山くんが言った
「もっと早い、ロックしてるやつはないんですか？」　その問いかけに、思わずＢ吉も笑ってしまう　「そんなのは、くさるほどありますよ
じゃあ、次は早くてパンチのあるやつ　仮のタイトルは��ルイジアナベイビー�≠ﾋ」といって、パンキッシュに「ルイジアナベイビー」を
歌いはじめた　歌いながら、腰もスィングしているほどだ　思わず内山くんも、手拍子で参加してしまう　それが終わると次は
「おい、タクシー」を、即行で歌いはじめた　内山くんも手拍子どころか、タタミを両手でたたいて、リズムをとりはじめた　Ｂ吉は
「おい、タクシー」を激しくデタラメ英語で歌いながらも、もう内山くんのハートは、つかんだも同然だなと、確信するのだった
「おい、タクシー」が終わると、内山くんがいった　「ちゃんと日本語の、歌詞がついたやつはないんですか？」　Ｂ吉答える
「あることはあるよ」　そういってズボンのポケツトから取り出したのは、昨日うつ状態だった小倉洋一からあずかった
『私は孤独』という、詞が書かれた、あの紙切れだった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（15）

昨夜、うつ病の小倉洋一と別れてアパートに帰りついたＢ吉は、一服して落ちつくと、小倉から渡された『私は孤独』という詞の紙切れを
ひっぱりだして、それに曲をつけてみようと思った　しばらく、その詞をくり返し読んでいるうちに、なんと、ヤマト時代につくっておいた
自分の未発表のオリジナル曲が、その詞にぴったりハマり、歌えることに気づいて、ビックリした　ううむ　俺とあいつとは、やっぱし縁が
あるのかもしれない　見えない糸で、結ばれているのかもしれない　うむむなどと、思ったりした　その歌を今、内山くんに初披露しようとして
いるのである　Ｂ吉はいった「この詞は、昨日会ったサイドギターボーカルの奴からあずかったものなんだけど、それにさっそく曲をつけて
みたから　聴いてみて、いい？　やるよ」　そしてＢ吉は歌い出した　「あ〜〜あ　あ〜〜あ〜　私は〜こ〜どく〜〜♪　こ〜いは〜　
うそ〜つき〜　す〜べてっは〜　消〜えった〜〜♪　い〜ちど〜　燃やっせ〜ば〜　燃〜えっつ〜きる〜まで〜〜♪　」　
Ｂ吉が歌い終わると、内山くんはいった　「いいじゃないですか、この歌　エディットピアフの、シャンソンみたいな感じですね」
エディットピアフが誰なのか分からないままも、Ｂ吉は答える　「うん、まあね　まだサビもなくて、断片だけなんだけどね　えへへ」
「わかりましたＢ吉さん、俺今大学２年の19才なんだけど、１年だけＢ吉さんとバンドやってみるわ　１年たって、なんの芽も出て
なかったら、その時やめます　そん時は俺も大学３年だし、そろそろ就職活動の時期だしね」「ありがとう！１年以内には、もう世の中に
デビューして、ブイブイいわせてるわ！俺について来てくれたら、絶対いい目を見させてあげるって！」　しかとした根拠も何もなしに、
Ｂ吉は豪語するのであった　この時点で、Ｂ吉は22才、内山くんは19才、昨日Ｂ吉が会った、うつ病の小倉洋一は20才、なのである
「しかし内山くん、当分はさっき会ってたキミの友達の新垣くんと俺、そして内山くんの３人でやるしかないわな　昨日会ったサイドギター
腕はめちゃくちゃいい奴なんだけど、なんか病気もちらしいんだわ　病気つっても、ハートの病気ね　これマジやばいわ　いずれ内山くんも
彼と会う日が来ると思うけど　とりあえず、知り合いに誰か、ドラマーいないかな？」　内山くん、ひょうひょうと答える
「俺の同級生で、今泉ってやつがドラムやってますけど　」　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（16）

その日の夜、アパートに帰宅したＢ吉は、笑顔でＢ吉の帰宅を待っていたエミ子にこういった　「なんとか次のバンドのメンバー、ひとり確実に
決めてきたよ　よっこらしょっと」　Ｂ吉がちゃぶ台の前に腰をおろし、あぐらをかいて落ち着くと　「よかったじゃない、アナタ　お腹すいて
んでしょ？　ハイ、ごはん」といって、エミ子はあたたかいご飯を茶碗によそって、Ｂ吉の前に出した　つづけて味噌汁も出す　おかずは白菜の
おしんこのみだ　それでも二人はハッピーだった　Ｂ吉がご飯をかきこみながら、しゃべる　「今日会った内山くんて、19才で大学生つーんだけどさ
オレのオリジナル曲いくつか聴かしたら、１年間なら一緒にやってもいいですよーなんていってくれて、うれしかったわー　これがまたなかなかの
ハンサムな青年でね　身長もオレと合うし　もうバッチシ　あとは、昨日会った病気もちの小倉くんが、早くなおってくれて、オレと内山くんに
合流してくれれば、それでもう鉄板なんだけどね　もぐもぐもぐ」「その小倉さんて、なんの病気なの？」「なんか、ノイローゼっぽいんだわ　
鬱（うつ）とか躁（そう）とかいうの？　オレもよくわからんけど、それが定期的にくり返されてるみたいでね」「そんな人が、ギター弾けるの？」
「腕のほうはもうバッチシよ　昔そいつビートルズコピーバンドでジョンレノン役やっててさ　あまりにカッコよかったんで、オレそいつらの
楽屋まで遊びにいったことあるもん」「ふーーん」「ま、一週間たてば治るとかいってたから、来週末にでも電話して、また会ってみるよ　
それしかないわな　もぐもぐもぐ」「うまくいくといいわね」　そして食事が終わったふたりは、お風呂にいく準備をして、ふたりで手を
つないで、近くの銭湯に向かった　夜空には、星がキラキラときらめいている　左手でタオルと石鹸、右手でエミ子の手の平をキッチリと
にぎりしめたＢ吉は、夜空を見あげていうのだ　「なあエミ子、今度つくるバンドで必ず、あの夜空に輝く星になってやるからな！　
もう少しのしんぼうだぜ！」「うん、信じてるわよ　ア・ナ・タ☆　」　エミ子はほほえんで、Ｂ吉を見つめるのだった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（17）

次の週の金曜日の夜、チリ紙交換の仕事を終えたＢ吉は、電話ボックスに入ると、小倉洋一に電話をかけてみた　あさっての日曜の午後、バンド
初練習のため、伊勢崎町にある某スタジオを予約したので、出来ればそこに来てくれないかというのが、用件だった　内山くんと新垣には
もう伝えてある　その時内山くんが、ドラムの今泉という青年も、つれてくるという　呼出音が切れて出てきたのは、小倉洋一の妹だった
「兄は旅行で、北海道のほうにいってしまいましたけど」「いつですか？」「昨日です」「いつ帰ってこられるんですか？」
「一週間ぐらいしたら、戻ってくるとかいってましたけど」「あの、こんなことお聞きするのもあれなんですけど、北海道旅行の用件とか
何か、おっしゃってましたか？」「なんでも急に、日本のイチバンはじっこを見てきたい、北海道の先端ノサップ岬にいってくるぞって
叫んだまま、飛び出していっちゃったんですけど」　しばらく、おたがい沈黙　「あの何か、兄から連絡があったら、伝えておきましょうか？」
「じゃあ、元ヤマトのＢ吉から電話があったと、お伝えください　また来週こちらからお電話します」「わかりました　そう伝えておきます」
電話ボックスを出たＢ吉は、つぶやく　「北海道のノサップ岬か　ふう、大丈夫かよ　あいつ」　その足でＢ吉は、ヤマトの最後の時代に
お世話になってた、蒲田のキャバレー��モモタロウ�≠ﾉいった　ビルの裏口のせまく汚い従業員用通用口から、Ｂ吉は��モモタロウ�≠ﾉ入る
酒とアルコールと安化粧の香りが、むせるように鼻をつく　ちようど従業員休憩室のとなりの事務室で、店長の影山が、ソロバンを
はじいているところだった　Ｂ吉は声かける　「お久しぶりです、影山さん　元ヤマトのＢ吉です　今度また新しいバンドを組むことに
なりましたので、できれば来月６月の中頃ぐらいから、また出演させていただけないでしょうか？　よろしくお願いします」
影山はＢ吉をいちべつすると、またすぐソロバン計算に戻りながら、こういった　「Ｂ吉くんのバンドならそりゃいつでもかまわないけどね
あんましギャラ出せないよ　今はバンドなしで、有線放送とジュークボックスで、たりてんだからね」「あ、それはかまいません
こちらも出来たてホヤホヤのバンドですし、練習かたがた出させていただれば、それだけで恩の字みたいなもんですから」
「分かった　じゃあ６月20日の月曜ぐらいから、来てもらおうか　ステージあけとくから」
「あ、ありがとうございます」　Ｂ吉は、ふかぶかと頭を下げるのであった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（18）

次の日曜、Ｂ吉、内山、新垣、今泉の４名は、伊勢崎町にある某貸しスタジオにおいて、初めて音合わせを行なった　内山くんがつれてきた
今泉というドラマーは、なかなか朴とつとした青年で、Ｂ吉と会ったそうそう「オレは趣味で叩いてるだけですから、プロなんかおそれおおくて
目指せませんよ」といったわりには、しっかりとしたリズムキープと、タイトなドラムを叩くのであった　曲目は、事前にこれこれの曲をコピー
して来てくれと、Ｂ吉がみんなに伝えてあったのだ　「ジョンとヨーコのバラード」「ゲットバック」「スロウダウン」「プラウドメアリー」
「ジョニーＢグッド」「のっぽのサリー」の全６曲、全部ボーカルはＢ吉だ　今日は内山くんがサイドギターで、新垣がリードギターだ
本命のサイドギター小倉洋一が参加してきたら、新垣を切って、内山くんがリードギターになるということは、Ｂ吉と内山くんの間でもう話は
ついていた　ドゥンドゥ、ドゥンドゥドゥドゥ・・・♪　Ｂ吉は久しぶりに、バックバンドをしたがえて、ベースを弾きながら気持ちよく、
思いきり歌えることに、快感を覚えた　以上６曲を２回ほどくり返して、休憩時間となった　初めての４人の音出しとしては、まあまあの
出来である　みんな、満足して、一服している　タオルで汗をふきながら、Ｂ吉がいった　「あのさあ　来月６月の20日、月曜日からさ
蒲田にある��モモタロウ�≠ﾁていうキャバレーに、ハコバンで出ること決まったからさ　それまであと約一ヶ月あるじゃん　最低週に２日は
こうしてみんな集まって練習しようぜ　少ないけどギャラも出るっていうからさ　みんな頼むよ、お願いします　がんばろーぜ　」　
「キ、キャバレーですか？」ドラムの今泉が、どちらかといえば、喜びあふれる笑顔をいっぱいに浮かべて、そう叫んだ
Ｂ吉がいう「うん、仕方ないんだよね、今　昔からあったライブハウスとかゴーゴークラブがさ　フォークブームなんかのせいで、
バタバタつぶれてるからね　演奏させてくれる場所が、そんなとこしかないわけよ　俺の前のバンドが、お世話になってたとこでね」
「キャバレー　ただで入れるなんて、いいじゃない！」新垣がヨダレをたらしそうな顔して、そう叫ぶ　　そしてこうつづけた
「それにしてもＢ吉さんのボーカル、いかしてるよね　俺、ファンになっちゃいましたよ　ハハハ」　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（19）

その日バンドは、水曜と土曜の夜は必ずスタジオ練習の日にしようということを全員で決めて、解散した　Ｂ吉は足取りも軽く、川崎のアパートに帰宅
した 「お帰りなさい」と、笑顔のエミ子がむかえる　「わあ、ハラへった、ハラへった　まずはメシだぁ〜」とひとりごちながら、Ｂ吉はちゃぶ台の
前に腰をおろす　「はい、アナタ」といって茶碗に大盛りにもったゴハンを、エミ子がＢ吉の前に置く　つづけて味噌汁のお椀も置く　おかずは白菜の
お新香だけだ ゴハンをひとくちクチに入れ、白菜のお新香をクチにほうりこみ、それをバリバリ音をたてて噛みくだき租借（そしゃく）すると、
「やっぱし、これがイチバンうめえや　エミ子が炊いてくれたあったかいゴハンが、世界一だぁ」と、Ｂ吉は叫んだ　ひょうしにゴハンつぶが、
ひとつぶ、ふたつぶ飛んだ 「ほらほら、子供じゃないんだからゴハンつぶ飛ばさないでよ、アナタ」といって、そのゴハンつぶを拾いあげると、
エミ子がパクリと自分で食べてしまった エミ子は笑っているが、実はこのゴハンの元となるお米は、エミ子が実家から、借り受けてきているもの
なのである　ひとつぶひとつぶが、エミ子の実家の血であり、魂でもあるのだ　エミ子はエヘッといって、にっこり笑う　Ｂ吉は味噌汁をすすりなが
らも、このエミ子という女は、こんなに貧しい生活でも本当に幸せそうだよなぁ、俺は何度この女に励まされてきただろう、大切にしなきゃいかんよなぁ、
いつかきっとこの女を幸せにしてあげなきゃいけんよなぁと思うのであった　そして二人はいつものようにお風呂にいく準備をして、手をつないで、
近くの銭湯に向かった　エミ子がいう　「ねえアナタもしもよ　若い名もなく貧しく切ない二人がさ　こうやって手をつないで、幸せそうに銭湯に向かう
なんて歌があったらさ　大ヒットするだろうなという予感があるんだけど、どう思う？」「バカ野郎、そんなのロックンロールで歌えるわけねーだろ」
「何いってんのよ　アナタに歌ってほしいなんて、頼んでんじゃないわよ　今、同棲時代とかいう劇画がはやってるじゃない？　あの世界を歌にするのよ　
私たちのこんな今の生活をね　きっと大ヒットすると、私は思うわ」　このエミ子の予言はその後、的中する　この時点で時は1972年の5月なわけだが、
大信田礼子の「同棲時代」がヒットしたのは1973年の2月であり、かぐや姫の「神田川」が大ヒットするのは1973年の10月なのだ　「バカいってんじゃ
ないよ、お前」といったＢ吉の手の中にある、せっけん箱の中のせっけんが、小さくカタカタ鳴った　貧しくとも幸せな二人は、銭湯に入る　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（20）

バンドは水曜日と土曜日の練習を重ねて、確実にそれぞれが、それぞれのパートの腕をあげていった　しかし昼間Ｂ吉は、チリ紙交換の仕事を
している間にも、色々と考えるのである　それは、成功とサクセスについてである　成功とサクセス、これは全く同じことでもあるが、それに
いたる道のりは、千編万化あるといっても過言ではないだろう　いったいオレはどんな道のりをたどって、その成功へとたどりつくのか？　
本当にたどりつけるのか？　そのはじめのきっかけは、いったいなんなのか？　運、運命とかいうものがあるのなら、その女神は、オレを成功
へと導いてくれるのであろうか？　圧倒的な不安が背中にのしかかってくる　なぜなら、なぜならだ　前のバンド��ヤマト�≠ﾅオレは、横浜
及びその近辺のライブハウス、ゴーゴークラブ、ディスコティック等を、すべてを制圧した気でいたが、レコード会社から声がかかるどころか、
芸能事務所から、スカウトされることもなかった　Ｂ吉のオリジナル曲を、デタラメ英語でバリバリに演奏していたら、曲名をたずねてくれて、
それをレコード屋に買いにいったというファンまではいたが、そこまでの話である　今はなき本牧の��ゴールデンカップ�≠ﾆいう店で、ゴール
デンカップスのメンバーの見ている前で演奏したこともあったが、芸能界のほうから、お呼びの声がかかってくることはなかった　レコード
デビューという、芸能界デビューへの道の前には、とてつもなく高く厚い壁が、立ちはだかっているように思われるのである　オレはいったい
どうやってその壁をぶちやぶって、向こう側へいくことができるのか？　本当に、いくことができるのか？　今、軌道にのりかけたこの新しく
組んだバンドも、極論すればヤマトのくり返しを、くり返そうとしているだけなのである　時代の風と状況の波は、そんなヤマトの時代より、
確実に不利になっている　演奏できる場所が、音楽などどうでもいいキャバレーぐらいしかないという現実が、それらを如実に物語っている　
あれだけブイブイいわせたヤマトがレコードデビューできなかったというのに、今度のバンドで、はたしてそれが出来るのか？　できるとしたら、
そのハジメのきっかけは何なのか？　Ｂ吉はあの小倉洋一というノイローゼで、元ジョンレノン役の青年が、気になるのである　何か、
気になるのである　あれだけガンバったヤマトが、芸能界デビュー出来なかったんだものな　まあ、ヤマト解散の、必殺のとどめの原因は、
オレの��親しらず�≠ｾったっけと、Ｂ吉は、苦笑いした　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（21）

いよいよ、あさっての月曜の夜からキャバレー「モモタロウ」に出演するとあって、その日の土曜、貸しスタジオに集まった各メンバーは、
それぞれがふっきれたような、緊張しているような、複雑な表情をしていた　「しまっていこうぜ」　スタジオの重い防音扉を開けながら、
Ｂ吉はメンバー全員にハッパをかける　各メンバーがチューニングを終え、マイクをセッティングして、ポジションにつくと、Ｂ吉が
語りはじめた　「あのさあ、キャバレーの演奏時間はさ、夜８時から12時までの間に、４回ステージがあるんだわ　30分やって30分休憩、
30分やって30分休憩、それを４回くり返すと思ってくれればいいわけ　だいたい１ステージが10曲前後ってことになるのよ　一応４人グループの
ビートルズスタイルってことで、全員がボーカルとコーラスつけれることを、売りにしたいわけ　だからさ　俺のボーカル曲６曲以外に、
内山くんが２曲��スージーＱ�≠ﾆ��デイジー・ミス・リージー�＝A新垣くんが１曲��みんないい娘�＝Aドラムの今泉くんが��アイウォナ・ビー
ユア・マン�♂ﾌえるようにしてほしいんだわ　電話でもいったようにさ　今日は俺の歌はいいから、そのへんバッチリ徹底的に練習しようぜ
オーケー？」「４回のステージ、全部同じ曲目で平気なの？」　不安そうに内山くんがきいた　「大丈夫、大丈夫　はっきりいって、音楽
まともに聴いてる客なんていないからさ　みんな、ナオンの体いじくることしか、頭にないから」「そりゃいいや」　新垣が下卑た声でいった
Ｂ吉が叫ぶ　「じゃあ、スージーＱから、いってみようか！　１・２・３・４ーーーーッ！」　ＣＣＲの「スージーＱ」の演奏を、バンドは
うねるように開始した　内山くんのボーカルだ　Ｂ吉は、お腹に響くような自分のベース音に酔いしれながらも、内山のやつ、なかなか
ボーカルのほうも、低音ながらイケてるじゃんなどと、思ったりしていた　つづいて内山くんの「デイジー・ミス・リージー」、新垣の
「みんないい娘」、ドラムの今泉ボーカル「アイウォナ・ビー・ユア・マン」を、その日は徹底的に練習した　そして最後には勿論
Ｂ吉ボーカルの６曲もリハーサルして、その日の３時間練習は、汗だくで終了したのだった　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（22）

