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名無しの歌姫:
「食前」「食後」は食事の何分前後?
冬将軍の到来で風邪をひく人が増える今日このごろ。早く治したいのはヤマヤマですが、お医者さんからもらった薬をうっかり
飲み忘れたりすることもしばしば。こんな場合、例えば食後でなくても飲んじゃっていいものなのか。慶應義塾大学薬学部の中島恵美教授にうかがいました。
「そうですね、食後に飲むお薬の場合、飲み忘れに気づいたのが次の食事の6時間前でしたら、その時点で飲んでしまってけっこうです。それを過ぎて次の
服用時間が迫っていれば飲むのをパスした方がいいですね」
なるほど。先生いわく「1日3回飲む薬は服用間隔を最低4時間」「1日2回飲む薬は服用間隔を最低6〜8時間」それぞれあけるというのが目安だそう。
つまり、いずれにせよ「6時間」あいていればOKってことですね。
ところで、お薬を飲むタイミングって「食前」「食後」などなどいろいろありますけど、これはどういう基準で決まってるんでしょうか。食後のお薬を食前とか、食事抜きで飲んでしまっていいもの?
「だいたいお薬を飲むタイミングは『食前』『食後』『食間』『寝る前』『頓服』の5パターンあります。中でもわかりにくいのが『食間』でしょうか。これは食事と食事の間、
前の食事から2〜3時間後に飲む薬です」
食間=食事中のことだと思ってました…。つまり「食間」の薬は、胃の中に何もない状態で飲むとよく効く薬ってことなんでしょうか。
「そうです。薬の服用時間というのは、そのお薬がもっとも効くタイミングで決められています。なかでも食後が多いのは、薬の成分で食道や胃腸が荒れるのを防ぐ目的もありますが、
単に『飲み忘れ』を防ぐ目的で設定されているものが少なくないんですよ」
確かに食間とかうっかり忘れそうですもんね。と言っても、食後すら忘れちゃうこともあるんですが…。飲み忘れを防ぐ薬ってできないですかねえ。