米米CLUB part25

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110名無しさん@お腹いっぱい。
<エルヴィスが作り出す美術の世界〜東洋編?>

https://www.youtube.com/watch?v=JiTuGMC9FdM
<Elvis Presley - Suspicion (1962) [Digitally Remastered]>

この曲は、子供ながらに面白くてとっつきやすかった曲。♪スペショ〜〜ンって歌ってたよw
そのサビでは、華やかなチャイナ服を着ているエルヴィスが、飛んだり跳ねたりしている奇妙な様子が、絵画として浮かんでくるw
これは音楽だが、まるで美術展に飾られているような曲だ。古い絵なんだけど、深みと味があって実に見ごたえのある面白い絵なんだ。

特に、石井竜也氏には、この非常に濃いブルーもしくわ紫色のカラーを持つ「Suspicion」は絶対に合うと確信している。
彼は60年代初期のエルヴィスの深い湖のような声質を持っている日本では唯一の歌い手である。
60年代初期の幻想的で美術のようなエルヴィスを再現させることは石井竜也氏しか出来ない!
111名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/13(火) 18:12:29.09 ID:NrC3GcXe0
<エルヴィスが作り出す神秘的な深い森の中のような歌声を聞いて、森林浴をしている気分になろう>

https://www.youtube.com/watch?v=wNCv7Fl_Q3U
<Elvis Presley - I Met Her Today (新しい恋人見つけた)>
https://www.youtube.com/watch?v=2o0w0cU77M8
<Elvis Presley - For The Millionth And The Last Time >
どうか深い森の中でカフェオレをゆったりと飲んでいるCMにでも使ってくださいw

エルヴィスは深い湖のような声の他に、霧のかかった神秘的な森の中のような歌声も作り出せる。
曲を聞いて、ほのかに甘い森の匂いが漂ってくるってホントに凄いことだよね。
エルヴィスの曲を聞けば、時間旅行も、行きたい場所へも何処でもすぐに行くことができる。

上で述べた絵画のようなサウンドのように、そんな芸術的な情景が浮かんでくるのも、一発録りで生身の音を大切に録音しているからなんだよね。
だから、曲それぞれに持っているカラーが独特で個性があるので、サウンドとしても聞いていて楽しいのだ。これが機械の音ならば実現できないのだ。

実際オーディオショップに行って「なんでこんなに大昔の曲なのに音が良いの?」と聞いたところ
まさかのまさか、今の時代よりお金をかけていてもっと良い機材でレコーディングされていると教えてもらった。

実際、60年代のレコーディングのほとんどが最高の音楽設備が整っているナッシュビルで行われていて、今の時代とはもう作りからして全然違うというのだ。
その場の空気感をしっかり出すには一発録りでないと無理なわけで、作ったオケの上からボーカルを被せたってKYな音になるだけw
そして、どこか狭い個室に入ってボーカルの音入れをしている風景をよく見るがwそれでは益々その場の空気感なんて入らないw狭い個室で歌入れしたって、どんなサウンドが作れる?wボーカルの音が薄っぺらくて広がりがないのもこれのせいらしいのだ。

というわけでエルヴィスの曲が、なぜこんなに音質がクリアで上質なサウンドなのか?
それはやはりお金をかけて素晴らしい機材がレコーディングに使われているということと、演奏するその場の空気感がしっかりと音として入るようなレコーディング環境を緻密に作ってるってことなんだ。

だからエルヴィスの音楽が上質で、高尚であることは事実であって、今の時代の音楽がエルヴィスの音楽(歌唱は勿論のこと、サウンドとしても)に勝つことなんて不可能なことなんだ。
だからてっぺいちゃんもわざわざアビーロードスタジオまで足を運んでレコーディングしたんだよね。上質で良い音を求めて。

かといって、一発録りにしても、今の歌手では下手くそすぎてただ腑抜けの歌にしかならないので、自分の持っている力量での歌の表現なんて到底まともにできやしない。
それならば、あとあと、機械でボーカルや演奏を弄った方がいくらかは真面になってまだ聞けるようになるのだが・・・。
そんな音楽には味がなくて薄っぺらい。音ですぐに分かってしまうのが悲しいね。どっちを取るか難しい選択なんだけどw