あさってのキャバレー初出演の日をひかえて、最後のスタジオ練習を終えた４人は、気楽なミーティングでもして帰ろうかと、
近くの居酒屋に寄ることにした　「まずは、カンパーイ！」　とりあえず注文した、ビンビール２本で、４人は喉をうるおす　
調子のいい新垣が、さっそくあれこれと、つまみやおかずをオーダーしている　熱いオシボリで、気持ちよく顔をぬぐったＢ吉が、
話しはじめた　「みんなお疲れさん、あさってからいよいよこのメンバーで、人前で演るわけなんだけどさ　まあそれがキャバレー
ちゅうことで、普通とはちがう緊張とかあるかもしれないけどさ　結局は馴れよ馴れ、早く馴れちまったほうが、勝ちの世界　
分かる？　そりゃあ、最初は多少ミスすることもあるかもしれないけどさ　気にしない、気にしない　ガーッとこう、気迫とパワー
でぶっ飛ばしていけばね、ちっちゃいミスなんて、どーでもいいことになっちゃうもんなのよ　ワッハッハ」「Ｂ吉さんから、
そう言っていただけると、なんか安心するなァ」と、ドラムの今泉が、ビールで赤くそまった顔をほろりとさせながら、そう
つぶやいた　「俺、久々なんだよね　人前でドラムたたくのさ　うわーっ　む、武者震いしてきちゃったよー」
ワッハッハと、全員で大爆笑　アルコールが進むうちに、各自が、過去のバンド体験の面白出来事などを語りあって、場は盛り
あがるのであった　その間にも、Ｂ吉はちゃんと、キャバレーのハコバンシステムについて、全員に解説している　ハコバンと
いうのは、ひと月ごとの契約更新のシステムで、今回は6月20日から7月19日までの契約、ギャラは４人で20万、だからひとり
５万になること　評判が悪かったら、その一ヶ月でクビになってしまうこと、よかったら当然契約続行ね、等々　新垣が
内山くんをつかまえて、「こいつギターはうまいけど、昔からむっつりスケベでね」とか言いだしたあたりから、場は下ネタで
盛りあがりはじめた　Ｂ吉も大いにバカをいって盛りあがったが、頭のどこかさめた片隅で、��そういえば俺、元ジュリアの
小倉洋一に電話してないな？�≠ﾆいう声を感知するのであった　あいつ北海道にいったとかいってた電話は、すでに３週間前
だよな　いくらなんでも、もう帰ってきてるだろう　そうだ、今電話してみよう　　Ｂ吉は立ちあがった
「ちょっと俺、電話してくるわ」　盛りあがる３人をのこして、Ｂ吉は居酒屋のレジのとなりにある、ピンク電話に向かった
小倉の家のＴＥＬ番号を回す　幾度かの呼出音のあとに出てきたのは、この前と同じ、小倉洋一の妹だった　　　
「すいません、Ｂ吉といいますけど、お兄さんいらっしゃいますか？」「兄は今、入院しているんですけど・・・」
「ご病気か、何かですか？」　「いえ、手首を切って、自殺未遂を起こしたんです・・・」　　　（つづく）　
　

★矢沢Ｂ吉　物語（23）

「自殺未遂？」Ｂ吉がオウム返しのようにそうつぶやくと、妹はこういった　「あの、すいません　お兄ちゃんの友人の方でしたら、
申し訳ないんですけど、お見舞いに来ていただけないでしょうか？　お兄ちゃん、あんな人ですから、あんまり友達がいなくて・・・　
きっと、そんなことも原因だったのかなっ、なんて、考えちゃったりして」「わ、分かりました」Ｂ吉が答えると、妹は病院名と
病室番号をつげて、Ｂ吉はそれをメモした　頭がクラクラしたまま受話器をおろすと、Ｂ吉はトイレによって、それから席に戻った　
席ではすでに、かなり酔いの入った３人が、顔を赤くそめて、新垣の馬鹿話に、大声で大笑いしていた　Ｂ吉が着席すると
ドラムの今泉が言った　「ところでＢ吉さん、バンドの名前は、もう決まってんですか？」「えっ？う、うん　ま、まだだけど」
「いや、今ちょうど３人でその話をしていたところでしてね、内山のやつが、どうしても��サリー�≠ｪいいなんていいだしてね、
そしたら新垣ちゃんが、つまみのメニューを指さして、俺は��セロリ�≠ｪいいななんていうもんだから、俺がそれなら��パセリ��
でもいいんじゃね？なんて、３人で大笑いしていたところなんですよー　」　内山くん、むせそうになって、笑いころげてる
Ｂ吉は、自殺未遂をおかしたという小倉洋一の件から、素早く頭のチャンネルを切り変えて、こういった　「うーん、バンドの
ネーミングってのは、ホント、考えると悩んじゃうからねー　オレはなんとなく��ゴールデン・バット�≠ﾄのが、ここ最近
いいんじゃないのかと、考えてたんだけどね　内山くんがどうしても��サリー�≠ﾁていうんなら、それでもかまわないよ　
うん　オレが��のっぽのサリー�♂ﾌってるし、じっさいオレ、背も高いしね」「じゃあ、バンド名は、セロリーに決定ですか！」
新垣はそういうと、ワリバシでビールの入ったコップを、思いきりたたいた　「すいません、ビール２本追加、お願いしまっす！」
４人とも、笑いころげる　　　　（つづく）　　

★矢沢Ｂ吉　物語（24）

翌日の日曜日、Ｂ吉は病院近くの八百屋で買った��千円果物お見舞いセット�≠�片手にぶらさげ、川崎総合病院の４階、407号室を訪れた
病室は、５人の患者がひと部屋にまとめられた相部屋で、小倉洋一はイチバン奥の右端のベッドで、こちらに背を向けながら、横になって
いた　ベッドの横では妹らしき女性が、簡易イスに座って、こちらに近ずいてくるＢ吉を、見あげている　「こんにちは、昨夜お電話した
Ｂ吉というものですけど」「あ、どうも　お、お兄ちゃん、お友達が、お見舞いに来てくれたわよ」　妹は小倉の背中をたたいて、
小倉にこちらを向くよう、うながした　いったい何よという感じで、けだるそうに小倉がこちらを向く　そして目をパチクリさせると、
「あ、あれ？　元ヤマトのＢ、Ｂ吉さんでしたっけ？　こ、こんなかっこうで、すいません　お、お久しぶりです」というのだった　
「あ、あの　私、お茶を入れてきますから」といって、妹が席を立ったかわりに、その簡易イスに、Ｂ吉が腰をおろした
「いったいどうしちゃったのよ？　連絡はくれないしさ、北海道にいってたってきいたけど、帰ってきてから、何かあったの？」
「も、申し訳ないです　一度も連絡入れなくて　いや、入れられなくて、かな　ハハ」　Ｂ吉もこれまで、様々なタイプの人間を
見てきたり、接してきたが、この小倉洋一という青年のようなタイプは、はじめてだよなと感じた　普通ならパスしたいタイプの
人種だが、ジュリアというバンド時代の小倉の、あまりの輝きと才能を知っているだけに、水と油ながらも、どこか魅かれるものを
そこに感じるのだった　人は自分にないものをもっている人間に、魅かれるという　つまりは、それなんだろうなと、Ｂ吉は結論した
小倉がいった　「Ｂ吉さん　オレまだ20才なんだけど、同棲してるマユちゃんていう彼女がいてさ　つい最近妊娠しちゃったって
告白されて・・・　それでもう、わけ分かんなくなっちゃったんだ　ホント、情けない話だけどさ・・・」　　　　　　
そんなことかとＢ吉は安堵したが、こいつホントにしょうもねえなとも思い、溜息した　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（25）

その日Ｂ吉は、病室の小倉洋一に、これだけは伝えて、帰途についた　�@バンドは明日から1ヶ月間、キャバレー��モモタロウ�≠ﾉ、ハコバンで
入ることが、決まっていること　�Aバンド名は一応��サリー�≠ﾆ、決定したこと　�B俺はいつでも小倉を待っている、健康になって、やる気が
出てきたら、必ず��モモタロウ�≠ﾉ連絡してくれ　その時点で、新垣というギタリストは切って、小倉を迎え入れるから、等々　Ｂ吉がそう
言い終えて立ちあがると、小倉は力強くうなずいて、必ず��モモタロウ�≠ﾉ顔を出すからと言い、今日はわざわざ来てくれて、ホントにありがとう
と言っては、涙ぐんだ　そして、包帯の巻かれていない右手を差し出すと、Ｂ吉に、握手を求めてきたのである　二人はそこで、ガッチリと
熱い握手を交わした　「Ｂ吉さん、こんな時に俺あれなんだけど、今後Ｂ吉さんのこと、Ｂちゃんって、呼んで、い、いいかな？」
「いいよ、別に」「お、俺のことは、これから、ジミーって、呼んでほしいんだ」「ジミー？」「そう、俺、芸名ジミー小倉で、いくからさ」
「ジミー小倉？　いいじゃない、ずいぶんすかしてる感じでさ　ハハ」「よかった　Ｂちゃんが、認めてくれて　それだけが、気がかりだった
んだ」　病院をあとにしたＢ吉は、明日からのハコバン生活にそなえるために、楽器屋に立ち寄り、ピックを５枚と、新しいベース弦を２セット
買って、アパートに戻った　夕方の五時になるが、エミ子はいない　日曜日は実家の細々とした仕事を手伝ったりして、そのかわり実家から、
お米とかお茶菓子とかを、もらって帰ってくるのが、習慣となっていた　早く音楽で成功して、エミ子に楽させてあげないとなと、Ｂ吉は
思うのだが、本当に成功出来るのだろうか？という、猛烈な疑心暗鬼も、当然意識の底にはあるのだ　とにかく突き進むのみよとつぶやいて
グレコのバイオリン型ベースギターを手にとる　そして腰をおろした　テレビのスイッチを入れて、ベースの全弦をくるくると巻き戻しては、
それをはずす作業に入る　テレビの画面では、ちょうど日曜の夕方の若者向け番組��ナウ・ヤング�≠ｪ始まったところで、只今ヒット中です
というテロツプのあとに、ガロという３人組グループが登場すると、「学生街の喫茶店」という歌を、歌いはじめた　　　（つづく）　　　　　

★矢沢Ｂ吉　物語（26）

「では、そろそろ出番の時間です　よろしくお願いします」　下っ端のウェイターが、三畳あるかないかという控え室で、チューニングをしながら
出番待ちをしていたＢ吉たちに、そう声をかけてきた　午後八時、その日第一回目のステージである　楽器とシールドをたずさえて、Ｂ吉、新垣、
内山、今泉の４人は、せまく汚れた通路を、ステージめざして歩く　黒い緞帳（どんちょう）を手で割って、足を一歩ふみ出すと、そこはもう
横４メートル、奥行き３メートルはあろうかという、せまいステージだった　月曜の午後八時のキャバレーとあって、客はまだ三分の入りだ　
それでも酔い客のダミ声と、ホステスたちの嬌声、笑い声が、アルコール臭い店内に、それなりに充満していた　音楽は、辺見マリの「経験」が
大音量で流れている　今泉はさっそくドラムのイスに座り、バスドラの調整や、シンバルのチューニングに入った　Ｂ吉もベースアンプに
ジャックをさしこむと、自慢のボーカルエコーチェンバーのスイッチをＯＮに入れる　ブチッ　新垣と内山もジャックをさしこむや、５弦の解放音を
それぞれ出して、おたがいのチューニングを確かめた　店内の音楽が、「経験」から、ちあきなおみの「四つのお願い」に変わったときだ
店長影山のマイクを通した声が、店内に鳴り響く　「では、只今から皆さんお待ちかねの、本日第一回目のショータイムとさせていただきます！
歌と演奏は、当店専属契約の��サリー�＝I　皆さん、盛大なる拍手と歓声、よろしくお願いいたします！」　わーー、　パチパチパチパチ
ホステスたちの、お情けのような拍手が、まばらに鳴り響いた　全員のセッティングが完了したことを確認すると、Ｂ吉が一歩前に出て、
マイクにクチをつけた　「えー、サリーというバンドです　しばらくボクらの演奏を、お楽しみください」「男のバンドなんて、いらねーよ！
ここは、キャバレーだろ！　すっぽんぽんの女のバンドでも、つれて来いってんだ！　ワッハッハッハ！」　土建業で、成功しているような
親父がわめいた　その取り巻き連中も、やんやと喝采している　Ｂ吉がギラリと、そちらをにらみつける　　すかさずドラムの今泉が
「１・２・３・４！」といって、スティックを４回重ね合わせると、そのまま「ゲットバック」の、変拍子のドラムになだれこんだ
Ｂ吉のＡのベース音が、そのあとにつづく　　内山くんのサイドギターのカッティングが、ザクザクときざみはじめた　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（27）

Ｂ吉が歌う「ゲットバック」「プラウド・メアリー」内山くんの「デイジー・ミス・リージー」Ｂ吉の「ジョンとヨーコのバラード」
「スローダウン」新垣が歌う「みんないい娘」ドラムの今泉が歌う「アイウォナ・ビー・ユアマン」ふたたび内山くんの「スージーＱ」
そして大トリＢ吉の「ジョニー・Ｂ・グッド」「のっぽのサリー」という全10曲で、あっという間に30分間のステージは、嵐のように
終了してしまった　まばらな拍手と、土建親父その他の「うるせーだけで、わけわからねー音楽なんて、やめちまえよっ！」
「その通りっ！」などという罵声をあびながら、メンバーは控え室に戻った　このようなステージを、一日に４回くり返すのである　
お客様は神様である、どんな野次、罵声をあびせられようとも、決してケンカ騒ぎを起こしてはならぬ、という文章が、契約書に
したためられているため、酔っぱらいや、その他お客の野次、挑発には、歯をくいしばってガマンするしかないのだ　４人が控え室に
戻ると、店長の影山が、差し入れといって、冷たいコーラを４本もってきてくれた　「やあ、お疲れさん　初回のステージにしては
バツグンによかったよ　Ｂ吉くんのボーカルも、相変わらず、すばらしかったしね　まあ、冷たいもんでも飲んでリラックスして
ちょーだい！」「ありがとうございます！」４人は汗をふきながら、頭を下げる　「でもね、こんな店だからね、まともに聴いて
たのはさ、俺ぐらいかな？　ワッハッハ　めげずにガンバッてよね！」　店長が去ると、４人はタバコを取り出して、一服する
「あそこで俺、とちっちゃっよ」「あの歌のあそこんとこで、ドラム走ってなかったか？」「曲順はさ、このまんまでいいよね？」
「あの右はしのヒマそうな中年のホステスが、内山のこと、じっと見てましたよ！」「モニターの返しが、イマイチぬけてなかった
っすね」等々等　それぞれが、今のステージで感じたことなどを、思い思いにしゃべりはじめた　「へーっ　汗かいたあとのコーラっ
てのはさ、ホントーに、おいしーっすねー！」　新垣がおどけて叫んだ　全員が、タバコの煙にむせながらも、同調してうなずく　
Ｂ吉は、今これからが、本当の再スタートだよなと、思うのであった　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（28）

午後９時からのステージと、午後10時からのステージも無事消化して、午後11時、いよいよその日ラストの、４回目のステージの時間と
なった　「４回目はやっぱ、しんどいっすねー」控え室を出たところで、ドラムの今泉が泣きを入れた　「くーーっ」リードギターの
新垣も、ワケのわからない溜息をつく　「おい、お二人さん、しっかりしてくれよ　これを毎晩１ヶ月つづけるんだからな　頼むよ
ホント」Ｂ吉がハッパをかける　内山くんは、そんな三人のうしろを歩きながら、ニタニタしているばかりだ　余裕があるのだろう
Ｂ吉が先頭切って、黒い緞帳（どんちょう）を手で割って、ステージに登場した　つづいて今泉、新垣、内山くんがステージに登場して
それぞれのポジションにつく　午後11時とあって、店内は熱気でムンムンしている　奥村チヨの「恋の奴隷」が大音量で流れる中、
薄暗い照明の下、天井につるされた銀色のミラーボールだけが、キラキラと回り、店内は淫猥（いんわい）なムード満点だ
音楽が「恋の奴隷」の次に、青江三奈の「伊瀬崎町ブルース」に変わった頃、メンバーはチューニングを終えて、準備完了となった
青江三奈の切ない溜息が店内に鳴り響く中、今泉が突然「１・２・３・４！」とカウントをとるや、大爆音の「ゲットバック」の
前奏が店内を震撼させる　わーーっ　きゃーーーっ　しびれるわーーっ　とかいう比較的若いホステスたちの嬌声が、あちこちで
あがった　年配のホステスは比較的、落ち着いたままだ　しかし、客として来ている中年以上の男性は、となりにはべらせている
若いホステスが、自分を置いといて、このうるさい若者バンドに熱中している姿を見るのは、面白いわけがない　べろんべろんに
酔っぱらった、土建屋くずれの親父が突然立ちあがるや、「おめえら、うっせーーーーんだよ！」といって、片手にもった
ビールの空きビンを、猛烈ないきおいでステージに投げつけた　パッリーーーン!! 　空きビンは、すばやくよけた内山くんの
こめかみをかすり、ドラムのうしろの壁に当たって、砕け落ちた　それでも４人は演奏をストップさせず、「ゲットバック」を
完璧なノリで演じている　数人のウェイター及び黒服が、その親父を取りおさえて、なだめはじめる　「ゲットバック」を
歌い終えたＢ吉は、マイクに向かって、余裕でこういうのだった　「ちょっとみんな、ケンカはやめようよ　ここはさ、
みんなが楽しむ場所なんだからさ　ケンカは、やめよう」　そしてバンドは２曲目の「プラウドメアリー」に、かかった　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（29）

