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名無しの歌姫:
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気仙沼のカツオ水揚げ、今年も全国一
TBS系(JNN) 11月29日(火)14時15分配信
震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で、カツオの水揚げが29日で
終わりました。その数量は例年の4分の1ほどですが、15年連続で
生鮮カツオの水揚げが全国一となるのは確実とみられています。
宮城県気仙沼市からの報告です。
復興のシンボル、カツオ船は漁を終え、連日港を後にしています。
29日朝、今シーズン最後となるカツオ船が入港し、魚市場は
活気づきました。
気仙沼港で水揚げをしたのは、高知県のカツオ一本釣り漁船
「183佐賀明神丸」です。29日午前6時過ぎ、気仙沼港に入港し、
生のカツオおよそ80キロを水揚げしました。数量はごくわずかでしたが、
今シーズンを締めくくるにはふさわしいカツオだと、関係者の評判は上々
でした。
「今年の秋、気仙沼もだめかなというのが
80パーセントくらいあったけどね。例年よりは(水揚げが)少なかった。
えさもイワシも少なかった。それでも、それなりになってくれて助かった」
(カツオ漁船の乗組員)
気仙沼港は震災の影響で、カツオの初水揚げは例年より1か月遅れました。
また、9月に入り、エサとなるイワシの供給が追いつかず
、漁に出られない日が相次ぎました。このため、水揚げ量は
例年の4分の1程度にとどまっています。
しかし、地元水産関係者の懸命な努力もあり、11月に入り
、千葉県の勝浦港を上回り、15年連続、生ガツオの水揚げが
全国一となるのは確実とみられています。
「東日本全体の港を活気づける、元気をつける。
それにふさわしいカツオの量。みなさんが毎日働く力が出てくるような、そんな漁が続いた。カツオ船に感謝」(仲買人)
生鮮カツオの水揚げ全国一の座は何とか守れそうですが、
気仙沼市にはまだまだ課題があります。水産加工場も被災しましたが、市の復興計画が決まっていないため、ほかの県に工場を移す会社も出ています。港を中心とした気仙沼市の活力を高めていくためにも、加工場など周辺の整備が急がれています。(29日11:42)