1997年 9月22日
ラジオ MUSIC GUMBO Monday より
え〜、スガシカオがお送りしとりますMUSIC GUMBO、
でもさ、歌詞ののり方、楽器の使い方、音のならし方まで、もうねぇ、ほかの人じゃできないね!
でもあのアルバム作んのにさ、5年ってのは長いんじゃないかって、オレちょっとはおもうんだけどさ、もうオレなんかホレ、「1ファン」だからもうそういったことカンケーないんだよね。
もう出してくれるものスベテに「ついていきます!」みたいなノリが結構あってですね。
でも、あの、こういうことは絶対インタビューではいいませんけどね。
ソレではとりあえず一曲聴いていただきましょう。
あのう、まぁ、アルバムなんかを聴いてて、僕なんかホラ、同じ作る立場の人間からするとね、もう「怪物」なわけなんですよ。
でね、きっとね、岡村靖幸さんってね、POPな曲をつくったり、さっきかけた「だいすき」とか、ああいうPOPな曲なんて、たぶんいくらでも作れると思うんだよね。
すごいそういうの、感じるのね。
997年 9月22日
ラジオ MUSIC GUMBO Monday より
え〜、スガシカオがお送りしとりますMUSIC GUMBO、
2曲目 聖書
ということでですねぇ、あの〜 スンゲエかっこイイ〜〜!! っていうかね、この語りをバカにする人もいるんですよ。
「よくこんなことが言えるなぁ。どんな顔してレコーディングしてんだよ」とか言う人もいるんだけど、
でもね、この語りをあの世界で作って、今のベースのチョッパーのラインから入ってきてさ、あの世界に、
岡村靖幸ワールドに、ドカ〜ンとぶち込むってちょっと、オレ、絶対並じゃできないと思うよ。うん。
だってさ、こういう風に作れっていわれて、オレなんかじゃ出来ないもん。きっとテレちゃってね。
「パパやママに…」とかね、声とかうわずっちゃうと思うんだ。
ガ〜っとその世界に入りきれるその力ってスゴイと思いますけどね。
でね、結構まぁ、「だいすき」っていう一曲目にお送りした曲はPOPな曲でですね、「いじわる」っていうのはどっちかっていうとプリンスチックな曲なんですけれども。
岡村靖幸さんのアルバムの中に必ず一曲バラードとかが入っていて、このバラードがまたすごいね、作りが凝っててね〜!
あの人ピアノをメインに弾いて作曲する人だから、すごいコード展開が
小貫信昭 月カド96.05 p.48引用
あのアルバムを聞いて思った。音楽の新しさや古さとか、その時に彼がとった方法とか、そんなのどうでもよかった。
岡村という生身の、世界にただ一人の人間が、そこにいるだけでよかった。
つまり彼はロックンロールということだ。
彼は勇敢だ。日本語の使い手として勇敢だ。日本語の欠点を長所にしちゃう。
売れる音楽やしみる音楽には、おおまかであるが法則があり、もし近道をしたいのならそれを頼りにやる手もある。
→ベストアルバムのライナーノーツ担当の小貫がここまで絶賛しているが
ケツアゴのライナーノーツにはこれほどまで称賛してないわな
ケツアゴは売れる法則でしか曲つくれないもんな