◆☆◆中森明菜◇★◇Part65

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8名無しの歌姫
雑誌「マルコポーロ」1995年1月号・
「中森明菜激白」p73より引用

「家族へ愛想が尽きたこと」

家族のために17歳で働き始めた。
87年9月・「大明華ビル」開店
(1Fには、父親、長姉夫婦、次兄夫婦のそれぞれ経営する飲食店。2・3Fは賃貸住居)
88年5月・父親のお店だけが営業する事態に

五年前の、あの騒動のときも、家族は私の気持ちなんて、結局、何にも分かってくれなかった。事務所のいうことは信じても、私を信じてはくれなかったんです。?

家族って他人じゃないから余計に困るんですよね。たとえば恋愛なら、たかが・・・って自分に言い聞かられるじゃないですか。相手はしょせん他人なんだから、仕様がないじゃない、そう割り切れるでしょう。でも、血が繋がっていると、
どんなにわかってくれなくても、捨てようと思っても捨てられないんですよね。?

昔、長女の姉とか、次男とか、父親にお店を出してあげたんです。でも自分が苦労して出したお店
じゃないから、すぐ潰しちゃう。頑張らなんですよ。
その後も四年も五年も仕事しないし、何かちょっとやっても、すぐにやめちゃう。

そんなのを見ていると、私が歌手になったのが間違ってたんじゃないのか、そう思えたりして・・・。
そんな一方で、家族は私に内緒で事務所から毎月お金をもらったりしていた。変な話だけど、事務所と家族はどんどん絆が強くなってゆくのに、私と家族の気持ちは離れてゆく一方だったんです。