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738名無しのエリー
2001年8月8日(水) 7時0分
GLAYコンサートに巡視艇2隻配備(スポーツニッポン)


 北九州市門司区で11日夜に行われる人気ロックグループ「GLAY」のオールナイトコンサートで、門司海上保安部(北九州)は7日までに、会場となる埋め立て地の周辺に、巡視艇2隻を配備することを決めた。海上保安庁がコンサートの警備に当たるのは異例という。

 東京、北海道、九州と合わせて計33万人の動員を見込んでいる「GLAY EXPO2001」。その最後を飾る北九州市でのコンサートに、海上保安部から強力な“助け船”が出されることになった。2隻の巡視艇が派遣されるのは埋め立て地「マリナクロス新門司」の特設ステージ周辺。周辺住民への騒音対策としてステージを海向きに設置するため、GLAY目当ての船舶が会場周辺に集まるとみられており、関係のない船舶を退去させたり、熱狂的なファンが海に飛び込むことなどを防ぐ狙い。

 同イベントの開催に当たっては、これまでにも「18歳未満の青少年を深夜(午後11時から翌午前4時)の興行へ入場させてはならない」とする福岡県青少年条例の壁など、様々な問題が表面化。青少年の入場には保護者の同伴などが条件づけられたが、会場の警備や非行防止を主催者に訴えてきた県の意向に従い、海上保安部が協力を申し出た形だ。

 同保安部は職員約20人を動員し、巡視艇1隻を沖合に配置。約8万人のファンが集まる会場警備にはすでに、福岡県警などが約5800人の動員を決めており、同市は「陸海双方からの万全の警備態勢が整った」と話している。同保安部は先月、兵庫県明石市の花火大会で将棋倒し事故が起きたことなどもあって「あらゆる事態に備えるが、最低限のマナーを守って行動してほしい」と呼びかけている。

[スポーツニッポン 8月 8日]