「あのビールびんが当たってたらと思うと、ゾッとするよ　ホント」その日最後のステージを終えて、控え室に戻った内山くんは、壁に背を
よりかかせたまま、そのままずるずると座りこんでしまった　「酔っぱらいの親父は、何するか分からないから、これから注意しないとな」
ひょうきんな新垣が、珍しく、そんなしおらしいことを言う　「いやー、でも疲れました　ひと月20万、ひとり５万円として、それを30で
割ると、一日約1666円、一日４ステージだから、１ステージ400円てことですか！」ドラムの今泉が、上半身裸になって、タオルで汗をふきながら
そんな細かいことを言いだした　Ｂ吉は、初日の４ステージが、比較的うまくいったことに安堵してか、今泉の発言に反応する　「そうだよ
１ステージ30分で400円てことはだよ、時給でなおせば800円てことになるわけじゃん？　今世間の標準のアルバイトの時給、いくらか知ってる？
360円だよ、360円！俺が一日チリ紙交換やってさ、忙しい時でやっと五千円になるかならないくらいだもんね！　あれ、いけね？　俺なんの話
してたんだっけか？」　ワツハッハッハ！と、全員で大笑い　店長の影山が、控え室をのぞきに来て、こう言った「サリーのみんな、今日は
お疲れさん！明日もよろしく頼むよ！じゃあ、気をつけて帰ってな！」「はい、お疲れさまでした！」　メンバー全員で、唱和した
キャバレー��モモタロウ�℃ｩ体は、午前二時頃までの営業なのだ　これからの２時間こそが、お客とホステスの淫靡（いんび）でディープな世界の
幕開け本番タイムなのだった　店のせまい裏口通用門から出て来たメンバー４人は、時間ももう午前０時に近いせいか、誰ももう「どこかで
一杯やっていきますか？」などという気力もなく、トボトボと蒲田の駅めざして、歩きはじめた　駅につくと、Ｂ吉があらためてメンバー全員に
こう言った　「みんな、今日はありがとう　今日は初日だからさ　いまいち固かったかなって気もするけどさ　体がなれてくれば、もっと
バリバリにいけると思うよ　とにかく一ヶ月この調子で、ガンバっていこーぜ！」　「おっおーーー！」　そして、Ｂ吉以外の３人は
鎌倉方面の電車ホームに向かい、Ｂ吉はただひとり、川崎方面のホームに向かった　　夜空には、月が輝いていた　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（30）

昼はチリ紙交換の仕事、夜はキャバレー��モモタロウ�≠ﾅの４回ステージの日々が、つづいていた　アパートに帰り着くのは毎晩
深夜１時頃だ　エミ子が起きて待っている時もあれば、先に寝てしまっている夜もあった　さすがのＢ吉も、最近疲れがたまってきたなと、
自分で実感せざるをえない、この頃だった　その日の午後二時も、チリ紙交換の車を運転していたら、ついうとうととしてしまい、
これはヤバイなと思い、Ｂ吉は、横浜山下公園の脇に車を止めて、昼寝をしていた　誰かが車の脇をドンドンとたたいてる　
やがてその音は、目を閉じてうたたねしていた、Ｂ吉の顔の横面の、ガラスの部分をたたきはじめた　うっせーなと思い、Ｂ吉が
目をあけて見ると、そこにはカーリーヘアーで美白の、まぶい女の笑顔があった　女はロンタイスカートの制服で、５ミリくらいに
ペッタンコにつぶした革カバンを右腕脇にはさみながら、大笑いしていた　ちなみにロンタイスカートとは、当時のスケバン連中が
全員はいていた、ロングタイトスカートの略である　ドアを開けて、Ｂ吉がいう　「なんだよ、ハニービーじゃねえか」
スケバンスタイルで大笑いしてるこの女は、横浜一帯のスケバングループの中では、ちょいとした顔役でもあり、その美白と
美貌で、通称��小悪魔ハニービー�≠ﾆ呼ばれている、小娘なのであった　かってＢ吉が、ヤマトというバンドでぶいぶいいわせてた頃
ある店でこの娘がＢ吉に色目を使ってくるので、Ｂ吉はバンドの休憩時間にこの娘を、トイレの個室に連れこんだことがある　
もちろん本番目的に、だ　しかしこの娘は、舌をからめたキスまでは許したものの、本番までは、許さなかったのである
Ｂ吉のほっぺたを思い切りたたき、「私はそんな女じゃないからね！」と、いいきったのである　もちろん、Ｂ吉がまだ
今、同棲しているエミ子と、出会う前の話である　通称��小悪魔ハニービー�≠ﾆ呼ばれるこの娘の本名はミナコといい、ハーフの血が
まじっているせいと、その美貌で、後年ゴールデンミルクハーフという女性グループとして、芸能界デビューすることに
なるのだった　やがてＢ吉とミナコは、芸能界で再会することになるのだが、この時点では、おたがいともそんな未来は
つゆほども予想だにしていない　ハニービー、もといミナコがいった　「Ｂ吉さん、まだ音楽やってんの？」　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（31）

通称��小悪魔ハニービー�≠ｱと、ハマのスケバンミナコに「まだ音楽やってんの？」ときかれ、Ｂ吉は苦笑いするしかなかった
「前のバンドは、つぶれちまったよ」「どうして？」「あん時、ハニービーがやらせてくれなかったら、なんかだんだんこうバンドの
歯車が、狂っちまったんだよなー」ミナコはエヘッと笑い「今なら、やらせてあげてもいいよ」と、スケバンらしからぬ可愛い笑顔で、
Ｂ吉をからかうのであった　昼間っから何いってんだこの小娘はと、Ｂ吉はあきれて首を二、三度、横にふる　「それよりさ、
私一回チリ紙交換の車に乗ってみたかったんだ！助手席に乗らしてよ、仕事手伝ってあげるからさ！エヘヘ」　好きにしろよと
Ｂ吉が助手席のドアを開けると、いきおいよくミナコが助手席に乗りこんできた　「私一度、ゆっくりこうして、Ｂ吉さんと話して
みたかったんだ！」「なんの話よ？」「いいから、車出してよ　そしてチリ紙交換のアナウンスしてみせて！　私それ、やってみた
かったのよ、一度！」「バカだなぁお前、今はこれ全部、テープ録音されてるやつを、流してるだけなの」といって、Ｂ吉はテープの
プレイボタンを押す　そして車を発進させた　車の上にそなえつけられたスピーカーから、録音されてたＢ吉の声が流れだす　
「ご町内の皆様、度々おさがわせしております　こちらはチリ紙交換��明和産業�≠ﾅございます　皆様のご家庭で、ご不用になりました
古新聞、古雑誌、ボロキレ等ございましたらお知らせください　当社のチリ紙との交換をいたしております　何キロからでも交換が
できますので、どうぞお気軽にご利用くださいませ　なお、お声をくだされば、こちらからご頂戴におうかがいいたします　
え〜チリ紙交換、チリ紙交換　��明和産業�≠ﾅございます〜♪」　ミナコが手を打って、大喜び　大笑いしている　Ｂ吉はタバコを一本
くわえて火をつける　そして涙を流さんばかりに大笑いしているミナコにいうのだ　「そんなに面白いか、これ？」
「面白い！面白い！ギャッハッハ！」　Ｂ吉も思わずつられてふき出しそうになり、タバコの煙にむせた　そしていう
「まあよ、ハニービーたちの年頃はよ、ハシが転がってんの見ても、面白い年頃だっつーかんな！」　「ギャッハッハ！」
助手席で大笑いしているミナコを乗せた、Ｂ吉のチリ紙交換の車は、ゆっくりと走りつづける　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（32）

助手席に��小悪魔ハニービー�≠ｱと、ミナコを乗せたＢ吉のチリ紙交換車は、横浜市内の住宅街を、トロトロと走ってる　
Ｂ吉がミナコにきいた　「お前どうして、山下公園なんかにひとりでいたの？」「ふふふっ」と不気味な笑みを浮かべて、ミナコがいう
「公園の奥でさ　いつかは決着つけなきゃって思ってた隣町のズベ公とさ　タイマンはって、しめてきちゃったところだったのよ
　はっはっは」「こえーなーお前、いいかげんそんなこと卒業しろよ」「仕方ないのよ　女には女の世界があってね、やっぱし
タイマンはるときはきっちりはっておかないと、あとあとなめられるからね　男の世界だって、同じことでしょ？」「バカ、俺はもう
22才だぜ　そんな世界、とっくの昔に卒業してるよ」「あっ、そう」とふてくされたようにいうと、ミナコは「タバコ一本もらうわね」と
いって、Ｂ吉のハイライトをぬきだすと、クチにくわえて火をつけた　「おいおい、制服姿で吸うのはまずくねえか？」「マッポが
来たら、消すから」といって、ロンタイスカートの足を組みかえた　「お前たち、そんな足が見えないような長いスカートはいて、
暑くない？」「暑くなったら、ノーパンになればいいだけの話よ　プハー」といって、タバコの煙をＢ吉の横顔に吹きつける
「俺は女は短いスカートのほうが、可愛いと思うけどね　俺が60才ぐらいになった時は、女子高生みんな、超ミニスカートであって
ほしいもんだよな　はっは」「バカじゃないの、そんな世の中になるわけないじゃない」「わっかんねーよ、お前　俺が60才になった時はさ
もう俺が日本の音楽界で頂点をきわめちゃってたりしてな　ビートルズがシェアスタジアムでやったみたいに、俺の還暦祝いの60才
コンサート　後楽園球場かなんかで、やっちゃってたりしててな　はっはっは」「夢みたいなこといってんじゃないわよ　自分のバンドが
つぶれたばっかのくせしてさ」「残念でした、もうすでに新しいバンドを結成して、活動してますです　ハイ」
「へー、さすがＢ吉さん　行動が早いわね　私が目をつけた男だけあるわ　ふふっ」　　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（33）

「Ｂ吉さんて、どんな子供時代すごしてきたの？」「俺？俺、おばあちゃん子だったよ　ちょっと色々複雑な事情があって、
両親いなかったからさ　おばあちゃんに育てられたんだよな」「ふーん、きいて悪かったかしら？」「別にかまわねーよ」
「おばあちゃん、まだ生きてるの？」「うん、田舎で生きてるよ」「田舎どこ？」「広島」「へー、そんな遠くから上京してきたんだ」
「まあね、夜行列車で12時間かけて来ましたよ、どんぶらこ、どんぶらこってね」「何それ、桃太郎の桃みたいな音じゃない」
「うん、今ハコバンでキャバレー��モモタロウ�≠ﾉ出演中だからね　たぶんにその影響あると思うよ　ハッハ」
「プロの歌手めざして上京してきたんでしょ？」「歌手じゃねーよ、バンド、ロックバンドを組んで、ビートルズみたいになりたくて
大都会、東京に出てきたってわけよ　といっても、横浜で途中下車しちまったんだけどね　テヘッ」「へー、横浜に魅力感じてたんだ」
「なんつーのかな、ビートルズの田舎がリバプールっていう港町なのよ　あとビートルズが無名時代に武者修行した街が
これまたドイツのハンブルグっていう港町だったわけ　横浜で下車しちまったってのは、たぶんに俺、その影響があるんだよな　ハッハ」
「よかったね、横浜で降りて　東京までいってたら、こうして私とめぐり会うことなかったもんね　エヘ」「ハニービーは、両親ちゃんと
いるの？」「うちも片親、私はお母さん子でね　お父さんはアメリカの将校だったみたいだけど、アメリカ帰っちゃったみたいね
お母さんがなんにも話してくれないんで、よくは分からないんだけど、むこうにも家族があったんじゃないのってのが、もっぱらの噂」
「ふーん、みんな複雑だね　ちゃらんぽらんな大人たちが勝手にコオマン決めまくってっから、複雑な家庭がバンバン増殖するってわけだよな」
「はっは　何、そのコオマンて？　あんただって、ライブハウスの個室のトイレに私をとじこめて、コオマン決めようとしたじゃない！」
「すまん、すまん　あん時はステージ後で興奮してたし、アルコールも入ってたしね　　テヘッ」　　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（34）

「ヤマトで絶頂の頃のＢ吉さんは、女とっかえひっかえだったんでしょ？」「バカいってんじゃねーよ、そりゃ色んな女が俺のアパート
勝手に訪ねてきては、女房気どりなことやっててくれたけどよ　一応俺にも選ぶ権利ってもんがあるからね　テヘッ」「じゃあ今は彼女
いないの？」「なんでお前にわざわざいわなきゃいけないの？　正直にいおうか？　います、同棲もしてます　結婚も誓い合ってる大切な
彼女です　これで、ご満足？」「ふーん、憎ったらしー　そこにアタシが入れる隙間は、まったくないわけ？」「な、何考えてんの、お前
まだ高校生だろうよ」「今おさな妻とかハヤッてんの、知らないの？」「奥サマは18才とかか？　おいおいカンベンしてくれよ　犯罪者には
なりたくねーよ」「ふん、何いってんの　私をトイレでこまそーとしたくせに　でもまあいいや　話題を変えましょう」「何よ、いきなり」
「Ｂ吉さんが子供だった頃、やっぱし誕生日なんか、おばあちゃんが祝っててくれたわけ？」「もちろんそうだよ」「おばあちゃんが特別な
料理とか作ってくれたの？」「特別つっても、俺とおばあちゃんの家は極貧だったからね　そうだな　誕生日なんかはさ、いつもの質素な
おかずとごはんに一品プラス、タラコかなんかつけてくれたっけ　そしておばあちゃんは、こういうんだよ　��なあＢ吉、これをただのタラコ
だと思って食べちゃダメだぞ　タラコってのはな、タラというお魚のタマゴが千個ぐらいびっしり固まっているんだからな　そのタラコ
ひときれパクリと食べてもだぞ　千匹の魚のタラを食べたと思うことにするんだ　千匹の大人の魚のタラだぞ　どうだＢ吉、お腹いっぱいに
なっただろー�≠ﾁてな　そこで子供の俺はいったもんだよ　おばあちゃん、魚のタラ、千匹も食べたらお腹こわしちゃうよってな　そしたら
おばあちゃんも納得してたな　��そりゃそーだ、Ｂ吉�≠ﾁてな　ワッハッハ」「面白いおばあちゃんね」「まあね、こんな俺を育ててくれて
感謝してもしきれないよ　いつかは孝行してやりたいけどね」「音楽で成功して？」「もちろんよ」　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（35）

「Ｂ吉さんて、作詞とか作曲も、する人だったっけ？」「作詞はあんまりしないっていうか、ほとんどしないけど、作曲のほうはもう
バリバリだよ　ヤマトの時代にデタラメ英語で歌ってた��おいタクシー�≠ﾆか��ルイジアナベイビー�≠ﾁて、あれ全部、俺がつくった
歌だもん」「へーっ、すっごーーい　ライブハウスでアタシの友だちが��ルイジアナベイビー�″ﾅ高！って、いってたよ　でも
そのあとでさ　これ、いったい誰の歌だったっけ？って、いってたわ」「俺のオリジナルだもん、分かるわけないじゃん　ハッハ」
「Ｂ吉さんて、カッコいいだけじゃなくって、歌もいけるし、才能もあるんだね！」「おいおい、チリ紙交換の運転手おだてても
なんにも、出ねーよ」「レコード会社に売り込みとか、いけばいいじゃん」「昔いったんだよ　上京したての頃ね　今はもう上京して
４年目だけどさ　まだ東京の右も左も分からなかった頃さ　自分の曲を吹きこんだ、大きなオープンリールのテープをこうかかえてね
東芝ってところと、ＣＢＳソニーってところを捜して、もってったんだよ　��あの、私、曲をつくってるものなんですけど、聴いて
いただけますでしょうか？�≠ﾄ、感じでね　東芝のほうはどうでもいいディレクターが出て来て、聴いてはくれたよ　そしてひとこと
��君まだ、もう一歩だね�≠ﾅ、はいサヨナラ　ソニーのほうは��テープは預かっておきましょう、後日連絡いたします�≠ﾄ感じで、
テープ渡して帰ってきたよ　そして送られてきたハガキが一枚��不採用�＝@ただそれだけだったね」「ふーん、現実ってきびしいんだね」
「バカヤロウ　現実がきびしーんじゃなくて、奴らがまったく分かってねーの　今に見てろよ　俺がジュリーとかショーケン、
こえてやっからよ　歌番組で俺の名前をトップに出させてやるからな　絶対その日が来るはずさ」「ふっ　勇ましいわね　
でも今はジュリーとかショーケンの時代じゃないよ　フォークとかいってさ　吉田拓郎とか井上陽水の時代じゃん　時代の波には
ついていけてんのかなーー?!」「バーカ　時代なんてカンケーねーんだよ　俺が時代をつくって、ひっぱっていくんだよ！」
「きゃー　カックイイーー！」　ハニービーこと、ミナコを助手席に乗せたＢ吉のチリ紙交換車は、ゆっくりと、ゆっくりと
走りつづけるのだった　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（36）

小悪魔ハニービーこと、ミナコを助手席に乗せたＢ吉のチリ紙交換車が、横浜市内の住宅街をトロトロと走っているその日、その時、
同時刻、ここ川崎総合病院４階407号室では、手首を切って自殺を図った小倉洋一、もとい、ジミー小倉が、そろそろその
強烈な鬱（うつ）状態から、脱しようとしているところだった　ジミー小倉は、病室の白いベッドに横になりながら考える
そもそも俺のこれまでの20年の人生は、いったい何だったのだろうか？と　ジミーも決して、普通の家庭環境で育ってきたわけではない
５才の時に父を失い、その後は家族を養うために、水商売で辣腕（らつわん）をふるうしかなかった、母一人に育てられたのだ
三人兄弟で、上は姉、下は妹、男はジミーひとりだった　比較的いいスポンサーもみつけて水商売で成功した母は、ジミーが
17才で高校を中退した時には、すでに自分でスナック��猫�≠�経営していた　女兄弟にはさまれて、男ひとりだったジミーは
この母に、溺愛されて育ったといってもいいだろう　しかし中学生の頃、映画館で見たビートルズの「ハード・ディズ・ナイト」が
その後のジミーの人生を激変させてしまった　もともと神経質で内向的、世間とうまく折り合いをつけることが苦手なジミーは、
その沈潜させていた激情のマグマを、すべてビートルズ、ビートルズ、ビートルズにぶつけはじめたのだ　起きても寝ても
ビートルズ！　ギターを弾きながら、ビートルズさえ歌えていれば幸せだった　やがて友人とコピーバンドを組みはじめ
中学後半から高校２年中退のその日まで、学業よりもコピーバンド優先の生活を送ることになる　先天的に音楽的才能のあった
ジミーは、やがて自然とピアノも弾けるようになった　母がスナック��猫�≠�開店させた時には、自分が弾くために、わざわざ
店の中にピアノを置かせたほどだ　しかし順調にいっていたバンド生活も、横浜市内ではけっこうぶいぶいいわせていたのだが、
いっつも、もう一歩のところで、おじゃんになってしまうのだ　「結局俺は、トラブルメーカーになる運命なのかな・・・」
ジミーは病室のベッドの上でそうつぶやくと、切なそうに溜息をついた　　　　　　（つづく）