要するに我々は、もう今の時代の音楽なんて聞かなくていいんだよね。
時代遅れにならない為には、下手な歌でのメッセージなんて不要であるから、偉い人の演説でも聞いとけばそれでいいんだよねw
それか、歌詞カードだけ見ておくかねw
もうね、素人の音楽なんて聞く気になれない。天才を感じさせてくれる音楽じゃないと聞く気がしない・・・。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/14(水) 14:04:26.03 ID:Q5rLI95u0
https://www.youtube.com/watch?v=-cZJTC9y25c#t=07m13s
亡くなる直前の1977年のライブがどんなに悲壮感漂うライブだったかご存知なのだろうか?
勿論ファンが撮った映像なので発売されてないが、3年前にYOUTUBEで偶然見つけて凍り付いた。
77年の「Can't Help Falling In Love」だったのだが、残念ながら今探しても見つからない(泣)

とにかく、全然歌えてなくて、終始喚き散らしていたのだ・・・。
床に跪いて泣き叫んだり(演技的な感じじゃなく、マジで苦しそうに・・・)寝転がったり蹲ったり・・・。上半身一杯に天を見上げながら「ワーワーワー」とね・・・。
またその声が喚き声なのに超透き通ったハイトーンで・・・そのド迫力には神がかりで素晴らしかったのだが、いかんせんこんな悲壮感漂う無茶苦茶なライブをしていたなんて知らなかったので、3年前に見た時は大ショックだったなぁ・・・。

ライナーノーツでは、当時はドタキャンの連続で、今日はライブが無事に行われるのかすら分からない状態でも会場は超満員。2分の1の確率でも飛行機で客は会場へ足を運んだらしい。
ライブ中に倒れて途中で中止という事態が何度もあったから、いつ死んでもおかしくない状態だったというのをファンは覚悟していたようだ。(案の定、その3か月後に心臓麻痺で突然亡くなった)

77年の「Can't Help Falling In Love」で絞って探しても、ファンが撮ったのなんて山ほどあるし、日付違いのものも沢山あって、その映像が見つからないのが残念。あまりにも凄まじすぎてすぐに消されちゃうみたい。またUPされたらすぐにも貼りたいね。
俺ももう一度見たい。ただ喚いているだけなのに、こんなに胸を締め付けられて感動する動画なんて、絶対他にはない。エルヴィス・プレスリーよ、永遠に・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=jLeD2-1Xex0#t-139m23s
<77年の6月21日>多分この数日後の公演のものなんだけどなぁ。。
113名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/14(水) 15:09:24.27 ID:Q5rLI95u0
だいたい日本のメディアでのエルヴィスの取り上げ方は、ただバカにしているだけの扱いで酷かったと湯川さんも怒ってたし、最後のアルバムのライナーノーツにもそう書かれてある。
日本での話題はドーナツがどうたら、また太っただの、離婚問題と新恋人の話ばかりで、音楽的な面は全く取り上げてくれなかった。
だから日本という国だけエルヴィスの人気がないのだと分析されている。どれもこれも日本のマスコミのせいだ。
そして日本のマスコミのくだらなさは今も変わってないようだ。だからレディーガガが来日した時も「今の日本の若者たちは、ガガよりAKBや嵐の方が人気があるようだ・・・」とテレビで取り上げられていた。日本だけは特別な国なんだ。

http://www.youtube.com/watch?v=DXhxPReyqYM
<withセリーヌ ディオン- 明日への願い(If I can dream)>

このように69年のエルヴィスをCGで蘇らせて今流行りの歌手とデュエットさせるということが実現しているほど、エルヴィスは今でも世界中からリスペクトされている。
だから日本のメディアも笑い話だけでなくちゃんと音楽の面も報道していれば、日本でも人気が出ていたはず〜と悔やまれる。
世界では、世界一(トップ3以内)のシンガーだと認められている凄い偉大な歌手なのに、なぜか日本だけ「プレスリー?wドーナッツ?w」と笑いの的とされているのはおかしい。
真実を全く報道してない。エルヴィスは人一倍繊細で、プリシアの不倫が原因で一気に精神を病んでしまい、そのストレスからくる過食症に陥ったことが原因で体重が激増したんだ。
離婚した72年からずっとそんな状態で、76〜77年は精神的な浮き沈みが激しく見るからに表情がおかしくなってしまっていた。だからエルヴィスは人一倍優しく繊細な人間だったんだ〜とドキュメンタリーで関わった人はみんな口を揃えて言っている。
数年前に、暴露本で世界中を大いに騒がしてしまったようだけど、身近な人達からは慕われていたんだから、それでいいんじゃないか?

