【LIVEプロジェクト】 倉木麻衣 part325 【“ RE: ”】
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名無しの歌姫:
あまりの緊張感から硬直して待っていた…こんな
人混みで一人でいることに不安になった…そして
開演…席は十列目くらいだったか…本物のあゆが
歌っている…何となくだけどあゆがこっちを見て
微笑んだ気がした…
もったいないことにこの時のあゆのライブの記憶
がない…花道もなかった気がする…最後にあゆが
Whoを歌ったのは覚えてる…俺は何も一言も叫ば
ないまま終わってしまった…結局あゆは俺の元に
は来てくれなかった…周りから来るわけないで
しょと言われた
ライブの帰り道やっぱり何もなかったじゃんかと
いじけていた…でも楽しかった…これを機にあゆ
のアルバムを自分で集めるようになる…先輩にラ
イブのチケット取ってくださいと頼んでも自分で
取れと突き放された…
この後会社の部署が変わって新しい生活になっ
た…アユヲタの先輩とも別れしばらくライブとは
無縁になる…極度の人見知りの俺が一人でチケッ
ト取ってライブに行けるわけがない!!行きたかっ
たけどね!!我慢してた…
あぁ思い出してきた…シングルHが発売になった
頃、あゆとGacktがカウントダウンテレビスペ
シャルで生放送をした…俺は試しにテレビに向
かって話しかけてみる…テレビの向こうのあゆが
答えてくれているようにも感じた…そして決断す
る!!
歌っていいよね…何千年も昔から歌われてる…あ
ゆ…愛してる…とテレビの前のあゆに告白した…
あの頃の俺にとったら死ぬほど恥ずかしい台詞だ
よ…そしたら番組の最後にあゆが…あっくんバイ
バイと言ってくれた…それが今の俺の名前になる