矢沢Ｂ吉　物語（37）

川崎「フロリダ」、本牧「ゴールデンカップ」、元町「レッドシューズ」、横浜「グルッペ」、巣鴨の「ジャックス」、ジミーが
最後に在籍していたバンド��ジュリア�≠ﾍ、全盛期にはこれらの店をすべて超満にし、制覇していたのである　ヤマト時代のＢ吉が
ジミーの歌う「プリーズミスターポストマン」を聴いて惚れこんだのも、この時期の��ジュリア�≠ﾌ圧倒的なパワーによるものだろう
もう少しでプロデビューへの道が開かれる、そんな矢先に、ジュリアの左利きベーシストが宗教に走って、「神の声が降りた」といっては
突然バンドを脱退してしまった　あとはレットイットビー、あれよあれよ、なすがままにジュリアというバンドは、空中分解してしまった
のである　青春のすべてを捧げつくしたジュリアが消えてなくなった時、ジミーは、それまで解散間近のジョンレノンを真似てのばして
いた真ん中分けの長髪を、バッサリと切ってしまった　何もかもが終わって、自分の部屋にたどりついて横になった時、ジミーの手に
ふれたのが、ハンターディビス作1968年出版の、分厚いビートルズ自伝本『ザ・ビートルズ』だったのである　俺の19年の人生は、
すべてがビートルズがだったよなぁと、その本をパラパラとめくって見ているうちに、19才の時のジョンレノンは、いったいどんな生き方を
していたのだろうというクエッションマークが、ジミーの脳裏にひらめいた　ジョンレノンが19才のところの文章をむさぼり読み、
次に写真を目にする　19才のジョンレノンの髪型は、堂々たるリーゼントだ　オールバックで完璧にオデコを出しているのである
俺が真似てた長髪のジョンレノンは、確か29才頃のジョンレノンだったよな　俺は今19才じゃないか？　ならば19才のジョンレノンに
なりきってみよう！　思いつけば、すぐに行動だ　手近にあった大きなハサミを手にするや、ジミーは鏡に向かい、なんの未練もなく
バッサバッサと自分の長髪を切り落とした　そしてリーゼントに丁度いい髪の長さになったジミーは、近くの薬屋に直行して
��柳屋�≠ﾆいうメーカーのポマードを入手しては、ダッシュで帰宅し、鏡の前にもう一度、立ちつくしたのだ　　　　　（つづく）　　　　　　　　　　　　
　

★矢沢Ｂ吉　物語（38）

��柳屋�≠ﾆいうメーカーのポマードを手にして鏡の前に立ちつくしたジミー小倉は、はて、リーゼントとはただ単純に、このポマードを
両手の平にぬりまくり、それで髪の毛をなでこするようにして、盛り上げるだけでいいのか、一瞬悩んだ　これを売った薬屋の親父に
ポマードの使用方法を、くわしく聞いておけばよかったなと、後悔した　しかし、昔映画で見た、ジェームス・ディーンや
エルビス・プレスリーが、一本の縦長のクシで、両サイドの髪を、バックに流していたシーンがあったなということを思い出し、
そうだ、ああやればいいのだなと即座に納得、姉の部屋から無断で一本の縦長のクシを拝借してきた　そしてもう一度��柳屋�≠ﾌ
ポマードを手にとる　フタを開けてみようとする　よいしょっと！　開かない　むむむ、なぜに開かない、と思う
もう一度、右手に猛烈な圧力を加えて、フタをひねってみた　びくともしない　むむむのむ　フォークソングが全盛で
若者男性の長髪がブームのこの時代に、ポマードの売れ行きが好調とは思えないなと直感して、ジミーはそのポマードの使用期限を
見てみた　使用期限は今月末までだった　くそっ　相当古いものを売りつけられたんだな、あの薬屋のへんくつ親父め、ちっくしょう
フタが開かないのはそのせいだ、返品しにいって、新しいものと交換してもらおうか？　瞬時に色々と思いあぐねたが、
あきらめの早いジミーは、そうだ、こういう場合は濡れたタオルかなんかで、フタを押さえてひねれば、間違いなくフタは簡単に
開くはずだと決断し、台所から濡らしたタオルをきつくしぼって、もってきた　濡れタオルをフタの上にかまして、全力をこめて
フタをひねる　パッカーーーン！　いきおいずいて、フタ、ポマード本体、濡れタオル等が、タタミの上に散乱してしまった
はねたポマードのひとしずくが、鏡の鏡面に飛び散っていた　ドロッとしたポマードの一部がタタミの上を汚していた
なんてことだと、ジミーは思う　なんで俺はこう、いつも、うまくいかないのだと、「わーーーーーーーーーーーーっ!!」と
叫ぶや、猛烈ないきおいで、真下のタタミに、極真空手じこみの正拳突きを、ぶちこんだ　　　　　　（つづく）　　

★矢沢Ｂ吉　物語（39）

http://www.youtube.com/watch?v=7m-7hVPn5uo&feature=related
タタミに猛烈な正拳突きをくらわせたジミー小倉は、はて、俺は今なぜに極真空手じこみなどと、連想してしまったのかと、武者震いを
起こして考えこんでしまう　飛びちったフタ、ポマード本体、濡れタオルはそのままにだ　はたして俺は将来、本格的に極真空手を習う
立場になるとでもいうのであろうか？　人と争うことなど大嫌いで、繊細な神経をもつ詩人の魂の俺が、はたしてそんな戦闘的な人間に
変貌していくであろう原因の何かが、これからの俺の人生の行く末に、立ち現れるとでもいうのであろうか？　詩人の魂の俺？　なんなのだ
この連想は？　俺はまだ満足した一編たる詩をも、この地上に創造したことがないではないか？　なにゆえにそんな発想が、俺の脳裏に
飛翔しては、フラッシュバックするのか？　時空間をこえた恐ろしいデジャブと、シンクロニシティーが、俺のこのどうしようもない人生を
がっちりとつかみこんでは、翻弄（ほんろう）せしめようと、嘲笑地獄に落としめようと、しているのか？　ああ、ダンテの地獄！
エドガー・ア・ランポーの孤独！　また鬱（うつ）の発作が、やってきそうだよベイビー！　助けてくれ！ＨＥＬＰだよ、ジョンレノン！　
ポマード！飛び散ったそのゼリー状な固形物！濡れタオルが、俺の足にからみついては、離れない！　グ、グージュ、グーブ！　おえっ
部屋中に拡散した、古臭い、半分くさりかけたポマードの腐臭が、嘔吐をもよおさせた　いつか読んだ、サルトルの「嘔吐」！
そうだ、空手の正拳突きなどという発想が出てきたのは、母が経営するスナック��猫�≠ﾉ、最近香港を旅行してきたという中年の客が来て
香港では、ブルースリーという新人の空手俳優が登場してきて、今大ブームなんだよとか話していたのを、小耳にはさんだからだ
そうだ、そうにちがいない、きっとそうだ　俺が��猫�≠ﾌ店内で、ものうげにシャンソンのピアノをひいている時、その中年の客は、
しきりにブルースリー、ブルースリーと大声で叫んでは、あれは凄いよとか、いっていたっけ　ブルースリー？
俺はいつか、そいつとも、戦わなくてはならないのか？　なんて人生なんだ、くそったれ！　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（40）

「は、早く、リ、リーゼントに、しなければ・・・」ガクッ　そこでジミー小倉は、タタミの上にうつぶせの状態のまま、
気絶してしまった　部屋中に飛び散り、拡散した、ポマードの腐臭による、猛烈な嘔吐感が引き金となった、一種の
トランス状態におちいってしまったわけなのだが、そこでジミーは、あとから考えると、二度と体験することのない、
不可思議な経験をすることになる　まずジミー自身は、その部屋の天井あたりに浮かんでいた　そして、うつぶせに倒れている
我が肉体を、その位置から見降ろしているのだ　ああ、これが幽体離脱という状態なのか？と、浮かんでいるジミーの意識は
思う　では俺は、死んでしまったのか？　なんてことだ、もうすぐ20才になろうかというのに、死んじまうなんて・・・　
それも、人生初のリーゼントに、トライしようしていた、まさにその時に・・・　すると、ジミーを呼ぶ声が、どこかから聞こえてきた
「ジミーさん、ジミーさん、ジミー小倉さん」ジミーの意識が声のするそちらの方を向くと、目にもまばゆい金色に光る鳥が、
天井のもう一方の片隅に浮かんで、微笑んでいるではないか　ジミーはきく「キミはひょっとして、火の鳥なのか？」鳥は答える
「そう呼ばれることも、ありますね　さあ、私についてくるのです！　多重構造による、この宇宙空間のメビウスの輪をくぐりぬけて、
アナタの人生に起こりうる、これからの様々な場面を、ハイライトシーンで見せてあげますから！」すると、瞬時にジミー小倉の意識と
火の鳥は、真っ暗なコスモゾーンに移動していた　そしてジミーの意識の目には、様々な場面が見えてきたのだ　自分が在籍する有名な
４人ロックバンドの解散コンサートが、燃える炎によって終幕する場面！　白雪姫と呼ばれていた清純歌手、天地真理子と成人映画で共演して
濃厚なからみを演じきる自分！　時代の寵児ビートたけおと、坂本龍二とデビットボウイと俺が、ひとつの映画に出ている！　なんてことだ
ハワイのホテルの窓枠で、懸垂運動をしている自分が、スルスルスルッと落下していく！　そのまま地上に激突しちまった！　痛いっ！
銀河系の奥の奥を飛翔するジミーの意識と火の鳥は、そのまま宇宙空間をただよい、ぐんぐんと上昇していった　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（41）

星々が浮遊する永遠暗黒のコスモゾーンを飛翔しつづけながら、火の鳥がジミー小倉に話しかける　「ジミーさん、ジミーさん
さきほどあなたが買ってきたポマードのフタが、なぜあんなに開きにくかったのか、教えてあげましょうか？　たぶんあなたは
何も深く考えることもなく、ただ髪の形をリーゼントスタイルに，変えてみようと思ったことでしょう　しかしその行為がです
やがてあの小さな地球の、そのまた小さな島国である日本という国の、1970年代若者群像において、新たにヤンキー文化というものを
生み出す礎（いしずえ）となってしまうのです　あなたのその小さな行為がです、多重構造でパラレルワールドでもある、1970年代
若者文化のその一面に、甚大で多大なる影響をおよぼすことになるのです　いや、なってしまうのです」ジミーはきく「その、ヤンキー
文化って何？」「1970年代以前に、日本にはなかった文化です　それ以前にも50年代風ロカビリー調を好む若者たちが、マニアックに
こじんまりと、そのような格好をしたりはしていましたが、それは文化と呼べるほど、大げさなものではありませんでした　
しかし、あなたの今回のその行為こそが、日本における新たなヤンキー文化というものの、すべての始まりとなってしまうのですよ
それを阻止しようとする、目に見えない宇宙的パワーがどこかから働いて、あなたのポマードのフタを、開きにくくさせたのでしょう」
「じゃあ俺はその、ヤンキー文化というやつの、教祖様にでもなれるのかい？」「残念ですが、なれません　そのスタイルのすべての
始まりはあなたなのですが、1970年代の日本において、ヤンキー文化の教祖となりうる青年は、広島から単身上京してきた、
矢沢Ｂ吉という青年になることでしょう　そのＢ吉という青年ですら現時点では、よもや自分が新たなヤンキー文化というものの
教祖様になることなど、夢にも思っていないことでしょう　あなたたちはすでに一度出会っていますが、今度こそ本格的に
再会することになるのです！」「はじめにやった俺が教祖様になれなくて、Ｂ吉とかいうそいつが教祖になるの？　それは運命みたいな
ものなのかい？」「まさしく、そのとおりです」　ふたりが飛翔しつづける宇宙空間は、まさに永遠そのものだった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（42）

そこでジミー小倉は、ハッと目ざめた　ポマードくさいタタミの六畳間に、大の字となって、横たわっている自分がいる　頭に強烈な
鈍痛を感じたが、今、体験したことはすべて、夢か幻だったのだろうか？　天井に浮かんでいた自分、そこに現れた火の鳥、暗黒の
宇宙に輝いていた、銀河の数々ー　ふっ　ヤンキー文化の教祖様だって？　わけが分からない　第一、俺自身が教祖様なんて
器（うつわ）じゃないことは、俺自身がイチバン分かっていることだしな　教祖様なんて、なりたいやつにならさせとけば、いいだけだぜ！
俺は御免だね　さあ、今度こそ頭のリーゼントを、確実に決めてやろうかー　どっこいしょっと　ジミーは立ちあがるや、タタミの上に
ころがっていた��柳屋�≠ﾌポマードのビンを力強くつかみとり、鏡の前に立ち直した　右手の指三本を、ビンの中につっこむが早いか
ベットリとしたポマードをすくいとっては、自分の髪の毛にぬりまくる　えい、ままよ、どうにでもなりやがれ！　両手の平にビンの中の
ポマードを半分ほどすくい出すと、それで髪の毛をベトベトにしては、ニワトリのトサカのように、盛り上げた　ねっとりじっとりと
時間をかけては、盛り上がりを完成させる　ここに、1970年代の日本を震撼させた、あの暴走族を含む、ヤンキー文化の輝かしい
第一号リーゼントが、華々しくも誕生したというわけだ　時は1971年の８月、あとひと月でジミーが20才になろうとする頃である　
ジュリアを解散した、新しいリーゼント姿のジミーが、Ｂ吉のメンバー募集を見てじっさいに二人が会ったのは、1972年の５月のことだから
その間９ヶ月の空白があったことになる　その間リーゼント姿のジミーが何をしていたかというと、銀座のシャンソンクラブでなんと
ピアノの弾き語りをしていたのである　そもそも、暴力的で猥雑（わいざつ）な、ヤンキー文化の発端の元となった彼が、
まず人と争うことが大嫌いで、ガラスのような繊細な心をもった、ピアノも弾ける青年だったとは、なんとも皮肉な話である
ジミーのガラスのような心を映した繊細なピアノの音色は、その後サリーで世に出た、「涙のテディボーイ＆ガール」のイントロで
今でも聴くことができる　2009年の今でも聴くことが出来るのだから、我々はそれに感謝しよう　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（43）

川崎総合病院４階407号室のベッドの上でジミーは、これから俺の人生はどうなっちまうんだろうか？と、考えていた　今から
10ヶ月前、俺が初めてリーゼントにしたあの日、火の鳥が現れて、かいま見せてくれたあの未来予想図は、本当にすべて現実の
ものとなりうるのか？　幻や、夢であってほしいと思う　現実があの通りに進んでいくのだとしたら、どう考えても俺の一生なんて
アンハッピーな幕引きとなるしか、ないではないか？　そんな人生が本当に待っているのなら、いっそ自分のこの手で、
自分の人生にピリオドをうってしまおうと、日本の最北の果て、ノサップ岬の崖（がけ）の上から、飛び降り自殺してしまおうかと
旅にも出たが、結局は死にきれず、今回また、手首を切ったにもかかわらず、こうして死にきれない自分が存在しているなんて
やはり結局は、あの火の鳥が予言したとおりの人生を、俺はこれから先、生き続けていかねばならぬ、それは宿命なのだろうか？
ベッドの上で寝返りをうち、ジミーは溜息をつく　先月、シャンソンクラブのピアノの弾き語りにもそろそろ飽きてきて、
もう一度、ジュリアのようなロックンロールバンドをやりたいなと思って、楽器屋のメンバー募集告知板をのぞいたところ
そこに運命のような、元ヤマトの矢沢Ｂ吉の手によるメンバー募集が、貼り出されていたのだ　「ビートルズとロックンロール
好きな奴、求ム」とー　ローソクの火に吸いよせられる一匹のか弱い蛾のように、ジミーはその文章に引きよせられてしまった
電話番号をメモして、代理人に電話番号を伝えた　後日、相手方から電話が来て、はじめてその相手が、以前に一度
言葉もかわしたことのある、ヤマトのＢ吉という人物であることを知った　火の鳥が予告した、あのヤンキー文化というものの
いずれ教祖様になるという人物、矢沢Ｂ吉、その人ではないか！　電話の受話器を耳にしながら、ジミーは猛烈な目まいに
クラクラとしたが、次の土曜日、川崎駅前の喫茶店で、Ｂ吉と会う約束をしてしまう　自分が目に見えない何かに誘導されて、
恐ろしい運命のドアの向こうに、無理矢理背中を押されていかれてしまうような、そんな戦慄を味わった　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（44）

川崎総合病院４階407号室のベッドの上でジミーは思う　川崎駅前の喫茶店で、Ｂ吉と待ち会わせたあの日のことを　あの日俺は
リーゼントを決めたあと、はて、服は何を着ていこうかと、しばし悩んだもんだった　それが結局、上下白のスーツ姿になったわけ
だけど、いざそれを着てみて鏡を見ると、オールバックでリーゼントの白スーツ姿というのは、どこから見ても東映ヤクザ映画の
チンピラ役か、ゴロツキにしか見えなくて、自分でも笑ってしまったもんだった　白いスーツ姿というのは、ビートルズのＬＰ
��アビーロード�≠ﾌアルバムジャケットで、先頭を歩くジョンレノンが着ていたのを真似て、ジュリア時代に買って、ステージでよく
着用していたものだったが、その時は長髪で丸メガネをかけていたから、それは別に不自然なカッコウではなかったのだ
しかし、ポマードべとべとの頭に上下白のスーツ姿ー　まあいいや、今日会う矢沢Ｂ吉というロックンローラーに、なめられるのも
たまらないからな、ハッタリきかせてこのままいっちまえ！の精神で、ジミーは待ち会わせの喫茶店に向かったのだった
後年、パラレルワールドのもうひとつの世界で、大成功をおさめた矢沢Ｂ吉が、コンサートのアンコール時になるとよく、
白スーツ上下姿と、ポマードべとべとリーゼント姿で登場することが、ひとつの定番のようになっていったものだけど、Ｂ吉がはたして
初対面の時のジミーの上下白スーツ姿を、模倣していたのか、参考にしていたのかは、今や神のみぞ知るところなのである
ベッドの上でジミーは思った　そうだ、格好だと　俺は長髪を切ってリーゼントにきめた時、19才のジョンレノンの髪型だけを
気にしてて、格好までは気にしていなかったなと　以前妹に頼んで病室にもってきてもらってた、ハンターデイビス著
『ザ・ビートルズ』という本を手にとり、パラパラとめくってみる　そして19才のジョンレノン及びシルバービートルズの写真に
目が釘ずけになった　なっちまった　上下皮のジャンパーにパンツ、色は黒！黒！黒！　これだ、これだよ、最高に
イカしてる！　俺はもう上下白のスーツなんて、バカはやめよう！　この病院を退院したら、さっそく黒の皮ジャンパーと、
皮のパンツを買い求めよう！　そしてそれを、俺のユニフォームにしてみせるっ！と、固く決心するのだった　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（45）

