アラスカ、カナダではプロガイドは最低でも.375H&Hや.458Winを使うのは常識だ。
日本の熊とはでかさの桁が違う。
700kgなんて化け物クラスもザラではないにしろ存在する。
308クラスのライフルは止む終えない時にしか使わないし、それならスラッグの方がまだ頼りになる。
半矢にしてアドレナリンが分泌し、興奮状態のグリズリーの突進は.308では到底止まらず、
そうなればもう3inスラッグか大口径マグナムのカウンターパンチでなければストップ出来ない。
北海道でもハンターがヒグマを.308で半矢にして、逆襲されて殺された人は何人もいる。
旭川の人だが、ヒグマを撃ったが急所を外して、逃げたと思って帰ろうと車に戻り、
銃をトランクにしまった途端に隠れて待ち伏せしてた熊が飛び出してきて襲われた人は、一週間後に亡くなった。
アイヌの人々はヒグマを神として崇めるが、そういう頭の良さにも敬意を示してのことだろう。
熊はアンブッシュとストーキングの名手だからね。
最初の一撃が的確でなければ、半矢で逆上したクマは体内アドレナリンが
分泌して何発撃っても死ななくなる。
だから最初の一撃で鼻か口、立ち上がってる場合ならば喉から矢を通して脊椎を切断し
中枢神経を破壊すればその意思とは無関係に強制的に動きを停止することが出来る。
射手と熊との位置や角度によって100通り以上の仕留め方が有るが、
野生動物は心臓を撃っただけでは直ぐに死なない場合が多い。
熊が急に薮の中から飛び出してきた場合はライフルを払い落とされてしまうケースも多々ある。
見通しが効かないブッシュの中ではライフルの長い銃身はかえって邪魔になることもあり、
そういう状況下では銃身が短いショットガンをロウレディで構えていたほう直ぐに対処出来て有利になる。
銃を熊に払い落とされてしまった場合には熊とのCQBになるので、
ナイフファイトのスキルを身に付けておいても損は無いと思う。
但し、ナイフや鉈で熊を撃退したという話しは2メートルにも満たない小型のものがほとんどで、
500kg〜700kg超のヒグマやグリズリーにナイフで対抗するのは 困難だと思われる。
http://www.asahi-net.or.jp/~MH1H-SKTM/kumariron.html http://www.h3.dion.ne.jp/~abumania/worriedaboutbear.html 熊に限らず野生の猛獣に中途半端な弾を使って半矢にしてしまうと場馴れしたハンターでさえほんとにおっかない。
そうなるともう車でもない限り逃げられない。
なので俺は銃の打倒力も含めて用心できる事は最善を尽くすようにしている。
俺はほとんど一発で急所を上手く射抜けた事と、使用銃の凄まじい破壊力のお陰で幸いそいう修羅場はなかった。
使用する弾丸の口径や種類の選択を誤れば手痛い反撃を食らう好例がこれだ。
http://www.ugoto.com/videos/lion-hunt.html 彼らの銃に搭載されている高倍率のスコープが視野を狭くしている為
ライオンの速い動きに追い付いて行けず逆に不利な状況を作り出している。
こういう近距離で猛獣の突進を迎え撃つにはむしろ俺の.460 MarkXのように
オープンサイトの方が狙い易く、また当て易い。
銃が恐竜に通用しないと言う人は、弾丸の運動能力というものを全く認識してない。
恐らくゴジラ映画に出てくる怪獣と恐竜を勘違いしてると思う。
恐竜同士で争って噛み殺されてるという事実が有る以上、強力なライフル弾なら
間違いなく貫通する。 防弾鋼板も貫通する徹甲弾を止める皮膚など生物学上有り得ない。
硬いものに対する貫通力にしても、ライフル弾の数分の1しかない拳銃弾でさえ
日本の警察が採用している.38sp弾を除いて殆どの拳銃弾は、日本製の自動車のドアくらいは
余裕で貫通して後ろに置いた粘土を粉砕する程の威力がある。
ライフル弾の貫通力をテストするのに厚さ3.2mmの鉄板を25mm間隔に溶接したもの撃ち抜くテストをしたが、モーゼル98Karの8mmモーゼル弾でさえ5枚は貫通した。
.460ウェザビーマグナムに関しては10枚全てを貫通した後も後ろに置いた粘土を粉々に粉砕したほどの貫通力だ。
剛鉄よりも硬い皮膚など物理的に有り得ない話しだ。
金子隆一氏に言わせればアンキロサウルスの小さな頭など.460マグナムで撃てばもげてしまうだろうという事だ。
ブラキオサウルスの様な、巨大な草食恐竜であっても頭部は現世のアフリカゾウなどよりもかなり小さい。
地球誕生から今まで、現代の大口径ライフルの破壊力に敵う生命体などは存在しないという事だ。