454 :
名無しの歌姫:
功利主義の法則性・合理性・概念とは、
「すべての人が平等になるという大前提を築くための、公平な利益の追求」である。
平等は規制、公平は自主性、だ。これが機会平等・結果の公平性。
ある意味、ただの規制と、ただならぬ自主性の差異性だ。
不平等と書かずに、公平性を期す、と書けばよかったのだが。どうも学者さんは悩んだろうな。
誤解を恐れずに、この際だから、言ってしまおう、功利主義こそ、社会主義だ。
自助・自立を促すための機会平等・・・ナイチンゲールの理念だ。
「私はすべての病院がなくなることを願っています」
サミュエル・スマイルス「自助論」は自力と他力の混合であるというところの、
神≒他力、自己≒自力なのであるからして、
「たとえば、暴君に統治された国民は確かに不幸である。
だが、自分自身に対する無知やエゴイズムや悪徳の虜になった人間の方が、はるかに奴隷に近い。
奴隷のような心を持った国民は、
単に国のリーダーや制度を変えただけでは囚われの身から解放されはしない。
政治の力だけで国民を救えるというのは実に危険な幻想なのだが、
このような考えはいつの時代にもはびこりやすい。
しかも、多大な犠牲を払って国の変革が成し遂げられようと、
国民の心が変わらなければ、その変革はほとんど効を奏さないだろう。」
なのだから。