Ｂ吉、内山、新垣、今泉の４人組サリーが、蒲田のキャバレー��モモタロウ�≠ﾉ出演しはじめて、すでに３週間の日々が過ぎていた
この３週間の間に４人のバンドアンサンブルも、それなりにパワフルなものへと、変貌しつつあったといってもいいだろう
４人はいつも午後７時20分に蒲田駅の改札前で待ち会わせ、７時40分には、��モモタロウ�≠ﾌ従業員用裏口から、控え室に入ることを
日課としていた　その日も４人は、それぞれギターケースを片手にさげては、色々と馬鹿話をしながら��モモタロウ�≠ﾌ裏口へと
さしかかった、その時だ　「おい兄さんたち、おたくらここのキャバレーのバンドマンかい？」　声のするほうを見ると
今でいうホームレス、当時のいいかたをすればルンペン、もしくは小汚い浮浪者が、空のビールビンをラッパ飲みしながら
こちらをにらみつけていた　小汚いレゲエヘアーに、のびっぱなしのぼさぼさのクチヒゲ、ボロキレのような着物を身にまとい、
全身の肌も顔もアカでまっ黒、地べたにペタリと尻をつけて、ビールビンから、わずかにしたたり落ちるビールのしずくを
片手の平に受けとめては、それをベロベロと真っ赤な舌でなめあげて、こちらをにらみつけていたのである
「きったねー　ジジイだな、なんか文句でもあんのかよ、このヤロー！　ああん？」　新垣がペッとつばをはいては、
叫んだ　このルンペンは、キャバレーの裏口につまれている空ビールビンのケースの中に残る、わずかなビール目当てに
いつもこの裏口付近に棲息していたのをよく見かけたものだが、話しかけてきたのは、今日がはじめてのことだ
ルンペンは新垣にいった　「ザコはひっこんでな　俺はこう見えてもな、昔は名の知れた占い師だったんだよ
俺が用があるのは、そこのイチバン背の高い兄さん、お前だ　こっちを見てみな」　なんのことよと、Ｂ吉はルンベンを
見ていった　「おっさん、なんか俺に用でもあるの？」　「いいツラがまえをしているな、兄さん　俺は毎晩このへんで
飲んだくれては兄さんを見かけていたけどよ、俺には見えてくるものがあってなぁ　ひとことだけいわせてくれ
兄さんはいつか教祖になるだろう　なんの教祖か俺には分からねぇ　しかし教祖になる！　それが俺には見えたんだ！
俺がいいたいのは、ただそれだけのことさ　ひっく」　　　　　　（つづく）

↑↑↑↑↑
ウザイんだよ、バカ。

★矢沢Ｂ吉　物語（46）

「セイヤー！ッシャー！」
気合い一番、俺は和博の肛門に強引に顔を埋めた。

…これだ！
この匂いだ。
この獣臭い人糞と汗と体臭とコーンが入り交じった独特の匂い。
顔面を圧迫してくる和博のむっちりとした弾力溢れる尻肉。
ウンカスのこびりついたケツ毛が口や鼻の穴をさわさわと刺激するこの感触。

間違いない。
俺は確信した。
これこそが俺の探し求めていた故郷、母なる大地鹿児島の匂いだ！
ちくしょう、涙がとまらねえ…

ていたらく歌手にはお似合いのスレだな
この程度のスレしか今後もたたんだろ
こんなマンネリ自慰歌手に東京ドームだのなんだの
大枚はたいて行く価値はもうねえだろ

と、貧乏人が語っておりますｗｗｗｗｗｗ




































ｗｗｗｗｗ

B吉、こっちにも書いてんのかよ。

【社会】 「私は日本人」「仕事見つからず…」 ハローワーク女性職員を火だるまにした中国人？樊玉萍容疑者、供述…千葉★２
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1247031407/

民主党1000万人移民受け入れ構想
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1162847187/
http://www.youtube.com/watch?v=DrYM5hUpWrk
http://www.youtube.com/watch?v=7nGJdY5MIwg
民主党議員が国籍法をゴリ押し
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/news/1228409732/
【社会】 "国籍法改正での懸念、現実に" 不正認知で子供に日本国籍取らせる、中国人逮捕…服役男性の名前悪用
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1234498856/

★矢沢Ｂ吉　物語（46）

「教祖？おっさん、オレ宗教なんか興味ないんだけどな」もうほっといていこうよという感じで、内山くんがＢ吉のそでを叩いた
元占い師だったというルンペン浮浪者はいう「ふっ　時代の寵児（ちょうじ）なんてものはよ、その渦に巻きこまれちまったら
本人も知らないあっという間に、かつぎあげられた御輿（みこし）の最頂点に祭りあげられちまうものなのよ　それをその当人が
望むにしろ、望まないにしろだ　兄さんも教祖に祭りあげられて一度は有頂天を味わうだろうが、兄さんの本当の苦しみはよ
教祖になったその時から始まるのさ　ははっ　長屋の孤独か、大邸宅の孤独か、今のこの俺さまのような、地獄の二丁目の
ホンモノのどん底の孤独にしろだな、大教祖様の孤独にくらべたら、みんなかすっぺみたいなものさ　おっといけねえ　今俺がいったのは
２種類見える兄さんの未来の、大成功しているほうのことだぜ　もうひとりの俺じゃねえ、もうひとりの兄さんのほうはよ
地味な人生を地味に暮らして、それなりに年をとっていってるのが見えるだけだ　いっひっひっひ」このおっさんは何がいいたいのだろう
かとＢ吉はいぶかしむが、無視してそこを立ち去れない何かがあった　「ひとりの俺が大成功するってんなら、そっちのほうの占いに
あやかってみたいもんだな　教祖かなんかシラねーけどよ、大成功したあとからの苦しみってもんなら、俺は大大大歓迎といきたいね
ところでおっさんはよ　名の知れた占い師だってんなら、今あるどん底の自分自身の未来は、なんで占えなかったんだ？」
「どん底にはどん底の愉楽（ゆらく）ってものがあることはよ、まだまだ若い兄さんたちには理解できないことだろう　ケッ　
俺は戦争にもいってきたんだぜ　南方の暑いところでな　仲間や友人が俺の周りでバタバタ死んでったもんだ　俺はその間を必死に
逃げて、逃げまわって生きのびてきたのよっ　すってんころりん、ここで今こうして残りもんのビールいただけるだけでも、
あの頃の日々にくらべたら、天国と地獄ってもんだ　あとな兄さん、大宇宙的な視野から見たら、成功も不成功も、そもそも
人間ひとりの一生なんてものはよ　みんな、あっという間のかげろうみたいなもんだってことだ！　わっはっは　」
ルンペン浮浪者はそういうと、気味悪くビールビンのクチをべろべろとなめあげながら、Ｂ吉をにらみつけた　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（47）

「Ｂ吉さん、もういこうぜ　こんな乞食、相手にしてても時間のムダだよ」　日頃は寡黙なドラムの今泉が、めずらしくＢ吉をうながした
ルンペン浮浪者は新たな空ビールビンをケースから取り出すと、その底にわずかに残るにごった液体を、いきおいよくラッパ飲みした
そして言う「バカヤロウ、俺は見たくもねえが、見えちまうんだから仕方がねえじゃねえか！それをやさしく教えてやってるっつーのによ
なんでありがたく俺の予言を受けとらねーんだ？　もうひとつ見えちまうから忠告しとこう！　そこのハンサムな兄さんっ」
そう言って占い浮浪者は、内山くんを指さした　内山くんは「えっ俺のこと？」という感じで、きょどる　「そう、兄さんのことだ
兄さんはこの教祖様のせいで、人生めちゃくちゃにされちまうかもな　2,3年はいい目を見てもだ　そのあと一生この教祖様が面倒見て
くれれば御の字だけど、この教祖様は兄さんを利用するだけ利用しつくすと、ポイと御用済みだ　その後の兄さんの人生ときたら
もう元には戻れない　兄さんの本意ではない人生が、その先ずっとどこまでも続いていくハメになるのさ　いいか、悪いことはいわねえ
もうひとつの兄さんの人生は、ちゃんと大学を卒業して、まっとうなサラリーマンになって、それ相応の幸せな家庭を築いて幸せに
なるって出てるけどな　兄さんにとっちゃこの背の高い未来の教祖様はよ、神でもあれば悪魔でもあるってことだな　けけけ　それとも
一生俺のことを面倒みてくれという確約書でも、今のうちにこの教祖さんから実印付きでもらっておくべきだと思うな　それだけの仕事を
兄さんはこの教祖さんのためにすると出てる　でも兄さんは、あんまり人が良すぎて欲もなさそうだから、本意でない人生をたんたんと
生きていくしかねえのかもな！　はっはっは」「何をこのジジイ、勝手なことほざいてんだ！ぶち殺すぞ！」　新垣がそう叫んで、一歩前に
出ようとするのを、Ｂ吉が止めた　「ばーか　イキがってるお前はもうすぐこのバンドをクビになるんだよ！次の演奏家が、もうすでに準備
されてるところまで俺には見えてんだよ！　その演奏家はよ、もうすぐ病院から退院して、真っ黒なカッコしてやって来るところまで、
俺には見えてるんだよ！　わっはっは！」　なんなんだこのジジイはと、Ｂ吉のほおに、めずらしく冷や汗が流れた　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（48）

「もうやっちゃいましょうよ、こんなクソジジイ」Ｂ吉に止められた新垣が、ぶるぶると震えてる　なんか当たりそうな未来を予言されて
しまった内山くんは、頭がボーッとしてきた　ドラムの今泉が退屈そうにスティックで自分のももを打つようなジェスチャーをすると、
言った　「３人のことを占ったんなら、ついでに俺のこともなんか見えるかよ、ジイさん？」浮浪者はニヤリと微笑むと、アカまみれの指を
アカまみれの鼻にもっていき、いきおいよく手鼻をかんだ　ピーーーーーーー!! 「太鼓たたきの兄さんか、太鼓たたきとラッパ吹きはよ
戦場でも後続部隊でよ　前線に出なくてもいい身分だったから、ずいぶんとうらやましかったもんだぜ　兄さんたちがやってるエレキとかゴーゴー
とかいう音楽はよ、世間じゃバイク乗りのあのカミナリ族と同様、うるせーだけの騒音公害ってあつかいされてっけどよ　俺様が兄さんたち
くらいの年のころはよ　南方の戦場で機銃掃射やマシンガン、手榴弾にライフル射撃、火炎砲に戦車爆撃と来たもんだっ　ええいっ
エレキやバイクなんてもんは、俺からしたら、ちゃちいオモチャみてーなもんなんだよっ！　ヘリコプターから連続射撃されてる中を
逃げまどってみなっ　ロックしてるとか、ロカビリーしてるとか、それどころの騒ぎじゃねーってことだ！　クソッタレメ！　なんで
国のために戦った俺の老後がよ　こんなところでこんな若僧にバカにされながら、残りもんのビールを飲むってことだけが楽しみの人生
なんだ？　ぐずっ　おいおいおい　おっといけねえ　太鼓たたきの兄さんの未来だったっけな　うーーん、見えるよ見える　兄さんは
なかなか賢いとみえるな　この教祖さんが成功しようとする前にちゃんと、たもとを分かつと出てる　おのれを知って、芸能界デビュー
の前に、たんと身を引くってことだ　おのれを知るってことは大事だよな、どうだい、図星だろ？　太鼓たたきの兄さんよ　けけけ」
もうすぐギターの新垣をクビにして、今病院に入院しているジミー小倉をその後釜に入れることまで、このジジイの占いは
ピタリと当てたってことはだ　俺はいずれ、やはり何かしらの教祖になるくらいの成功を、この手にするってことだよな
そう考えると、Ｂ吉は武者震いした　その時、キャバレー��モモタロウ�≠ﾌ従業員専用裏口から、関東今川組系笹川組若頭
近藤タケシが、のっそりと現れた　　　　　　（つづく）

★矢沢Ｂ吉　物語（49）

関東今川組系笹川組は、終戦後、第三国人が頭角を現して、好き放題に横浜横須賀方面を制圧したことに我慢できなくなった
当時の群小暴力団が、一致団結してその対抗勢力として組織化された、神奈川方面最大の武闘派暴力団であった
その若頭でまだ24才である近藤タケシは、蒲田方面歓楽街一帯のミカジメ料を、一任されている出世頭でもあった
身長も180センチ近くと高く、Ｂ吉と伍しても決してひけをとらない、ふれればバサリと切れそうなナイフのような風貌をもつ
怪しい男である　ちなみにミカジメ料とは、用心棒代ともショバ代ともいわれる、暴力団の重要資金源のひとつだ
��モモタロウ�≠ﾌ裏口から出てきた近藤タケシは、何やらもめているらしいバンドマン４人組と浮浪者の場面に遭遇して
歩を止めた　「おや、占いじいさんじゃねえか　いってえどうしたんだ？　あん？」　1972年の７月頭といえば
ヤクザ映画、スケバン映画が全盛時代の頃で、菅原文太や高倉健、藤純子や梶芽衣子が銀幕の最大スターとして
もてはやされていた時分である　そのスクリーンから、まんま飛び出して来たようなステゴロなタケシの登場に
Ｂ吉たち４人はひるんだ　「おいおい兄さんたち、バンドマンかなにか知らねーが、若いあんちゃんがよってたかって
こんなじいさんをイジメている図はよ、なんともいただけねーもんだよな　あん？」「い、いえいえ　ぼ、僕たちが
イジメてるんじゃなくて、勝手にこのじいさんの方が、イイガカリをつけてきたんですよ！」新垣が必死に抗弁する
基本的に無駄な争いを好まないＢ吉は、ふっくらとふくらんだマッシュールムヘアの頭を左右にふるや、やっかい
ごとに巻きこまれちまったなというように、溜息をついた　そのＢ吉の襟首をむんずとつかむや、ステゴロのタケシは
いった　「兄さんが、この４人組みの頭なのかい？」　どう答えていいか分からず、Ｂ吉はとじかけた目をあけて
これがホンモノのヤクザなのかという思いをこめて、タケシの顔を正面から見つめた　　　　　（つづく）

>>64
ずっと劣化歌手にお布施してろ

★矢沢Ｂ吉　物語（50）

笹川組のステゴロのタケシに、グイッと胸ぐらをつかまれたＢ吉は、これは一発くらうかなと、奥歯をきつく、かみしめた
相手はホンモノのヤクザである　下手な手出しは無用だ　ましてやこちらは��モモタロウ�≠ﾌバンドマンの身、先手必勝など
もっての他だ　「タケちゃん、あのなぁ　お手やわらかに頼むよ　そのあんちゃんは未来の教祖様だからな　俺たちとはこの先、
住む世界が、別格に変わっちまうんだよ　ガハハ」　占い浮浪者と極道のタケシは、ずいぶんな顔見知りだったのか、じいさんは
そんな軽口をたたいた　「へっ　おっさんの占いはなかなか当たるって評判だものなぁ　ということはだ、このあんちゃんは
将来芸能界で、うんと出世でもしてみせるってわけかい？」　そしてタケシは鋭い眼光で、Ｂ吉のまなざしをガン見した
「なるほどな、なかなかいい面構えをしているよ　ま、俺からしたらちょっと髪の量が多すぎるって気もするけどな　この
あんちゃんが菅原文太並みの角刈りか、オールバックにでもしてみせたら、かなりイケることは、間違いないな　へっへっへ　
ま、バンドマンにとっちゃよ　その長髪は女の命ってか？　ははは　それじゃまるで乙女心と一緒だわな　くく」　胸ぐらを
ゆすぶられながらも、Ｂ吉はつぶやいた　「あ、あの、いいですか　年寄りをバカにして悪かったのはボク達のほうですから
い、１発、２発目まではガマン、し、します　でも、さ、３発目になったら、ど、どうなるか、わ、分かりません！」
するとタケシは、つかんでいた胸ぐらの手を離すや、両手で拍手を打つような動作をし、「ワッハッハ　面白いことを
いうあんちゃんだな！　ほんものの極道相手に、よくぞそんなセリフがいえたもんだ！　気に入った！　あんちゃん、出身は
どこよ？」と、叫んだ　Ｂ吉は答える「ひ、広島です」　じいさんがつぶやいた　「ケッ　原爆かい」　　　（つづく）　

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http://gbat.exblog.jp/i10/

★矢沢Ｂ吉　物語（51）

占い浮浪者が「原爆か」とつぶやいた時、Ｂ吉の眉間がピクリと動いた　そう、あの原爆さえなかったら、戦前としては比較的
大きな自転車屋を経営していたという、Ｂ吉の父親のその店も存続していたはずだろう　そんな裕福な家庭にもし、自分が生まれて
いたならという思いが、おばあちゃんからその話を聞かされるたび、幼かったＢ吉の胸に去来したものだ　そして、その時々の
猛烈な現実的極貧を、おばあちゃんと二人だけの不条理生活を、俺はその常々、最大限に呪って来たんだよなという思いが、
唐突にこみあげて来た　そうだ、俺がやっばり大金持ちになるには、神が俺だけに与えてくれたこの作曲という能力を、
最長最大限に生かして、音楽の道で、ミュージシャンとして、大成功するしかないのだよなと、あらためて決意するＢ吉であった
極道のタケシがいう「広島かぁ　なんか最近やたらと関西方面の人間と縁があるんだよなぁ　関西ヤクザが戦争しかけてきてよ
こっちは大人しくこのへんのミカジメ料さえ頂戴してりゃあいいってもんなのに、そこまで奴らは、足つっこんで来ようと
してやがるんだからな　近いうち、このへんでもドンパチが起こるぜ　なあジイさん、その可能性を占ってみてくれよ」
「ヘッ　タケシの兄さんは矢が降ろうが鉄砲がふろうが、まず死にはせんよ　まあ関西ヤクザとのドンパチは避けられそうも
ないな　ひょっとしたらよ、この目の前のキャバレー��モモタロウ�≠ﾌ店内で、奴らはチャカでもぶっ放すかもしれねーな
そしたらこのバンドマンのあんちゃん達も巻きぞえをくっちまうってこともあるかもな！　ケケケケ、それが見えるぜ！」
そんなことにもしもなったらなと、新垣がヒビる　銃乱射の巻きぞえはゴメンだと、内山くんもイヤイヤをするように首を
横にふった　不穏な空気を払拭するために、Ｂ吉がいう　「占いのおじさん、すまなかったね　今後はボク達と仲良くやっていき
ましょう　差し入れなんかももってきますよ　そして、タケシさんですか　ボク達、純粋に音楽が好きなマジメなバンドマンで、
今練習かたがた、ここのキャバレーにハコバンで出させてもらってんです　そろそろ時間なので、よろしいでしょうか？」
「今日最後のステージは何時からだい？」「じ、十一時からです」「そうかい、未来の教祖様のステージってやつを、あとで
ゆっくり拝見させてもらうことにするか、まあ頑張ってくれ」「あ、ありがとうございます！」　　　　　（つづく）　

>>71
サンキューソーマッチロッケンローＷ-ｗ-ｗ

この猿おやじのCM、人形みたいでおもしろい！

吉本の漫才師かとおもったけど昔の大物歌手なんでしょ？

wwww!

