aiko LOVE LIKE POP Vol.377

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826名無しの歌姫
「ああ、お前は天から落ちた。明けの明星(ルシファー)、曙の子よ。
お前は地に投げ落とされた、もろもろの国を倒した者よ。
かつて、お前は心に思った。『わたしは天に上り、王座を神の星よりも
高く据え、神々の集う北の果ての山に座し、雲の頂きに登って、
いと高き者のようになろう』と。しかし、お前は陰府に落された。墓穴の底に。」
827名無しの歌姫:2010/05/03(月) 21:01:53 ID:eDrMSykt0
グリゴリとは神の子らの異名である。巨人の堕天使であり、人間の娘と
交わって、巨大族ネフィリムを産みだしたとされる。
グリゴリは本来、ヤハウェ神から人間たちの監視を任された見張りの
天使だったが後に娘たちのあまりの美しさに欲情し、神に背いたため、
絶対神の逆鱗に触れて堕天使=サタンに貶められたとされる。
その根拠となるのは創世記第6章にある「神の子らは人の娘たちが
美しいのを見ておのおの選んだ者を妻にした。」という謎めいた一節である。
この箇所は、後世の神学者たちによってさまざまに解釈されたが、
「ヨベル書」や「エノク書」(前2世紀頃に成立)においては、すでに
神の子ら=天使という解釈が採られている。
「それは、彼の存命中に、寝ずの番人という名の主の御使いたちが
地上で定めと正しいことを行うように人類に教えるために地上に
おりて来たからである。」(ヨベル4:15)
「寝ずの番人」とは神の子らの異称で、彼らの役割が人間の監視にあることを
示している。
ただし、これは後の解釈で、ダニエル書の第4章10,14,20節に出てくる
「見張りの天使(もしくは警護者)」が、最も人間に近い天使であるがゆえ、
最も堕落しやすい天使であろうと解釈されたことによる。
常に人間を監視していた以上、人の娘に接するのも多かったであろうとの
単純な推測である。(例えば「更に、眠っていると、頭に浮かんだ幻の中で、
聖なる見張りの天使が天から降って来るのが見えた。(ダニ4:10)」
として登場する)
エノク第1書には、堕天した天使たちの素性がより詳しく記されている。
それによれば、人の娘の見め麗しさに悩殺されたグリゴリたちは、
おのおの自分が気に入った娘を嫁に選び、子をもうけようではないかと相談した。
彼らの筆頭である天使シェミハザは当初計画に反対していたが、仲間たちの
執拗さに呑まれ、結局計画に加わってしまう。伝承によれば、シェミハザ、
アラキバ、ラメエル、コカビエル、アキベエル、タミエル、ラムエル、ダネル、
エゼケエル、バラクエル、アサエル、アルメルス、バトラエル、アナニエル、
ザキエル、シャムシャエル、サルタエル、トゥルエル、ヨムヤエル、
サハリエルの20人の堕天使長に率いられた200人の堕天使が、
ヤレデの時代に(大洪水前)にヘルモン山の頂きに降り立ったという。