325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
教室中がパニックになる。メス共が将来注ぎ込まれる液体を直視できないとは何事か。メグも目を覆っている。
男子は男子で社メール?か車メールとかいうやつで写真を撮っているようだ。
もし山田が同じクラスだったら何と言ってきたのだろうか。そんな事を考えるとさらに興奮した。
俺は今ヒーローだ。
バシッ!!
ふいに頭に痛みがはしり、現実世界にちゃんと目をやると担任がすさまじい顔で目の前に突っ立っていた。
担任はスポーツ狩りで筋肉ムキムキ。剣道と柔道で有段者という、いかにも体育教師といった家庭科の教師だ。
俺は顔を見られるのがイヤなので、目を落として教室の床に散らばった俺の遺伝子を見つめた。
その顔を担任が覗き込む。
「進路指導室にコイ」
俺はまたも叩かれそうだったのでただ頷くしかなかった。
担任はそう言い教室を出た。校長や教頭とかいう奴らを呼んでくるのだろう。親も呼ばれるだろう。近所中のお笑い種にもなるだろう。
そう考えるとまたも波打つような情熱が俺をおそった。俺のモノは教室でだしっぱなしになりながら、天空を見上げている。
クラスのほぼ全員が俺と対角線上の最長距離でこちらを見ている。
雪が降っている寒い日だった