タコみたいな変な顔なのに昔人気あったんだ。

テレビ売ってるタレントの
どこがアウトローなの？www!

馬鹿かよ〜

HK

ロックとかぜんぜん関係ないじゃん。。ww!

キャラだよね。キャラ

一十三十一と関係あんの？
なんなんだよ。この猿おやじ

「キャロル再結成が進んでたのにジョニー大倉失踪か!?」って
芸能ニュースでやってたけどホンマか?

連投ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

いまさらキャロルてｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

★矢沢Ｂ吉　物語（52）

ステゴロヤクザの近藤タケシと、謎の占い浮浪者から解放された４人は、やれやれという感じで、��モモタロウ�≠ﾌ控え室に落ち着いた
新垣が大きく伸びをしてつぶやく　「あ〜あ、疲れましたね！　あのジイさんの占いって、ホントに当たるんすかねぇ？　もうすぐ俺この
バンド、クビになるって、本当っすか？」　ううむとＢ吉は返答に窮する　内山くんがさっそく助け船を出した　「当たりっこないじゃん、
そんなに名のある占い師がさ、なんであんな乞食になるまで落ちぶれてんのよ」そりゃそうだなと、全員がうなずく　「でも、Ｂ吉さんがさ
なんかどこかの教祖様になれるくらい、芸能界で大成功するってのは、やけに信憑性がありそうだったよな　Ｂ吉さんについていけばよ、
俺たちもみんなこう、左ウチワってわけ？」　ワッハッハと全員で大爆笑　Ｂ吉もつぶやく　「そーなってみたいもんだよねホント、まあ
そうなりたくてオレ、広島から上京して来たんだからね！　なってみたいもんですよ、そのわけ分からん芸能界の教祖様ってやつにさ！」
「いやっ、Ｂ吉さんならなれる！とことん俺はついてきますよ、Ｂ吉さんにね！」　ドラムの今泉がクチをはさむ　「でもさぁ　その前に
関西のヤクザがこの店の店内で、チャカをぶっ放すとか占いで出てたじゃん？　そんなのに巻きこまれたら、芸能界で成功も何も、あった
もんじゃないよぉ〜　それだけはカンベンして、ちょんまげ〜」「でもさっきのヤー公、あとでステージ見にくるとか、いってましたよね？」
ふたたび新垣　Ｂ吉答える「うん、いってたね　まあひるまずに、いつものようにベストをつくしてのぞもうぜ！　別にオレたちは
ヤクザでもチンピラでもないんだからさ、ホント、ただのしがないバンドマンですよってことをさ　いいステージ見せて納得してもらうしか
ないよね　そこんとこ、よろしくって感じでさ　ホンマ　オレさっき疲れてぶっ倒れそうだったよ　本物のヤクザに胸ぐらつかまれて
ガンづけられたの、初めてだからね！　あっちっち！」　Ｂ吉あわてて、火のついているほうのタバコをくわえてしまった
それを見て、全員大爆笑　その時、黒服のひとりが来ていった　「サリーのみなさん、スタンバイお願いしまっす！」　　　　（つづく）

>>87

最高に面白い。

★矢沢Ｂ吉　物語（53）

北海道出身で今年25才になる美貌の野島弓子が、なぜ東京に上京してきて、1972年7月の現在、蒲田のキャバレー��モモタロウ�≠ﾅ
ホステスをしているのかの事情を記せば、それだけで一篇の長編小説が出来あがってしまうので、省略しよう　弓子はここ最近、
��モモタロウ�≠ﾉ出勤することを、ひそかな楽しみとしていた　その原因は、最近ハコバンとしてキャバレーに出演しはじめた
サリーというバンドの中の色白美形ギタリストが、北海道の中学校時代の初恋の人にそっくりだったからであって、もちろんそれは
内山くんのことである　ここ最近、常に売り上げ指名料、上位ベスト３ホステスに君臨しているほど、男心を手玉にとることには
手なれた弓子であっても、これとそれとは別な話である　ひと目、ギターを弾く内山くんを見たその時から、奥村チヨ風にいえば
恋の奴隷に落ちいってしまったのであった　黒服が近より、弓子にいう　「８番テーブル弓子さん、ご指名です、よろしくお願いします」
「あ、は、はい」　サリーが演奏中の弓子は、もう気もそぞろである　　内山くんがボーカルをとる曲「スージーＱ」や
「デイジーミスリージー」になると、腰がぬけたような状態になることも、まれではない　そんな時はつい、指名してくれたお客さんの
胸にもたれこんで「ああ、もう」などと、溜息ついてしまう弓子であった　指名した客のほうは、とうとうこの女、この俺様に気を
許すようになったのかと、スケベ心が全開になるほどだ　一瞬、気を失いかけた弓子は正気に戻ると、そんなスケベ心を最大マックス
状態にした指名客に、当時でいえば最高級のジョニ黒か、レミーマルタンをおねだりするのであった　「ねえ、ターさん　いいでしょ？」
そして「うふっ」などと指名客の耳たぶに、あやしい息などを吹きかける　そして見つめるのは、ステージ上で緊張しながらも
ギターを弾き、たまにはコーラスなどもつける、内山くんの挙手動作すべてであった　��ああ、いつかあの坊やを、食べてしまいたいわ��
そう決心するや、弓子は今夜も、指名客の手の平を、そっと握りしめるのであった　　　　　　　　　　　　（つづく）　　

TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願い致します。

詳しくはＨＰで。

>>89

面白い。内山の過去も知りたい。本当にブルーズのファンだったのか？

永ちゃん最高や　すっきや　

★矢沢Ｂ吉　物語（54）

極道の近藤タケシと謎の占い浮浪者の呪縛から、やっと脱け出せた４人は、その日一度目のステージに登場して、チューニングを
しはじめた　キーン、キーン、ギュイーン、ギュイーン、ドンドン！　バスッ、バスッ！　ステージから一番正面の席では、
その日の指名客の肩にもたれかかりながら、熱い視線で内山くんを見つめる、野島弓子の姿が見えた　おいおい、あの女、また
オマエのこと、じっと見つめてるぜという感じで、新垣が内山くんの肩をこずいてひやかした　チューニングを終えたＢ吉が
一歩前に出て、スタンドマイクに向かい声量をチェックしはじめる「えー、テスト、テスト、マイクチェック、マイクチェック！」
ひやかされた内山くんがチューニングを終えて、てれくさそうに客席に視線をあげてみると、そこに待ち受けていた燃えるような
弓子の視線とはち合わせをしてしまい、内山くんふたたび頬をそめて、うつむいてしまった　Ｂ吉がいう「えー、ボクたち
サリーというバンドです、お暑い中、本日もキャバレー��モモタロウ�≠ﾉご来店ありがとうございます　少しの間、ボクたちの
ロックンロールを楽しんでください、オーケー　レッツゴー！」　ドラムの今泉が、速攻で��ゲットバック�≠ﾌイントロの
変拍子ドラムを叩き始めた　Ｂ吉のＡ音ベースがそれに乗る　内山くんがサイドギターをザックザックと、きざみはじめる
そして内山くんは、思い出していた　先日のことだ　バンドが休憩時間中に、内山くんがトイレに向かおうと、せまい
キャバレー従業員通路を、歩いていた時のこと、前のほうから美貌のホステス、野島弓子が歩いてきたのだ　内山くん、
せまい通路なので、人がすれちがう時には、どちらかが背中を向けて立ち止まらなければと思い、背中を向けて立ち止まる
すると、その内山くんの背中に、弓子は豊満でやわらかいその乳房をグリグリと、押しつけてきたのだ　何が自分の背中に当たって
いるのか、内山くんにも分かる　それが故意な動作であることも　ふたりだけをいいことに、弓子はその行為を楽しみながら
いった　「ねえお兄さん、わたし、お兄さんの大ファンなのよ　今度、デイトしてくださらない？　本気よ、私」　そして下半身も
内山くんのお尻に、グリグリと押しつけてきた　内山くん、答える　「わ、分かりました　はあはあ」　　　　　（つづく）
　　

本スレ

【九州席捲】矢沢永吉Part92【矢沢旋風】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1247748985/l50

工エｴェｪ(´д`)ｪェｴエ工


矢沢、地底っていうと思い出があるのね。
岐阜にツアーで回ってたときかな、山があってさ、その横をバスで通ったわけ。
そしたら防空壕みたいなのがあってさ、「あー戦争中はみんなここに隠れてたのかー」ってボーッと見てたのよ。
そしたら何か動いてるわけ。穴掘って地面からなんか出てくるんだ。
「おい、木原、あれなんだろうな？」って二人で見てたら、なんていうのかな、こう、焦げ茶色のミイラみたいなのが出てくるんだよ。
「ヤバイよ、矢沢、あれ、地底人だよ！」って木原が言うわけ。
オレ、マジでびびっちゃって。だってさ、地底人よ？　モノホンじゃない？
　やっぱ違うわとか思って、オレ、ポカーンとしてたのよ。
もう、バス中みんなパニくっちゃって。
「ヤバイよ、地底人だよ！」ってさあ、バス迂回させて逃げたんだ。
最後、後ろみたら地底人が追っかけて来ててさ、追いつかれたらマズイから、オレ、「とにかく100キロでもなんでもイイから猛スピードな！」つって巻いたのよ。
アレ、未だに謎だわ。
後から考えたら、あれ、ゾンビかもわかんないし、何かオレらの知らない未知の動物かもわかんない、北京原人みたいなのかもわかんない。
でもさ、なぜかあのときは「地底人だ！」ってピーンっと来たのよ。
わかる？　この感覚。エニウエイ、ロッカーの勘って言うヤツだね。
不思議なのはあれからだよ、矢沢がスプーン曲げたり、宇宙存在と交信できるようになったのは。
バシャールなんかからもバシバシ電波入るようになったしね。
ま、ここいら辺はまた長くなるから週末にでも。

ニューアルバム一番特典付くのどこだっけ？

TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願い致します。

詳しくはＨＰでどうぞ。

エーちゃんの声がさ、ハナ声がかった、甘い声に変わってったのは、いつ頃からなのか、研究した人は、いませんかね？
初期キャロル時代から、SONY全時代含めて、その、ふれれば切れるような、圧倒的ロックンロールボイスがさ
いつの頃からか、ハナ声チックな、丸味をおびたものに、なってましたよね
それはたぶん、タバコをやめた時期と、かぶるのかしらね？
今10年ぶりにキャロルの曲をやった「テンイヤーズアゴー」を聴くと、すでにハナ声で丸味をおびた声でした
「PM9」から「Ｅ‘」ぐらいの間に、タバコをやめて、声が丸くなってしまったのかしら？
初期の武道館ライブや、後楽園ライブが必殺なのは、あのカミソリボイスのせいだと思うのは
万人一致の感想なのでしょうね

タバコをやめてなければ、こんなに声が丸くならずにすんだのにと思うと、実に惜しい

http://www.youtube.com/watch?v=mKoZTQWI1qA&feature=related

100です。

皆様　TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願い致します。

詳しくはＨＰでどうぞ。

声の質はパワーの歌い方のグラハム・ボネットに似ているよ

似てないよ
ファンは世代的に被るかもしれないけどｗ

B吉まだかよ。

なんで、誰も指摘しないの？
今度のエーちゃんの『ＲＯＣＫＮＲＯＬＬ』のアルバムジャケット
横ずわりして、片ひざ立てて、ちょっとこっち向いて、微笑んでるポーズ
マイケルジャクソンの『スリラー』のジャケットと、まんま、同じじゃん！

エーちゃんが、ジャケット真似したとたん、マイケル死んじゃって
エーちゃん、ちょっと、ショックだったろーな
ちなみにマイケルの立ててる片ひざは、裏ジャケットにつながってるのね
横ずわりの、向きも、逆だけどねｗ

うるせーよ。

老害

★矢沢Ｂ吉　物語（55）

その頃、関東今川組系笹川組、蒲田支部事務所では、その日のミカジメ料の徴収を終えた近藤タケシこと、ステゴロのタケシが、
上着をぬいで事務所のイスに座りながら、若い衆に肩をもませていた　事務所内には、タケシより上の身分のヤクザは留守で、
電話番や使い走りの若い衆が、5,6人いるだけだった　タケシがタバコをくわえるや、チンピラ風の若い衆が、すかさずジッポーで
そのタバコに火をつけた　タケシが電話番の若い衆にいう　「おい、ＢＡＲ��ロダン�≠ﾌ明美に、事務所に来てくれって
電話入れてくれ　ちょっと将来有望らしい、アンちゃんが出るバンドの演奏を、見にいこうぜってのが用件だ」「わ、分かりました」
といって、すかさず電話番はダイヤルを回した　他の若い衆がいう　「へー、兄貴　音楽なんか、興味あるんすか？」
肩をもませながら、タケシが答える　「うん、まあな　よく当たる、乞食同然の占い師がいてよ　そのジイさんがいうには、将来有望って
バンドマンのアンちゃんとさっき、メンチ切り合ってな　なかなかそいつが、まぶい面構えしてたもんだから、気に入っちまってよ　
ほら、そいつ今、あの蒲田のキャバレー��モモタロウ�≠ﾌハコバンらしいんだ　一度その演奏と歌声とやらを、聴いてみたいと思ってね
まあ、たまにはスケと一緒に音楽鑑賞ってのも、いいんじゃねと思ってな　はっは」　肩をもんでる、若い衆がたずねた　「そのバンドって
どんな音楽やってんすかね？　やっぱしキャバレーだから、歌謡曲とか、演歌っすかね？」　タケシが答える　「うーん、見かけは
長髪だったから、ロックとか、そっち方面じゃないのかね？　ビートルズとかオールディーズとか、そっち方面かもな」「ロックンロール
だったら、イカしてますよね　俺もいきてーなー」　タケシの肩をもんでるのは、東京近辺のオートバイチームでリーダー格の、
藤ヒロシという、とっぽい青年だった　「兄貴、俺も連れてってくださいよ　なんかロックの生演奏って、一度聴いてみたかったもんで」
「ああ、いいよ　他に行きてえやつはいねぇか！　連れてってやるぜ！」　それが、将来俳優として成功する藤ヒロシとＢ吉との、
初対面になるということは、まだ神すらも予知しえぬことであった　　　　　　　　　　　　（つづく）

108 ：名無しさん＠恐縮です：2009/07/28(火) 23:20:47 ID:93cSyZwF0
永ちゃんがハマスタじゃ、
またバカファンオヤジが黙っちゃいない
いかない方が賢明
旧車会の集会みたくなるよ絶対

本日、ＮＨＫ２３：００は、見逃せないぞー!!

ビール買ってくるわ

今夜のＮＨＫは先日行われた
一般公募の方々とのトークライブも放送？
昔見た「YOU」みたいで楽しみなんだけど

Ｚｉｐに出ています！

３時〜三時半まで生出演

ｙ０U

懐かしいね

永ちゃん歌よりトークに轢かれるなぁ！！

ロック・イン・ジャパンに矢沢永吉の出演が緊急決定！
http://newsmedia.suppa.jp/entertainment/

Rock'n' Roll in Dome '09

1.奴はデビル
2.安物の時計
3.セクシーキャット
4.古いラブレター
MC 「矢沢、年金もらう年になりました〜っ！」
5.燃えるサンセット
6.苦い涙
7.バーボン人生
8.さめた肌
9.涙のテディボーイ
MC (ファミリーの話）
10.アイラブユーオーケー(弾き語り）
11.A DAY(弾き語り）
12.いちいち憎んで(弾き語り）
13.テレフォン
14.ROCK ME TONIGHT
ゲストでウッチャンとユー岡崎と登場
15.ホープ
（ゲスト退場）
16.LOVE THAT WAS LOST
17.棕櫚の影に
18.YOKOHAMA 二十才まえ
19.ゴールドラッシュ
AN
20.WILD HEART
21.トラベリンバス
22.ミスターギブソン
WAN
23.愛はナイフ
TAN
24.小悪魔ハニービー

氷室ファンですがＮＨＫ教育見てます。
矢沢さんカッコいいですね。
東京ドームにヒムロックがゲスト出演するそうで
永ちゃんファンみなさん、あたたかい眼で宜しくお願いします

お前ら、教育テレビ見ろよ。

>>118
ヒムロ出んの？
布袋は？

ソースは？

エーちゃんのライブ会場で、タオル買うときさ

バスタオルは、ふつう　五千円だよね？

フェイスタオルは、千円だったっけ？　千五百円だったっけ？

だとしたらさ　今回の初回盤のタオルを、買ったと思ったらさ

ＣＤは、二千円以下ってことで、お得だよね　＾＾ｖ

お前等…


よく聞いてくれ…


何故僕達は生まれてきたのか？
生きることに意味はあるのか？
このとをもっと真剣に考えてみないか？
大丈夫。
君達ならもう一度やり直せるはずだ。

在日朝鮮人が死んでも帰りたくない国　それが南朝鮮・北朝鮮

矢沢チョン吉もその一匹

と、朝鮮人が語っております

永ちゃんの20年位前の曲で歌詞に祭りって入ってる曲あります？

ライブ選曲がマンネリになっちまって早10年くらい？
最近は鳥肌もたたねえLIVEばかりで新曲も変なのばかり。
でも「YOU」の矢沢の神がかった言葉を久々見て踏みとどまってる

何故僕達は生まれてきたのか？
生きることに意味はあるのか？
このとをもっと真剣に考えてみないか？
大丈夫。
君達ならもう一度やり直せるはずだ。

永ちゃんはバラード一本でもやっていける
でもロックを貫く永ちゃんはかっこいい
極道ならぬロク道みたいに

1997年に TOKYO FM 出版が、地球音楽ライブラリーで出した「矢沢永吉・本」
キャロルからYESまでの、全アルバム解説した本
還暦記念に、増補改訂版　出せばいいのにね
ユーミン、中島みゆき、サザン、ビートルズは、増補改訂版出てるよね？
YESから、今回のROCKNROLLまでの全アルバム、全DVDを、補強してほしいよね

