◆一青窈◇Part54

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132ダ・ヴィンチ 第四十四回
ちょっとした革命的な出逢いだ。
アキラさんの創ったpolar bearをめっけた時もやけに興奮したのを覚えている。
そうやって運命に翻弄されながら
この世が生まれた必然を感じながら
目が覚めたら
アキラさんになにもかもにありがとうを言いたい。

今は楽しいの真っ最中。

Big Bang

消費されてるの 地球?それとも
自分の青さだとか
掴めないのパンドラコンプレックス
後で後悔するのは自分だけそれでいいから
誰もまきこみたくないって
16で思ったけど
やっぱり涙は嫌だ

あたしが進んでるのか
みんなが逆に向かってきてるのか
あなただけはあたしの前から理不尽に消えたりしないからって
先に悲しくなっただけ
あなたが想いやるより先に優しくしたいだけ
コツなんてない

実はやきもちも妬くし
はっきりと言わせたい言葉もある
あなたとの距離が生まれた日
あたしのBig Bang
会うのも不思議でしょう
希望だけは気をつけて
なにもかも今こそ

狙っていたのはこういう
めくりめくる感じ
きちんと成就する前に秘密を話してしまうと
叶わないなんてジンクスを掲げてしまったもんだから
洗いざらしのベッドに潜った
言葉足らずで結局電話した

あたしのBig Bang
フルーツバスケットごとひっくり返したいの
定点は常に
あなたとの距離の間に
これをもっともっと近づけて
やがて同じ方向を見つめたい

そのとき見えるものは

一青窈