◆一青窈◇Part66【舞台初挑戦!箱の中の女&紅白】

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265名無しの歌姫
昨日、私の財布から●万円を抜き取った人へ。

1月14日 午後20時30分
タクシーに置き忘れて、2時間後
運転手さんが届けてくれた
私の財布は空っぽでした。

私の後に乗車したあなた、
麻布十番か広尾辺りで乗ったと思われますが
お金だけを抜き取って、
またタクシーに捨てたのでしょう。

あなたが抜き取ったそのお金は
私は容易に働いて稼いだものではありません。
こういう職業をしていると
簡単にお金がもうかっていると思われたり
軽くみられたり、嫌みも言われたこともあります。

けれど、
本当に心をこめて、汗水鼻水涙たらして
たくさんのスタッフ、人間が関わって
命のこもった音をつくり
それがやがてお金に変わり
私なりに一生懸命頑張って稼いだお金です。

免許証をみたり、何かを見て
ヒトトヨウだからとわかって抜いたのかどうかは
知りません。
ただ、この財布に触り覚えがあって
お金を抜き取った心当たりのある人は

どうか、私のお金を世の中のために使って下さい。

あなたの飲み代や衣服に消えてゆくのでは
我慢がなりません。

誰かを喜ばすプレゼントに使うなら
まず自分の心に聞いてください。
それでは誰も喜びません。

自分のために使うのなら
その空しさに気づいてください。

どうか、あなたよりもっと必要な人に
そのお金を使ってください。
飢えで苦しむ子供たちでもいい
病に苦しむ人に
コンビニでもいい、
募金箱でも、
一歩立ち止まって
そのお金の使い方を考えてください。

心からお願いします。

使いみちを考えて下さい。

その紙幣の通過者・一青窈より