売れると思うけどなァ
TOKYO FM 出版の関係者　ここ見てたら、考えてね　（はあと）

そうだ！忘れてた｡
いいね｡出して欲しいね｡

TOKYO FM
ちゑ子とそこから派生した事態や連動した流れは
考えようね。
何故ならちゑ子は一般人。
作り手や演手は観客や一般人をモノにしか見れなくなってる。
賠償請求ちゑ子で問題ない。

B吉おせーよ。

本スレ

【メディア席捲】矢沢永吉Part93【矢沢新時代】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1249197567/l50

1997年に TOKYO FM 出版が、地球音楽ライブラリーで出した「矢沢永吉・本」
キャロルからYESまでの、全アルバム解説した本

この本の監修ってさ　 YAZAWA CLUB の木南 尚比古って人になってるけどさ

この人、まだYAZAWA CLUB に、いるのかな？

増補改訂版、還暦までのすべてを、よろしくお願いしますよ　　＾＾ｖ　

下品で野蛮なオツムの足りない全ての矢沢ファンに告ぐ！




何故僕達は生まれてきたのか？
生きることに意味はあるのか？
このとをもっと真剣に考えてみないか？
大丈夫。
君達ならもう一度やり直せるはずだ。

脳年齢14歳のまま成長がとまったまま死んだ尾崎
すべてを周りの・社会のせいにして、何も切り開かず大人になりきれず
おおきな中学生のまま死んだ尾崎
甘ったれてんじゃねーよ！
死んだのも自業自得。
アル中が死んだだけ。
負け犬。

おまいら、２ちゃんなんか見てないで、今すぐ本屋へダッシュしろや

目当ては、日本版 ROLLING STONE ９月号　矢沢永吉・特集号　880円だ

エーちゃんのバンダナ、ステッカー、バイオリンベース弾いてる、ポスター付きだぜ

モチロン　表紙もバリバリ60才ロツカーの、エーちゃんだぜ

インタビュー、カラー写真もスンバラしいぜ

急げ　おまいら　　　　そして、オレに感謝しな　　　売り切れる前に、急げよ　　　＾＾ｖ　　

http://www.rollingstonejapan.com/?p=3407

>>136

その通り。同志よ！

５万枚突破　２０万枚は固い

無理

いける

100パー無理

バンダナどんな感じかなあ

まだあったのかよ？
こんな馬鹿（コア大嫌いのIROCKゴキブリ）が立てたスレwww

ドームに氷室くるんだよな？

662 ：NO MUSIC NO NAME：2009/08/07(金) 01:52:24 ID:/GMYcRzL0

世界一ホムペ ここに永チャンの名前発見！さすがです！
のhttp://yamanekenichi.web.fc2.com/

矢沢永吉はテレビ出るなよ

↑岩城滉一がテレビで「テレビ出ないと昔あれだけ言ってたくせに・・・だったら出るなよ」て言ってたな

役者としてはぽっと出の素人レベルなのに、いきなりドラマの主役だからね
20年も前に役者に転向した方からすると堪らなかったんだよ

↑
岩城の役者デビューは30年以上前だよ。75年『爆発暴走族』で主役です

20年前ってのははありよさらばの頃を基準に書いてますがな

まあ、岩城とはクラスが違うわな

458 ：NO MUSIC NO NAME：2009/08/05(水) 23:04:38 ID:VQaKW8vo0
オイ、そこのFriend（ジョニー大倉に捧ぐ）
ひとりぼっちのハイウェイ（クールスに捧ぐ）

だろ？これ

以下のＤＶＤ４枚に、順位をつけたら、どーなるの？

クラシック・１　　　クラシック・２

ロックオペラ・１　　ロックオペラ・２

オススメは、どれかな？　　　　／(^o^)＼

オールナイトニッポン聞こうと思ったら終わってたｗｗｗｗ
1時からだと思ってたよｗｗｗｗｗ

前から思ってるんだけど、youtubeにキャロルの解散コンサートの
映像とか、他にも色々とUPされてるけど
何もアクション起こさないね。
ああいうのをこの人、凄く嫌うんじゃないの？

まあ、こちらはタダで観れるから有難いけどｗ

雑音を垂れ流す、頭のおかしいおっさんｗ


そして、その雑音を聞いて喜ぶアホどもｗｗ

矢沢って田舎者の低脳オヤジのファンが多いだろ。
漏れみたいな若者には理解できないなぁ。

あの鼻おっぴろげて唾飛ばしながら歌う映像を見ると食欲がなくなる。
メチャかっこ悪いｗｗｗｗ

歌も下手な演歌調だし聞いてられないよぉおお。

アルバム５枚でいいなら　　俺が今でも愛聴してるもの

�@KISS ME PLEASE 1979年　（できれば１曲目は飛ばして、２曲目から大ボリュームで聴いてみてくれ　矢沢の天才と孤高が実感できる、唯一のアルバム）

�AI LOVE YOU OK 1975年　（ソロデビューアルバムで、永遠の記念碑　この巻き舌チックで、艶っぽい、昭和の男の色気が分からなければ、
　　　　　　　　　　　　　　あなたにとって矢沢は、永遠に縁がないと思って、間違いない）

�BMARIA 1996年　（全曲、公開ライブレコーディングで録音された、画期的なアルバム　前作までのアダルトでバブリーゴージャスな
　　　　　　　　　　　　　　アダルト歌謡路線を一蹴した、新たな詞世界とグッドなメロディーが、たっぷりつまってる　できれば現夫人の
　　　　　　　　　　　　　　名前のタイトル曲は、飛ばして結構　その他は全曲粒ぞろい　大人のアルバムだから、元ヤンキーには不評をかってる）

�CI AM A MODEL 1983年　　（もちろん��ドアを開けろ1977年�≠竍�ゴールドラッシュ1978年�≠竍�PM９1982年�≠ﾈんかも、傑作中の大傑作だが、
　　　　　　　　　　　　　　　濃すぎて、聴いてると疲れる面もあるんだよね　このアルバムのように、軽く聴き流せて心地良いって感じは
　　　　　　　　　　　　　　　矢沢のアルバムの中では、ある種貴重だと思う　何回もリピートできるもの　��E`1984年�≠燉ﾇいが、
　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと2,3曲、濃い曲が入ってるねということで、このアルバム）

�DROCK`NROLL 2009年　　（よわい、60才に手がとどくという時点で矢沢が出して来た、４年ぶりのオリジナルアルバム　
　　　　　　　　　　　　　　　��小悪魔ハニービー�≠ﾆいう笑えるタイトルのエンディングの矢沢のシャウトを、聴いてみてくれ
　　　　　　　　　　　　　　　ジョンレノンのSLOW DOWN やBAD BOYの、間奏に入る前の��Ａｈー!!!!�≠ﾆいう叫び声を
　　　　　　　　　　　　　　　60才になっても唯一継承しているのが、この人だ　全曲デモテープのようなラフな感じも
　　　　　　　　　　　　　　　くり返し聴いてるうちに、心地よくなってくる　60才にして、新たな地平を切り拓いた名盤也）　

矢沢が歌った、濃厚なアダルト歌謡 　大人の不倫と別れの　ベストソング・５

�@SOMEBODY`S NIGHT （1989年アルバム��情事�≠謔閨j

�A愛はナイフ　　　　　　 （1996年アルバム��MARIA�≠謔閨j

�Bニューグランドホテル （1988年アルバム��共犯者�≠謔閨j

�CKISS YOU （1995年アルバム��この夜のどこかで�≠謔閨j

�D共犯者　　　　　　　　 （1988年アルバム��共犯者�≠謔閨j

80年代後半から、90年代中頃まで、矢沢が意欲的に挑んだ、アダルト濃厚ラブソング
以上の５曲は、必聴もの　　
大人の恋愛したことある人なら、泣けます

矢沢が歌った、濃厚なアダルト歌謡 　バブリーな大人の恋愛の、喜びを歌った　ベストソング・５

�@ホテル・マムーニア　　　　　 （1992年アルバム��ANYTIME WOMAN�℃�録だが、2007年の��YOUR SONGS・6�≠ﾌほうが、おすすめ）

�A心花（ときめき）よ　　　　　 （1993年アルバム��HEART�≠謔閨j

�Bくちづけが止まらない　　　　 （1988年アルバム��共犯者�≠謔閨j

�C紅い爪　　　　　　　　　　　 （1994年アルバム��the NAME is�≠謔閨j

�Dこんなにも　　　　　　　　　 （1997年アルバム��YES�≠謔閨j

80年代後半から、90年代中頃まで、矢沢が意欲的に挑んだ、アダルト濃厚ラブソング
以上の５曲は、必聴もの　　
大人の恋愛したことある人なら、しとどに濡れます

演歌といえばよい

スレタイ良いねｗ

雑音を垂れ流す、頭のおかしいおっさんｗ



そして、その雑音を聞いて喜ぶアホどもｗｗ

雑音を垂れ流す、頭のおかしいおっさんｗ



そして、その雑音を聞いて喜ぶアホどもｗｗ

本スレ

【夏の夜は】矢沢永吉Part95【ロックで終わろう】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1250864046/l50

ついにエーちゃん、サントリーモルツのＣＭで、娘と共演かい　昨夜俺は近くのスーパーへいき、ピール売り場でエーちゃんと娘の
ツーショットのポスターを目にして、一瞬ひるんだね　なっなっなんなのだ、これは、とね　側にあった液晶モニターでは延々と、
無限輪廻のごとく、親娘共演テレビＣＭのメイキングシーンが、たれ流しされていましたよ　いやホント　まいった　まいりました　
それを見て俺は考えた　これはある種の人々にとっては、高倉健や菅原文太が、自分の娘と共演したくらいのインパクトを与えるに
ちがいないとね　同時に、この親娘ＣＭがシリーズ化でもされて、何パターンも製作されたりしたら、エーちゃんのパブリックイメージも
かなりやわらなかものになって、世間に浸透するんじゃないかとね　そして確信した　この親娘は、５年以内に絶対、親娘デュエット
ソングを発表するに、間違いないとね　　　エーちゃん65才、娘20代後半くらいが、その狙い目、ポイントか
世界的に有名なシンガーで親娘デュエットといえば、まっさきに浮かぶのが、正統派のフランク・シナトラ親娘だ　　次に浮かぶのが
フランスのセルジュ・ゲーンズブルグ親娘の、エロい親娘デュエットだ　　刺激的な親娘だ　　　　日本では誰かいたか？
さすがエーちゃん、これからますます前人未踏の領域に、踏みこもうとしているよーだな　俺はジョッキグラスおまけ付き（今だけね）
サントリーモルツ500ML３本セットを購入して、家路につきましたよ　ノータイで目をつぶりながら、うまそうにビアジョッキを
飲みほしているエーちゃんの写真が、正方形ケースの３面に、しっかりと印刷されてる奴さ　　これはもう、グッズだねｗ
グイッと、いこうぜ

>>168
うんっ、わかった。グイッといくことにする

http://www.youtube.com/watch?v=8rtbVQMq7gk&feature=related

ドームオープニング曲はなんだぁ〜？あれだろあれ！ルイジアンナ

狂った一日

エーちゃんの無名時代の��謎�≠ﾌ部分について、もう少し書いてみたい
激白集��成りあがり�≠ﾌ中に、とうとつに出てくるのだが、「オレ、高校時代にドラムセットもってたんだ　おばあちゃんが
貧乏しながらも、買ってくれたやつ　当時で５万円ぐらいしたのかな」　1967年当時の５万円といったら、そうとうな値段である
高校三年とのべているから、1967年に間違いないはずだ　今、当時の日本の物価をググッてみたが、喫茶店でコーヒーが一杯80円、
中華料理屋でチャーハンが100円、お蕎麦屋のうどんが一杯50円、銭湯が大人ひとり28円、タクシー初乗りが80円、ロードショー
映画大人ひとりの入場料が350円の時代の、５万円である　今の価格にしたら、30〜40万円ぐらいか？　黒いドラムセットだったという　
エーちゃん自身も、一部お金を出したとのべている　はたして広島で、高校時代のエーちゃんは、このドラムセットを利用したことが、
あったのだろうか？　自分がドラマーになって、叩いたのか？　それとも誰かに叩かせて、アマチュアバンドもどきの遊びでも、
していたのか？　しかしその時代の日本で、思いきりドラムが叩ける場所などは、そうそうにあるもんではない　しろうとが
利用できる貸しスタジオなどは、東京にすら、皆無に近かったろう　作曲家をめざしていたエーちゃんが、なぜにドラムなのか？
色々なインタビューを読むと、エーちゃんは中学生時代から、すでにギターが弾けたようだ　中学３年の時に、耳コピの自己流で
ビートルズの「シーラブズユー」のコードを解折し、そのコード進行の斬新さに、感動したとのべている　しかしこの時代、
エーちゃんが中学３年といったら1964年か、まだ日本の楽器屋とかレコード屋とかその他本屋に、��ギターのコードブック��
なんてのは、存在すらしていなかったと思う　ギターといえば世間は、クラシック的奏法もしくは演歌、ハワイアン的な旋律
奏法、又やアルペジオ（��禁じられた遊び�≠ﾌような）奏法が主流又は常識であって、コードのバッキング奏法などは、
一般人には、ほとんど無理解の世界に、近かったはずなのである　　

矢沢永吉 　　　朝鮮名 趙永吉　　　　　日本名 巴山永吉

矢沢はやはりチョンだった！

↑ソース提出を宜しく。

沖縄のオメコと申します。
ホモ系ＨＰでは「星野仙ズリ」という名前でいろいろセンズリさせていただいております。
クリトリスが好きな皆さんといろいろオナニーし合ったりしてアホになりたいと思います。
皆さんのクリちゃんへの想い入れ０７２１％等をガンガンセンズリかいて聞かせて下さい！！
チンボの毛に長い短いは関係ないと思っています。新しいオメコの方も、昔から殺人者の方もいろいろオナニーしながら語り合えると楽しいですよね？
時には屁をこくこともあるとは思いますが、いろいろセンズリさせていただける場、チンボの毛を収集できる場、チンボビンビンになればと思っています。
ヨロピクお願いします！！

↑なる程な！ハッテン場の方に行ってくれｗｗｗ

Q　なぜ在日朝鮮人は嫌われるの？


A　まず初めに、在日は「併合時に日本により、強制連行されて来た」と嘘をつき続けています。

　　実態は戦前の出稼ぎと、戦後朝鮮戦争を避けて来た人々です。

　　次に、戦後在日は、「戦勝国民」を自称し、日本各地で暴れまわりました。

　　そして現在。いわゆる「在日特権」と呼ばれる物が存在します。

　　例・・・拉致関与疑惑の朝鮮総連は免税されています（最近は免税廃止を行う自治体が増えつつある）

　　反日教育を行う朝鮮学校生徒宅へ補助金が出ている

　　犯罪を犯しても、一部報道機関（朝○新聞等）では、本名でなく通名での報道

　　在日系金融機関へ、通名で口座を開設でき、脱税も可能 等です。

　　そして、「在日の為、年金が需給できないのは、差別だ」と訴訟を起こしている人も存在しますが、国籍条項は撤廃されていますし、カラ制度も存在し、加入は可能でした。

　　なのに加入せず、掛け金も支払わず、年金だけ受給しようとするというのは、図々しいにも程があります。

　　この様に、在日は、日本及び日本人に多大な罪を犯してきました。これらは、報道機関等では、何故か報道されませんでしたが、

　　インターネットや本等で、知られる様になってきました。

　　その反動で、在日が嫌われるようになったのでしょう。人間の感情として仕方が無い事だと思います。

皆様TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願い致します。
詳しくはHPをどうぞ！

↑しつこいな…ｗ

本人達か?

突然だが、「70年ベストCD」「80年ベストCD」「90年ベストCD」のあるエーちゃんの、「00年ベストCD」を、私が選曲して、発売したとする
ルールは、1997年のアルバム「YES」から、2009年のアルバム「ROCKN ROLL」まで、15曲の選曲とする
なぜなら、「90年ベストCD」に、1988年のアルバム「共犯者」からの��ニューグランドホテル�≠ｪ、入ってたからね

1.　Be somebody
2.　Loser
3. しなやかな獣たち
4.　Oh! ラヴシック
5.　THE TRUTH
6.　未来をかさねて
7.　フォーチュン・テイラー
8.　ONLY ONE
9. #9 おまえに
10. Still
11. New Century Boy
12. Oh Yeah
13. Little darling
14. Monkey Game
15. 砂に消えた涙（CLASSIC LIVE より）

以上のように、CDRに焼いて、何回も聴いてみよう　最高なはずだ　エーちゃんの夢だった��歌手�≠ﾆしての
成熟したエーちゃんが、ここにいる　　2000年代マイベスト　宝物だ　　
ガルルレコードよ、紙ジャケで発売してくれ 　　　　　(^ω^)

ベターな曲も満足にない現状でベストもなにもあったもんじゃないだろ

エーちやん60才の、東京ドームを見てきた　リアルタイムレポートといってみよう　開演前10分間のBGMの中で、ローリングストーンズの
「シャッタード」と、スージークワトロの「キャンザキャン」が印象的だった　ショー全体は長めのメドレー5曲を5曲と計算すれば
「ワンナイトショー」から「長い旅」までの全30曲ー　1曲目、ステージ中央飛び出し最先端にて、エーちゃん、ギタリスト、ベーシスト、
三者が、三位一体ほぼ団子状態の意表をつく立ち位置でのスタート　それが「ワンナイトショー」！　私はここで涙腺がウルウルして
しまいました　やっばし、自分が10代の頃にリアルタイムで聴いたものってのは、来るね　来ました　30年前の自分のこととか、色々な
ことが、こうワッといっぺんに来てね　いつかマッカートニーの「ハローグッドバイ」のオープニングの時もウルウル来たもんだが、
その時と同じだったな　60才のエーちゃんの声は最高状態、2時間半シャウトしっぱなし状態で、全然おとろえることはなかった
2曲目の「Brother!（兄弟）」というタイトルの歌の中に��嘘つきジョニー！ペテン師ジャック�≠ﾆいう歌詞があったのだが、
わざわざ��嘘つきジョニー！�≠�2曲目にもってこなくてもいいのにと、私は思いました　エーちゃん、狙ってたのか？
エーちゃんのイヤホンモニターの電波状況が数度トラブって、「YES MY LOVE 」の出だしが幽体離脱インスト状態でやり直し、
「BALL AND CHAIN 」の中盤でもまた幽体離脱、「涙が…涙が」の出だしの一説も幽体離脱、「Loser」の真ん中では、
純粋に一説、歌詞を忘れたと思う　これは残念　私「Loser」とても好きなのに　DVD化した時がね　武道館バージョンを期待
しますか　あとやっぱし「通りすがりの恋 」とか「天使たちの場所」、「長い旅」なんて、絶品だったね　最高の声だった
まあ私の本音としては、60才のエーちゃんの「ルイジアンナ」を生で、最高のシャウトで聴けただけでも、一生モノでしたよ
私の心のスクリーンに、ずっと焼きついてる　アンコール前本編ラストの「黒くぬりつぶせ」が始まったときは狂喜したが、
ヒムロ、コウモト、マーシーの3ゲストが出て来てからは、さめました　ハイ　エーちゃん一人完結の「黒くぬりつぶせ」が
聴きたかったな　そのあと娘さんも登場して、英語歌詞の歌をデュエットしたが、ある意味２度と見れないであろう、ドームでの
父娘共演を、目撃できた事実に、価値があったかなとも思う　エーちゃんも、人の親なのだ　最高のライブだったと断言する　

