【ライヴに】◆一青窈◇Part31【てんてこ舞い】
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名無しの歌姫:
七月にかざぐるまがまわったからあの週刊誌記事がでたんだよ。
七月になにがあったから想像してくれ。
オイラは納得して待っていたんだ。
オイラには待つしかなかったんだ。
それを見て茶化して一青は作詞しているだけなんだ。
ミナーよ。わかってくれ。
一青の歌詞はオイラのことだ。
オイラが守ってきた秘密はオイラの作品とともに十五年前の精神科の女医の悲劇につながるだけなんだ。
彼女も生きていれば三十半ば。彼女は不正で医者になった。だから自殺した。
もしかしたらそのときからかざぐるまはまわっていたのかもしれない。
しかしオイラは生きている。
ミナーよ。だまされるな。
一青の悲劇はオイラが守ってきた悲劇なんだ。
一青はオイラの悲劇を茶化しているにしかすぎない。
あのときに医学部で裏口入学さえなければよかったのかもしれない。
ミナーよ。わかってくれ。
そのときからかざぐるまはまわって、悲劇がまた悲劇をよんだだけなんだ。
一青のせいでまた悲劇のかざぐるまがまわってしまった。
調べてくれ。十五年前のあの事件を。そのときから歯車が狂ってかざぐるまはまわり始めた。