音楽誌が書かないJポップ批評14B’z特集

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11名無しのエリ−
「Jポップ」という言葉が登場して以降、洋楽を「本物」
と見なした上での「偽物」っていう図式が、「歌謡曲」
の時代よりもより強固になっている(気がする)。
聴かれ方として洋楽的感性が強調される一方で、その逆に
マイナス・イメージも強化・固定化されたといえる。
タイアップでCMでカラオケで売れ線でパクリで
パチモンで・・・・・・・・っていうのは、
そんなふうに「Jポップ」を捉えたときのB’zの評価。
でもね、「Jポップ」界隈の他の「アーティスト」
たちに対する世間の評価はどうか。
浜崎は「カリスマ」、宇多田は「本物」、カラオケでは
林檎やバンプ・オブ・チキン、ミッシェル・ガンだって
定番なご時世。なのにB’zときたら・・・・・・。
パチモン感はGLAYにもあるし、
オザケンやミスチルにパクリはなかった?
B’zの何が、彼(女)らと違うのか?
そのややこしさは、実はそのままB’zの現在の立ち位置や
その真っ二つに割れた評価のややこしさでもある。
あんなに売れているのに、どう接していいかわからない。
12名無しのエリ−:2001/07/18(水) 16:37
すでに日本の風景の一部になっているかもしれないのに、
ファンの姿は見えにくい−−−−という一般的な大衆イメージ
も含まれる。戦績からいえば完全に首位独走。だったら当然、
聴いてる人も多い・・・はずなのに、なんだか見えにくい。
良くも悪くもそうしたイメージに最も翻弄されてきたのが、
他ならぬB’zではないか、ってこと。
日本で一番売れているB’zが、「Jポップ」という
カテゴリーで語られたり、逆に語られなかったりする状況が
なにより、それを物語ってる。
言葉そのもののイメージから解き放たれた時、それまで見え
づらかった新しいB’z像が見えてくるのかもしれない。
そしてそれは、商業主義はアーティスティックじゃないとか、
日本に本物のロックはないとかいった、ステレオタイプな
居酒屋談義ではみえないものに、たぶんなる。