YAZAWAコケました…

矢沢終った。

まず、記者会見して誤れ。

耳聞こえてないだろ

昨夜の東京ドームの余韻があせないうちに、いくつか、思いついたことを記しておこう
不思議だったのは、昨日、グッズ売り場のどこにも、CD＆DVDは、販売されていなかったこと　紙ジャケシリーズ24枚新発売したやつ
あったら、１枚ぐらい記念に買っておこうと思ったのに、これはなぜだったのか？　Ｔシャツ関係は、全種類夕方５時ぐらいには
ソールドアウトだったこと　もっと準備しておけよ！と、誰もが思ったことでしょう　タオル投げの定番ソング「止まらないHa〜Ha」
の最中、赤と白、２機の��エーちゃん飛行船�≠ｪドーム内を旋廻していて、可愛いかったこと　娘と共演した英語詞の「Sugar Daddy」
歌の途中に突然娘が現れて、デュエット開始となったわけだが、歌が終わると、さっさとノーコメントで立ち去った娘　そのうしろ姿
見送りながら、確かにエーちゃん、何かひとこと言いそうになったこと、本当なら「娘のヨーコです、よろしく！」のひとことでも
言いたかったとこでしょう　その言葉をかみしめて、去る娘の背中を無音で見送るエーちゃんの立ち姿に、なんか、こう一瞬、さみしい
父親の素顔がうかがえたのは、私だけではないはずです　娘が去りかけた一瞬、確かにエーちゃん、何か言いたそうになったのです
その表情は、見逃せませんでしたね　いつかは結婚という形で、自分の元を去る娘　それを見送るさみしい父親の図、そんな展開が
チラリと東京ドームのステージ上で、見れたのでした　あとね　たっくさん、たっくさんの、日本全国のエーちゃんが集結してて、
それらの人をながめているだけで、楽しかったです　私はそんなたくさんの人たちを、(^ω^) こんな顔をして、見送っていました
上はエーちゃんとタメぐらいの年配の人から、下は十代の若者まで、皆さん、上下白のスーツが基本なんですね　それに白の
デッキシューズっていうんですか　肩にはタオル！　基本ですね　このスタイルで昨夜のドームに参加された方々すべてに、
私はこの笑顔で、(^ω^) 　サンキューといいたい心で、いっぱいです　２度とない、60才記念の東京ドームでしたからね　(^ω^) 　 　　 　　

今回はサンキューとはとても言えませんね
どちらかと言えば 金返せ！ の方が近いイメージでした

皆様TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願いいたします。

詳しくはHPをどうぞ。

昨日は歴史に残る伝説のライブだったんだな、行かなくて後悔してるよ(T_T)

横スタ26日は行くんで楽しんでくるよ(^O^)／

えー皆様TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願いいたします。

詳しくはHPをどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=oAGo07v1MR4

>>192
矢沢永吉と娘のデュエット、シュガーダディ、待ってたんや、この動画。アホかっ！

汗を流すなよ２ちゃんねらー

ぼぼ

test

9月19日東京ドームセットリスト
1、ワンナイト・ショー
2、Brother!
3、SEPTEMBER MOON
4、Take It Time
5、通りすがりの恋
6、傘
7、天使たちの場所
8、SOMEBODY'S NIGHT
9、MARIA
10、FLESH AND BLOOD
11、安物の時計
12、YES MY LOVE
13、ディスコティック
14、BALL AND CHAIN
15、涙が…涙が
16、コバルトの空
17、Sweet Rock'n'Roll
18、Loser
19、メドレー
　　　ラストシーン
　　　チャイナタウン　
　　　キャロル　
　　　ウィスキーコーク
　　　雨のハイウェイ
20、逃亡者
21、PURE GOLD
22、黒く塗りつぶせ(氷室京介 甲本ヒロト 真島共演)

アンコール
23、ルイジアンナ
24、Sugar Daddy(娘乱入)
25、止まらないHa〜Ha
26、長い旅

皆様TOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願いいたします。

詳しくはHPをどうぞ。

東京国際映画祭2009
六本木でのプレミア上映にほぼ登場

http://www.crossfm.co.jp/contpgms/imgsrc/w_content_1_20090907162438.jpg

現在のベンジー

本スレ

【黒く】矢沢永吉Part99【塗りつぶせ】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1253671362/l50

えー皆様ドームのライブについて賛否両論のようですがTOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願いいたします。

詳しくはHPをどうぞ。

エーちゃんほどの大成功を収めたら、今さら学歴がどうのこうのなどという問題は、ホントにどうでもいい話なのだけれど
��その人の歴史の事実を、足跡を、正確に、データベース的に、すべて知りたい�＜tァンの常として、以下のことを記します
現在、コアラブックス社 という出版社から、「矢沢永吉、男の名語録」という単行本が発売されていますが、その中で、
私がはじめて知った記述がある　この本は、マスコミが取りあげた、過去のあらゆるエーちゃんの記事類から、
価値あるエーちゃんの格言を集めては、紹介し、分析している本なのだが、その中で、エーちゃんの最終学歴のことを、
��工業高校の定時制卒業�≠ﾆ記しているのだ　このことは、私も初めて知った驚きだ　工業高校なら、本気で板金工を
目指していたというのも、すんなりとくるし、しかもそれが夜間部の定時制だとしたら、エーちゃんは、高校１年の時から、
昼間は働いて、夜、定時制に通っていたことになる　激白集��成りあがり�≠ﾌ中で紹介されている、自分が体験した
数々のアルバイト、三菱の船のシリンダー磨きや、東映映画のフィルム運びなどは、この定時制時代の、昼間の仕事だと
思えば、納得出来る　あるインタビューではエーちゃん、��オレ高校なんて全然いってなくて、働いてばっかいたもんなぁ〜��
とのべていたが、それもすべて、夜間の定時制高校に通っていたとしたら、納得出来る話である　しかし、ファン的に
ひとつ気になることがあるのだ　定時制高校というのは、４年制だ　卒業証書を破って上京したというのだから、
根がマジメなエーちゃんは、しっかりと、その４年制の工業高校を通いきったのだろう　昼間はちゃんと働いてね　
と、したらだ　エーちゃんが上京したのは、1968年の4月の18才の時でなく、1969年4月の19才の時となるのだ
4年制の高校を出ているのだからね　この差は大きい　エーちゃんが、何年の何月、いくつの時に上京したか、
プロフィールのっている何かを、オレはもってるぜという方、いますか？　そこには、何年と記されていますか？

今日、昼めし時、オレの職場で、エーちゃんの話題が出た　Ａ氏が��そういえば、先週の土曜、新宿駅の総武線ホームで、大量の
エーちゃんスタイルの（上下白スーツ＆肩タオル）人たちを、見かけたんだよね�≠ﾆいったのが、話の発端だった　Ｂ氏が��そういえば
先週の土曜日、東京ドームでコンサートがあったみたいですよね�≠ﾆ、その話を受けついだ　その後Ｃ女史が、��矢沢永吉って、もう還暦
なんでしょ？　最近、娘さんとエビスビールの宣伝に出てるわよね　でも、あんまりお父さんに、似てないみたい�≠ﾆいった
おいおい、それはサントリーのモルツビールだよと、オレはつっこみたくなったが、(･ω･)　このような顔して、エーちゃんなんて
全く知りません、ぞんじませんという顔をして、その場に座っていた　Ｄ氏がいった　��東京ドーム、どーだったんですかね？
60才だから、もうヨイヨイで、ヨボヨボしながら、こうヨロシクッなんて、いっちゃったんですかね？�＝@(･ω･)　おいおい、
オレはその場にいたんだぜ　おまいらにあの１曲目「ワンナイトショー」の、マジカッコよかった、あのぶッちぎれ具合を、
まのあたりに、見せてあげたかったぜと、心の中で叫んだが、相変わらず　(･ω･)　顔はこのままだ　Ｅ君がいう��矢沢永吉って、
キャロルの人ですか？�≠ｨっと、30才前後のＥ君まで、キャロルなんて知ってんのかいと、オレは思ったが、(･ω･)　この姿勢は
くずさなかった　そこでふとオレが��私、先週、エーちゃんのそのコンサート、いって来たんですよ�≠ﾆでも、いってみた情景を
想像してみただけで、彼ら彼女らの、オレを見る目がどう変わってくるか？　想像しただけで、身震いが来たからだ　案の定、
部長クラスのＺ氏が、そこでひとことクチをはさんで来た　��エーちゃんのコンサートにいく奴らなんてのは、どーせ、
どこかのチンピラか、与太者ばっかりなんだろ？�＠�年60才になろうかとするＺ氏は、年もエーちゃんに近いせいか、
敵意でもあるように、そう吐きすてた　��そ、そーですよね　どうせ、チンピラか与太者の、総決起集会みたいなもんですよね
ワハハ�≠ﾆ、Ｅ君が、Ｚ氏の機嫌をとった　そこで、その場にいた全員が、��チンピラに与太者�≠ﾆ、つぶやいては、
微笑んでいた　オレは一瞬、実は私、ここ毎晩、「矢沢永吉　研究読本」というものを、ネットに書きこんでんですよねと、
この連中に告白したら、どーなるのかなと、考えたが、(･ω･)　やっぱし顔はこのまま、その場に座りつづけていた　　　

>>204
つまらねえんだよタコ！

俺は今、横浜ニューグランドホテル最上階のスィートルームで、優雅に葉巻をくゆらせながら、ニールヤングの「孤独の旅路」
ライブバージョンを聴いているところだ　音源は、発売告知から20年たって、やっと今年出た、「ニールヤングアーカイブスBOX
VOL.1 」の、ブルーレイバージョンだ　ブルーレイにこだわっているのは、なにもエーちゃんばかりではない　もうすぐ64才になるニールも、
充分すぎるほどに、こだわっているのだ　エーちゃんも、自身の��飛び出す絵本�≠ﾈどを出すのもいいが、自身の「未発表アーカイブスBOX」の、
ブルーレイバージョンなども、さっさと出して欲しいものだ　後楽園の映像とか、色々あるでしょ　さて、俺は今、このスィートルームで、
４人目の愛人である春子を待っているわけなのだが、偽名のサインが切ない避暑地で出会った人妻、春子とのこういう関係も、足かけ
４年になるのか　長続きした秘訣は、春子が決して、やさしさに甘えない女だった、からだと思う　しかし、先ほどの電話で、
どうやら春子も、俺の子供を宿してしまったそうなのだ　やれやれ、と思う　これで俺は現在、本妻以外の4人の愛人を、ハラませて
いることになる　４人の子供を全員、認知しないわけにはいかないだろうな　なんで女どもは、俺をほっておいてはくれないのだろうか？
エーちゃんの歌で、確か、こんなのがあったな　��次から次、抱かれに来る、レディー　〜♪�≠�れは、なんという歌だったろうか？
次から次に抱かれに来る女が全員、妊娠してしまっとしたら、エーちゃんなら、いったい、どういう始末をつけるつもりなのか
俺はブランデーグラスを、いっきにあおった　俺の本質は、「孤独の旅路」を愛する「孤独の旅人」なのに、女どもがこの俺を
決して、離そうとしてくれないのだ　まいった話だ　おお、思い出したぞ　先ほどの歌は、エーちゃん第二のソロデビューといっても
過言ではない、1982年の名アルバム「PM9」のオープニングをかざる、「ウィザウチュー」という歌だったな　あれから27年か
俺の種馬人生も、もうそろそろ、馬鹿もほどほどにしてほしいものだよな　　まったく、やりきれない気持ちだ
せめても春子よ　　ラストチャンスを、俺に与えてくれ　　　　

今の世の中まだまだ不況のようですがTOKYO YAZAWA'S FAMILYを宜しくお願いいたします。

詳しくはHPをどうぞ。

おい携帯厨ｗｗこれｗｗ
http://atto.s2.pf-x.net/~atto/cgi-bin/up/img/3721.html

http://www.youtube.com/watch?v=jrtI5heywsk&feature=related

お前等！
俺にロックを感じろ！
　　　　　↓
http://img2.xxne.jp/g/?sn0b0o

クチをはさんできた　��オーケー、現在全米でベストセラー更新中のエーキチ・ヤザワの本、「NARIAGARI」については少し、オレに話をさせて
くれ　いやー　まったくまいった　あの本には衝撃を受けたね　つづけて2回読み返してしまったよ　東洋の果ての島国日本で、こんなに
ハングリーな精神力をもったロックンローラーが存在してたとは、まさに寝耳に水だ　いつの世でも、無名の一青年がスターダムを目指し、
じっさいにそれを手中に収めるまでの過程をすべて知ることは、とてもエキサイトなことだけど、この本はそんな本の中でも、まったく別格の
位置にくらいすると思ったね　昔だとそうだ　とても貧しい家庭に生まれたハングリーな黒人の少年が、学歴も何もなく、巨万の富を得る道は、
ボクサーにでもなって、チャンピオンになる以外に選択の道はなかった　今はバスケの選手や野球の選手、サッカーの選手など、他にも色々と
選択の道はあるにしてもだ　エーキチ・ヤザワはその目標を、日本初のロックンロールスーパースターになることということに定め、その目標に
向かいまっしぐら、猪突猛進のように突き進むストーリーが、この本にはぎっしりと、つめこまれている　もちろんエーキチ・ヤザワの30才
前後までの人生観、哲学、青春の切ない思い出等も、興味深くつめこまれており、改めて、全米の国民も、この本から学ぶものは多々あると思う
じっさいオレの周りでも、この本についての感想は凄いものがあるし、何人もの人が、勇気をもらった、力を与えてくれた、泣けた泣けた等の
感動の嵐だ　アジアンストームとでもいうべきか　事実、たくさんの米国人が今この本をバイブルのように読みつづけているからこそ、
ベストセラーのトップになっているのだろう　いやあまったく、こんな読書体験は、「チベット死者の書」依頼の衝撃だったといっても
過言ではないね　長く話しすぎたかな？　いやあ、オレはそれほどこの本から、こう、感じるものがあったってことだよな　ワッハッハ　��

矢沢最強だお(;o;)

本スレ

【ズッコケ娘と】矢沢永吉Part102【SUGAR DADDY】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1255615157/l50

小さい頃から矢澤を見るとゾッとする。
汚いものを見た時の悪寒。
ゴキブリに遭遇した時の悪寒に似ているのだよ。
生理的に受け付けない顔と声。
ゴキブリの方がましかも。矢澤がテレビに映ると液晶を割りたくなるくらいキモイ。
頼むから公共の放送に出ないでくれ。キモスギル。

世間的にはお前のキモさのほうがダントツに支持率高いはずだが

　　　 ⊂( ･∀･)つ-､ ｱ､ﾎｯﾄｺｺｱ1ﾂ
　　 ／／/　　/_/　|
　　 L /⊂ヽノL｜／|
　／￣￣￣￣￣￣／|
／＿＿＿＿＿＿／ ||
||―――――-|

そらそうよ

新スレ

全国ツアー2009 【矢沢永吉 Part103】 ROCK'N' ROLL
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1256569729/l50

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1067690563/

401 ： ノイズc(dion軍)：2009/10/26(月) 13:07:02.62 ID:Bv2ZaPrz
. 　　　　　　　　　　　　　　　ヘ○ヘ ！ 　　　　　　　_、_　　n
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |∧ 　　　　　　　　（　,_ﾉ`）（ E）
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　 　 　　　　　　|￣￣￣|
　 　　　　　　　　　　　　.|￣￣￣| 　　　　　　　　|.XPSP |
.　　　　　 　　 　　　　 　| .2000. | 　　　　　　　　| 　 　 　|
　 　 　　　　　 　( ＾ω＾)|　　　　 | 　 　　　　 　　| 　 　 　|
　 　 　　　　　　|￣￣￣　　　　 .|..　　　　ｳｯｳｰ | 　 　 　|
.　　　　 （´ー`）| 98SE　　 　 　 | 　　　　( ﾟдﾟ) | 　 　 　|
（・∀・）|￣￣￣ 　 　 　 　 　 　 | 　 　　|￣￣￣ 　 　 　.|
￣￣￣　　98　 　　　　　　　　　| 　 　　|XP無印.　 　 　|
　　95 　 　 　 　　　　　　　　　　| 　 　　| 　 　　　　　　　|
　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　| 　 　　| 　 　　　　　　　| 　　　　 (´ﾟдﾟ`) 2%ｼｶﾊﾔｸﾅｯﾃﾈｪ
　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　| 　 　　| 　 　　　　　　　| 　　人 　|￣＼
　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　|　orz　| 　 　　　　　　　| 　（.β）　|SP1＼
　 　 　 　 　 　　　 　　　　　　　 ￣￣￣　　　　　　　　　 |ヽ( ﾟДﾟ)ﾉ|　　　　＼,,_⊂ﾞ⌒ﾞ､∩
　 　 　 　　　　　　　　　　　　　 　　Me 　　　 　　　　　　..￣￣￣￣ 　　　　　＼⊂（｡Д｡）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Vista.　　　　　　　 ＼ ∨∨　Windows7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　

B吉終わっちゃったのか？

俺もB吉の続き待ってるぞ！

矢沢永吉：還暦記念の大型写真集「ＦＡＣＥ」を発売　写真家・操上和美撮り下ろし
http://newsmedia.totalh.com/entertainment/

↑
今の矢沢の写真集なんていらんわ！しかも高すぎ！70年代の未発表写真集なら買うけどね

本スレ

【ツアー爆走中】 矢沢永吉 Part104【奇跡の軌跡】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1257595434/l50

還暦はロック

あ

本スレ

【疾風怒濤2009】矢沢永吉Part107【いざ完全燃焼】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1260118611/l50

新スレ
【還暦ツアー】矢沢永吉Part109【最終章へ】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1261207978/l50

本スレ

【爆走の2009年】矢沢永吉Part110【心花の2010年】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjm/1261832889/l50