それにしてもあの暴露本はとんだ迷惑だった。確かにいくらか人気が落ちてしまったのは事実だけど、人間性の面はちゃんと切り離して評価してくれているので音楽の面では未だに変わらずリスペクトされている。
不幸中の幸いだな。そりゃー日本の国民のようにバカばかりじゃないからな。
114名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/14(水) 21:02:13.47 ID:Q5rLI95u0
臨場感抜群!これであなたもエルヴィスの生ライブを体験できる!
<観客が撮った映像を見て、生のエルヴィスを体験した気分を味わおう!の巻>

https://www.youtube.com/watch?v=38gm13iz8BA#t=30m12s
<1976年3月21日、お昼の部「Hurt(1976)」29分30秒目〜>
晩年のエルヴィス特有の‟魂の叫び”の超ハイトーンボイスを堪能せよ!

なぜエルヴィスがキングという称号を手に入れられたのか?
なぜ素晴らしい音源の数々が未だに残り続ける、いや、永遠に残るのかは卓越した歌唱力のお蔭だけではない。

確かに50〜60年代のエルヴィスは、@喉先から甘く繊細な声を出す発声法、A地声からの発声法、そしてB腹の底から低音を生かした発声法により様々なシンガーを作って歌ってきた。もちろんどれも見事な歌唱力でだ。

しかし、エルヴィスプレスリーの何が一番凄いのか?
それは、エルヴィス黄金期といわれる華やかな70年代以降、エルヴィスはそれまでの発声法による声の作り方や、上手く歌ってやろうという気持ちを一切捨て、自分の心のままに素直に歌うという歌唱方に変更したことだ。
69年の「明日への願い」から熱いメッセージ性のある曲を中心に選曲していき、それまでの超越した歌唱方は無視して、魂の叫びや嘆きをそのまま素直に歌声にぶつけていったのだ。
『歌とは3分の人生のドラマである』と名言も残した。

<その中でも特に69〜70年は、酒を飲み声をしゃがれさせ、あえて音域を狭めさせて『ガツンッ!』とブルドーザーのように豪快に歌い上げる横綱級歌唱方をした。
シャガレ声にさせて音域を狭めたことにより、透明感が失われる分、その厚みのある声で張り上げることにより、最高にパワー・圧力のあるド迫力な歌声を作り出すことに成功したのだ。
(よって、超熱いメッセージ性のある「明日にかける橋」が完成された)
エルヴィスが世界で一番渋くてカッコイイシンガーだと評価している人は、やはりこの68〜71年までの最高に渋いロッカーな歌声があったからなのだ。
この貴重な時期はまた次回に紹介したい。お楽しみに。>

そして晩年である76〜77年のエルヴィスは、この魂の叫びともいえる超ハイトーン(セクシーボイス)を多用した。
曲から、そしてなによりも歌からも、もう凍り付くような悲壮感しか漂わない・・・。
自分はこういう精神性の歌が好きだからよく聞くが、ファンは辛くてこの時期のエルヴィスはいまだに聞けない人が多い。

しかし、この悲壮感漂うどうしようもない切なさや嘆きを表現した76年と77年の心を震わすような歌があったからこそエルヴィスの歌は永遠に人々の心に残り続けているんじゃないかと思っている。
増加し続ける体重に追い打ちをかけ30日間で50公演もの異常なライブ数・・・実際は風呂場で心臓麻痺だったが、これはステージ上で見事死ねたと思っているファンも多い。まさにエルヴィスは最後も男性シンガーとしての生き様を見事に見せつけてくれたのだった。
この熱い魂の叫びがあった70年代があったからこそエルヴィスの歌は永遠に残り続けているのだ。
それなのに「暑苦しい〜」などと避けたがる日本人が大勢いることが悲しい。やっぱり日本人の感性の容量は乏しすぎるとしかいえない。
AKBやジャニーズなどのさっぱりし過ぎた味のない歌を聞いているからこういった感性になってしまっているんだ。もっとコテコテの深い深い熱い歌が注目される時代に戻ってほしいね。