シカオのゴメンちょっと振替にしていい？

「サヨナラ」の時点で
サヨナラしてれば
面倒な事にならなかったのに
どうせサヨナラするんなら


当時も
世間体やら格好を気にして
ズルズル
と
冴えない結婚生活を惰性で続けるはめに
陥っていたが


急に「路線」変更したのは
英国の映画監督に「愛について」を誉められて
わさわざプレミア上映会にまで招待され
演奏を依頼されるくらい絶賛された
のがキッカケ
なんだって

そうか！純愛路線が成功の道なんだと
思い込んだシカオは
そこから少々態度を変え始めた

またその後
‘自分を取り上げてくれた’漫画ハチクロに出てくる
「純粋無垢な」ヒロインを
自分の配偶者なんだと
思い込もうとしたり

もちろん「純粋無垢」なわけはなく、
その「正反対」
馬鹿で阿呆なシカオも今では分かってる


それに
本当はサヨナラの時点でもう醒めていた終わっていたのを
ムリグリ純愛路線にねじ曲げた
わけだから
その当時から無理が噴出しまくり

夏蔭は「終り」の予感をそれとなく匂わせている（希望している）歌だし

奇跡は「新しい女」との出会い再会の予感に期待ワクワク

午後パレに至っては
ハッキリ「新しいのに」乗り換えて
「ハワイでした約束は果たせないからさアヒャヒャ」
だと



ずっと前から
シカオは
そういうのばかり



生き方を
根本から
変えるべき